Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

サイクリング・テニス・散歩等の道すがら、公園・野原・湖畔・川辺等で見つけた美しい花をスマホで撮っています。

コロナ感染疑いの為、暫くブログをお休みします

2022-07-31 | 日記
以下に今回の休止理由と、参考になるかと思い、経過をご紹介します。皆さんもくれぐれもお気をつけください。

私の卓球仲間Mさんが高熱を出し、発熱外来でPCR検査を受け、結果待ちです。

7月25日にMさんと3時間、卓球をやっていましたので、Mさんがコロナに感染していたら、私は濃厚接触者になります。

私も7月28日から38度前後の高熱が出たので、7月29日に発熱外来に行ってきました。

ニュースで知ってましが、どこの病院に電話しても電話が繋がりません。60回ほど電話してやっと繋がった病院は先着順でした。

暑い外で2時間以上待たされて、やっとPCR検査と解熱剤と咳止めの処方をもらえました。

PCR検査の結果がわかるのは4~5日先になるそうです。こんなことをしていたら、コロナ感染者は病状が悪化してしまいます。

今回は自分が体験して、第7派の凄まじさと、医療崩壊が来ているのを、実感しました。

37度~38.6度の高熱がすでに4日間続いており、食事ができない程の咽の痛み、咳、倦怠感などから、恐らくコロナに感染したものと思われます。

コロナ感染がこんなにも、辛くて苦しく、恐ろしい大変な病気だということが、よくわかりました。

あまりにも辛いので、県のコロナ相談センターで、紹介してもらった病院数ヵ所に相談しました。

しかし、どの病院もPCR検査の結果が出るまでは、診察は出来ないので、処方された薬を飲んで下さい。との回答で対応してくれません。

薬が効いたのか現在は37度前後まで熱は下がっています。この時間を利用して、近況報告とブログの休止をお伝えします。

しばらくは治療に専念するため、みなさんの部屋にも訪問出来なくなることをお詫びします。

必ずコロナに打ち勝って復帰しますので、その節はよろしくお願いします。

コメント欄は閉じさせていただきます。

変化朝顔の栽培に挑戦中!③

2022-07-27 | みんなの花図鑑
先回の続きです。変化朝顔に挑戦中!② 2022-06-27

生涯初めての変化朝顔の栽培。その栽培記録の第3弾です。

変化朝顔に挑戦中!②で変化朝顔の定義を説明しましたが、改めて簡単に整理しておきます。

朝顔を種から育て、その朝顔の変異が花や葉、茎などに現れる”出物”と言う朝顔を”変化朝顔”と呼びます。

<7月23日 ついに一番花、二番花が咲きました。(^O^)/>

<品種:ブルー丸咲き>
二輪とも花弁は丸型で、青紫で時間と共に赤紫へと変化しているようです。今回の花は出物ではなさそうです。



<7月24日 4輪の開花が確認できました>

<品種:桔梗>
ブルーで深い切れ込みがある5弁花です。桔梗の本来の姿であれば「正木」、変化したものであれば「出物」と言えますが、私では判断できません。師匠に相談してみたいと思います。


<品種:ブルー丸咲き>
花弁は丸型で、色はブルーです。


<品種:吹雪混合>
花弁は丸型で、色はピンクです。


<品種:吹雪混合>
花弁は丸型で、色はピンクです。


<品種:切れ咲き>
ブルーで深い切れ込みの入った花弁です。切れ咲きの本来の姿であれば「正木」、変化したものであれば「出物」と言えますが、私では判断できません。師匠に相談してみたいと思います。


<7月25日 8輪の開花が確認できました>

<品種:切れ咲き>
ブルーで切れ込みの入った花弁です。切れ咲きの本来の姿であれば「正木」、変化したものであれば「出物」と言えますが、私では判断できません。師匠に相談してみたいと思います。


<品種:ブルー丸咲き>
ブルーで丸型の花弁です。


<品種:吹雪混合>
花弁は丸型で、色はピンクです。


<品種:吹雪混合>
花弁は丸型で、色はピンクです。


<品種:ブルー丸咲き>
花弁は丸型で、色は濃紫です。


<品種:ブルー丸咲き>
花弁は丸型で、色は薄紫です。


<品種:桔梗>
濃紺で切れ込みがある花弁です。桔梗の本来の姿であれば「正木」、変化したものであれば「出物」と言えますが、私では判断できません。師匠に相談してみたいと思います。


<品種:桔梗>
ブルーで深い切れ込みがある5弁花です。桔梗の本来の姿であれば「正木」、変化したものであれば「出物」と言えますが、私では判断できません。師匠に相談してみたいと思います。


<7月26日、8輪の開花が確認できました>
しかし、朝から昼過ぎまで降り続いた豪雨のため、開花した花が雨に打たれて、綺麗な写真を撮ることが出来ませんでした。

<悲惨な朝顔の写真>




変化朝顔(出物)かどうかは、朝顔の変異が花や葉、茎などに現れる変化を見て判断しなければなりません。私のような変化朝顔ビギナーでは、的確な判断ができません。当面は私の変化朝顔師匠に教えを乞うことになります。

しかし、師匠からも以下のようなコメントを頂いており、判定は大変なようです。奥の深い変化朝顔、まだまだ入口に差し掛かったばかりで、これからも育てながら少しづつ勉強が続く、長い道のりになりそうです。

<私の師匠K氏からのコメント>
「変化朝顔図鑑と首っ引きなのですが、一筋縄ではいきません。一つ例を挙げると、葉の変異が一つの株で色々見られ、どれをメインに据えればいいのかなんて悩んでいたりです」










ヒマワリの季節とウクライナ

2022-07-24 | みんなの花図鑑
毎年この時期になると、あけぼの山農業公園のヒマワリが満開になります。今年も7月20日に行ってきました。

<あけぼの山農業公園 本館前>


ヒマワリというと、今年はどうしてもウクライナでの戦争を考えてしまいます。ヒマワリはウクライナの国花として、よく知られています。

<本館前ヒマワリ> あけぼの山農業公園 本館前


2月24日にロシアのウクライナ侵攻が、突然始まってから間もなく5か月となりますが、いつ終わるのか兆しは全く見えません。一日も早く終わるよう願っています。

<風車前ヒマワリ> あけぼの山農業公園風車前


「ひまわり」と言うと、ソフィア・ローレンの映画と、ヘンリー・マンシーニの美しい曲を思い出します。

I Girasoli (ひまわり/Sunflower) - Love theme from 'Sunflower' 
ヘンリーマンシーニ(5分22秒)


第2次世界大戦時に引き裂かれた悲運の愛を描いたこの映画をご覧になった方は多いのではないでしょうか? 実はこの広大なひまわり畑はウクライナで撮影されたものなのです。

<ヒマワリ畑(風車前)>  あけぼの山農業公園風車前


ソフィア・ローレン扮するジョバンナが、行方不明となった夫マルチェロ・マストロヤンニ扮するアントニオを、一面に咲き誇るひまわり畑の中で、必死に探している姿は記憶に鮮明に残っています。

<ヒマワリ畑(風車前)>  あけぼの山農業公園風車前


撮影現場は首都キーウ(キエフ)から南へ500kmほど行ったヘルソン州と言われています。

<ヒマワリ畑(風車前)>  あけぼの山農業公園風車前


ちょうど今頃はキーウ(キエフ)から南下して郊外へ行くと,一面に咲きわたるひまわりを見ることができるはずですが、今は戦争中であり、見ることができないと思います。

<ヒマワリ畑(風車前)>  あけぼの山農業公園風車前


もともとヒマワリはウクライナの国花ですが、あるウクライナ人女性がロシア兵になぜ彼らが我々の土地に来たのかを尋ねました。

そして、戦死しても花が咲くように、ポケットにヒマワリの種を入れなさいと叱責する映像が広く共有されてから、抵抗のシンボルとして注目されるようになりました。




この動画は、ニュースサイトUkraineWorldが2022年2月24日にTwitterに投稿したもので、800万回以上再生されています。


<ヒマワリ(風車前)>  あけぼの山農業公園風車前


私は戦後生まれで戦争体験はありません。でも、戦争は絶対にやってはならないと思っています。ウクライナでの悲惨なニュースを見るにつけ、胸が痛みます。

日本政府もあらゆるルートを使い、この戦争を早く終わらせるために最大限の努力をしてほしいと願っています。

しかし、国内では故安倍晋三氏を頂点とする右派が、このウクライナ戦争に乗じて、軍備の増強や核兵器の配備などを公然と唱え始めました。

これと呼応するように、先の選挙でさらに過激な政党が野党第一党を窺う勢いで勢力を伸ばしてきています。強力な軍備を持てば、使いたくなるのが人間の心理だというのは、過去の歴史が証明しています。

いつか来た道を繰り返さないためにも、私たちは、戦争だけはしないよう、しっかりと政治を監視し続ける努力を怠ってはならないと思います。

手賀沼ハス "悲物語"

2022-07-22 | みんなの花図鑑
手賀沼ではかつて、増えすぎたハスの繁茂ををどうやって防ぐかを検討していたほど、広大なハス群落がありました。

わが家から徒歩10分ほどの距離にあるハスの群生地、私も毎年見に行っていました。それが突然、2020年に消滅しました。原因は分かっていません。

ハスの群生  (2017年7月手賀沼ハス群生地で撮影)


群生地には整備された木製の遊歩道があり、ハスを近くで眺めることができました。

ハス見の遊歩道 (2017年7月手賀沼ハス群生地で撮影)


以前はハスを見るために、蓮見舟や納涼船も出航していました。

ハスの群生と蓮見舟(2018年6月 柏市ぐる~っと手賀沼より)


手賀沼の名物が無くなってしまったのですから、大変残念です。柏市役所でも原因を究明しており、復活を願うばかりです。

そのような事情から、今回は過去に撮影した画像と、最近、近隣のハス畑で撮影したハスをご紹介します。


<ハス(蓮) ハス科ハス属>  7/19 柏の葉公園


ハスの花の生涯は4日間で、2日目が一番優美なのだそうです。

ハスの花の4日間


<ハス(蓮) ハス科ハス属>   (2017年7月手賀沼ハス群生地で撮影)
ハスは東南アジア原産の草本性水生植物です。観賞用にも食用にもなるため世界中で育成されています。ハスは早朝に開花し、昼には閉じる花が美しく、世界中で愛されている花です。


<ハス(蓮) ハス科ハス属>  (2017年7月手賀沼ハス群生地で撮影)
ハスは仏教では清浄な花とされています。仏教画で仏様が座っているのは蓮華座と言って蓮の花を台座に見立てたものです。


<ハス(蓮) ハス科ハス属>  (2017年7月手賀沼ハス群生地で撮影)
ハスは泥の中から上がってきて汚れのない美しい花を咲かせることから、仏教では清浄な花とされています。


<ハス(蓮) ハス科ハス属>  7/20 近隣のハス畑
日本で有名なハスの一つに大賀蓮(オオガハス)があります。大賀蓮は2000年以上前に千葉県千葉市の土の中に落ちた種を、大賀一郎博士が発芽させたものです。


2000年もの長い間発芽しなかった理由はハスのタネの外皮が非常に厚く、自然に発芽することがあまりないからと言われています。

<ハス(蓮) ハス科ハス属>  7/20 近隣のハス畑
ハスの根茎は日本人にも馴染みの深いレンコンです。日本ではハスの食用部分と言えば主にレンコンですが、他国では葉から茎まで食用とされます。


<ハス(蓮) ハス科ハス属>  7/20 近隣のハス畑
中華料理でスープをすくうときに使うレンゲは漢字で書くと蓮華です。この名前は、ハスの花から散った一枚の花びらに見立てられたのが由来です。このスープをすくう道具を、レンゲと呼ぶのは日本のみです。


<ハス(蓮) ハス科ハス属>  7/20 近隣のハス畑
ハスの花言葉は「清らかな心」「神聖」です。泥の中から出てきて、清らかな美しい花を咲かせる、ハスの花らしい花言葉です。



<藕糸蓮(ぐうしれん)説明版> 7/20 手賀沼湖畔
ここから先は、手賀沼湖畔近くの農家で見つけた「藕糸蓮(ぐうしれん)」という名前の八重のハスです。


<ハス(藕糸蓮) ハス科ハス属> 7/20 手賀沼湖畔
珍しい八重咲のハスで「藕糸蓮(ぐうしれん)」という花名です。このハスは、昭和45年頃、岩国市の佐藤誠氏と土浦市の八島八郎氏の共同開発で世に出されたそうです。


<ハス(藕糸蓮) ハス科ハス属> 7/20 手賀沼湖畔
花弁が108~148枚と多いこと、花弁の色が赤くあでやかなことが特徴です。地下茎を延ばし、先の方に次々に蕾立ちをして花を咲かせます。



<ハス(藕糸蓮) ハス科ハス属> 7/20 手賀沼湖畔
藕糸とは、蓮の茎やレンコンからとれる糸のことで、昔はこの糸で布を織ったそうです。



<ハス(藕糸蓮) ハス科ハス属> 7/20 手賀沼湖畔
八島氏のグループは、藕糸蓮の茎から紡いだ糸で皇族の家紋を表じた「ふくさ」を織り、献上しているそうです。



ハスの群生地として有名な滋賀県草津市の烏丸半島のハス群生地も、2016年に突然消えてしまったそうです。しかし、2017年から「ハス100鉢プロジェクト」がスタート。

2018年からは赤野井湾に残っていたハスの茎が元々の群生地に植えられ、ハスの再生に向けて実証実験が行われているそうです。

手賀沼のハスの群生地の再生に向けて、東大ハス見本園(西東京市)の協力の下、研究が進められているようです。早く再生されるのを祈りたいと思います。





6月の花のアルバム 最終回

2022-07-20 | みんなの花図鑑
フォロワーさんからのリクエストがあり、今回は少し表示形式を変えましたので、ご了承ください。

花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。


カナリア諸島が原産地で、17世紀末に欧州に渡りました。日本には明治時代末期に伝わり、大正時代から幅広く栽培されるようになりました。花形は一重、丁字、八重、ポンポン咲きなど変化に富んでいます。


<マーガレット(木春菊)キク科モクシュンギク属(アルギランセマム属)>
 6/1 あけぼの山公園

葉と花の形から名前が付きました。多肉質の細長い葉が密生し、キクのような花を咲かせます。南アフリカ原産の多肉植物で春から初夏にかけて開花する花です。


<マツバギク(松葉菊 ハマミズナ科マツバギク属(ランプラントゥス属)>
 6/4 佐原あやめパーク


葉と花の形から名前が付きました。同じ仲間(属)のポーチュラカも広く出回り、夏花壇や鉢植えに広く利用されています。


炎天下にもよく花を咲かせるので「ヒデリグサ(日照草)」、茎を切って土に挿しておくと簡単に根が出てふえるので「ツメキリソウ(爪切り草)」の別名があります。
<マツバボタン(松葉牡丹) スベリヒユ科スベリヒユ属>  6/16 あけぼの山公園


原産地は中国で、日本に自生する蝦夷黄萱(エゾキスゲ)の基本種です。花は夕方に開花し、翌日の午後までには萎んでしまいます。


初夏に咲かせるレモン色で芳香を放つ美しい花は、切り花に利用されます。鳥や蝶を引き寄せますが、ネコに対しては有毒です。
<マンシュウキスゲ(満州黄萱)ユリ科(ワスレグサ科)ワスレグサ属>
 6/22 あけぼの山公園


春から秋にかけて長期間開花し、夏でもよく開花します。花色は以前はピンクがほとんどでしたが、現在はさらに白や赤、白からピンクに変化するものなどがあります。


近年、サントリーフラワーズの「サン・パラソル」シリーズが普及したことで、「サンパラソル」という呼び名でも認知されるようになってきました。
<マンデビラ キョウチクトウ科マンデビラ属> 6/2 柏の葉公園


地中海沿岸を原産とし、日本には1877年に渡来しました。秋にタネをまいて翌年の初夏に花を楽しむ秋まき一年草です。


英名のアグロステンマは畑を意味する「アグロ」と王冠という意味の「ステンマ」から来ており、「畑に美しく咲く」という意味です。ヨーロッパにおいて畑に生える雑草だったことに由来します。
<ムギナデシコ(麦撫子) ナデシコ科アグロステンマ属> 6/8 あけぼの山公園


地中海原産の帰化植物で、人家の周辺や路傍に生育します。ピンクのかわいらしい花です。それなのに奇妙な名前がついています。


園芸上では「虫取り撫子」では買ってもらえないので、「コマチソウ(小町草)」と美しい名前で呼ばれています。花の下の方の茎にネバネバした部分があって、そこに虫がくっついてしまうことが、名前の由来のようです。
<ムシトリナデシコ(虫取り撫子) ナデシコ科マンテマ属> 北柏ふるさと公園


万葉集に詠われるほど歴史が古く、その根を紫根(シコン)と言います。紫根は、濃紫の染料のほか、抗炎症や皮膚再生作用が高いことから生薬としても珍重されてきました。


冷涼な気候を好むため、温暖化による環境変化に伴い生育数が減少し、絶滅危惧1B類に指定されている貴重な植物です。
<ムラサキ(紫草) ムラサキ科ムラサキ属>  6/8 万葉植物園


南アメリカ原産で、江戸時代末期に観賞用として導入されて以降、日本に広く帰化しています。環境省により要注意外来生物に指定されています。


良く似た「イモカタバミ」は葯が黄色、「ベニカタバミ」は、葉が直径約2cmと小さく、小葉は切れ込みの浅い倒心形。花を2〜3個着けます。
<ムラサキカタバミ(紫片喰) カタバミ科カタバミ属> 6/22 あけぼの山公園


荒れ地や道端に生える南アメリカ原産の多年生の帰化植物で、草丈が高く「三尺バーベナ」と別名がつけられているが、はるかに大きくなります。


細い葉をヤナギに、上部にまとまって咲く花を花笠にたとえたものが、名前の由来になっています。観賞用によく栽培されています。
<ヤナギハナガサ(柳花笠) クマツヅラ科クマツヅラ属> 6/1 北柏ふるさと公園


Googleレンズで検索すると、ヤマハギと候補を上げてきます。でも、葉が鋸葉なので、違うような気がして、名前が特定できません。




本州から九州の山地に自生していて、樹高は5~15mほどです。白い花のように見える部分は総苞 (そうほう) と言って、ハナミズキの花に見える部分同様、葉が変化したものです。


ヤマボウシの果肉は甘く食用になります。酸味がなく、甘みが強いのが特徴ですが、今では私達が好んで食べることはあまりないようです。
<ヤマボウシ(山法師) ミズキ科ミズキ属> 6/16 あけぼの山公園


花名はトウダイグサ科の植物を総称した呼び方です。原種は2000種以上あり、形態も一年草、宿根草、多肉植物、低木と多岐にわたります。


ユーフォルビア(ディワリシャワー)は、とても小さな星屑のような花を無数に咲かせます。分岐性も良くこんもりと茂り咲き誇るのが特徴です。
<ユーフォルビア(ディワリシャワー) トウダイグサ科トウダイグサ属(ユーフォルビア属)>  6/16 あけぼの山公園


草丈1m~2mの耐寒性球根植物です。ジャパニーズハイブリッドとも呼ばれ、明治時代に日本から輸出されたタモトユリを1970年代にオランダで改良された栽培品種です。


純白の花色は汚れ無き美しいイメージがあり、「高貴」「純粋」という花言葉がつけられました。ブライダルにぴったりの花言葉からも、花嫁のブーケとして大変人気があります。


カサブランカの花色といえば白が一般的ですが、黄色やオレンジ色の花を咲かせる品種や中心がピンクになる品種などもあります。


特徴はうつむきかげんに大きな花を咲かせ、花の内側に小さなつぶつぶがあり、花粉は大きくオレンジ色をしています。
<ユリ(カサブランカ) ユリ科ユリ属>  6/24 自宅


地中海沿岸原産のシソ科の植物で、高さは種類にもよりますが20cm~130cmくらい、細く真っ直ぐな茎の先に紫色の小花を咲かせます。


多くの薬効をもつハーブとして、消毒や防腐、美容など様々な分野で古くから利用されてきました。現代でも、ラベンダーはその香りのよさや効能からアロマオイルをはじめ様々な用途に使われています。
<ラベンダー シソ科ラベンダー属> 6/1 あけぼの山公園


トルコからイランににかけて分布する多年草で、近年香りの良いハーブとして人気の植物です。和名の「ワタチョロギ」は、葉が綿のようなチョロギという意味です。「チョロギ」とは梅酢で赤く染めて正月の料理に添えられる「長呂木」のことです。


葉の部分がやわらかい白い綿毛が羊の毛に似ていることから「ラムズイヤー」の名前がつけられました。
<ラムズイヤー(綿草石蚕) シソ科イヌゴマ属> 6/1 北柏ふるさと公園


南ヨーロッパ原産の常緑性多年草です。初夏に黄色の小花を咲かせますが、花より葉に観賞価値があるとされています。十字の形を持つこの草は、魔女を払い、疫病から身を守ると伝えられてきました。


<ルー(ヘンルーダ) ミカン科ヘンルーダ属> 6/1 あけぼの山公園


日本では、おもに切り花として栽培されるハーブです。花姿が美しいピンクから赤の小粒の花を、花茎を伸ばして咲かせ、根や新芽を料理に使う地域もあります。


バレリアンはドイツ、ベルギー、フランスなどで医療用ハーブとして承認され、その高い鎮静・不眠改善効果から、アメリカや日本などでも不眠対策として非常に人気の高いハーブのひとつです。
<レッドバレリアン(紅鹿の子草) オミナエシ科ベニカノコソウ属>
 6/18 柏の葉公園


ロゼット状の草姿から分枝の殆どない茎を垂直に伸ばし、青色の大きな唇形の小花を穂状に咲かせます。属の中に約415種がある一・二年草もしくは多年草か低木です。


ロベリア・シフィリティカは別名「オオロベリアソウ」とも呼ばれる北アメリカ原産の多年草です。
<ロベリア・シフィリティカ(オオロベリアソウ) キキョウ科ロベリア属>
 6/22 あけぼの山公園

6月の花のアルバム、6回に渡ってお付き合いいただきありがとうございました。
7月も同様にアルバム形式で、出会った花をご紹介する予定です。また、ご覧いただけると、とても嬉しいです。

6月の花のアルバム ⑤

2022-07-17 | みんなの花図鑑
6月の花のアルバム ④ 2022-07-14 の続きです。

<ハナショウブ(花菖蒲) アヤメ科アヤメ属> 6/1 北柏ふるさと公園
花菖蒲(ハナショウブ)は江戸時代を中心に品種改良が進んだ古典園芸植物です。現在は5000種類以上の品種があると言われています。


アヤメ(菖蒲)、ハナショウブ(花菖蒲)、カキツバタ(杜若)、アイリスは4つともアヤメ科の植物で、見た目がよく似ており、区別が難しいですね。そのの違いは花びらを見ればわかるようです。


・アヤメ(菖蒲)・・・・・・・・根元に網目模様がある
・ハナショウブ(花菖蒲)・・・・根元に細長い黄色の模様がある
・カキツバタ(杜若)・・・・・・根元に細長い白い模様がある
・アイリス・・・・・・・・・・・根元に幅の広い黄色の模様がある

<ハマヒルガオ(浜昼顔) ヒルガオ科ヒルガオ属> 6/8 万葉植物園
海岸の砂浜に生育するツル性の植物で、茎は砂の上を這って広がります。淡いピンク色の花を咲かせ、種や地下茎で増えます。


ヒルガオと花の形はよく似ていますが、葉っぱの形が違います。ヒルガオはスペード型で細長く、ハマヒルガオはハート型でどちらかと言うと小さくて丸い形をしています。

<ハマボッス(浜払子) サクラソウ科オカトラノオ属> 6/8 万葉植物園
初夏、岩場や浜辺などの海浜で、 総状花序に小さな白花を咲かせる多年草です。 花序を禅僧が説法で使う仏具である払子(ボッス)に似ていることに由来します。


<バリエガータ(カラミンサ) シソ科カラミンサ属> 6/18 あけぼの山公園
バリエガータ(カラミンサ)は、葉にクリーム色の不規則な斑が入り桃色の美しい大きな花を咲かせるグランディフローラ種の園芸品種です。


カラミンサ(グランディフローラ種)はスパイシーで独特な香りの高い葉をもち収穫され、香料としてポプリやハーブティー等で使われます。

<ヒイラギナンテン(柊南天) メギ科メギ属> 6/8 万葉植物園
台湾、中国に分布する常緑性の低木です。葉っぱがヒイラギ、実の付き方がナンテンに似ているためこの名前があります。


<ビビアナ(オリエンタルリリー) ユリ科ユリ属> 6/15 あけぼの山公園
日本原産のユリをもとに、幾多の複雑な交配を経て作り出された品種です。大輪で反り返った花びら、長いしべが特徴で、エレガントな雰囲気があります。


<ビヨウヤナギ(未央柳) オトギリソウ科オトギリソウ属>
 6/1 北柏ふるさと公園
ビヨウヤナギは6月~7月ごろ黄色い花を株一面に咲かせる中国原産の半落葉低木です。黄金色の花が上向きに咲き、多数の雄しべが突き出すのが特徴です。


枝先がやや垂れ下がり葉がヤナギに似ているので、ビヨウヤナギと呼ばれるが、ヤナギの仲間ではありません。中国では金糸桃と呼ばれており、ビヨウヤナギに未央柳を当てるのは日本の通称名です。

<ヒルガオ(昼顔) ヒルガオ科ヒルガオ属> 6/7 柏の葉公園
原産地は日本、韓国、中国です。開花時期は5月~8月で、花径5~6cm程の淡いピンク色の漏斗状の花が一輪咲きます。


花名の由来は、開花時刻にちなんだもので、朝咲いて昼にしぼむアサガオに対して、朝から咲いて昼間にもしぼまず咲いている事から「ヒルガオ」と名付けられました。

<ブッシュスイカズラ・クールスプラッシュ スイカズラ科スイカズラ属>
 6/16 あけぼの山公園
スイカズラでもこれはブッシュ状になる低灌木で夏に黄色の花を咲かせます。黄色の花は小さく、香りはありませんが、密集して魅力的です。


<ブッドレア(房藤空木)ゴマノハグサ科フジウツギ属> 
6/16 あけぼの山公園
初夏から秋にかけて小さな花が集まって円錐状の花を咲かせる落葉低木です。香りと蜜に誘われ蝶が集まることから、欧米では「バタフライブッシュ」の名でも呼ばれています。


枝先に小さい花を豪勢に付けます。花は「藤」を思わせ、葉は対生して「空木」のようであることから房藤空木と命名されました。

<プリムローズ(プリムラ・ブルガリス) サクラソウ科サクラソウ属> 
6/16 あけぼの山公園
ヨーロッパに自生する原種のサクラソウです。英名はプリムローズで、古くから親しまれている野生種です。明るいレモンイエローの花が株を覆うほどにたくさん咲かせます。


<フレンチラベンダー(ピンクロリポップ) シソ科ラヴァンドラ属>
 6/16 あけぼの山公園
フレンチラベンダーの花は「兎の耳」や「天使の羽」等に例えられる可愛らしい苞葉を花の頂部にもっています。ピンクロリポップは薄桃色の長い苞葉と濃い桃色の花がポップで可愛らしい雰囲気をつくります。


<ベゴニア(ピンク) シュウカイドウ科シュウカイドウ属> 6/16 あけぼの山公園
ベゴニアは品種によって開花時期が異なりますが、3月〜5月の春と、9月〜10月の秋頃に最も開花します。一年中,花を咲かせている植物園もあるので、いつでもベゴニアを楽しむことができるのも魅力の一つです。


<ペチュニア(衝羽根朝顔) ナス科ペチュニア属> 6/16 あけぼの山公園
日本は特にペチュニアの品種改良が盛んで、最先端の研究が現在もされているまさにペチュニア大国です。ガーデニングブームの火付け役となったサフィニアもペチュニアの仲間で、日本人が品種改良した品種です。


ペチュニアの語源はブラジル先住民のPetun(たばこ)が語源になっています。たばこの花に似ていることからこの語源になったと言われています。

<ペトレア・ヴォルビリス クマツヅラ科ヤモメカズラ属>
 6/16 あけぼの山公園
ペトレアはメキシコ、中米に分布する常緑性のつる性低木で、枝は細くてたくさん枝分かれして弓状にしなり、枝先に紫色の花を房状に咲かせます。


その中でもヴォルビリスは日本でも鉢植えなどで出回る比較的一般的な種です。ペトレアは18世紀イギリスの植物学後援者ペトレの名前に由来します。

<ベルガモット(松明花) シソ科モナルダ属> 6/16 あけぼの山公園
北アメリカ東部原産、毎年花を咲かせる多年草です。タイマツバナとも呼ばれるように、鮮明な赤い花が盛り上がるように咲き、苞も赤く色づきます。属名のモナルダの名前で呼ばれることもあります。


葉っぱの香りが、紅茶のアールグレーに香り付けで用いられる柑橘類のベルガモット(ベルガモットオレンジ)に似ているので、この通称で呼ばれています。

<ペンステモン(釣鐘柳)オオバコ科イワブクロ属(ペンステモン属)>
 6/1 あけぼの山公園
ペンステモンは原種だけでも250種以上ある常緑多年草です。釣り鐘形や、筒状でふっくらした形の愛嬌のある花が連なるように咲き、まるでカラフルな熱帯魚が群れをなして泳いでいるようにも見えます。


ペンステモンの名前は、ギリシャ語の「pente=5つ」と「stemon=雄しべ」の合成語に由来しています。

<ポーチュラカ(花滑莧) スベリヒユ科スベリヒユ属(ポーチュラカ属)>
 6/1 あけぼの山公園
シャモジ形で多肉質の葉と茎をもち、暑さや乾燥に非常に強い植物です。地表を覆うように育ち、ハナスベリヒユとも呼ばれています。


ポーチュラカは、ラテン語で入口を意味する「porta(ポータ)」を語源とし、実が熟すと蓋が取れて、口が開くようすに由来するといわれます。

<ホタルブクロ(蛍袋) キキョウ科ホタルブクロ属> 6/8 万葉植物園
ホタルブクロは中国原産の多年草で、日本でも山野などに自生している植物です。別名釣鐘草と呼ばれ、釣鐘型の花を下向きに咲かせる植物です。控えめな印象の可愛い花が古くから親しまれてきました。


ホタルブクロ(蛍袋)は、昔この筒状の花に子供がホタルを入れて遊んでいたことから「ホタルブクロ」という名になったと言われています。

<ポピー(芥子) ケシ科ケシ属> 6/1 北柏ふるさと公
ポピーはケシ科ケシ属の一年草、多年草です。世界中に150種ほどが確認されており、モルヒネが採れるために栽培が禁止されている種類もあります。


日本でガーデニング用として栽培されているのは、主にシャーレーポピー、アイスランドポピー、オリエンタルポピーです。

今回もたくさんの花をご覧頂き有難うございました。まだ、6月の花のアルバムは続きます。次回(最終回)もご覧いただけると、とても嬉しいです。



6月の花のアルバム ④

2022-07-14 | みんなの花図鑑
6月の花のアルバム ③ 2022-07-10 の続きです。

<ツンベルギア(矢筈葛) キツネノマゴ科ヤハズカズラ属>
 6/16 あけぼの山公園
熱帯アフリカや熱帯アジアにおよそ100種類が分布します。日本には明治から昭和の初め頃に多くの種が入ってきています。


夏を中心として初夏~秋まで花を咲かせます。温室では冬にも花を見ることがあるので、一定の気温があれば季節に関係なく開花するのかもしれません。

<ツンベルギア・ゲルブ キツネノマゴ科ヤハズカズラ属>
 6/16 あけぼの山公園


ツンベルギアは、スウェーデンの植物学者カール・ツンベルクの名前にちなみます。葉はハート形で矢筈(矢の末端の弓弦を受ける部分)に似ていることから和名では「矢筈葛(ヤハズカズラ)」と呼ばれます。

<テイカカズラ(定家葛) キョウチクトウ科テイカカズラ属>
 6/8 万葉植物園
日本(本州の秋田より南、四国、九州)に自生するつる性の花木で、山野の他、人里近くでも普通に見ることができます。


初夏になると、直径2cmほどの白やピンク色の花を咲かせます。開いた花は花びらごとにやや角度が付いて回旋して船のスクリューのような形になっています。


テイカは藤原定家のことで、カズラはつる性植物という意味です。これは藤原定家が愛する人を忘れられず、テイカカズラに変わってその人の墓に絡みついたというお話にちなみます。

<デュランタ・タカラヅカ(台湾連翹) クマツヅラ科デュランタ属(ハリマツリ属)>
 6/16 あけぼの山公園
デュランタ・タカラヅカは、濃い青紫色に白いフチが入った鮮やかな花が、垂れ下がるように咲く美しい植物です。原産地は主に北米南部やブラジルです。


「タカラヅカ」の名前は、キリリとした美しい花姿が、タカラジェンヌが正装した袴姿を思わせることから名付けられました。

<デルフィニウム・シネンシス(大飛燕草) キンポウゲ科オオヒエンソウ属>
 6/9 あけぼの山公園
ブルーを基調とした涼やかな花を咲かせる多年草です。花色はブルー、濃いブルー、紫、白、ピンクなどがあります。


デルフィニウムはギリシャ語の delphinos(イルカ)が語源です。つぼみの形がイルカに似ていることに由来します。また和名のオオヒエンソウの由来は、中国名の飛燕草(ひえんそう)によるものです。

<デンドロビウム・フォーモサム ラン科セッコク属(デンドロビウム属)>  
 6/2 柏の葉公園
原種のデンドロビウム・フォーモサムをもとに改良された品種群をフォーモサム系と呼びます。バルブ頂部に、白色でリップ奥に黄色の色彩が入る中輪花を咲かせます。
 

<トリトマ(赤熊百合) ツルボラン科(ワスレグサ科)シャグマユリ属(クニフォフィア属)>
  6/1 あけぼの山公園
何本も伸びる花茎の先にオレンジ色の花穂をつけた姿が雄大です。昔の属名がトリトマだったので、現在でもこの名前で呼ばれます。


下向きに咲く筒状の花の色が咲き進むにつれて変化する姿を燃えるたいまつ(トーチ)に見立て、トーチリリーの英名があります。

<トレニア(夏菫) アゼトウガラシ科 ツルウリクサ属(トレニア属)>
 6/1 あけぼの山公園
トレニアは、可愛い子つばめが口を開けたような、スミレにも似た小花が春から晩秋まで次々と咲くことで人気があります。


花形は唇形で花色が野生のスミレに似ていることから別名にナツスミレ(夏菫)やハナウリクサ(花瓜草)といわれています。

<ナツツバキ(夏椿) ツバキ科ナツツバキ属> 6/16 あけぼの山公園
ツバキに似た花を夏に咲かせるのでこの名前があります。近縁ですがツバキの仲間ではなくナツツバキ属の樹木です。寺の敷地内に沙羅双樹(サラソウジュ)として植えられることが多い樹木です。


仏教では釈迦が沙羅双樹の下で入滅したとされています。 日本ではナツツバキがこの沙羅双樹(サラソウジュ)と誤認されたようです。

<ナンテン(南天) メギ科ナンテン属> 6/26 自宅
中国原産で、日本では縁起物として庭木として植えられることが多い樹木です。乾燥させた実から咳止めの効果が期待できることから、薬用植物としても扱われています。


和名のナンテンは漢名「南天燭」の略とされています。ナンテンは難を転ずることにも通じるため、縁起木、厄よけ、魔よけとして古くから庭に植えられてきました。

<ニゲラ(黒種草)  キンポウゲ科クロタネソウ属> 6/1 あけぼの山公園
ニゲラは原産国は地中海沿岸と西アジアの、秋蒔き一年草の草花です。ニゲラという名はラテン語の「Niger ・黒い」からきています。


和名はクロタネソウと言い、花後にバルーン状の果実が膨らみ、中に黒い種が出来る事からこの名前がつきました。

<ニリンソウ(二輪草) キンポウゲ科イチリンソウ属> 6/16 自宅
名前の通り、1本の茎から2輪の花を咲かせる、春山を代表する草花です。熱を通せば食べられる「山菜」としての面がある一方で、若葉の形が毒植物であるトリカブトと似ていることから、見分けが重要な草花でもあります。


<ネジバナ(捩花) ラン科ネジバナ属> 6/16 自宅
この植物は、特徴的なねじれた花の姿をそのまま名前にして、ネジバナと呼ばれています。 日当たりのよい草地に生える多年草です。


<ネズミモチ(鼠糯) モクセイ科イボタノキ属> 6/1 北柏ふるさと公園
堅強な性質を持ち、都市部の劣悪な環境でも耐えることから、垣根や緑地の「植えつぶし」として使われています。


秋になる実がネズミの糞に似ていること、葉がモチノキに似ていることからネズミモチと命名されました。

<ネメシア ゴマノハグサ科ネメシア属> 6/22 あけぼの山公園
原産地はアフリカで50種ほどが自生しているとされています。一年草と宿根草のネメシアがあります。宿根ネメシアは-3℃以上の気温があれば1年中開花する四季咲き性の性質があります。


<バイカウツギ (梅花空木) アジサイ科バイカウツギ属> 
 6/8 万葉植物園
初夏に白い花を咲かせる落葉低木です。枝分かれして生長しブッシュ状の樹形になります。日本では本州以南の山野に自生しています。


バイカウツギは花の形が梅の花に似ていて、枝が空洞なことや枝葉の特徴がウツギに似ていることからバイカウツギという名前が付きました。

<ハイビスカス(仏桑華) アオイ科フヨウ属> 6/16 あけぼの山公園
「ハイビスカス」は、世界の熱帯~亜熱帯地方で栽培されています。南国のイメージ感がたっぷりの花は、花の開花期間も長く、赤・ピンク・黄色・白などカラーバリエーションも豊富です。


花の大きさも小さいものから大きいものまであり、その品種数は数えきれないほどです。

<ハクチョウゲ(白丁花)  アカネ科ハクチョウゲ属> 6/7 柏の葉公園
中国、台湾に分布する常緑小低木です。日本には元禄年間以前に渡来しており、庭木や生け垣として利用されるほか、盆栽としても仕立てられます。


花を真横から見ると、「丁」の字のように見えるため、白丁花の名がつけられたと言われています。

<ハクチョウソウ(白蝶草) アカバナ科・ガウラ属> 6/1 あけぼの山公園
ハクチョウソウ(ガウラ)はアメリカ合衆国のテキサス州やルイジアナ州に自生する植物です。初夏から秋の長い期間、次から次に花を咲かせていくため、長い間観賞することができます。


穂状に咲く小花が風に揺れる様子は、白い蝶が群れて飛んでいるように見えることから、白蝶草と呼ばれます。

<ハコネウツギ(箱根空木) タニウツギ科タニウツギ属>
 6/1 北柏ふるさと公園
ハコネウツギは、日本日本の北海道南部から九州まで分布分布する落葉性低木です。 5月から6月にかけて咲く朝顔のような花は開花中に色素が変化し、白色から順次、薄ピンク、紅色と三段階に移り変わります。


<ハマナデシコ(浜撫子) ハマナデシコ科ナデシコ属> 6/8 万葉植物園
ハマナデシコ(浜撫子)は、本州、四国、九州、沖縄の海岸に生える高さ20~50cmの多年草で、海岸植物らしく葉が暑くつやつやしているのが特徴です。


今回もたくさんの花をご覧頂き有難うございました。まだまだ、6月の花のアルバムは続きます。次回もご覧いただけると、とても嬉しいです。

6月の花のアルバム ③

2022-07-10 | みんなの花図鑑
6月の花のアルバム ② 2022-07-07 の続きです。

<シモツケ(下野) バラ科シモツケ属> 6/7 柏の葉公園
シモツケは、小さな花が集まってふわふわした丸い形の花を咲かせる落葉低木です。派手な美しさはありませんが、楚々とした美しさと風情があります。


<シモツケ(下野) バラ科シモツケ属> 6/17 自宅
シモツケという名前は下野国(現在の栃木県)ではじめて見つけられたところに由来します。北海道から九州にかけての山地に幅広く自生している花木です。


<ジャメスブリテニア ゴマノハグサ科ジャメスブリテニア属>
 6/16 あけぼの山公園
南アフリカ原産のゴマノハグサ科の半耐寒性の多年草です。花期がとても長いのが特徴で、夏場を除き春から秋の終わりまで咲いてくれます。


<シュンギク(春菊) キク科シュンギク属> 6/22 我孫子市民農園
原産地は地中海沿岸で、欧米では観賞用に栽培されます。日本・韓国・中国など東アジア諸国では若い茎葉が食用にされています。


<シロバナヤエウツギ(白花八重空木) アジサイ科ウツギ属> 
6/1北柏ふるさと公園
日本原産の「ウツギ」の一品種です。山野に自生し、高さは2メートルほどになります。5月から6月ごろ、枝先の円錐花序に八重の白い花を咲かせます。


<スイカズラ(吸葛) スイカズラ科スイカズラ属> 6/1 北柏ふるさと公園
日本原産の植物で、ハニーサックルという名前でも呼ばれます。 とても香りが良いので、香水やアロマオイルとしても人気の花です。


花の蜜を吸うと甘いことから「吸葛(すいかずら)」という名前が付きました。また、花色が白から黄色へと徐々に変化する姿を由来として「金銀花」という名前がつけられました。


<スカエボラ・インディゴ(末広草) クサトベラ科クサトベラ属> 
 6/22 あけぼの山公園
スカエボラは、オーストラリア原産の多年草です。この花が出始めたときは、花色がブルーだったことから、今でもブルーファンフラワーとも呼ばれることがあります。


<スカエボラ・ディープピンク(末広草) クサトベラ科クサトベラ属> 
 6/22 あけぼの山公園
花は手を広げたような形の小さな花が沢山咲き、青紫色の花がよく知られていますが、ほかに白や桃色、交配種には黄色の花もあります。


<スイセンノウ(酔仙翁) ナデシコ科センノウ属(マンテマ属)>
 6/16 あけぼの山公園
南ヨーロッパ原産の草花です。日本には明治以前、江戸の末くらいに入ってきたと言われています。白い毛が生えたフェルトのような質感の葉っぱや茎がユニークです。この葉の様子からフランネルソウの別名があります。


漢字で書くと「酔仙翁」で、花が赤くて酔っ払っているように見えるのでこの名前があるとされます。

<スモークツリー ウルシ科ハグマノキ属> 6/7 柏の葉公園
原産地はヨーロッパやヒマラヤ、中国などでピンク、赤、紫など、花穂が大変美しい落葉高木です。雌雄異株で、モコモコとした花穂をつけるのは雌株です。


ふわふわとして煙がかかっているように見えることから、「スモークツリー」という名前がつけられました。ケムリノキ、カスミノキという別名も持っています。

<セイヨウヒルガオ(西洋昼顔) ヒルガオ科セイヨウヒルガオ属>
 6/1 あけぼの山公園
地中海沿岸を中心に、温帯から亜熱帯の広い地域に200~250種が分布しているといわれています。


戦後、野生化が急にふえ各地に普通に見られるようになりました。繁殖力が強く、外来生物法により要注意外来生物に指定されています。

<ゼニアオイ(銭葵) アオイ科ゼニアオイ属> 6/29 あけぼの山公園
ゼニアオイはヨーロッパ原産で、日本には江戸時代に観賞用に導入されました。ゼニアオイはタチアオイよりも一回り小さく、どことなくトロピカルな花を咲かせます。


ゼニアオイとなった由来はその見た目からです。丸みのある花や葉の形が銭のようだからゼニアオイとなったという説があります。

<セロシア(野鶏頭) ヒユ科ケイトウ属> 6/1 あけぼの山公園
セロシアはケイトウの仲間ですが、主に種苗メーカーで改良されたノゲイトウ、ヤリゲイトウ、トサカケイトウなどを総称してセロシアと呼ぶことがあります。


セロシアの花穂は長く、動物の尻尾や鶏の頭に見え、野鶏頭という名前になりました。。

<ゼンテイカ(禅庭花) ツルボラン科ワスレグサ属> 6/1 あけぼの山公園
ゼンテイカはキスゲ亜科の多年草。一般的には別名のニッコウキスゲ(日光黄菅)と呼ぶほうが圧倒的にすんなり来ます。別名は日光の戦場ヶ原に多かったことによります。


もとはセッテイカ(湿った地の花の意)といったのがいつの間にかゼンテイカに転訛したという説や、戦場ヶ原を中禅寺の庭にたとえて禅庭としたという説があるが、定説はないようです。


<タイサンボク(泰山木) モクレン科モクレン属> 
 6/3 流山総合運動公園テニスコート
タイサンボクは、20mを超す高木の上の方に、直径15㎝以上もある大きな香りのよい花を咲かせます。自生しているアメリカのミシシッピ州とルイジアナ州では州花とされています。


日本には明治のはじめに米国より入ってきて、広く植栽されている樹木です。自然樹形はスペースをとるので公園などに植えられます。

<タイム シソ科イブキジャコウソウ属> 6/8 万葉植物園
ハーブですが、美しい小花と繊細な葉が魅力的です。コモンタイムがハーブとして有名で、単にタイムというと本種を指すことが多いです。
 

<タチアオイ(立葵) アオイ科ビロードアオイ属> 6/8 万葉植物園
タチアオイは夏にハイビスカスに似た華やかな花を穂状に咲かせる夏の花です。タチアオイは毎日、次々と新しい花を咲かせ、2ヵ月近く咲き続けてくれます。


花穂の下から上へと順々に咲いていく「咲き上がる」性質を持っています。咲き始めは梅雨のはじまり頃で、てっぺんの花が咲くと梅雨が明けると言われています。


<ダリア(天竺牡丹) キク科テンジクボタン属(ダリア属)> 6/1 あけぼの山公園
ダリアは存在感&迫力抜群!鮮やかな大輪で周囲をぱっと華やかにする花です。花姿がボタンに似ており、和名は天竺牡丹と名づけられています。外国から輸入された花の名前には天竺をよくつけたそうです。


<チェリーセージ シソ科アキギリ属> 6/17 自宅
チェリーセージは、いくつかの品種の総称で、とても長い期間(5月~11月)開花する多年草(宿根草)です。チェリーセージとして流通しているのは、サルビア・グレッギー、ミクロフィラ、ヤメンシスの3種です。


<チャノキ?> 6/17 自宅
Googleレンズで検索すると、チャノキと出てきます。でも開花期は10月~12月なので、この時期に咲く花ではなく、特定できません。


<ツユクサ(露草) ツユクサ科ツユクサ属> 6/16手賀沼湖畔
日本を含む東アジア原産で、畑の隅や道端で見かけることの多い、鮮やかな青い花が咲く夏の植物です。日本でも古来から自生しています。


朝咲いて昼には萎む儚い様子から、万葉集の和歌でも恋の歌で登場する植物です。

<ツリガネソウ(釣鐘草) キキョウ科ホタルブクロ属> 6/9 あけぼの山公園
日本には明治時代に伝えられ、釣鐘草または風鈴草の名前で親しまれてきました。ツリガネソウは花が小さな釣鐘に似ているのでこの名前がつきました。別名カンパニュラとも呼ばれています。


よく似た花にホタルブクロがありますが、ツリガネソウが上や横を向いて咲くのに比べてホタルブクロは下を向いて咲きます。

今回もたくさんの花をご覧頂き有難うございました。まだまだ、6月の花のアルバムは続きます。次回もご覧いただけると、とても嬉しいです。

6月の花のアルバム ②

2022-07-07 | みんなの花図鑑
6月の花のアルバム ① 2022-07-04 の続きです。

<オレンジリリー ユリ科 スカシユリ亜属> 6/14 あけぼの山公園
ユリも色々種類があるようで一般的にこの様な色のユリは「オレンジリリー」と呼ばれる様です。花はオレンジ色でカップ状の花を上向きに咲かせます。


オレンジリリーはリヒテンシュタイン公国(スイスとオーストリアに挟まれた世界で6番目に面積が小さい国)の国花でもあります。

<ガウラ(白蝶草) アカバナ科ガウラ属> 6/22 あけぼの山公園
蝶が羽を広げたような美しい姿の花を咲かせます。花は咲いてから3日ほどで散ってしまいますが、春から秋の長い期間、次から次に花を咲かせていくため、長い間観賞することができます。 


<カタバミ(片喰) カタバミ科カタバミ属> 6/22 手賀沼湖畔
カタバミは道端や庭、畑など地面を這って自生しています。ハート型の葉を3枚つけ、黄色くかわいらしい花を咲かせますが、繁殖力が非常に強いことから、駆除するのが大変な雑草とされています。


カタバミは、真鍮の鏡や仏具を磨くために用いられていたことから、別名「鏡草」とも呼ばれています。

<カラジウム・サマーブリーズ(錦芋) サトイモ科カラジウム属>
 6/16 あけぼの山公園
カラジウムは涼しげな葉模様や、カラフルな葉模様がトロピカルな雰囲気を醸し出す、夏に楽しめる観葉植物です。


<カリブラコア  ナス科カリブラコア属> 6/22 あけぼの山公園
カリブラコアは1990年にペチュニアから分かれて独立した新しい属です。花もペチュニアによく似ていますが、オレンジやチョコレートなどカリブラコアだけにしかない花色が魅力です。


<カンナ(美人蕉) カンナ科ダンドク属(カンナ属)> 6/22 高野山桃山公園
現在の品種の多くは、1850年ごろからアメリカ、フランス、イタリアなどで、さまざまな原種間で交配を繰り返して作出された品種で、ハナカンナと呼ばれています。


カンナはギリシア語で「アシ(葦)」を意味し、その草姿がアシに似ているところに由来します。

<キツネノテブクロ(狐の手袋)  ゴマノハグサ科ジギタリス属> 
6/1 あけぼの山公園
狐の手袋は茎をすくっと伸ばし、ベル型の花を穂状に咲かせる存在感のある多年草で、花は下から上へと咲き進みます。


英名ジギタリスは、花のかたちが手袋の指のように見えることからですが、和名でも、直訳で「きつねのてぶくろ(狐の手袋)」と呼ばれます。

<キョウチクトウ(夾竹桃) キョウチクトウ科キョウチクトウ属>
6/2 流山総合運動公園テニスコート
原産地はインド、中近東で、暑さに強い性質を持っています。樹高は3〜6mに達します。一つひとつの花は小さいのですが、開花期には株を覆うほどにたわわに咲くので、大変見応えがあります。


キョウチクトウの栽培で注意したいのは、毒を持っている特性についてです。葉、茎、根、花、種子のすべてに、命に関わるほどの有毒成分を含んでいます。

<キョウチクトウ(八重)>  6/16 あけぼの山公園


キョウチクトウの花言葉は、「注意」「危険」「用心」など。やはり木全体に毒を持っている性質から、このような言葉があてられたようです。

<タイリンキンシバイ(大輪金糸梅) オトギリソウ科オトギリソウ属>
6/1 北柏ふるさと公園
さざんかさんからご指摘があり、花の名前をキンシバイからタイリンキンシバイに訂正させていただきました。

キンシバイの園芸品種で、よく似ていますが、葉の付き方がタイリンキンシバイは対生~十字対生で、キンシバイの葉はは2列対生です。

タイリンキンシバイの花は黄色い五弁の丸花を付け、花は平開し、先が浅く切れ込みます。キンシバイは花弁が大きく深いカップ咲きです。

<キンレンカ(金蓮花) ノウゼンハレン科ノウゼンハレン属> 
6/1 あけぼの山公園
花の色は鮮やかな暖色。オレンジ、黄色、赤と鮮やかな色合いが中心です。観賞用として楽しまれているキンレンカですが、近年は食用としても利用されていて流通もしています。


丸い形の葉が蓮に似ていることから、蓮の漢字を使い金蓮花(キンレンカ)との和名がついています。ナスタチウムとも呼ばれますが、オランダガラシ属を指す学名であって、似た味をもつために転用された通称です。

<キンロバイ(金露梅) バラ科キンロバイ属> 6/16 あけぼの山公園
キンロバイは北半球の亜寒帯や高山地帯、日本では北海道、本州中部以北の高山に自生する低木です。


「金露梅」という名前のとおりウメに似た黄色い花を咲かせ、シンプルでふくよかな花形と、明るい花色が人目を引きつけます。

<クスダマツメクサ(薬玉詰草) マメ科シャジクソウ属> 6/7 柏の葉公園
空き地や道ばたなどに生える雑草。 和名は、花序が薬玉のように見えることから。また、受粉後に花弁が大きくなり、ホップの雌花に似ていることからホップツメクサともいいます。


<クチナシ(梔子)アカネ科クチナシ属>  6/7 柏の葉公園
クチナシは香りの良い花を咲かせることで有名な常緑低木です。光沢のある濃いグリーンの葉を持ち、花色は白です。香りが特徴的で甘い香りを周囲に漂わせます。


<ヤエクチナシ アカネ科クチナシ属> 6/14 あけぼの山公園
花の形は八重咲と一重咲きがあり、一重咲きの品種は秋になると橙色の実をつけ、熟しても口を開かない事から「クチナシ」の名が付いたと言われています。


クチナシの花は咲き始めは真白、咲き進むに従ってクリーム色がかってきます。最後はカスタードクリームのような色になって萎れていきます。

<クフェア ミソハギ科タバコソウ属(クフェア属)>  6/16 あけぼの山公園
クフェアは、熱帯アメリカから亜熱帯アメリカにかけて約260種が分布するの植物です。花の美しい幾つかの種が観賞用として栽培されています。


<クリ(栗) ブナ科クリ属> 6/15 大堀川河畔
栗は雌雄同株で、5月~6月くらいに開花します。雄花はクリーム色の花穂を房状に咲かせ、雌花は雄花の付け根辺りに小さな花を咲かせます。栗の花の匂いは、いい香りとは言えないのではないかと思います。


クリは一般的に生で食べられることがないので間違えられやすいのですが、野菜ではなく木に実る果物です。

<ゲンペイシモツケ(源平下野) バラ科シモツケ属>  6/29 自宅
今年、私の師匠のブロ友さんから苗をいただき育てたもので、見事に花が咲きました。
ゲンペイシモツケは、一株から白とピンク色の花を咲き分ける品種で、「源平咲きシモツケ」とも呼ばれています。


「ゲンペイ」の名前は、紅白を咲き分ける花色を、源平の旗色に見立てたものです。

<コザクラノボタン(小桜野牡丹) ボタン科トラデニア属> 6/7 柏の葉公園
その名のとおり、少し淡いピンクの小さな花が株を覆うようにたくさん咲きます。花がいっぺんに咲くというのではなく、少しずつ咲いてきますので、長い間楽しめます。


<コチョウラン(胡蝶蘭) ラン科コチョウラン属> 6/2 柏の葉公園
日本ではコチョウランはやや高級な鉢花として知られています。優雅で美しい花が2ヶ月前後も咲き続けることから、贈答用の花としても人気があります。


<サフランモドキ(サフラン擬き) ヒガンバナ科タマスダレ属> 6/23 自宅
ゼフィランサスとしても流通していることがあるサフランモドキは、ピンク色のユリのような小さな花を咲かせる常緑多年草です。


サフランモドキは「サフラン擬き」とも書き、これは薬用植物として知られる「サフラン」に似ていたことにちなみます。

<サルビア・ガラニチカ(メドセージ) シソ科アキギリ属> 
6/1 北柏ふるさと公園
サルビア・ガラニチカの最大の特徴は非常に濃い花色と、大きく口を開いた様な個性的な花の形(唇形)にあり個々の小花は長さが5cmと大きい所も魅力です。


日本ではメドーセージという名前で流通していますが、本来サルビアプラテンシスの英名であり、名前が間違ったまま国内に出回ってしまい定着したものと思われます。

たくさんの花をご覧いただき有難うございました。残りは次回以降に掲載する予定です。よろしければ、次回もご覧いただけると、とても嬉しいです。














6月の花のアルバム ①

2022-07-04 | みんなの花図鑑
7月も4日を過ぎてしまいました。賞味期限切れになる前に、6月に撮りためた花を振り返ってみます。よく知られている花ばかりですが、花の数が100種類近くあります。4~5回に分けて投稿しますので、お時間が許せばご覧いただけると嬉しいです。

<アガサンパス(紫君子蘭) ヒガンバナ科ムラサキクンシラン属(アガパンサス属)>
6/24 あけぼのやま公園
南アフリカが原産で小さなユリに似た花をたくさん咲かせるので英名では「アフリカンリリー」と呼ばれ、和名では「紫君子蘭」と呼ばれます。


南アフリカに10~20種ほどの原種が自生し、交配などにより300以上の園芸品種が育成されています。

<アサギリソウ(朝霧草) キク科ヨモギ属>  6/1 あけぼの山公園
「アサギリソウ」の名前の由来は、朝霧が煙っているように見える、こんもりとした銀色の草姿にあるそうです。どちらかというと、花よりも葉の色や草姿を楽しむ植物です。


<アザミ(薊) キク科アザミ属> 6/1 あけぼの山公園
ギザギザとしたトゲ状の縁の葉をつけ、堅い茎を持っているアザミは、紫色、ピンク、白の花を咲かせるキク科の植物です。日本語の「アザミ」の名は「あざむ」に由来するといわれています。


あざむには「興ざめする」という意味があり、美しい花だと思って触れると、トゲがあって驚かされます。つまりは、「あざむかれた」ということなのです。でも、スコットランドでは、アザミは国花として愛されています。

<アジサイ(紫陽花) アジサイ科アジサイ属> 6/14 あけぼの山公園
梅雨の代名詞でもある紫陽花。夏の季語にもなっており、日本人にとても馴染みのある植物の1つです。日本原産のガクアジサイが西洋に渡り品種改良を重ねられ、西洋アジサイとして日本に逆輸入されてきました。


<アスチルベ(泡盛草)ユキノシタ科チダケサシ属> 6/9 柏の葉公園
アスチルベは日本の山野にも自生する多年草。円錐形の花茎を伸ばし、白やピンクの小さな花をふんわりと可憐に咲かせます。


属名のアスチルベはギリシア語で否定を表す「a」と「stilbe(輝き、光沢)」からなり、「光沢がない」という意味ですが、由来は不明です。

<アッツザクラ(アッツ桜) キンバイザサ科アッツザクラ属> 
6/9 柏の葉公園
桜という名前が付けられていますが、実はアッツザクラは桜の仲間ではありません。また、アッツ島原産と誤解されがちですが、アッツ島の原産ではなく南アフリカ原産です。


葉の厚い桜という、その見た目から「厚桜」=アッツザクラ、と呼ばれ始めたという説があります。由来は諸説あるようですが、確定的なものはないようです。

<アベリア(花園衝羽根空木)スイカズラ科アベリア属(ツクバネウツギ属)> 
6/1 あけぼの山公園
アベリアの花は春から咲き始め、秋まで咲き続ける四季咲きです。真冬以外はほとんど花を望めると言っても過言ではありません。
 

丈夫で育てやすいことから、庭木や生垣、公園樹、街路樹として様々なところでその姿を見ることができます。

<アメリカテマリシモツケ バラ科テマリシモツケ属> 6/1 あけぼの山公園
花や葉はシモツケやコデマリに似ていますが、全体に大型で花もよく咲き、育てやすい落葉灌木です。葉色が黄色や茶色の品種の人気が高く、花がない時期でも観賞価値があります。


<アルストロメリア(百合水仙) ユリズイセン科ユリズイセン属> 
6/1 あけぼの山公園
チリを中心にブラジル、ペルー、アルゼンチンなど南米に60~100の野生種が分布します。原産地とその花姿から「ペルーのユリ」「インカ帝国のユリ」などの異名があります。


アルストロメリアの名前はスウェーデンの植物学者アルストロメール(1794年没)に由来します。

<イソトマ(ローレンティア) キキョウ科イソトマ属(ローレンティア属)>
 6/16 あけぼの山公園
イソトマは、小さな星形の花を株いっぱいに咲かせ、ぎざぎざの葉と青い花は夏にすがすがしい印象です。ローレンティアの名前でも呼ばれます。


イソトマはギリシア語で「等しい切片」という意味で、筒状の花の先端が同じような大きさで裂けることによります。

<イヌツゲ(犬柘植) モチノキ科モチノキ属> 6/9 柏の葉公園
イヌツゲは「犬黄楊」とも書きますが、その由来はイヌツゲの見た目が印鑑や櫛などの加工に用いられる高級材料のツゲとそっくりであることによります。


それよりも劣るとの意味で頭に「犬、イヌ」をつけて呼んだそうです。犬に対してとても失礼な名前の付け方ですね。(怒)

<イノソド(蒔蘿:ジラ) セリ科イノンド属> 6/22 我孫子市民農園
伝統的に使われているハーブの1種として知られ、種子や葉を香味料や生薬として用います。英語由来のディルの名でも呼ばれます。


和名のイノンドの語源は、スペイン語名のイネルド/エネルド do) か、ポルトガル語名のエンドロが転化したものと考えられています。

<イモカタバミ(芋片喰) カタバミ科 カタバミ属> 6/1 手賀の丘公園
春から秋にかけて、直径1.5センチメートルほどの赤紫色の花を多数咲かせます。ムラサキカタバミに似ていますが、花の中心は濃い赤紫色です。


ときに白い花を咲かせる株もあり、シロバナフシネハナカタバミまたはシロバナイモカタバミと呼ばれます。

<インドハマユウ(印度浜木綿) ヒガンバナ科ヒメノカリス属>
 6/1 あけぼの山公園
インドハマユウは明治時代に輸入されたハマオモト属の栽培種です。インドハマユウという名前は通称で、現在は「アフリカハマユウ」が正式名称とされています。


花の名は、インド原産で葉がハマユウに似ていることから付けられ、ハマユウは白い花が木綿を垂らしたように見えることから名づけられました。

<ウケザキクンシラン(受咲き君子蘭)ヒガンバナ科 クンシラン属> 
6/16 あけぼの山公園
クンシランは、「ラン」とつけられていますが、ラン科ではなくヒガンバナ科です。上向きに咲くので「受け咲き」が冠されて ウケザキクンシランの呼称になりました。


<エキナセア(紫馬簾菊) キク科ムラサキバレンギク属(エキナセア属) 
6/16 あけぼの山公園
エキナセアは、花の中心部がクリのイガのように球状に大きく盛り上がり、そのまわりに細長い花弁が放射状に広がります。


アメリカ原産の薬用植物であるエキナセアは、アメリカのハーブ市場では最も人気の高いハーブのひとつです。

<エスカロア エスカロニア科エスカロニア属> 6/16 あけぼの山公園
エスカロニアは、主に南米原産の常緑低木です。ごく最近に流通し始めた花木ですが、だいたい1mほどの樹高になるようです。初夏にピンクの花が咲きます。


<オオキンケイギク キク科> 6/1 あけぼの山公園
オオキンケイギクは北米原産の多年草で、5月~7月にかけて黄色のコスモスに似た花を咲かせます。平成18年に外来生物法に基づく特定外来生物に指定され、生きたままの運搬や栽培、譲渡などが原則として禁止されました。


<オオハルシャギク(大春車菊) キク科コスモス属> 6/22 あけぼの山公園
通常コスモスと呼んでいるのはこのオオハルシャギク(大春車菊)のことです。でも誰もオオハルシャギク(大春車菊)という人はいないでしょうね。私もコスモスがオオハルシャギク(大春車菊)だとは最近まで知りませんでした。(笑)


コスモスといえば、他にキバナコスモス、チョコレートコスモス等があります。秋桜(アキザクラ)とも呼ばれますが、山口百恵さんの曲『秋桜』の大ヒットにより、秋桜はコスモスと読まれることが多くなりましたね。

<オステオスペルマム キク科キンセンカ属> 6/16 あけぼの山公園
オステオスペルマムは、南アフリカを原産とするキク科の多年草です。花びらがきらきらとして艶があり、太陽とともに開き、夜間や曇天、雨の日は花びらが閉じます。


花の色は、薄紫やピンク・赤・オレンジ・黄色・白など。花姿は、八重咲きや花びらがスプーンのような形をしたものなど、品種によってさまざまです。

大変な量の花のアルバムをご覧いただき有難うございました。残りは次回以降に掲載する予定です。よろしければ、次回もご覧いただけると、とても嬉しいです。