先回の続きです。4月の花のアルバム ⑥ 2023-05-22
今回も、4月の花のアルバム ⑥同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。
今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。
平地や低山に見られ、田の周辺や河川敷の肥沃な土がたまった明るい草地に生えています。長いほふく枝を伸ばして、その先端に新しい株をつけ、マット状の群落をつくります。
花は直径1.5cm前後で、外見はイワチドリに似ていますが、花弁はつながっていて構造的にはキンギョソウに似ています。
黄色と紫色の斑点がありますが、この斑点の入り方は個体によって異なります。
<ムラサキサギゴケ(紫鷺苔) ハエドクソウ科サギゴケ属>
4/13 手賀沼
中国北部が原産のマメ科落葉低木で、江戸時代には渡来したと言われています。春から初夏にかけて香りのあるエニシダのような黄色い花を咲かせます。
花が枝にたくさん咲いている様子がスズメが群れて止まっているのに似ているところから、その名前がついています。
<ムレスズメ(群雀) マメ科ムレスズメ属> 4/5 つくば実験植物園
中国原産の常緑性蔓バラです。アーチやフェンスなど、よりかかるものがあると、自然にどんどん生長します。
日本には、江戸時代に黄色の八重咲き品種が渡来したのが最初です。ほかのバラとは違い、茎にトゲがないため扱いやすく、丈夫で育てやすいバラの一種です。
インド原産の多年草から作られる木香(モッコウ)の香りに似ていることから、名前がつけられました。
<モッコウバラ(木香薔薇) バラ科バラ属> 4/19 北柏ふるさと公園
中国原産でバラ科モモ属の耐寒性落葉高木です。江戸時代からある花桃の品種です。
一本の木に白花と紅花、紅白の絞りの3色を咲き分ける様子を、源平合戦に見立てて名前がつきました。
<ハナモモ(花桃)「源平しだれ桃(げんぺいしだれもも)」 バラ科サクラ属>
4/5 つくば実験植物園
野生の山桜に対して人里の桜ということから「里桜(さとざくら)」とも呼ばれます。また花の形から「牡丹桜(ぼたんざくら)」とも呼ばれます。
「関山(かんざん)」「一葉(いちよう)」「普賢象(ふげんぞう)」「鬱金(うこん)」などの種類がよく知られています。
<ヤエザクラ(八重桜) バラ科サクラ属> 4/6 柏の葉公園
日本固有種で沖縄県の西表島のみに分布し、主に、日当たりの良い河川沿いの崖に生育します。環境省絶滅危惧IA類に指定されています。
高さは1~1.5mでよく分岐した枝が垂れ下がっています。 葉は対生で広楕円形、先は尖り、縁には微鋸歯があり、枝先に円錐花序を作り白い花が5~10個つきます。
<ヤエヤマウツギ(八重山空木) ユキノシタ科ウツギ属>
4/5 つくば実験植物園
ヤマブキは日本では、北海道から九州まで広く分布していますが、国外では、中国の一部に分布するだけの珍しい植物です。
本種はヤマブキの八重咲き品種で、ヤマブキよりも生育が良く樹高も高くなります。
<ヤエヤマブキ(八重山吹) バラ科ヤマブキ属>
4/13 近所の雑木林
春から初夏に開花するキク科の一年草。花びらの形は矢車に似て放射状に広がっています。青、白、ピンク、紫系濃淡、黒、ダークレッドなど、花色がとても豊富な草花です。
本種はハーブの一種で、ハーブ名(英名)では「コーンフラワー」と呼ばれ、古くから薬用、食用、染料用、観賞用として利用されています。
また、ドライフラワーでも楽しむことができます。茎をつけたまま、直射日光の当たらない風通しの良い部屋に花を下にして天井や壁に吊り下げておきます。
数日~1週間程度でドライフラワーになります。
<ヤグルマギク(矢車菊) キク科ヤグルマギク属>
4/19 北柏ふるさと公園
日本固有種で、西日本に多く自生します。近年、花の花粉が花粉症などのアレルゲンとなることが知られるようになりました。
名前の由来は、熟した果穂が夜叉にも似ていることからきています。
<ヤシャブシ(夜叉五倍子) カバノキ科ハンノキ属>
4/5 つくば実験植物園
本州~沖縄の照葉樹林内に自生するツバキ科の常緑樹。日本の固有種で、東北地方では海岸沿いに多く、それ以外の場所では山地にも見られます。
日本最古の観賞用花木あるいは代表的な茶花として知られ、江戸時代には本種とユキツバキを掛け合わせるなどして数多くの品種が作られました。
<ヤブツバキ(藪椿) ツバキ科ツバキ属> 4/13 茨城県植物園
北アフリカ原産とされ、古くから各地で栽培されています。大きな果実を実らせることが特徴。現在では栽培は栃木県などで栽培が行われています。
一年生のつる植物で、茎は分岐して20mに達します。観賞用に栽培されるヒョウタンとは同一種で、ヒョウタンの苦味の少ない品種が食用のものとして選別されたものが本種です。
実は食用のほか容器としても用いられます。実を長く剥いて加工したものがかんぴょう(干瓢)であり、広く食用に利用されます。
<ユウガオ(夕顔) ウリ科ユウガオ属> 4/5 つくば実験植物園
ユーフォルビア・カラキアス種の亜種で、草丈が最大でもせいぜい100cmとカラキアスより低く、多湿の環境が苦手です。
開花時期は春から初夏、花色は黄色もしくは緑色、個々の花は雌花もしくは雄花の杯状花序で中央に蜜腺があり、花序は小花が集まり集散花序に花を咲かせます。
<ユーフォルビア・カラキアス・ウルフェニィ ドウダイグサ科ユーフォルビア属>
4/5 つくば実験植物園
黄色(~黄緑色)の花の中央に暗褐色の目立つ蜜腺があり、黄色と黒色の対比がとても美しい花を咲かせる園芸品種です。
開花時期は春から初夏、花色は黄色もしくは緑色、個々の花は雌花もしくは雄花の杯状花序で中央に蜜腺があり、花序は小花が集まり集散花序に花を咲かせます。
<ユーフォルビア・カラキアス・ブラックパール ドウダイグサ科ユーフォルビア属>
4/5 つくば実験植物園
南アフリカを中心に、95種ほどが分布している、キク科ユリオプス属の常緑低木です。マーガレットに似た黄色い花を、晩秋から春まで長期間咲かせます。
日本に伝わったのは、1970年代。比較的新しい花で、当初は鉢花として販売されていました。現在では一般的な認知度も高くなり、庭植え、鉢植えともに人気の花となっています。
<ユリオプスデージー キク科ユリオプス属> 4/13 茨城県植物園
インド北東部原産で樹高が3mほどになるミカン科の常緑低木。レモンと同じように料理の香りづけや飲み物などに使う柑橘類です。
花は白色で四季咲き性が強く、果実は四季なりですが結実率は低いです。果実は直径6~8cmくらいでレモンよりもやや小ぶりで丸い形をしています。
<ライム ミカン科ミカン属> 4/13 茨城県植物園
ヨーロッパ生まれの落葉花木です。耐寒性が強く、花期が長く、冷涼な地域の代表的な庭園木で、北海道では公園木や街路樹としても植えられています。
和名は紫丁香花(ムラサキハシドイ)といい、日本で呼ばれているリラという名称は、フランスでの名称です。花は枝先に穂状に多数つけ、芳香があります。
<ライラック(紫丁香花:ムラサキハシドイ) モクセイ科ハシドイ属>
4/19 手賀沼
熱帯アメリカ原産で、クマツヅラ科の半耐寒性常緑小低木です。初夏から秋にかけて花茎先に小花を多数集合させて球状に咲かせます。
日本では、別名のシチヘンゲ(七変化)と呼ばれています。これは、咲き始めてから花色が淡黄色から、橙色、赤、桃色と徐々に色が変わるからです。花は筒状で先端が4、5裂します。
<ランタナ・カマラ(七変化) クマツヅラ科シチヘンゲ属>
4/13 茨城県植物園
中国の揚子江下流域を原産とするバラ科の落葉樹。明治時代末期に渡来し、各地の庭園や公園に植栽されてきました。
開花は4~6月で、新葉の展開と同時。ウメに似た直径4センチほどの花が、6~10輪ずつ枝先で円錐状に集まって咲きます。
主張し過ぎない清楚な白い花が茶人に好まれ、茶庭に使われることが多く、茶道の祖である千利休にちなんで名付けられました。
<リキュウバイ(利休梅) バラ科ヤナギザクラ属>
4/5 つくば実験植物園
金魚草を小さくしたような形のため姫金魚草とも呼ばれる一年草です。
金魚のしっぽの形に似た白や黄色、ピンクや紫などのパステルカラーの花を咲かせます。
丈夫で花色も豊富なので、流通量も多い春の草花です。
<リナリア(姫金魚草) オオバコ科(ゴマノハグサ科)ウンラン属>
4/19 北柏ふるさと公園
5月~7月頃可愛い黄色の小花を咲かせる多年草。山の中の清流などの湿地帯に自生しています。草丈は15~60㎝ほどです。
茎はまっすぐ上にのびて直立しています。その茎の先に黄金色の花を咲かせる姿から和名が付けられました。
<リュウキンカ(立金花) キンポウゲ科リュウキンカ属>
4/5 つくば実験植物園
リンゴ属(林檎属)バラ科の属の1つ。リンゴを含み30から35種が分類されます。ヨーロッパ、アジア、北アメリカなどの、北半球の温帯に分布しています。
バラ科のうちリンゴ属やナシ属などの仁果様の果実(種とそれを包む芯をさらに果肉が包む構造の果実)を収穫するものを仁果類といいます。
<リンゴ属 バラ科リンゴ属> 4/5 つくば実験植物園
日本原産の植物で、日本のほぼ全域に生息しています。秋口の野山に釣鐘型の花を咲かせます。花の直径は2cm前後。小ぶりで5、6枚の花びらを付けています。
色合いは青、水色、紫などの寒色が中心でしたが、最近は改良され、ピンクや白なども切り花として流通しています。
野生の花ですが、群生せず単独で自生します。古くから漢方薬としても利用されてきました。
<リンドウ(竜胆) リンドウ科リンドウ属> 4/13 茨城県植物園
イソマツ科の半耐寒性常緑低木で、開花期は5月~10月です。別名プルンバゴとも呼ばれます。
爽やかなブルーの花を、春から秋まで繰り返し咲かせ楽しめる、丈夫で育てやすい植物です。
<ルリマツリ(瑠璃茉莉) イソマツ科ルリマツリ属>
4/13 茨城県植物園
梅の花が咲く頃に香りの良い花を咲かせること、花が蝋を塗ったような質感であることから「梅」に例えられて、名が付いたと言われています。
実はとても美味しそうに見えますが、梅のような香りや果肉もなく、有毒なため食べられません。
<ロウバイ(蝋梅) クスノキ目ロウバイ科ロウバイ属>
4/13 茨城県植物園
花姿や草姿はマーガレットに似ていますが、マーガレットと比べると本種の方がが寒さに強い特長があります。
淡いピンク色の花とシルバーリーフのような葉色のコントラストが素敵な品種です。 -5℃程度までの耐寒性を持ち、花持ちも良いです。
<ローダンセマムエルフピンク(朝霧小菊) キク科ローダンセマム属>
4/5 つくば実験植物園
4月の花のアルバム7回に渡り、最後までご覧いただきありがとうございました。
次回は「4月の花のアルバム番外編」①と②をご紹介する予定です。次回もご覧いただけると、とても嬉しいです。
今回も、4月の花のアルバム ⑥同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。
今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。
平地や低山に見られ、田の周辺や河川敷の肥沃な土がたまった明るい草地に生えています。長いほふく枝を伸ばして、その先端に新しい株をつけ、マット状の群落をつくります。
花は直径1.5cm前後で、外見はイワチドリに似ていますが、花弁はつながっていて構造的にはキンギョソウに似ています。
黄色と紫色の斑点がありますが、この斑点の入り方は個体によって異なります。
<ムラサキサギゴケ(紫鷺苔) ハエドクソウ科サギゴケ属>
4/13 手賀沼
中国北部が原産のマメ科落葉低木で、江戸時代には渡来したと言われています。春から初夏にかけて香りのあるエニシダのような黄色い花を咲かせます。
花が枝にたくさん咲いている様子がスズメが群れて止まっているのに似ているところから、その名前がついています。
<ムレスズメ(群雀) マメ科ムレスズメ属> 4/5 つくば実験植物園
中国原産の常緑性蔓バラです。アーチやフェンスなど、よりかかるものがあると、自然にどんどん生長します。
日本には、江戸時代に黄色の八重咲き品種が渡来したのが最初です。ほかのバラとは違い、茎にトゲがないため扱いやすく、丈夫で育てやすいバラの一種です。
インド原産の多年草から作られる木香(モッコウ)の香りに似ていることから、名前がつけられました。
<モッコウバラ(木香薔薇) バラ科バラ属> 4/19 北柏ふるさと公園
中国原産でバラ科モモ属の耐寒性落葉高木です。江戸時代からある花桃の品種です。
一本の木に白花と紅花、紅白の絞りの3色を咲き分ける様子を、源平合戦に見立てて名前がつきました。
<ハナモモ(花桃)「源平しだれ桃(げんぺいしだれもも)」 バラ科サクラ属>
4/5 つくば実験植物園
野生の山桜に対して人里の桜ということから「里桜(さとざくら)」とも呼ばれます。また花の形から「牡丹桜(ぼたんざくら)」とも呼ばれます。
「関山(かんざん)」「一葉(いちよう)」「普賢象(ふげんぞう)」「鬱金(うこん)」などの種類がよく知られています。
<ヤエザクラ(八重桜) バラ科サクラ属> 4/6 柏の葉公園
日本固有種で沖縄県の西表島のみに分布し、主に、日当たりの良い河川沿いの崖に生育します。環境省絶滅危惧IA類に指定されています。
高さは1~1.5mでよく分岐した枝が垂れ下がっています。 葉は対生で広楕円形、先は尖り、縁には微鋸歯があり、枝先に円錐花序を作り白い花が5~10個つきます。
<ヤエヤマウツギ(八重山空木) ユキノシタ科ウツギ属>
4/5 つくば実験植物園
ヤマブキは日本では、北海道から九州まで広く分布していますが、国外では、中国の一部に分布するだけの珍しい植物です。
本種はヤマブキの八重咲き品種で、ヤマブキよりも生育が良く樹高も高くなります。
<ヤエヤマブキ(八重山吹) バラ科ヤマブキ属>
4/13 近所の雑木林
春から初夏に開花するキク科の一年草。花びらの形は矢車に似て放射状に広がっています。青、白、ピンク、紫系濃淡、黒、ダークレッドなど、花色がとても豊富な草花です。
本種はハーブの一種で、ハーブ名(英名)では「コーンフラワー」と呼ばれ、古くから薬用、食用、染料用、観賞用として利用されています。
また、ドライフラワーでも楽しむことができます。茎をつけたまま、直射日光の当たらない風通しの良い部屋に花を下にして天井や壁に吊り下げておきます。
数日~1週間程度でドライフラワーになります。
<ヤグルマギク(矢車菊) キク科ヤグルマギク属>
4/19 北柏ふるさと公園
日本固有種で、西日本に多く自生します。近年、花の花粉が花粉症などのアレルゲンとなることが知られるようになりました。
名前の由来は、熟した果穂が夜叉にも似ていることからきています。
<ヤシャブシ(夜叉五倍子) カバノキ科ハンノキ属>
4/5 つくば実験植物園
本州~沖縄の照葉樹林内に自生するツバキ科の常緑樹。日本の固有種で、東北地方では海岸沿いに多く、それ以外の場所では山地にも見られます。
日本最古の観賞用花木あるいは代表的な茶花として知られ、江戸時代には本種とユキツバキを掛け合わせるなどして数多くの品種が作られました。
<ヤブツバキ(藪椿) ツバキ科ツバキ属> 4/13 茨城県植物園
北アフリカ原産とされ、古くから各地で栽培されています。大きな果実を実らせることが特徴。現在では栽培は栃木県などで栽培が行われています。
一年生のつる植物で、茎は分岐して20mに達します。観賞用に栽培されるヒョウタンとは同一種で、ヒョウタンの苦味の少ない品種が食用のものとして選別されたものが本種です。
実は食用のほか容器としても用いられます。実を長く剥いて加工したものがかんぴょう(干瓢)であり、広く食用に利用されます。
<ユウガオ(夕顔) ウリ科ユウガオ属> 4/5 つくば実験植物園
ユーフォルビア・カラキアス種の亜種で、草丈が最大でもせいぜい100cmとカラキアスより低く、多湿の環境が苦手です。
開花時期は春から初夏、花色は黄色もしくは緑色、個々の花は雌花もしくは雄花の杯状花序で中央に蜜腺があり、花序は小花が集まり集散花序に花を咲かせます。
<ユーフォルビア・カラキアス・ウルフェニィ ドウダイグサ科ユーフォルビア属>
4/5 つくば実験植物園
黄色(~黄緑色)の花の中央に暗褐色の目立つ蜜腺があり、黄色と黒色の対比がとても美しい花を咲かせる園芸品種です。
開花時期は春から初夏、花色は黄色もしくは緑色、個々の花は雌花もしくは雄花の杯状花序で中央に蜜腺があり、花序は小花が集まり集散花序に花を咲かせます。
<ユーフォルビア・カラキアス・ブラックパール ドウダイグサ科ユーフォルビア属>
4/5 つくば実験植物園
南アフリカを中心に、95種ほどが分布している、キク科ユリオプス属の常緑低木です。マーガレットに似た黄色い花を、晩秋から春まで長期間咲かせます。
日本に伝わったのは、1970年代。比較的新しい花で、当初は鉢花として販売されていました。現在では一般的な認知度も高くなり、庭植え、鉢植えともに人気の花となっています。
<ユリオプスデージー キク科ユリオプス属> 4/13 茨城県植物園
インド北東部原産で樹高が3mほどになるミカン科の常緑低木。レモンと同じように料理の香りづけや飲み物などに使う柑橘類です。
花は白色で四季咲き性が強く、果実は四季なりですが結実率は低いです。果実は直径6~8cmくらいでレモンよりもやや小ぶりで丸い形をしています。
<ライム ミカン科ミカン属> 4/13 茨城県植物園
ヨーロッパ生まれの落葉花木です。耐寒性が強く、花期が長く、冷涼な地域の代表的な庭園木で、北海道では公園木や街路樹としても植えられています。
和名は紫丁香花(ムラサキハシドイ)といい、日本で呼ばれているリラという名称は、フランスでの名称です。花は枝先に穂状に多数つけ、芳香があります。
<ライラック(紫丁香花:ムラサキハシドイ) モクセイ科ハシドイ属>
4/19 手賀沼
熱帯アメリカ原産で、クマツヅラ科の半耐寒性常緑小低木です。初夏から秋にかけて花茎先に小花を多数集合させて球状に咲かせます。
日本では、別名のシチヘンゲ(七変化)と呼ばれています。これは、咲き始めてから花色が淡黄色から、橙色、赤、桃色と徐々に色が変わるからです。花は筒状で先端が4、5裂します。
<ランタナ・カマラ(七変化) クマツヅラ科シチヘンゲ属>
4/13 茨城県植物園
中国の揚子江下流域を原産とするバラ科の落葉樹。明治時代末期に渡来し、各地の庭園や公園に植栽されてきました。
開花は4~6月で、新葉の展開と同時。ウメに似た直径4センチほどの花が、6~10輪ずつ枝先で円錐状に集まって咲きます。
主張し過ぎない清楚な白い花が茶人に好まれ、茶庭に使われることが多く、茶道の祖である千利休にちなんで名付けられました。
<リキュウバイ(利休梅) バラ科ヤナギザクラ属>
4/5 つくば実験植物園
金魚草を小さくしたような形のため姫金魚草とも呼ばれる一年草です。
金魚のしっぽの形に似た白や黄色、ピンクや紫などのパステルカラーの花を咲かせます。
丈夫で花色も豊富なので、流通量も多い春の草花です。
<リナリア(姫金魚草) オオバコ科(ゴマノハグサ科)ウンラン属>
4/19 北柏ふるさと公園
5月~7月頃可愛い黄色の小花を咲かせる多年草。山の中の清流などの湿地帯に自生しています。草丈は15~60㎝ほどです。
茎はまっすぐ上にのびて直立しています。その茎の先に黄金色の花を咲かせる姿から和名が付けられました。
<リュウキンカ(立金花) キンポウゲ科リュウキンカ属>
4/5 つくば実験植物園
リンゴ属(林檎属)バラ科の属の1つ。リンゴを含み30から35種が分類されます。ヨーロッパ、アジア、北アメリカなどの、北半球の温帯に分布しています。
バラ科のうちリンゴ属やナシ属などの仁果様の果実(種とそれを包む芯をさらに果肉が包む構造の果実)を収穫するものを仁果類といいます。
<リンゴ属 バラ科リンゴ属> 4/5 つくば実験植物園
日本原産の植物で、日本のほぼ全域に生息しています。秋口の野山に釣鐘型の花を咲かせます。花の直径は2cm前後。小ぶりで5、6枚の花びらを付けています。
色合いは青、水色、紫などの寒色が中心でしたが、最近は改良され、ピンクや白なども切り花として流通しています。
野生の花ですが、群生せず単独で自生します。古くから漢方薬としても利用されてきました。
<リンドウ(竜胆) リンドウ科リンドウ属> 4/13 茨城県植物園
イソマツ科の半耐寒性常緑低木で、開花期は5月~10月です。別名プルンバゴとも呼ばれます。
爽やかなブルーの花を、春から秋まで繰り返し咲かせ楽しめる、丈夫で育てやすい植物です。
<ルリマツリ(瑠璃茉莉) イソマツ科ルリマツリ属>
4/13 茨城県植物園
梅の花が咲く頃に香りの良い花を咲かせること、花が蝋を塗ったような質感であることから「梅」に例えられて、名が付いたと言われています。
実はとても美味しそうに見えますが、梅のような香りや果肉もなく、有毒なため食べられません。
<ロウバイ(蝋梅) クスノキ目ロウバイ科ロウバイ属>
4/13 茨城県植物園
花姿や草姿はマーガレットに似ていますが、マーガレットと比べると本種の方がが寒さに強い特長があります。
淡いピンク色の花とシルバーリーフのような葉色のコントラストが素敵な品種です。 -5℃程度までの耐寒性を持ち、花持ちも良いです。
<ローダンセマムエルフピンク(朝霧小菊) キク科ローダンセマム属>
4/5 つくば実験植物園
4月の花のアルバム7回に渡り、最後までご覧いただきありがとうございました。
次回は「4月の花のアルバム番外編」①と②をご紹介する予定です。次回もご覧いただけると、とても嬉しいです。
今回は分からない花が多くて・・・・
ユウガオは意外でした。
もっと丸くてドーンとしたトウガンのようなものをイメージしていたのですが。
Ninbuさん、おはようございます。
翌年から、例の疫禍が露わとなりましたので、春のよい時期に訪れたいという思いがそのまま棚上げになっています。ちょいと臍を噛む思い。
つくばの春は、いろいろな花を見られたことでしょう。
群雀、さすがにマメ科といった風情。なかなか素敵なイエローですね。
この時期のリンドウだと、フデリンドウとか、ハルリンドウですか、今春も遠出は控えましたので見ることできませんでした。
リンドウは、何をやっても失敗ばかり、いつか綺麗な花を咲かせたいと思っています。
いつもコメントありがとうございます。
今回に限らず4月の花のアルバムは、全体的に稀少な植物が多かったからだと
思います。つくば実験植物園で出会った植物が多かったからでしょう。
hanahanaさんのお宅からも近いようなので、ぜひ一度お出かけください。
私も今回初めてユウガオの実を見ました。ユウガオの花は見たことがあっても、
実を見る機会はなかなかありませんよね。
いつも私のブログに訪問いただきありがとうございます。
いつもコメントありがとうございます。
私の娘がつくばに住んでおり、そこへ出かけた折、訪れたのがつくば実験植物
園なのです。また、同じ茨城県にある茨城県植物園にも足を延ばした次第です。
つくば実験植物園、私は初めて行きましたが、見どころがいっぱいで、とても
一日では全部を見る事ができません。何度でも行ってみたくなる楽しい植物園
です。また、高齢者は入場料が無料というのもいいですね。(^.^)
ムレスズメ、私は初めて見る花ですが、名札を見て思いましたが、まるでスズ
メが群れているように見えるから、的を得た命名だと思いました。
リンドウ、Google Lensに聞くと、フデリンドウ等が候補に挙がりましたが、
自信がないので無難に「リンドウ」と表記しました。(笑)
リンドウはkiteさんでも育てるのが難しいと聞き、私は栽培するのは止めます。
4月の花のアルバム⑥で投稿しましたが、昨年いただいたニリンソウ、残念な
がら葉は出ましたが花が咲かずに終わりそうです。来年リベンジしたいと思い
ます。
こういう小さな花が好きな私です。
見つけると嬉しくなって、小さいんですが、何枚か、しゃがみながら撮るのも
楽しいですよね
ハナモモ
春の私の中で、定番に見る花の一つ。
賑やかに、華やかにに咲いて楽しませてくれますよね
ヤグルマギク
花壇に咲いていると園芸品種なのを感じるんですが、
野草のような、まさに名前の矢車で
覚えたら、忘れない花でもありますよね
ブルー、白、紫と、春を楽しませてくれますよね
リキュウバイ
近所のお宅にあり、毎年楽しませてもらっています。
利休がつくところに、利休と関係あるのかと思いつつ、調べず楽しんでいます
リンドウ
ほんとにリンドウを見ると嬉しくなる私、初めて見て名前を知った時の嬉しさを今でも覚えています。
地面に近いところで咲く、春の代表ですよね^^
たくさん撮られて、きちんと整理されるのに、毎月感心しきりです。
そして、お疲れ様でした^^
ヤエヤマウツギとライムが分かりませんでした。
ユーフォルビア・カラキアスの品種名も勿論知りません。
ユウガオってこんな形ですか?
トウガンの長いような形のと、丸いのとがありますが。
これはヒョウタンに近いような気がしますが、よく分かりません。
ライラックがライムの項目に入っています。
私ばかり色々言ってごめんなさい。
楽しませて頂きました。
あのね、なつみかんさんと競争なんてしていませんよ。
彼女の知識は私の10倍くらいあります。
私は街中の植物しか知らないんです。
今回は横文字以外は割とわかりました。
ユーフォルビア・なんちゃらは不可能です(笑)
ローダンセマムエルフピンクもダメでしたね・・・
ユウガオは五十音順で分かりました。
ライムは、ミカン科ということはわかったので、元気に「ユズ!」と答えてしまいました。
お写真、綺麗ですね。
今月分はお散歩で見つけられた花も登場でしょうか。
来月が楽しみです!
いつもコメントありがとうございます。
私がムラサキサギゴケと初めて出会ったのは3年目の手賀沼です。湖岸を歩い
ていると草むらに小さくて可愛らしい花がいっぱい咲いているのを見て、たく
さん写真を撮ったのを覚えています。
ヤグルマギク、なぜか私はこの花だけは写真が撮れた色の花だけは、全て漏れ
なくブログに投稿してしまいます。それほど花色が豊富な花ですよね。
リンドウ、私はこの花の名前から秋の高原に咲く姿を連想して、とても爽やか
なイメージを持っています。秋に咲く花でしたが、最近は春から咲きだすんで
すね。
4月の花のアルバムは全部で174品種もありました。でも、これだけでは終わら
ないんです。番外編で紹介する約30品種も加えると、200品種の大台を超えて
しまいました。(@_@)
いつも私のブログに訪問いただきありがとうございます。
いつもコメントありがとうございます。
4月の花のアルバム、7回に渡り174品種もの投稿植物に最後までお付き合い頂
き、ありがとうございました。ユーフォルビアは先日さざんかさんも投稿され
ていましたが、品種の違いまでは難しいですね。
ユウガオの実、ご指摘ありがとうございます。植物園では実の横に樹名板があっ
たので、間違いないと思い投稿しました。改めてWikipediaでユウガオの実を
調べると、投稿した実の形に似ているものも含め、いろいろな形があり判断が
悩ましいですね。ライムの画像、ご指摘ありがとうございます。さっそく訂正し
ておきました。
さざんかさんとなつみかんさんの件、私はお二人とも植物に造詣が深いので、
リスペクトをしてコメントしたつもりでしたが、少し悪乗りしたようで反省し
ています。申し訳ありません。
いつも私のブログに訪問いただきありがとうございます。
いつもコメントありがとうございます。
4月の花のアルバムに登場した花は、総じて和名より学名で流通しているもの
が多く、名前が難しかったですね。調べると、ユーフォルビア属は2000種以上
もある大きな属のようですね。これでは個々の品種を覚えるのは絶望的です。
ユウガオやライムはもちろん私も初めて見た実や花です。何度も言いますが、
つくば実験植物園へ行くと珍しい植物に出会え、一日いても飽きがきません。
何度も行ってみたい植物園です。
5月中旬に一眼レフカメラが壊れ、現在修理中です。したがって5月の花の撮影
は原点に戻り、スマホが大活躍です。でも、立ち入りが出来ない場所にある花
や、鳥などを撮影するのはスモホでは無理ですね。
いつも私のブログに訪問いただきありがとうございます。