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Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

サイクリング・テニス・散歩等の道すがら、公園・野原・湖畔・川辺等で見つけた美しい花をスマホで撮っています。

5月の花のアルバム(12)

2024-07-02 | みんなの花図鑑

5月に出会った植物の花や鳥の写真を整理しました。5月はバラの花の種類が一番多い月で、新緑の季節でもあります。5月は170品種ほどの花木や鳥の撮影ができました。毎月恒例の記録として18回に分けて投稿します。

 

湘南乃風「睡蓮花」MUSIC VIDEO

 

 

 

 

本種は、北米南部~南米に広く分布するネギ科の球根植物。概して路傍や芝生等の平原に自生する野草です。草姿がニラに似ていることからニラモドキという和名があります。

草丈(花茎)は40㎝以上となり、花茎は中空の径2~3㎜程度の円筒形です。葉は長さ30㎝以上、幅3~4㎜程度の線形で、葉の表面には光沢がります。

3~4月頃、花茎を伸ばし、茎頂に散形花序を出し、長い花柄の先に白色で径2㎝程度の6弁花をつけます。

<ノトスコルダム・ビヴァルヴェ(韮擬:ニラモドキ) ネギ科(ユリ科)ハタケニラ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 

 

ウルグアイ原産のネギ科の球根植物です。草丈(花茎)は10㎝前後程度となります。

花茎は中空の径2~3㎜程度の円筒形で、葉は長さ10㎝前後、幅3~1㎜程度の線形です。

3~4月頃、花茎を伸ばし、茎頂に散形花序を出し、長い花柄の先に黄色で径2㎝程度の6弁花をつけます。本種は夏場には休眠状態になります。

<ノトスコルダム・オステニー ネギ科(ユリ科)ハタケニラ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 

 

アジサイの仲間で、本種の原種は、全国の山地で見かけることができます。枝先に円錐状の形の花がつき、白の小さな花が多数ついている形状です。

円錐形の花序(花房)を持つため開花時の趣は一般のアジサイと少し異なり、開花期もアジサイより遅くなります。

私たちが花と思う花弁のように白く円錐花序を彩るのは、しべが退化した装飾花の萼片です。

名前は、ウツギに見た目がよく似ていることと、昔は和紙をすくための糊として本種の樹液を使っていたことが由来です。

<ノリウツギ(糊空木) アジサイ科アジサイ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 


南アメリカに分布するクマツヅラ科クマツヅラ属の多年草です。草原や森林、荒れ地や畑など、日当たりの良い場所に自生しています。

日本には明治時代に導入され、逸出したものが野生化して道ばたに生えていたりします。

和名の宿根バーベナで流通することもありますが、大半は学名の本種の名前で流通しています。

<バーベナ・リギダ クマツヅラ科クマツヅラ属(バーベナ属)>
5/22 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

メキシコなど中南米に分布する低木性のサルビアです。別名サルビア・エレガンスと呼ばれています。

7~9月頃花を咲かせます。花はやや細長くて長さ4cmほどになります。色は目の覚めるような緋色で目を惹きます。

葉っぱを軽くこすると爽やかな甘酸っぱいパイナップルの香りがするため、本種の名前でも呼ばれます。

<パイナップルセージ(鳳梨鼠尾草)  シソ科アキギリ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 


北海道~九州に分布するエゴノキ科の落葉樹。山地に自生し、稀に庭木として植栽されます。日本以外では朝鮮半島や中国に分布。

開花は5~6月。長さ8~18センチの花序に、白色の花が20輪ほど群がって房状に垂れ下がります。

花先は5つに裂け、1本の長い雌しべ(花柱)の周りを10本の雄しべが囲みます。花単体はエゴノキと似ており、同じような甘い香りもあります。

初夏に咲くボリュームのある花を白雲に見立て、本種の名前が付けられました。

<ハクウンボク(白雲木) エゴノキ科エゴノキ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 


日本の北海道南部から九州まで分布分布する落葉性低木です。日当たりのよい沿岸部の山地に自生します、庭木として庭園や公園にも植栽されます。

5月から6月にかけて咲く朝顔のような花は開花中に色素が変化し、白色から順次、薄ピンク、紅色と三段階に移り変わります。

別名のゲンペイウツギ、サキワケウツギはいづれもこうした花の色の変化によるものです。

名前のハコネは箱根に多いわけではなく、誤認によるものとされます。また、ウツギは幹が中空であることを意味しており、本種は中空ではなく、白い髄が詰まるので、ウツギの仲間ではありません。

<ハコネウツギ(箱根空木) タニウツギ科タニウツギ属>
5/22 手賀沼

 

 

 

 


北アメリカ南部の原産で、観賞用に導入され、当初は畑で栽培されていたものが逸出したようです。

ネックはなんといってもその繁殖力の強さです。今ではその繁殖力の強さから畑の強害草として恐れられています。

6枚の花びら。大きさ1cm程度の小さな可愛らしい星型の白い花が、上の方にたくさん咲きます。

なお、ニラと名前についている通り、茎や葉を含め全体的なカタチがニラに似ていますが、これは別の種類で食べられません。

<ハタケニラ(畑韮) ヒガンバナ科ハタケニラ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 


南アフリカに分布する毎年花を咲かせる多年草です。葉は青みがかった緑色で肉厚で棒状になります。

初夏に花茎を長く伸ばして、1cm程度の小さな花を咲かせます。花は1日でしぼみますが、次々と花を咲かせます。花色は、黄、オレンジ、白などがあります。

アロエのように多肉質な葉を持ち、オレンジ色の花を咲かせることから本種の名前が付いたのではないかと推察されますが、詳細は不明です。

<ハナアロエ(花蘆薈) ユリ(ハナツルボ)科ブルビネ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 

 

本種は江戸時代を中心に品種改良が進んだ古典園芸植物です。現在は5000種類以上の品種があると言われています。

アヤメ(菖蒲)、ハナショウブ(花菖蒲)、カキツバタ(杜若)、アイリスは4つともアヤメ科の植物で、見た目がよく似ており、区別が難しいですね。その違いは花びらを見ればわかるようです。

・アヤメ(菖蒲)・・・・・・・・根元に網目模様がある
・ハナショウブ(花菖蒲)・・・・根元に細長い黄色の模様がある
・カキツバタ(杜若)・・・・・・根元に細長い白い模様がある
・アイリス(西洋菖蒲)・・・・・根元に幅の広い黄色の模様がある

<ハナショウブ(花菖蒲) アヤメ科アヤメ属>
5/22 北柏ふるさと公園

 

 

 

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。

「5月の花のアルバム(12)」10品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「5月の花のアルバム(13)」に続きます。