Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

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6月の花のアルバム(3)

2024-07-17 | みんなの花図鑑

6月に出会った植物の花や鳥の写真を整理しました。6月はアジサイを始めとして、夏の花が咲き揃う季節でもあります。6月は約140品種ほどの花木や鳥の撮影ができました。毎月恒例の記録として約10回に分けて投稿します。

 

<本日のバラ アダージョ>
系統:HT 発表年:2023年 作出:コルデス(独)

白地にピンクの色合いがかわいらしい大輪花で、フルーツ香を中心とした香りも楽しめます。

咲き始めの白からピンクへゆっくりと移り変わる様からアダージョ(音楽用語のゆっくりと)の名前が付けられました。

 

 

 


北アメリカ原産の花で、明治時代中期の鑑賞用に導入された多年草ですが、栽培されていたものが野生化した植物です。

葉は少し光沢があり、対生し、葉身は5~15cmぐらいの大きさで、先が尖り、縁に鋸歯があります。

長い花茎の先に散房花序を出し、径5~7cmの黄色い花を多数つけます。舌状花は長さ2~2.8cmで15枚ほどあり、筒状花は半球形に盛り上がります。

キクイモに似てますが、茎塊が出来ないところから、本種の名前が付けられました。

<キクイモモドキ(菊芋擬き) キク科キクイモモドキ属>
6/12 あけぼの山農業公園

 

 

 

 


コーカサス地方、イラン、アフガニスタン原産。日本へは明治時代の中期に渡来しました。別名はヤローイエロー。

花期は6-8月で、粟粒が集まっているような小さな花の塊が印象的です。黄色の散房花序の花が宙に浮かんでいるようです。

葉はネムノキのようにギザギザの切れ込みがあります。

<キバナノコギリソウ(黄花鋸草)  キク科ノコギリソウ属>
6/12 北柏ふるさと公園

 

 

 

 


マサキの園芸品種の一種です。原種のマサキは日本や中国に自生する常緑広葉樹で、耐潮性に優れ、海岸近くに多く生息します。

葉の縁に黄色い斑が入る黄覆輪が特徴で、常緑樹でもある事から、通年美しい葉を観賞出来ます。

6月から7月頃、黄色の小さな花を咲かせます。斑入りの葉の方が大きくて美しい為、あまり目立たちません。

<キフクリンマサキ(黄覆輪柾) ニシキギ科 ニシキギ属>
6/8 自宅

 

 

 

 

 

アジアの中でも特に日本に数多くの種類が自生しています。これらがヨーロッパに渡り、多くの改良品種が生まれました。

非常にたくさんの園芸品種があります。葉のサイズや色、斑入り、花色、花のサイズなどバリエーションが豊富でキリがありません。

日陰でもよく育つ上に、葉色や草姿が美しいので、「ホスタ」とも呼ばれ国内外に愛好家が多くいます。花の特徴は一日花で、朝開いて夕方には萎れてしまいます。

名前の由来は、生長しかけの花茎の先端が、寺院や橋などの欄干の飾りに使われるタマネギのような形をした擬宝珠(ギボシ)に似ていたからだそうです。

<ギボウシ(擬宝珠) キジカクシ科リュウゼツラン亜科ギボウシ属>
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 


インド原産で、日本には中国経由で18世紀の江戸時代に入ってきました。強い日射しと澄んだ空が似合う夏を代表する花木のひとつです。

樹高は3〜6mに達します。一つひとつの花は小さいのですが、開花期には株を覆うほどにたわわに咲くので、大変見応えがあります。

栽培で注意したいのは、毒を持っている特性についてです。葉、茎、根、花、種子のすべてに、命に関わるほどの有毒成分を含んでいます。

花言葉は、「注意」「危険」「用心」など。やはり木全体に毒を持っている性質から、このような言葉があてられたようです。

 

<キョウチクトウ(夾竹桃) キョウチクトウ科キョウチクトウ属>
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

地中海原産の宿根草ですが、夏の暑さに弱いため日本では半耐寒性の一年草として扱います。草丈は20cm~1m程まで品種によって異なります。

古くからヨーロッパで品種改良が進み、最近ではペンステモン咲きや八重咲きの品種も人気があります。花色は白、黄、桃、赤、紅紫、橙、複色など豊富にあります。

花穂を大きく伸ばして金魚に似た色鮮やかな花を咲かせることから名前がつきました。

<キンギョソウ(金魚草) ゴマノハグサ科キンギョソウ属(アンティリナム属)>

6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 


梅雨どきに大型で純白の6弁花を咲かせて強い香りを漂わせ、秋には橙赤色の果実をつけます。

この果実は黄色の染料として利用され、また漢方では山梔子(さんしし)として用いられています。

秋には橙赤色の果実をつけますが、熟しても裂開しません。つまり口が開かないことから和名がつけられたとされています。

庭木としてよく栽培されているのは大型の花で、八重咲きが多く、こちらは花は豪華ですが実はつけません。

<クチナシ(八重) アカネ科クチナシ属>
6/12 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

日本と朝鮮半島南部原産。北海道西南部から本州、四国、九州の屋久島、および朝鮮半島に分布します。

雌雄同株で、5月~6月くらいに開花します。雄花はクリーム色の花穂を房状に咲かせ、雌花は雄花の付け根辺りに小さな花を咲かせます。

花が咲くと、独特の生臭い匂いが周辺に漂います。イカが腐敗し始めた時のような臭いと表現されることもあります。

本種は野菜と間違えられやすいのですが、野菜ではなく木に実る果物です。

<クリ(栗) ブナ科クリ属>
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

世界にたくさんの野生種、原種があり、これらの交配によって、多くの品種が生まれています。

英国ではつる性植物の女王として位置づけられ、バラのパートナープランツとして親しまれています。

テッセンと呼ばれることもありますが、テッセンとは、中国に自生している、6枚の乳白色の花弁をもち、雄しべが花弁化している一つの原種のことです。

1年に1回、スポット的に開花する一季咲きのグループのほかに、長期間にわたって花が次々と咲いたり、剪定すると繰り返し咲く四季咲きのグループがあります。

<クレマチス キンポウゲ科 センニンソウ属>
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

熱帯アフリカ西部に分布するシソ科クサギ属のつる性常緑低木です。

美しい花を咲かせることから、観賞用として世界の熱帯~亜熱帯地域で広く栽培されています。

日本には明治時代に渡来しており、植物園の温室などで栽培される他、あんどん仕立ての鉢物として流通しています。

赤色の花と白色の萼が対照的で美しく、この対比を源氏と平氏に見立てたことが名前の由来です。

<ゲンペイカズラ(源平葛) シソ科クサギ属>
6/4 柏の葉公園

 

 

 

本種は地中海沿岸地方を中心に世界に200種余りが自生しています。形態は一年草、多年草、低木とさまざまで、つる性のものも多く見られます。

日本に自生種はありませんが、セイヨウヒルガオ(ヒメヒルガオ)などが帰化植物となっています。

ヒルガオによく似た、漏斗形の大きく開いた花を咲かせ、1花の寿命は2~3日くらいで、雨天や夜間は閉じています。

ヒルガオ属では、萼のすぐ外側に大きな苞がありますが、本種は苞は小さくあまり目立ちません。

<コンボルブルス(西洋昼顔) ヒルガオ科セイヨウヒルガオ属(コンボルブルス属)>

6/12 あけぼの山農業公園

 

 

 

 


本種は中東の方から中国を経て日本に渡ってきました。寿命の長い樹木で、独特の形状の果実を付けることで有名な落葉高木です。

幹は細く灰褐色をしていて、光沢のある明るいグリーンの小さな葉をつけます。枝に小さなトゲがあるのも特徴です。

日当たりがよければ花付きがよく、実もたくさん収獲できるので、昔から庭木として好まれてきました。

実の中にはぎっしりと、ボルドーカラーの宝石のような小さな実が詰まっています。この小さな実は食用になり、ジュースやジャムの他、生食もできます。

 

<ザクロ(柘榴) ミソハギ科ザクロ属>
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

常緑の低木で、関東地方以西の本州のほか、屋久島に隔離分布しています。江戸中期に数多くの園芸品種が作出されました。

開花期は5月下旬から6月上旬で、ヤマツツジなどよりも1か月ほど遅く咲きます。

ツツジとサツキの区別についてはよく議論されますが、サツキは植物分類学上、まったくツツジと同じ仲間です。

ただ開花期が特に遅く、季節感その他が異なることから、昔から区別して考えられてきました。

これらをおおまかに区別するために、4月から5月中旬に開花するものを「ツツジ」、5月下旬から6月上旬に開花するものを「サツキ」と呼び始めました。

<サツキツツジ(皐月躑躅) ツツジ科ツツジ属>
6/7 自宅

 

 

 

 

 

ジャマイカ、グアテマラ、キューバ、メキシコ原産の多年生球根植物です。ゼフィランサスの名前でも流通しています。

花は6月〜9月頃に開花します。ピンク色になり、径6cm〜8cm程で上向きに咲き、花被は6裂し、花被片の基部は淡い緑色を帯びます。

江戸時代に日本に渡来した当初に、本種が本物のサフランであると誤認されていましたが、明治の初めになって誤りであることが知られ、本種の名前で呼ばれるようになりました。

和名は薬用植物として知られる「サフラン」に似ていたことにちなみます。サフランとの明確な違いは色です。サフランは紫、サフランモドキはピンクです。

<サフランモドキ(サフラン擬き) ヒガンバナ科タマスダレ属>
6/7 自宅

 

 

 

 


ブラジル南東部原産のシソ科属のサルビア多年草です。サルビア属には約900種の植物が分類されていますが、単に「サルビア」というと、本種を指すのが一般的です。

美しい花を咲かせることから観賞用として導入され、世界中の熱帯から温帯地域で栽培されています。日本には明治時代に渡来しています。

別名では「ヒゴロモソウ」や「スカーレットセージ」等とも呼ばれています。ヒゴロモソウ(緋衣草)の由来は花が緋色の衣を纏ってるかのように見える所からきています。

<サルビア・スプレンデンス(緋衣草) シソ科サルビア属>
6/5 アンデルセン公園

 

 

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。

「6月の花のアルバム(3」15品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「6月の花のアルバム(4)」に続きます。

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お久しぶりです (ピエロ)
2024-07-17 16:58:42
ninbuさん こんにちは
大分ご無沙汰しちゃって<m(__)m>
今回は育てたことがあるものや現在あるものなど9種類ありました。
キフクリンマサキは葉っぱを見ているだけでもいいわね。
栗の木の花が咲くとあの匂いですぐわかります。
我が家にもあったしご近所にもあるので風向きで強烈に匂う。 好みのにおいではありません。
今年はギボシの花を撮っていなかったわ。
返信する
安心してご覧ください (ninbu)
2024-07-17 18:24:01
>ピエロ さんへ
>お久しぶりです... への返信

ピエロさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

体調が回復、またブログに復帰できて良かったですね。(^.^)

6月の花のアルバムは、つくば実験植物園に行っていないので、難
しい名前の花はありません。安心してご覧ください。(笑)

キフクリンマサキ、わが家で生息して15年になります。実はこの木
の名前を知ったのは3年前です。それまで、植木の名前には関心が
なく、綺麗な葉だなあ程度の認識でした。


栗の木の花の匂いは強烈ですよね。同様に蕎麦の花の匂いも嫌な臭
いです。美味しい果実やそば粉が出来るためと思って、我慢しましょ
う。(^.^)
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