goo blog サービス終了のお知らせ 

ばくのメモ帳

『ばくのお宿』管理人の西みつのり、略して西みつのメモ帳です。ホームページに書き切れない雑多な情報を綴ります。

『高階良子選集』第21集新発売

2014年04月18日 | 高階良子
4月16日(水)、高階良子先生の『高階良子選集』第21集 [魔界樹 1]が発売になりました。収録は表題作のほか「哀島洞窟」「樹霊の窓」の計3作です。


ボニータ・コミックスα 平成26年4月30日 初版発行

カバー折り返しのことばです。

「表題作になっている「魔界樹」は/だいぶ昔のものですが、/けっこう気に入っている作品です。/「哀島洞窟」は描いた当時はページがきつくて/だいぶ端折ってしまった部分があるので/今回はそんな所に少し手を入れてみました。」

「魔界樹」は、講談社の『なかよしデラックス』に昭和60年(1985年)から61年(1986年)にかけて、掲載されました。コミックスは全2巻の収録になり、今回の選集でも2巻に分けて収録されています。

「第1部 暗黒編」は『なかよしデラックス』の昭和60年9月号に掲載されました。雑誌掲載時は「魔界樹<フローラの誘惑>第1部 暗黒編」だったと思います。第2部の「光明編」にも<フローラの誘惑>が付けられていましたが、コミックス収録時にこの副題は外されています。

なお、選集では「第2部 光明編」の初出を『なかよしデラックス』の10月号としていますが、10月号は光明編(前編)50ページ掲載で、(後編)は11月号に掲載されています。

コミックスの発行日は昭和61年1月9日となっています。発売は昭和60年の12月中でしょうか。


講談社コミックスなかよし 昭和61年1月9日第1刷発行

「第3部 月の魔力」の連載前なので『魔界樹 1』とはなっていません。なお、後の版では2巻の発売に合わせて巻数「1」が入りました。


「気に入っている作品」ということもあってか、「ミステリーロマンセレクション」にも収録されました。


講談社コミックス KCデラックス 1995年3月13日 第一刷発行

また、ポケットコミック(文庫版より少し大判)の「幻想ロマンセレクション」にも収録されています。


講談社コミックス KCデラックス 1999年11月12日第1刷発行

この「幻想ロマンセレクション」には、「「魔界樹」を描いたきっかけは、月に魔力があるという内容の本を読んだことでした。」で始まる興味深い「あとがき」が載っています。また、付録の絵はがきも魅力的でした。



同時収録の「哀島洞窟」「樹霊の窓」はともに『ビバプリンセス』掲載の作品です。

「哀島洞窟」は昭和60年(1985年)1月発行の別冊冬季号に、「樹霊の窓」は昭和62年(1987年)発行の2月号に掲載されています。

コミックス収録は2作ともプリンセス・コミックスでした。


『蜜の森』プリンセス・コミックス 昭和61年4月1日初版発行

雑誌掲載時の「哀島洞窟」は50ページでしたが、今回の選集収録では52ページとなり、2ページの描き足しがされています。


『インカ幻帝国』プリンセス・コミックス 昭和63年6月10日初版発行

コミックス収録の「樹霊の窓」、今回の選集ともページ数は35ページで変わりありません。雑誌掲載時は33ページだったように思いますが、後で確認してみます。

巻末の「あとがきのかわりの雑談」は「ニュージーランド旅行記 その1」、2ページです。

ホームページも更新しました。

『高階良子の部屋』

コメント

『ミステリーボニータ』5月号発売

2014年04月06日 | 高階良子
『ミステリーボニータ』5月号が発売になりました。


「誰も知らない殺人事件」掲載です。巻頭カラー60ページ、久し振りの殺人事件シリーズ新作ですね。

付録のコミックスは付いていませんが、雑誌は大幅な増ページになっています。雑誌表紙も高階良子先生です。

「キャラクター・グッズ・プレゼント」、高階良子先生の図書カードが景品になっています。「幻想夜話」イラストの図書カード50名とのこと、これはほしいです。

次号、6月号にも殺人事件シリーズ「マドンナ殺人事件」が連続掲載予定です。

『高階良子選集』の第21集は「魔界樹 1」で、4月16日(水)の発売です。表題作のほか「哀島洞窟」「樹霊の窓」の2作を収録です。

また、コミックス『幻想夜話』は、3月号では4月16日(水)発売となっていたのですが、今号では5月16日(金)の「発売決定」とのことです。

ホームページ、更新しました。

『高階良子の部屋』


コメント

『高階良子選集』第20集新発売

2014年02月17日 | 高階良子
2月14日(金)、高階良子先生の『高階良子選集』第20集 [緋色の悪夢]が発売になりました。収録は表題作のほか「海神の島」「藍色伝説」の計3作です。


ボニータ・コミックスα 平成26年2月28日 初版発行

カバー折り返しのことばです。

「今回表題作になっている「緋色の悪夢」は/本誌付録に収録された時/大幅に描き足しているので、/今回は特に手を入れていません。/描き足しワクは、/「海神の島」と「藍色伝説」に振り分けました。」

「緋色の悪夢」の初出は、平成13年(2001年)の『ミステリーボニータ』1月号で、巻中カラー1ページを含めページ数は70ページでした。

オリジナルのコミックス収録はボニータ・コミックス『サーカス殺人事件』でした。コミックス収録時に「緋色の悪夢殺人事件」と改題され、73ページに加筆されています。


ボニータ・コミックスα 平成15年6月20日初版発行

続いて、『ミステリーボニータ』平成22年(2010年)6月号の別冊付録『高階良子 殺人事件スペシャル』に収録されました。


前記の「本誌付録に収録された時/大幅に描き足しているので」というのはこれを指しています。この別冊付録では80ページになっており、冒頭の部分など更に7ページ分が描き足されました。

この付録収録時もタイトルは「緋色の悪夢殺人事件」でしたが、今回の選集収録で雑誌掲載時と同じになったわけですね。

同時収録の「海神の島」「藍色伝説」はともに『レッツ・ボニータ』掲載の作品です。

「海神の島」は昭和60年(1985年)8月発行の No.5に、「藍色伝説」は昭和61年(1986年)発行の No.7に収録されています。

コミックス収録は2作とも表題作として収録されています。


ボニータ・コミックス 昭和61年6月1日初版発行

「海神の島」は100ページでしたが、今回の選集収録では102ページとなり、2ページの描き足しがされています。

選集の帯に「ミステリアスな海にようこそ・・・!」と記されているように、「海神の島」「藍色伝説」とも海の話です。そして「藍色伝説」のとびらページには「海神の島サイドストーリー」と書かれていました。

コミックスカバー折り返しの先生の言葉も「『藍色伝説』これは『海神の島』のサイド・ストーリーです。『海神の島』をお読みでない方、ぜひそちらも合わせてお読みください。より、楽しんでいただけることと思います。」となっていました。今回の選集で両作品が合わせて収録されたのはうれしいですね。


ボニータ・コミックス 昭和62年5月15日初版発行

コミックス収録時の「藍色伝説」は102ページでした。今回の選集収録では106ページとなり、4ページの描き足しがされています。

巻末の「あとがきのかわりの雑談」は「私の失敗談その4 再び歯医者編」、3ページです。

ホームページも更新しました。

『高階良子の部屋』


コメント

『ミステリーボニータ』3月号発売

2014年02月09日 | 高階良子
『ミステリーボニータ』3月号が発売になりました。


「幻想夜話-夢の溜り-」掲載です。巻頭カラー96ページで、読み切りシリーズ完結です。雑誌表紙も高階良子先生です。

コミックス『幻想夜話』は4月16日(水)の発売です。また、次回作は5月号よりスタートの新シリーズで、6月号にも掲載です。別冊付録表紙裏の案内によると「殺人事件シリーズ新作」とのこと、これは楽しみですね。

『ボニータコミックス』3月号ではキャラクターグッズ・プレゼントの企画があります。アンケートに答えるとプレゼントが当たります。景品は高階良子先生の複製原画が5名、サインとシリアルナンバー入りです。また、3名にサイン入り色紙も当たります。

これは、応募するしかないですね。年齢記入は恥ずかしいですが・・・。

別冊ふろくは『アドニスの憂鬱な日々』より「コミカル ファイナル コレクション」、最終話の「球へ願いを」が収録されています。



先生のあとがきと「高階先生が選ぶアドニス名シーン」4ページも収録されています。

もう1作は「影がおどる夜」50ページが収録されました。『ボニータ』平成6年(1994年)6月号掲載です。

オリジナルのコミックス収録は、ボニータ・コミックス『雪降る夜の訪問者』(平成6年10月20日初版発行)で、高階良子選集第12集『緋色の花冠』(平成24年10月30日初版発行)にも収録されています。

『高階良子選集』の第20集は「緋色の悪夢」で、2月14日(金)の発売です。表題作のほか「海神(ポセイドン)の島」「藍色伝説」の2作を収録です。

コメント

『高階良子選集』第19集新発売

2013年12月19日 | 高階良子
12月16日(月)、高階良子先生の『高階良子選集』第19集 [バラ色の悲劇]が発売になりました。収録は表題作のほか「血とばらの悪魔」1作です。


ボニータ・コミックスα 平成25年12月30日 初版発行

カバー折り返しのことばです。

「この「バラ色の悲劇」の製作中は、思い出すのも/恐ろしいものすごい修羅場で、読み返してみた感想は/「すっとばしてるなー 100ページもあるわりに内容が薄い・・・」/それで、あちこちにエピソードを詰め込んでみました。/「血とばらの悪魔」は例によって/あまりにも古すぎて手が出せません。」

「バラ色の悲劇」の初出は、平成2年の『ミステリーボニータ』No.11(『ボニータ』1月15日増刊号)に巻頭カラーで掲載されました。

平成2年は『ボニータ』で「マジシャン」から「ダークネス・サイコ」、『ミステリーボニータ』で「悪魔たちの巣」の連載、また『Eveミステリー』への掲載もありましたから。まさに「修羅場」だったのでしょうね。

オリジナルのコミックス収録はボニータ・コミックス『バラ色の悲劇』です。


ボニータ・コミックス 平成2年10月5日初版発行

オリジナル作品がちょうど100ページなのに対して、選集では108ページになっています。大ゴマを入れるということではなく、3か所に計8ページの描き足しがありました。

「血とばらの悪魔」は、『なかよし』昭和46年11月号から47年2月号まで4号にわたり連載されました。46年4月から8月まで掲載された「黒とかげ」に続く長編でした。両作品とも江戸川乱歩の原作で、「血とばらの悪魔」の原作は「パノラマ島奇談」です。

コミックス化されるより前に『なかよし』増刊号で総集編が発行されています。


『血とばらの悪魔 総集編』『なかよし』昭和48年2月増刊号

巻頭カラーの4ページが美しいです。総集編176ページとなっています。

コミックスは昭和50年3月の発行とかなり遅く、なぜか『黒とかげ』より早くコミックス化されています。当初の「講談社コミックスなかよし」は背のタイトルが黒字でしたが、後に赤字に変更になりました。


『血とばらの悪魔』 講談社コミックスなかよし 昭和50年3月10日 第1刷発行 

また、講談社漫画文庫『黒とかげ 高階良子傑作選3』で文庫化されています。


平成11年7月10日 第1刷発行

コミックスも文庫版も180ページで、総集編より4ページ増となっています。今回の選集では総ページ数180ページなので、コミックスと同じなのですが、コミックスから削られたページと描き足されたページがあります。

総集編と比較してコミックスで追加された2ページは選集ではカットされています。やはり初出の雑誌と比べてみる必要がありますね。

巻末の「あとがきのかわりの雑談」は「私の失敗談その3」、3ページです。

ホームページも更新しました。

『高階良子の部屋』


コメント