ニルヴァーナへの道

究極の悟りを求めて

英語の達人からのアドバイス(2)

2007-02-18 23:26:03 | 英語
英語ほど手っとり早いものはない

 したがって私が結論としてくりかえしたい点は、情報化時代においてはみずからを情報化できる民族のみが存続しうるのだということ、そしてそういう情報化能力の必要性を日本人が認識し、それを意識的に涵養してゆくことこそが、日本にとって最大の安全褒章であるということです。そのためには、いうまでもなく、国際語としての英語の運用能力がどうしても強く求められています。
 安全保障とは、何も戦闘機や潜水艦の保有量をふやすことではありません。それ以上に、みずからの意図を世界の人々に対してはっきりわかるような形で説明しうる能力をもつことが、より大きな安全保障であるということができるのです。
 
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これは、「英語の話し方ーー国際英語のすすめーー」という、かつてベストセラーになって、現代において、日本人が英語を学ぶとはいかなる意味を持っているのか、という英語学習の根本的な意義を問うた、「英語の神様」とかつて称された国弘正雄先生の本からの引用です。
この本は、日本人の英語を学ぶ姿勢に大きなインパクトを与えたと思いますし、現在においても、国弘先生の提唱された国際英語という概念は大きな影響を及ぼしていると思っています。
かつて、コソヴォ紛争の時に、CNNやフォックスニュースで、アルバニア系の人たちとセルビア系の人たちが、自分たちこそ正しいのだと自分たちの言い分を世界の視聴者に知ってもらうべく、それぞれの国の訛りをもった英語で、喧々諤々と闘論していました。こういうときに重要なのは、少々ブロークンでも、いかなるメッセージがその発言に含まれているのか、ということですね。
今、日本には、歴史認識において、世界中に間違った情報が垂れ流されている状況をどのようにしてただしていくのかという重い課題が課せられている。かつて、西尾幹二氏は、21世紀においては、どのような歴史認識を持つのかによって、国益が左右されるだろうと語っていましたが、いま、それが現実のものとなろうとしている。この間違った認識を何とかしてただしていく必要があると思っていますが、かなり苦しいです(苦笑)。

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