Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

サイクリング・テニス・散歩等の道すがら、公園・野原・湖畔・川辺等で見つけた美しい花をスマホで撮っています。

5月の花のアルバム(14)

2024-07-04 | みんなの花図鑑

5月に出会った植物の花や鳥の写真を整理しました。5月はバラの花の種類が一番多い月で、新緑の季節でもあります。5月は170品種ほどの花木や鳥の撮影ができました。毎月恒例の記録として18回に分けて投稿します。

 

優里『ドライフラワー』Official Music Video -ディレクターズカットver.-

 

 

 

中南米原産の常緑低木で高さ2m程度。日本には昭和初期に導入されました。

秋~春に開花し、花は鮮やかな赤色で花弁は開かず垂れ下がって咲きます。

葉は長さ6~12㎝の卵状心臓形で浅く3裂します。葉の表面はざらつき、裏面には軟毛があります。

和名は、小形の花をつけるフヨウの意味から付けられました。

<ヒメフヨウ(姫芙蓉) アオイ科ヒメフヨウ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 


中国中南部を原産とするオトギリソウ科の低木。日本の花にはない華美な雰囲気が好まれ、庭木として庭園や公園に植栽され、切花としても広く使われます。

6月~7月ごろ黄色い花を株一面に咲かせる中国原産の半落葉低木です。黄金色の花が上向きに咲き、多数の雄しべが突き出すのが特徴です。

夏に咲く黄色い花が美しく、葉の形や垂れ下がる様子が「未央宮」のヤナギに似るとして名付けられました。

中国では「金糸桃」と呼ばれており、本種の名前に「未央柳」を当てるのは日本の通称名です。

<ビヨウヤナギ(未央柳) オトギリソウ科オトギリソウ属>
5/22 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

アメリカ合衆国~メキシコを原産地とする植物で、観賞用として移入されたものが野生化したもののようです。

マツヨイグサの仲間です。いつの間にか増えるほど丈夫な花で、駐車場の脇のような荒れた場所や、空き地などに咲いている姿もよく見かけます。

”昼咲き”と名付けられてはいますが、開花は午前4時頃、閉じるのは次の日の午後7時頃で、二日間咲いているということのようです。

花期は春から夏いっぱい。花は白色ですが、やがて淡いピンク色に変化します。

<ヒルザキツキミソウ(昼咲月見草) アカバナ科マツヨイグサ属>
5/22 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

葉に斑が入った見た目も綺麗な本種です。山菜として知られる本種は山地の沢沿いや林縁等のやや湿度のある所に見られます。

早春の芽吹きのころはフキノトウとして、葉が育ったころには茎を食用にされます。

花は雄雌異株ですが、どちらかというと大きく丸い葉の方が目立ちます。地下茎で盛んに増え、鉢植えよりは地植えの方が育成は容易です。

<フキ(蕗)斑入り キク科フキ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 

 

ヨーロッパ原産で、タンポポモドキという別名もあり、道路脇、空き地、牧場、草原、農耕地の周辺で自生しています。

日本には昭和初期に入り、日本全国の広い範囲に分布しています。空き地等に咲くたくさん咲く風景は、さながら黄色い絨毯を広げたような美しい光景です。

美しい花には似つかわしくない名前ですが、フランスでの俗名 Salade de porc(ブタのサラダ)を翻訳したものが由来となっています。


若葉はクセが少なく、サラダ、茹で野菜、揚げものなどで食され、根はタンポポと同様に、コーヒーの代替品として炒ってハーブティーとして飲まれます。

<ブタナ(豚菜) キク科エゾコウゾリナ属>
5/22 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

原産地は日本で、北海道から九州までの広い地域で自生しています。主に小高い丘や林の中に自生する植物です。

花を咲かせる時期は、4月~6月です。粒状の小さな花には花弁とガクがなく、2~6cmの穂先に十数輪がまとまって咲きます。

本種の名前は能楽の「二人静」という演目に名前の由来があります。花穂を2本咲かせる姿が静御前が2人いるように見えることから付きました。

派手さはなく可愛らしい花ですが、毒をもっているため鹿にも食べられません。

<フタリシズカ (二人静) センリョウ科チャラン属>
5/22 あけぼの山農業公園

 

 

 

 


地中海沿岸地方が原産のラベンダーです。花はとても特徴的で、細く伸びた茎の先端に稲穂状に花が付きます。

最大の特徴は花穂の先についた葉。葉ですが緑色ではなく、紫色や白い色をしています。

細長い花びらにも見えるこの葉は苞葉(ほうよう)と言い、花穂を守るために葉っぱが変異したものです。

4枚ほどの苞葉が花穂の先端についており、ウサギの耳のようにも見えます。花色も豊富で、紫系、ピンク系、ブルー系、ホワイト系などがあります。

<フレンチラベンダー シソ科ラバンデュラ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 


北アメリカ原産の這性フロックスの一種で、春から初夏に薄紫や白、ピンクの花が開花する宿根草です。

ランナーを伸ばして横に広がり、伸びたランナーも土に接地した部分から根が伸びます。生長スピードが速く、地面に接地して這うように伸びます。

和名ではツルハナシノブと呼ばれますが、ポレモニウム(西洋ハナシノブ)は分類的には別の植物です。

<フロックス・ストロニフェラ(蔓花忍) ハナシノブ科フロックス属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 


ヤマモミジの園芸品種、あるいは春に出る葉が紅色で、枝が垂れるモミジの総称。「手向山」をはじめ数多くの品種があります。

葉は長さ5センチ、幅3センチほどで7~9つに裂け、縁にギザギザが目立ちます。夏は緑色に、秋には黄色あるいは褐色に変化して落葉します。

他のモミジと同様、新葉の展開と共に花が咲きますが、花は葉と同じような色合いであり、分かりにくいようです。

<ベニシダレモミジ(紅枝垂れ紅葉) ムクロジ科カエデ属>
5/22 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

林縁や草原などに見られる淡紅~濃紅の5弁の小さな花をたくさん付ける落葉低木です。

山地に自生する低木で、初夏に小さな花をたくさん咲かせるシモツケの紅花品種です。 

花期は6〜7月頃、樹高は大きくなっても1m前後で、育てやすく花の観賞期間も長い品種です。秋の紅葉も綺麗です。

シモツケは下野の国(栃木県)で発見されたことが名前の由来です。

<ベニバナシモツケ(紅花下野) バラ科シモツケ属>
5/22 北柏ふるさと公園

 

 

 

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。

「5月の花のアルバム(14)」10品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「5月の花のアルバム(15)」に続きます。