二銭銅貨

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お嬢さん乾杯

2006-10-27 | 邦画
お嬢さん乾杯  ☆☆
1949.03.09 松竹、白黒、普通サイズ
監督:木下恵介、脚本:新藤兼人
出演:原節子、佐野周二、佐田啓二

ぐるぐる廻る社交ダンス。
目まぐるしく、華麗に、リズミカルに。
恋も、仕事も、人生も、
軽快に、目まぐるしく、いそがしく。

超まったり、おくゆかしすぎの原節子。
いつもの通り、お嬢様。
没落寸前の名家のお嬢様。
おとなしくて、
いつも下を向いていて、
恥ずかしそうにして、
話すのもやっとで、
肩も体も恥ずかしそうで、
身も心も恥ずかしく、
声も恥らい、
人生を恥らう。

あけっぴろげで、品の無い佐野周二。
自動車の修理工だけど、
時流に乗ってビジネスは快調。
佐野周二を兄貴と呼んでいる佐田啓二は子分格。

育ちは水と油。
この2人、
どうなることやら。
うまくいくのか?
軽快な喜劇調で、元気良く、
明るくテンポ良く展開して行きます。

最後のクライマックスは、原節子が、
これまでのおしとやかさをかなぐり捨てて、
本性をあらわします。強い気持ちがグッと出てきます。
列車に間に合わなければと急ぐのです。

と、そこで愛染かつらの「旅の夜風」がテンポ良く流れます。
軽快ですね。
05.12.4 シネスイッチ銀座、80年代 銀座並木座?
コメント
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