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2010世界選手権

2010-04-03 | フィギュア・スケート
2010世界選手権

2006年のトリノオリンピックのシーズンに恩田美栄が「道」を滑ったことがある。その時に、イタリアで「道」を滑る、そのスケーティングを見てみたいと思った。けれども、残念ながらそうはならず、そうは問屋が卸してくれない。それが4年後に男子で実現するとは、思いもよらないことだった。しかも1位、これが日本のフィギュア史に残る快挙なんだから、これ以上の結末は望めない。とりあえず、イタリアのスケートリンクをジェルソミーナの歌で一杯にできたことは本当にうれしかった。

高橋はクワッド・フリップにチャレンジした。転ばないで立てたのが凄い。両足着地でかつ回転不足でダウングレードだけれども、それでも凄い。これは、うっかり飛べちゃうと当分誰にも敗れない記録になってしまうかも知れないジャンプなので大変だ。来年も挑戦するのだろうか?

織田はショートで3個のジャンプが全部失敗してフリーに参加できず。小塚はショートが良く4位だったが、フリーでクワッドとトリプルアクセル2個を失敗して結局10位となった。

女子は浅田真央が優勝。キムは不調で相当ミスったが、ベースが高いレベルにあるのでそれでも2位。長洲はショートで1位だったが、フリーはジャンプのミスが重なって結局7位。インタビューでは「早く帰りたい」と涙目で語って相当のショックだったようだ。安藤はスピードが無いながらも完璧。特にほとんど総てのジャンプがクリーンだった。フリーは3位。ショートはジャンプのミスがあって11位だったので総合4位。鈴木はショートのミスが大きく20位だったが、フリーは非常に元気良く、ジャンプにミスがあったもののフリーは7位で総合11位。お元気お姉さんだ。ペアでは川口・スミルノフ組が3位。スロークワッドサルコーとスローループで転んで本当に悔しそうだった。エキシビションでもスロージャンプを転んで、終わった後でも若干悔しそうな表情だった。

エキシビションでは浅田のカプリースにスピードがあってキレが良く、舞も良くて最高だった。扇子の動きにキレがあって日本舞踊を見ているようだった。ショウの最後には高橋と浅田のスロー・スリージャンプが披露されて楽しかった。

オリンピックの年なので辞退や欠場が多く、男子の1、2、4、6位が出ていなかった。一方、女子は3位が出てないだけだった。

世界選手権が男女優勝。世界ジュニアも男女優勝。オリンピックが2位と3位。こんなに贅沢していいんだろうか?バチがあたるんじゃなかろうかとやや不安になる。

世界ジュニアはペアで高橋成美/マーヴィン・トラン組(日本代表)が2位、シングル女子で村上佳菜子、男子で羽生結弦(ゆづる)が1位。

2010.3.22-28 トリノ

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