トスカ/ボローニャ市立劇場2024
作曲:プッチーニ
指揮:Oksana Lyniv
演出:Giovanni Scandella
美術:Manuela Gasperoni
衣裳:Stefania Scaraggi
演奏:Teatro Comunale di Bologna
合唱:Teatro Comunale di Bologna
出演:
トスカ:Carmen Giannattasio
カバラドッシ:Roberto Aronica
スカルピア:Gabriele Viviani
トスカは声量があって安定している。落ち着いた声。カバラドッシは高音がしっかり出る迫力のあるテノール。スカルピアは響きのある美しい声でどっしりとした迫力があった。陰湿さが内にこもった傲慢な感じの芝居。ふたつのアリアはそれぞれ力の入ったリサイタル風の歌いかたで大拍手だった。トスカがスカルピアを刺し殺す場面には怨念がこもっていた。
二人の逃避行の目的地はチビタベッキアで、そこから船で逃げるつもりだったらしい。チビタベッキアはローマから西の海岸側に出て北上した所にある港町。トスカ最期のセリフは oh! scalpia, avanti a dio.やっぱ、かわいそうなオペラだ。
全体的にあまり凝ってない簡単なセットで標準的な感じ。スカルピアの部屋の絵はフィレンツェのバラティーナ美術館にあるティツィアーノの悔悛するマグダラのマリアか、あるいはそんな感じの絵。
演奏は優雅な所、大迫力な所、粘りのある所など多彩で、良く揃って美しい演奏。歌手には大音量に負けない声量があった。
24.04.27 ボローニャ市立劇場(新劇場)/ボローニャ
作曲:プッチーニ
指揮:Oksana Lyniv
演出:Giovanni Scandella
美術:Manuela Gasperoni
衣裳:Stefania Scaraggi
演奏:Teatro Comunale di Bologna
合唱:Teatro Comunale di Bologna
出演:
トスカ:Carmen Giannattasio
カバラドッシ:Roberto Aronica
スカルピア:Gabriele Viviani
トスカは声量があって安定している。落ち着いた声。カバラドッシは高音がしっかり出る迫力のあるテノール。スカルピアは響きのある美しい声でどっしりとした迫力があった。陰湿さが内にこもった傲慢な感じの芝居。ふたつのアリアはそれぞれ力の入ったリサイタル風の歌いかたで大拍手だった。トスカがスカルピアを刺し殺す場面には怨念がこもっていた。
二人の逃避行の目的地はチビタベッキアで、そこから船で逃げるつもりだったらしい。チビタベッキアはローマから西の海岸側に出て北上した所にある港町。トスカ最期のセリフは oh! scalpia, avanti a dio.やっぱ、かわいそうなオペラだ。
全体的にあまり凝ってない簡単なセットで標準的な感じ。スカルピアの部屋の絵はフィレンツェのバラティーナ美術館にあるティツィアーノの悔悛するマグダラのマリアか、あるいはそんな感じの絵。
演奏は優雅な所、大迫力な所、粘りのある所など多彩で、良く揃って美しい演奏。歌手には大音量に負けない声量があった。
24.04.27 ボローニャ市立劇場(新劇場)/ボローニャ