ニルヴァーナへの道

究極の悟りを求めて

チャンネル桜が熱い!!

2008-04-05 06:15:27 | 歴史



今、チベット問題に関して、最も熱いのは、チャンネル桜だろう。
4月4日の闘論では、チベットにおける「文化的虐殺(ジェノサイド)」について、非常に本質的な議論がなされていた。
今回の闘論の内容にはいつになく私も興奮した。
日本のメディアの中では、チベット問題に関しては、最もレヴェルが高いことが議論されている。
言語と歴史と宗教を奪われれば、もうその民族は存在しないにも等しいことになるのだ。
このことは、かつて、三島由紀夫も語っていた。
なぜ、民族派はチベット問題に熱くなるのか。
なぜ、民族派はチベット問題に敏感に反応するのか。
これは、文化、文化的虐殺に関することがらだからである。
日本の天皇制の問題にも関ってくることだからである。


日本よ、今...闘論!倒論!討論!2008【毒餃子・チベット問題・北京オリンピック-Part2】 2/9

(このパートでは井尻千男さんの怒りが胸に響いてくる。宗教のみならず言語まで抹殺しようとするやり方は文化的虐殺ともいうべきもので、ここで怒りの声を挙げない政治家は政治家の資格はない、と明快に斬っておられる。同感だ。また、日本の宗教界の沈黙は一体どうしたことなのか、とチャンネル桜のキャスターの皆さんは、日本の宗教界の欺瞞性も痛烈にえぐり出す。やっぱり、偽物だ、というのが結論。まさにその通りだろう。)

日本よ、今...闘論!倒論!討論!2008【毒餃子・チベット問題・北京オリンピック-Part2】 3/9

(このパートでは西村幸祐氏が映画「クンドゥン」について語ったり、大高さんがダライラマの姉の言葉などを紹介しながら、民族の文化を継承していくこととはどういうことなのかなどを語り合っている。西村氏のクンドゥンの感想が私には非常に興味深い。)

日本よ、今...闘論!倒論!討論!2008【毒餃子・チベット問題・北京オリンピック-Part2】 4/9

(このパートでは、富岡幸一郎氏が三島由紀夫の文化防衛論に触れて、戦後の日本は、「菊と刀」の「刀」を軽視したため、文化意思がどこかで断たれた。その結果が、現在の情けない姿なのだと喝破する。西村氏は、文化的センスのある人は、チベットの窮状と現在、将来の日本とを関連させて考えているのだろうと推理する。確かに、そうなのだ。戦後日本は、いまだに、内的、外的に、言葉、思考のマインドコントロール下におかれているのだ。)

雑誌では、現在発売されているサピオ4月9日号で、チベット大虐殺について緊急レポートが掲載されている。
さらに、この号の中で、作家の井沢元彦氏が北京オリンピックボイコット論を述べられている。

「チベット問題を解決する方法は一つ。
それはチベットの独立を認めることだ。
今、中国がそれをやれば世界は中国を尊敬し、チベット人も中国に感謝する。
(中略)
しかし、中国にはそれが出来ない。
「19世紀の国家」だからだ。
いまだに「領土」さえ拡張すれば国家は安泰だと思い込んでいる。
国内の人民も、本来「外国人」であるべき少数民族も、力で押さえて支配することしか知らない。」

前世紀の遺物ともういうべき野蛮な国には、もともとオリンピックを開催する資格なんかないのだが、「欲ボケ」したIOCや他の国々が北京に五輪開催権を与えたのが、そもそもの間違いなのだ、というのが、井沢氏の主張だ。

The Weekly Standard誌も社説で井沢氏と同じような主張をしている。


In July 2001, when the International Olympics Committee (IOC) awarded the 2008 summer games to Beijing, the international community began a thought-experiment. Wouldn't holding the games in China give the world's democracies "leverage" over that country's Communist dictatorship? Wouldn't the increased media attention and "scrutiny" force Beijing to relax its security apparatus and increase civil liberties? Wouldn't the Olympics be just another elevation in China's "peaceful rise" to "responsible stakeholder," great-power status?

Seven years later, we have our answer. It is a resounding "No."


WILL5月号では、総力特集として、「中国の暴走が止まらない!」が組まれていて、その中に、ペマ・ギャルポさんの「中国はチベットに何をしたか」という記事が掲載されている。今回のチベット人の抗議運動に関して、ペマさんの推論として、中国側が故意に騒乱の激化拡大をもくろんで、戒厳令を敷く口実を設けて、「好ましからざる人物」を一網打尽にする意図があったのではないかと、述べられているが、現在、戒厳令は敷かれていないものの、非常に厳しい捜査が行われているようだ。
この記事の中で、中国の狡猾な手口が非常に分かりやすく書かれているので、われわれ日本人も大いに参考になる。
チベット語やチベットの歴史を学ぶことを禁じられたチベット人の悲劇は、対岸の火として見てはならない、というのがペマさんの警告だ。




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