二銭銅貨

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鹿鳴館/新国立劇場13-14

2014-07-05 | オペラ
鹿鳴館/新国立劇場13-14

作曲:池辺晋一郎、指揮:飯森範親
演出:鵜山仁、原作:三島由紀夫、演奏:東フィル
影山:与那城敬、朝子:腰越満美、季子:谷口睦美
顕子:幸田浩子、清原:宮本益光、久雄:鈴木准、草乃:与田朝子

谷口の低く安定した強いメゾと、与那城のやや毒を含む迫力のある声が良かった。腰越は強く美しく、幸田は高音に透明感があって美しい。宮本と鈴木は真面目な雰囲気で役柄に良く合っていた。

音楽は壮大な雰囲気で物語も含めてかなり大型なオペラを目指して作られた作品のようだった。演奏はくっきりはっきりしたメリハリのある迫力を意識した演奏だった。

美術は舞台上に回転したり移動したりできる大きな丸い台を設置したもの。衣裳を含めてモノクロの色調で地味な感じだった。衣裳は豪華で、美術は簡素。舞踏会のシーンは無く、その代わりにお面を被ったりしている一般民衆の踊りがあった。

14.06.22 新国立劇場、中劇場
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