Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

サイクリング・テニス・散歩等の道すがら、公園・野原・湖畔・川辺等で見つけた美しい花をスマホで撮っています。

4月の花のアルバム ⑥

2023-05-22 | みんなの花図鑑
先回の続きです。4月の花のアルバム ⑤ 2023-05-19

今回も、4月の花のアルバム ⑤同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。





マダガスカル原産のトウダイグサ科の多肉植物です。茎が多肉で棘が密生しサボテンに似ており、花が美しいので観賞用に栽培されます。



花の脇から花茎を出し、4つずつ花をつけます。 花の色は赤、桃色、橙色、黄色、白など豊富です。 ただし、花のように見えるのは苞で、花は真ん中にある小さなものです。



花名はサボテンの木麒麟(モクキリン)に姿が似ており、長く花を咲かせることが由来です。

<ハナキリン(花麒麟) トウダイグサ科トウダイグサ属>
4/13 茨城県植物園




ウルグアイやパラグアイ、ブラジル南部など南米原産の果物です。和名をパイナップルグアバといい、日本には昭和初期にアメリカから渡来しました。



7月~8月に直径4cm程度の花が咲きます。分厚い花弁の外側は白い綿毛が生え、内側は薄紫色、鮮やかな赤いおしべが特徴的です。



花も食べることができ、花も実も楽しめる果樹として家庭で栽培する人も多いようです。

<フェイジョア フトモモ科フェイジョア属> 4/13 茨城県植物園




その優美さから古来より日本人に愛され、美しい女性の例えにも使用されてきました。

<手賀沼水生植物園>


日本原産の花木で、その美しさから世界中で愛され栽培されています。

<手賀沼水生植物園>


世界一といわれる本種の名所、あしかがフラワーパークが有名です。

<あけぼの山農業公園>


<フジ(藤) マメ科フジ属> 
4/19 手賀沼水生植物園・あけぼの山農業公園




紀伊半島(和歌山県)、四国(高知県、徳島県)及び九州(宮崎県、大分県、鹿児島県)に分布するツツジ科の低木。



花はヤマツツジより小さく、葉の幅は狭く、枝ぶりが繊細です。全体に女性的であるとして、高知県では「雌躑躅(めんつつじ)」と呼ばれています。



<フジツツジ(藤躑躅) ツツジ科ツツジ属> 4/5 つくば実験植物園




日本、中国に分布するツゲ科の常緑性小低木です。北海道から九州に分布しており、山地や丘陵地の林内などで群生している姿を見ることが出来ます。



4月~5月頃、茎の頂部に長さ10㎝程度の穂状花序を出し、花弁を持たない花を多数咲かせます。



常緑でよく繁殖して茂り、葉が輪状に付いて繁栄をイメージさせることから縁起が良いとされ、名前が付きました。

<フッキソウ(富貴草) ツゲ科フッキソウ属> 4/5 つくば実験植物園



 
オーストラリア原産のフトモモ科の常緑中木です。ボトルを洗う際に使う円筒ブラシのような不思議な形の花をつけます。



花は花弁が目立ちませんが、赤や赤紫、ピンク、白などに色づく花糸が長く伸び、それを穂状につける花序になるため、このような変わった見た目になります。



<ブラシノキ フトモモ科ブラシノキ属> 4/13 茨城県植物園




ヨーロッパ原産のキク科の宿根草です。日本では帰化植物として道端に咲いています。花茎が長く伸びて、白い花が一面に咲きます。



花の咲く前は30㎝ほどですが、花茎が伸びて花が咲くときは80㎝ほどになります。花径6㎝ほどの一重の純白の花が咲きます。



<フランスギク キク科フランスギク属> 4/19 近所の路傍




原産地はヒマヤラの山岳地帯や中国西部と言われており、カシミールからヒマラヤ東端までの高山帯に自生する多年草です。



最大45cm迄の伸びる花茎の頂部で、直径約1.8cmの小花が集まり、直径約8cmの綺麗な球状に咲く花姿が特徴です。



和名の「玉咲桜草」の由来は小花が集まり玉(球状)に咲く花姿からきています。

<プリムラ・デンティキュラータ(玉咲桜草) サクラソウ科サクラソウ属>
4/5 つくば実験植物園 




北アメリカ原産の落葉低木果樹で、種類は200~300種あると言われています。 ジャムやヨーグルト、ケーキなど、目にすることも多いフルーツです。



果実だけでなく、かわいらしい花や紅葉も楽しめるので、1年を通して変化も見ることができるのも魅力のひとつです。



<ブルーベリー(藍苺:ランメイ) ツツジ科スノキ属> 
4/5 つくば実験植物園




アメリカの東部からカナダの南部に分布しています。湿った林内に生え、高さは15~25センチになります。園芸上は「ツルハナシノブ(蔓花忍)」と呼ばれます。



不規則な散形花序に、トランペット形の青紫色の花を咲かせます。花色には白色やピンク色、紫色もあります。

<フロックス・ストロニフェラ (蔓花忍:ツルハナシノブ)ハナシノブ科フロックス属>
4/5 つくば実験植物園




フランス南部および西部、ポルトガル、およびスペイン原産のヒガンバナ科の顕花植物の種です。



花期になると、葉の間から花茎を伸ばし、頂部に花径3㎝前後の花を一輪、横向きに咲かせます。



花被片は細い剣形で、副花冠は大きく前に突出します。この副花冠の形がペチコートに似ていることが名前の由来となっています。

<ペチコートスイセン ヒガンバナ科スイセン属(ナルキッスス属)>
4/5 つくば実験植物園




原っぱや畑の周辺など、開けた明るい環境に多く、地面近くを飛び、いろいろな花でよく吸蜜します。人家周辺でも最も普通に見られるチョウのひとつです。



前翅は表裏とも赤地に黒褐色点があり、後翅は表面が黒褐色です。裏面は灰色で、春に現れる個体は赤っぽく、夏の個体は黒っぽく、秋には両方のタイプが見られます。



ベニシジミ(紅小灰蝶) チョウ目シジミチョウ科ベニシジミ属>
4/13 茨城県植物園




ヤマモミジの園芸品種、あるいは春に出る葉が紅色で、枝が垂れるモミジの総称。「手向山」をはじめ数多くの品種があります。



葉は長さ5センチ、幅3センチほどで7~9つに裂け、縁にギザギザが目立つ。夏は緑色に、秋には黄色あるいは褐色に変化して落葉します。



<ベニシダレモミジ(紅枝垂れ紅葉)’手向山(たこうやま)’ムクロジ科カエデ属> 
4/13 茨城県植物園




森林、公園、空地、道端など、身近な場所で見かけるバラ科の多年草です。草丈は低く、地面を這うようにランナーを伸ばして生長していくのが特徴です。



桜が終わった頃に明るい黄色の可愛らしい花を咲かせます。花の後には、小さくて真赤な果実が実ります。果実は口に運んでもほとんど味がしなく、美味しくありません。



<ヘビイチゴ(蛇苺) バラ科キジムシロ属> 4/5 つくば実験植物園




美しさを象徴する植物であり、古くから、さまざまな工芸品や絵画の意匠としても用いられています。また、美しい女性の容姿や立ち居振る舞いにも形容されてきました。



奈良時代に、中国から薬用植物として渡来したといわれていますが、その後、観賞用にも栽培されるようになり、江戸時代には数多くの観賞用の園芸品種が生み出されました。



しかしながら、江戸時代の品種は、わずかにその名をとどめるばかりで、現在栽培される品種の多くは、明治以降に作出されたものです。



同属にはシャクヤクも知られていますが、本種が「木」であるのに対してシャクヤクは「草」として扱われます。



<ボタン(牡丹) ボタン科ボタン属> 4/19 あけぼの山農業公園




日本では、冬鳥として北海道から南西諸島まで全国的に渡来します。湖沼、河川、海岸に生息し、群れを形成して生活します。

繁殖期のオスは黄色のくちばし、緑色の頭、白い首輪、灰白色と黒褐色の胴体とあざやかな体色をしています。



メスはくちばしが橙と黒で、ほぼ全身が黒褐色の地に黄褐色のふちどりがある羽毛におおわれています。

<マガモ(真鴨) カモ目カモ科 体長50-65cm> 4/12 手賀沼




原産地は北アメリカで、本州から九州にかけて帰化しています。高さは20-60cmで、4~6月に先端に紫色の花をつけ、下の方に細長い葉をつけます。



花の見た目はかわいいものの、繁殖力が強くあっという間に広がるので、雑草として扱われることが多い植物です。



花は紫色で、ウンランに似ています。このことが名前の由来にもなっています。

<マツバウンラン(松葉海蘭) ゴマノハグサ科マツバウンラン属>
4/19 北柏ふるさと公園




東南アジアからニューギニアの高地に自生しているツツジ科ツツジ属の常緑低木です。花冠は釣鐘形~有棘形で、園芸品種も多数作出されています。



高山の涼しい気候地域で育ち、木や岩に着生します。花色も赤色やオレンジ色、黄色それに応じて白色や淡いピンク色などがあります。



<マレーシアシャクナゲ (マレーシア石楠花) ツツジ科ツツジ属>
4/13 茨城県植物園




早春に山野の水辺や湿地などで、白い大きな花を咲かせます。ただし大きな白い部分は花ではなく苞(ほう)と称するものです。



これは葉が変形したもので、苞の中央の円柱状の部分にある小さな穂のようなものが花に相当します。私が行った日は花が終わりを迎えていました。



名前の由来は、葉の形が芭蕉(バショウ)に似ていて水辺に生えることからきています。

<ミズバショウ(水芭蕉) サトイモ科ミズバショウ属>
4/13 茨城県植物園




北方領土を含む北海道から九州にかけて分布します。 海外では北半球に広く分布し「極地周辺植物」といわれるものの1つです。



茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径1センチくらいの小さな白い花を10~20輪くらいつけます。



いわゆる氷河期の遺存植物の1つと言われています。 和名の由来は3枚ある葉の形が「柏の葉」に似ている、あるいは家紋の「三柏」に似ているというところからきています。

<ミツガシワ(三槲) ミツガシワ科ミツガシワ属>
4/5 つくば実験植物園




関東、東海及び近畿地方に分布するツツジ科の落葉樹。太平洋側の丘陵や低山に自生し、数多いツツジの仲間のうち最も早く開花して早春を彩ります。



開花は葉の展開に先立つ3~5月。ふつう2~3花がまとまって分岐した小枝の先に咲きます。花は漏斗型で先端は五つに裂け、全体の直径は5センチほどになります。



名前のとおり3枚の葉がセットになって枝先に付くが、葉が2枚しかないこともあります。

<ミツバツツジ(三葉躑躅) ツツジ科ツツジ属> 4/6 柏の葉公園




日本日本固有種の野菊のミヤマヨメナの品種で、古くから栽培されています。

4/20 自宅


通常野菊は秋に開花するのが一般的ですが、ミヤマヨメナは春から初夏にかけて花を咲かせます。

4/19 あけぼの山農業公園



名前の由来には「都を忘れるほど美しい花」という意味から諸説あります。

4/20 自宅


鎌倉時代に承久の乱で佐渡に流された順徳天皇が、この花の可憐さを見て都への思いを忘れることが出来た、という話から名付けられたという説が有名です。

<ミヤコワスレ(都忘れ) キク科シオン属> 4/20 自宅





平地から低山地の人家や人家近くの林で繁殖し、農耕地、公園の芝生、草地などでよく見られます。繁殖が終わると群になり、多い場合は数万羽の群になることもあります。



全身は黒味のある褐色で、頭は灰色がかった黒褐色です。目の周囲から頬にかけて不規則な白斑があります。くちばし、足は黄色です。



<ムクドリ(椋鳥) スズメ目ムクドリ科 全長約24cm>
4/19 北柏ふるさと公園




山形県及び福島県以西の本州、四国、九州及び沖縄に分布するアケビ科の蔓性木本。別名「トキワアケビ」のとおり常緑性のアケビです。



開花は4~5月で、葉の脇から伸びた長い花柄に房状の花を咲かせます。雌雄同株で、雄花は淡い紅色。3~6輪が集まって咲き、6本の雄しべがあります。



<ムベ(郁子) アケビ科ムベ属> 4/13 茨城県植物園




原産地は南アメリカで、日本では関東から西日本エリアに広く生息し、日当たりの良い肥沃な土地を好みます。



紫色のかわいらしい花とクローバーのような葉をつけるのが特徴で、5月~7月ごろになると花を咲かせ始めます。見た目は可憐ですが繁殖力が非常に強く、駆除がやっかいな雑草です。

<ムラサキカタバミ(紫片喰) カタバミ科カタバミ属> 
4/13 茨城県植物園


最後までご覧いただきありがとうございました。
次回「4月の花のアルバム ⑦( 最終回)」に続きます。




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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ninbuさん、こんばんは (さざんか)
2023-05-22 22:16:30
今回も沢山のお花を載せて下さって有難うございます。
フジツツジ、プリムラ…、フロックス…、マレーシアシャクナゲ、ミツガシワが分かりませんでした。
5敗です。
ミツガシワはどなたかの投稿で見たかもしれません。
うちの家紋は「丸に三つ柏」です。
これだけの数を載せるのは大変でしたでしょう。
楽しませて頂きました。
返信する
今日はタイ (なつみかん)
2023-05-22 23:21:38
ninbuさん、こんばんは。
今日は前よりは出来がよく、私も5敗でした。
ミツガシワは分かりましたが、ベニシダレモミジが分かりませんでした。
今回が最終回かとおもいましたが、あと1回、さすが4月は多いですね!
5月もそれに匹敵するくらいありそうです。
大変かと思いますが、引き続きどうぞよろしくお願いします!!
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おはようございます^^ (attsu1)
2023-05-23 07:37:44
藤、世界一といわれるあしかがフラワーパーク、
毎年ニュースで紹介され、一度は行ってみたいと思いつつ、まだ行けていないんです。
来年こそはって思っています^^;

マツバウンラン
さり気なく道端で咲いていたりと
小さい紫の花、結構生命力あるんですよね
それでもこの季節の小さな代表ですよね

順徳天皇の話、一度聞き、
都忘れで、覚えたミヤコワスレ、
紫の色が、なにか和を感じる色ですよね。

昨日の暑さから、3月の気温、こんなに変化しないでも良いのにって思う今朝でした(T_T)
返信する
植物の造詣の深さに感心します (ninbu)
2023-05-23 09:22:35
さざんかさん、おはようございます。
いつもコメントありがとうございます。

今日は朝から雨で、終日降り続くようで、家でのんびりしようと思います。
今回も25品種中20品種の正解率80%とは、植物の造詣の深さに感心します。

ツツジやプリムラ、フロックスも品種が多く、全てわかるのは難しいですね。
4月の花のアルバムも残り一つになりましたが、最終回はよく知られた花が多
く登場するので、さざんかさんなら、おそらくパーフェクトだと思います。

実はこの他に4月の花のアルバム番外編を予定しているんです。こちらは稀少
な植物ばかりなので、正解率を気にせず眺めてください。

いつも私のブログに訪問いただきありがとうございます。
返信する
互角の決着で終わりそうな予感 (ninbu)
2023-05-23 09:25:36
なつみかんさん、おはようございます。
いつもコメントありがとうございます。

今回のさざんかさん、なつみかんさんの両雄対決はドローに終わりましたか。
いよいよ次回の最終回で決着が着くと思いますが、最後は両者とも満点で、
互角の決着で終わりそうな予感がします。(^.^)

樹木を最も得意とするなつみかんさんが、ベニシダレモミジがわからなかった
とは意外です。私の解説と写真が悪かったのでしょう。

実はこの他に「4月の花のアルバム番外編」を予定しているんです。こちらは
稀少な植物ばかりなので、正解率を気にせず眺めてください。

いつも私のブログに訪問いただきありがとうございます。
返信する
初めて知った植物 (ninbu)
2023-05-23 09:27:14
attsu1さん、おはようございます。
いつもコメントありがとうございます。

あしかがフラワーパーク、私もまだ一度も行ったことがありません。
私も今年こそは行こうと思っていましたが、予想以上に早く開花が始まり、行
きそびれてしまいました。

マツバウンラン、恥ずかしながら私は今回初めて知った植物なのです。野草な
ので、どこかで見かけているはずですが見落としていたようです。今年はわが
家の庭にも小さくて可愛いい花が咲いてくれました。

ミヤコワスレはご近所の友人から今年頂いた花です。公園や植物園とは違い、
毎日、目の前で花を眺められるというのはとても楽しいものです。

昨日の蒸し暑さとは一転して、少し肌寒い雨の朝になりました。過ごしやすさ
では今日のほうが私には合っているようです。テニスも雨でお休みなので、家
でのんびり過ごそうと思います。(^.^)

いつも私のブログに訪問いただきありがとうございます。
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