Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

サイクリング・テニス・散歩等の道すがら、公園・野原・湖畔・川辺等で見つけた美しい花をスマホで撮っています。

大賀ハスの世界

2023-06-30 | みんなの花図鑑
「大賀ハス」は千葉市で発見された世界最古の花として、千葉県の天然記念物および、千葉市の市花に制定されています。



千葉県民になって15年になる私は、大賀ハスをまだ一度も見たことがありませんでした。最近、ブロ友さんの投稿で千葉公園の大賀ハスの開花情報を知り、6月28日に行ってきました。



大賀ハスは千葉公園の蓮華亭(れんげてい)前のハス池に群生し、多い時には700輪を超える花が咲くこともあります。



大賀ハスは、1951年に千葉市検見川(現:花見川区朝日ケ丘町)で、大賀一郎博士を中心としたグループによって発見された古代ハスです。



年代測定の結果、少なくとも2000年以上前のハスであることがわかっています。



2000年の眠りから目覚めた古代のロマン「オオガハス」。



古い地層から発掘され、発芽・生育に成功した蓮として世界最古です。



大賀さんの取り組みによって、1952年(昭和27年)7月18日に土中から発掘された3粒の種子のうち1粒が開花したため、「The Oldest Flower」との表題とカラー写真付きで米『Life』誌も報じたほどです。



発掘された古代ハスの実3個のうち1個だけが成長し、この蓮根が検見川農場・千葉公園・千葉県農業試験場の3つに分けられました。



1961年(昭和36年)には、ハスの実が発掘された現場・東京大学検見川(けみがわ)厚生農場(現・東京大学検見川総合運動場)内に「大賀蓮発掘記念碑」も建立されています。

東京大学検見川総合運動場


大賀ハスは世界最古という貴重な花であるにもかかわらず、国内外およそ250か所に分根され、各地で見ることができるようになっています。



各地のハスはその後広がりを見せ、観賞用として愛好され、海を渡って分根され、世界で人々を楽しませています。その発端の地が千葉市にあるとはちょっと驚きです。



旅行で千葉市へ立ち寄る、あるいは通過する機会があったら、このロマンティックな歴史を持つ発掘の地を訪れてみてはいかがでしょうか。



千葉公園の大賀ハスを空から眺めた動画(3分13秒)です。お時間があればご覧ください。
空からながめるオオガハス 360°動画



今年も変化朝顔

2023-06-27 | みんなの花図鑑
私は昨年、山野草に造詣の深い埼玉のKさんに教えていただき、初めて変化朝顔の栽培をしました。残念ながら”出物”は出ませんでしたが、たくさんの花を咲かせて楽しむことができ、種も採ることができたので、今年も挑戦をすることにします。

朝顔を種から育て、その朝顔の変異が花や葉、茎などに現れる”出物”と言う朝顔を”変化朝顔”と呼びます。わが家では、まだ、”出物”は出現していませんが、以下は2022年7月に自宅で咲いた、花の一部です。

<花弁が切れている切れ咲き>


<花弁の周辺に地の色とは異なる色が入る覆輪咲き>


変化朝顔も朝顔と同様、種子で増やす一年草ですが、変化朝顔には種子ができるものとできないものがあります。

<丸咲き、覆輪咲き>


この種子ができるものを(正木)と呼びます。種子ができる=「正木(まさき)」=花や葉の変化が少ないがタネが採れるので、毎年同じ色や形を育てることができます。

<切れ咲き、覆輪咲き>


種子はできないが花の変化があるものを(出物)と呼びます。種子ができない=「出物(でもの)」=変異が花や葉、茎などに現れて観賞価値が高くなります。

<切れ咲き(1スリット)覆輪咲き>


この観賞用の「出物」を栽培するために、次世代に「出物」が生じる遺伝子を持っている「親木」を育てます。

<花弁に不規則な斑点>


「親木」のタネを維持し、再び”出物”を咲かせつつ、”出物”を隠し持つ”親木”を維持していくことが”変化朝顔”の栽培の最大の楽しみです。

<桔梗 覆輪咲き>


<変化朝顔とは>
「遺伝子の変異によって、さまざまな色や形に変化した花や葉が生じるアサガオです。遺伝法則はおろか受粉のしくみさえ知らなかった江戸時代の人々によってつくりだされ、幾多の絶種の危機を乗り越えて現代に受け継がれています。世界的に見てもこれほどまでに変化を遂げた園芸植物はほかになく、生きた文化遺産ともいえます。」
(変化朝顔図鑑(仁田坂 英二 著・化学同人 刊より)


<変化朝顔:不稔の変異を含む系統群>  変化朝顔の仕分けセミナーのスライドより



かなりマニアックで難しそうな変化朝顔、それを昨年初めて、前述のKさんのご指導を頂きながら、咲かせることができました。

以下は、今年になってからの、本日までの栽培記録です。

5/13 芽切り
変化朝顔のタネは水を吸いにくいので、発芽させるためにはタネを播く前に種皮にヤスリやナイフなどで傷をつける「芽切り」の作業が必要になります。私は初めての経験ですが、爪切りのヤスリ部分を使って削りました。



5/13 芽切りした種を1晩水に浸けておきます。



5/14 ポットに市販の培養土を入れ、種子を深さ1〜1.5cm程度埋め、土をかぶせて水やりします。発芽までは用土が乾かないようにします。



6/5 種が発芽し、葉が出てきました。芽が出たら鉢に植え替えて日が当たる場所に置き、朝、夕たっぷり水をやります。



6/16 順調に発芽し、葉や茎も成長してきました。



6/20 この後、つるが伸びてくるので、百均で購入した支柱を立てて、誘引させます。




今後も、成長の過程を記録して、2年目の変化朝顔の開花までのプロセスを、随時ブログ投稿を続けますので、ご覧いただけると嬉しいです。

5月の花のアルバム ⑥(最終回)

2023-06-24 | みんなの花図鑑
先回の続きです。 ⇒ 5月の花のアルバム ⑤ 2023-6-22

ヨーロッパ原産で、タンポポモドキという別名もあり、道路脇、空き地、牧場、草原、農耕地の周辺で自生しています。



美しい花には似つかわしくない名前ですが、フランスでの俗名 Salade de porc(ブタのサラダ)を翻訳したものが由来となっています。



日本には昭和初期に入り、日本全国の広い範囲に分布しています。空き地等にたくさん咲く風景は、さながら黄色い絨毯を広げたような美しい光景です。

<ブタナ(豚菜) キク科エゾコウゾリナ属> 5/11 近隣の路傍




オーストラリア、タスマニア、ニュージーランド、ニューギニアに、60~70種が分布する半耐寒性の一年草、または多年草。



花色は紫や白などで直径1.5~2cm程度の小さなデージーに似た花を咲かせます。



花期は春から秋までと長く、花が少なくなる夏に花壇の中で涼し気な可憐な花を咲かせてくれます。

<ブラキカム(宿根姫秋桜) キク科ヒメコスモス属(ブラキスコメ属)>
5/17 あけぼの山農業公園




南アメリカに自生する原種をもとに、ヨーロッパやアメリカで品種改良が進み、多様な品種がつくり出されました。



初夏から秋にかけて咲く草花で、夏の花壇には欠かせない植物の一つです。



品種改良も多く、500種以上の園芸品種があります。



大輪、中輪、小輪種があり、八重咲き、一重咲きなどのバラエティーもあります。



学名のPetuniaはブラジル先住民の言語で「たばこ」の意味です。


<ペチュニア(衝羽根朝顔) ナス科ペチュニア属>
5/24 あけぼの山農業公園




仲間は数多く、種類によって姿形がまるっきり異なります。大きく分けると穂のような花になるものと、這い性&小花を咲かせるタイプになります。



穂のような花になる代表種のスピカータとロンギフォリアは青~青紫色の細かい花を咲かせます。



<ベロニカ オオバコ科クワガタソウ属> 5/17 北柏ふるさと公園




春から初夏にたくさんの花を咲かせるケシ科の草花です。世界中に150種ほどが確認されており、アヘンが採れるために栽培が禁止されている種類もあります。



たくさんの種類があり、一年草のほか宿根草もあります。種類によって「春に咲くもの」と「初夏に咲くもの」に分かれます。



代表的なものとして、一年草では春に咲くアイスランド○○、初夏に咲くシャーレー○○、宿根草ではオリエンタル○○があります。



それぞれに和名や別名を持ち、アイスランド○○はシベリアヒナゲシ、シャーレー○○はヒナゲシや虞美人草(グビジンソウ)、コクリコ(フランス語)、オリエンタル○○はオニゲシとも呼ばれます。



<ポピー ケシ科ケシ属> 5/2 坂野ガーデン




最大の特徴は、繁殖力が強いということです。花の見た目はかわいいものの、雑草として扱われることが多いです。花は紫色で、ウンランに似ています。このことが名前の由来にもなっています。



ゴマノハグサ科の植物です。国立環境研究所の「侵入生物データベース」にも載っています。海外から日本に入ってきて、その後日本の環境になじんだとされています。



<マツバウンラン(松葉海蘭) ゴマノハグサ科ゴマノハグサ属>
5/17 北柏ふるさと公園




5月の花のアルバムを6回に渡り、最後までご覧いただきありがとうございました。
次回は「6月の花のアルバム」をご紹介する予定です。次回もご覧いただけると、とても嬉しいです。


5月の花のアルバム ⑤

2023-06-21 | みんなの花図鑑
先回の続きです。⇒ 5月の花のアルバム ④ 2023-06-18


今回も、5月の花のアルバム ④ 同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。





原産地は南アフリカで、50種ほどが自生しているとされています。カラフルな花色が魅力の一年草で、古くから春を彩る花として親しまれてきました。



一年草と宿根草があります。最近は宿根草に様々な色の新品種が作出され、濃い紫や複色など、従来はなかった花色や大きさの品種が登場しています。



<ネメシア(海蘭擬) ゴマノハグサ科ネメシア属> 5/17 あけぼの山農業公園




キク科アザミ属の多年草で、本州、四国、九州の日当たりのよい場所に自生します。アザミはアザミ属の植物の総称で、単にアザミという名の種は存在しません。



日本には100種類近いアザミがあるそうですが、互いによく似ていて見分けは困難です。一番普通に見かけるのが本種です。深く切れ込んだ葉の縁には棘があり、花色は赤紫色や淡紅色のほか、白色もあります。



<ノアザミ(野薊) キク科アザミ属> 
5/17 北柏ふるさと公園




沖縄以外の日本各地の山野に多く自生し、枝に鋭いトゲがあります。5月から6月ごろ、枝先に円錐花序をだし、芳香のある白い花を咲かせます。



果実のように見えるのは偽果で秋に赤く熟します。赤い果実は利尿や便秘の治療に薬用されます。別名で「のいばら(野茨)」とも呼ばれます。




<ノバラ(野薔薇) バラ科バラ属>
 5/2 坂野ガーデン




北海道から九州の河川敷や湿地に生育する高さ30 - 50センチメートルほどの多年草。名前の由来は、茎葉に傷をつけるとウルシに似た白乳液が出ることからきています。



黄色く花のように見えるのは総包と呼ばれる葉の変化したもので、その上に小さな花序を付けます。花弁や萼片はなく、雄花はその中にある数本と、中央から1本の雌花を出します。



絶滅危惧種に指定されている貴重な植物です。

<ノウルシ(野漆) トウダイグサ科トウダイグサ属> 5/2 坂野ガーデン




キク科フランスギク属の半耐寒性多年草です。マーガレットによく似た花をつけますが、マーガレットに比べて花は小さく、平均して直径3cm~5cmの花をつけます。



花色は中心が黄色、花弁が白で、濃い色の黄色と白のコントラストがきれいな花です。カンシロギクという和名を持ちますが、サカタのタネの商品名が一般名として定着しています。



<ノースポール(寒白菊) キク科フランスキク属> 5/12 Mさん宅




日本各地に野生化しているビロードモウズイカの仲間で、地中海沿岸地方から中央アジアに300種ほどがあり、大型のものから小型のもの、多年草や二年草などさまざまです。



園芸品種の本種は黄、橙、サーモンピンクなど、パステル調の花色の混合品種で。開花期が長いという特徴があります。



<バーバスカム サザンチャーム ゴマノハグサ科ゴモウズイカ属(バーバスカム属)>
5/2 坂野ガーデン




約250種の野生種があり、主に南北アメリカの熱帯から亜熱帯に分布していますが、日本にもクマツヅラ1種が自生しています。品種によって、1年草・多年草(宿根草)、匍匐性・立性と、生育のリズムや生長の仕方がまったく違います。



本種の名前は園芸品種の総称で、別名ビジョザクラ(美女桜)ともいいます。桜形の小花をこんもりとした花を花笠状に咲かせます。



<バーベナ(美女桜) クマツヅラ科クマツヅラ属> 5/2 坂野ガーデン




中国、台湾、インドシナ、沖縄等を原産とするアカネ科の常緑低木。初夏(5~7月頃)になると、緑の葉の上に雪が降ったように小さな花を咲かせます。



熊野川や四万十川流域に自生する同じアカネ科の落葉低木で、紫色の花を咲かせる「シチョウゲ(紫丁花・イワハギ)」に対するものとして、名付けられました。



「丁」は花の形のことで「ラッパ型」を表します。つまり、「白い丁型の花が咲く」ことが命名の由来です。白鳥とは関係がないようです。



<ハクチョウゲ(白丁花) アカネ科ハクチョウゲ属> 5/11 近隣の路傍




日本に分布するタニウツギ科タニウツギ属の落葉性低木です。北海道南部から九州にかけて広がっており、主に海岸近くの日当たりの良い場所に自生しています。



花期になると、上部の枝の先端、または葉の付け根から花序を出し、花径2~3㎝程度の花を1~3個咲かせます。花は、咲き始めは白で咲き進むと紅色へと変化します。



ハコネウツギ(箱根空木) スイカズラ科タニウツギ属>
5/24 手賀沼




6月から7月にかけて咲く多年草です。日本でもさまざまな品種が育てられてきました。草丈は50cm~100cmで、大きく華やかな花を咲かせます。



主な品種は、江戸系や伊勢系、肥後系などに分けられます。異なるタイプを交配させてつくられた品種もあります。



よく似た花にアヤメやカキツバタ、ショウブなどがあり、簡単な見分け方のポイントもあるようです。

<ハナショウブ(花菖蒲) アヤメ科アヤメ属> 5/24 手賀沼




別名、カリフォルニアポピーで、カリフォルニア州の州花です。 明治時代に渡来し、家紋の花菱に似ているために、この名があります。同属植物は10種以上存在し、いずれも北米地域に分布しています。



太陽とともに花が開き、夕方には花が閉じる性質です。つぼみの時点では、花の形からは想像できないとんがり帽子のような形のつぼみをしていて、開花する瞬間に傘が取れて開花します。



<ハナビシソウ(花菱草) ケシ科ハナビシソウ属> 5/2 坂野ガーデン




道端や畑などに見られる小型の草で、全体が白い綿毛に包まれていて白っぽく見え、葉は細いへら形で、春から初夏に細かい黄色い花を密に咲かせます。



春の七草の一つに数えられており、有名な四辻左大臣の歌で「ごぎょう」あるいは「おぎょう」と詠まれています。(ごぎょう、おぎょうは本種の古名)


<ハハコグサ(母子草) キク科ハハコグサ属> 5/11 近隣の路傍




中国(台湾やヒマラヤ周辺含む)原産のメギ科の常緑低木。遠目で見れば葉の雰囲気はナンテンに似ており、葉の縁にヒイラギのようなトゲがあることから、命名されました。



ナンテンもヒイラギも縁起の良い木として知られ、両方を併せ持つ本種はさらに縁起がいいとして普及しました。



初夏にでき始める果実は直径7~8ミリの球形で水分を含む。秋にはブルーベリーのように黒紫色に熟し、表面に白い粉を吹かせます。

<ヒイラギナンテン(柊南天) メギ科メギ属> 5/17 あけぼの山農業公園




ヨーロッパおよび地中海沿岸が原産です。イタリアの国花。日本には明治時代初期に渡来し、北海道などの冷涼な地域を中心に定着しています。



多くの品種があり、花は赤色や赤紫色、ピンク色、白色など多彩です。別名はデージー、デイジー、チョウメイギク(長命菊)、エンメイギク(延命菊)などです。



<ヒナギク(雛菊) キク科ヒナギク属> 5/12 Mさん宅




中国原産のキンシバイの園芸種で、大輪金糸梅とも呼ばれるオトギリソウ科の半常緑低木です。キンシバイより大輪の黄色い花が初夏に株一面に開花します。



同じ季節に咲く花に、背丈や花の大きがが似ているビヨウヤナギがあります。ビヨウヤナギの花は、長めの雄しべが上を向いていますが、本種は短めの雄しべが丸くついています。



花弁の形はビヨウヤナギの方のが細長く、本種の方が丸めの形です。

<ヒペリカム・ヒドコート(大輪金糸梅) オトギリソウ科オトギリソウ属>
5/11 近隣の路傍




中国原産の花木で、古くから観賞用に栽培されてきました。黄金色の花が上向きに咲き、多数の雄しべが突き出すのが特徴です。



枝先がやや垂れ下がり葉がヤナギに似ているので、本種の名前がつきましたが、ヤナギの仲間ではありません。



<ビヨウヤナギ(美容柳) オトギリソウ科オトギリソウ属>
5/24 柏の葉公園




北アメリカ原産のマツヨイグサの仲間です。草丈は30㎝程度、花径は3~5㎝程の少し角ばった広釣鐘型で、ピンクと白の混じったような花を、初夏から長期間咲かせます。



マツヨイグサの仲間にはめずらしく昼間に開花するのでこの名がつきました。花色は白花の色以外にピンクのものもあります。



<ヒルザキツキミソウ(昼咲き月見草) アカバナ科マツヨイグサ属>
5/2 坂野ガーデン




朝鮮半島、中国北部に分布するオオベニウツギの園芸品種です。アメリカで種間交雑によって改良されたものです。



樹形はややコンパクトで葉に斑が入っています。花は濃いピンクで次第に白く変化します。



<フイリオオベニウツギ ( 斑入り大紅空木 ) スイカズラ科タニウツギ属>

5/2 坂野ガーデン

5月の花のアルバム ④

2023-06-18 | みんなの花図鑑
先回の続きです。⇒ 5月の花のアルバム ③ 2023-06-15


今回も、5月の花のアルバム ③同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。





日当たりのよい海岸砂丘、埋め立て地、川原などに群生する高さ30~80cmの多年草。 根茎は細長く、横に這います。 細い茎が直立します。かつては食べられたこともある、古くから親しまれた雑草です。



魔除けの力があるとされ、6月末日の夏越の祓えに、本種で編んだ大きな輪をくぐる「茅の輪くぐり」という行事があります。



<チガヤ(千萱) イネ科チガヤ属> 5/17 北柏ふるさと公園




アルゼンチンやチリが原産のアヤメ科の秋植え球根です。こぼれ種でもふえるくらい丈夫です。日本には大正年間に渡来したようです。



花色は青紫で、花弁の基部は濃紫色になります。プロペラのような変わった形の花です。葉は細く線状で葉先が尖ります。草丈はとても低いです。

<チリアヤメ(ハーベルチア) アヤメ科チリアヤメ属> 5/24 手賀沼



地中海地域西部~中部原産の生垣にもなる半耐寒性の常緑低木です。小さなうす紫色のかわいい花を付けます。



生垣にハーブに切り花にそして常緑低木として実用性も多い植物です。古くから痛風の治療薬や利尿剤、咳や喘息の薬として用いられてきました。



<ツリー ジャーマンダー シソ科 ニガクサ属> 5/17 あけぼの山農業公園



中国原産で、ドイツ人の博物学者シーボルトが1836年に植物標本としてヨーロッパに持ち帰ったとされています。



名前の由来は、ツルが鉄のように固くなる様子から。クレマチス全体の別名としても呼ばれています。



<テッセン(鉄線) キンポウゲ科センニンソウ属(クレマチス属)>
5/12 Mさん宅




原産地はヨーロッパで、ブルーを基調とした涼やかな花を咲かせる多年草です。草丈高く、すっと伸びた花茎に縦に連なるように、たくさんの花を咲かせます。



和名のオオヒエンソウの由来は、学名と同じく、距が突き出した花のフォルムがツバメが飛んでいる様子に似ているからだそうです。



<デルフィニウム(大飛燕草) キンポウゲ科デルフィニウム属> 
5/12 Mさん宅




原産が東アジアで全草に独特の臭いを持った多年草です。葉茎を摘んだり、傷つけたりすると悪臭とも言うべき臭いを放ちます。



厄介な雑草として扱われがちですが、実は薬草として重宝される存在でもあります。昔は生葉を火傷や化膿、傷の治療に用いたそうです。



また、乾燥させた本種も利尿や便通など様々な解毒効能があると言われ、生薬として人気があるようです。

<ドクダミ ドクダミ科ドクダミ属> 5/11 近隣の路傍




岩手県以南の太平洋岸、新潟県以南の日本海岸、四国、九州及び沖縄に分布する常緑低木。枝葉をヒイラギ代わりに節分や大晦日の厄除けに使うことでも知られます。



開花は4~6月。雌雄異株で雄木には雄花を、雌木には雌花を咲かせます。花はその年に伸びた枝先に咲き、白から黄色に変化するという特徴を持ちます。



<トベラ(扉) トベラ科トベラ属> 5/24 あけぼの山農業公園



ペルー、コロンビア原産のつる性の一年草。ハスのような丸い葉をつけ、金色の花をつけることから、金蓮花(きんれんか)と呼ばれるようになりました。



葉、花、果実、種子は辛みと酸味があって食用になり、サラダや彩りによく利用されます。花は一重、八重のものがあり、葉に斑が入る品種もあります。

<ナスタチウム(金蓮花) ノウゼンハレン科ノウゼンハレン属(トロパエオルム属)>
5/24 あけぼの山農業公園




仲間であるダイアンサス属は、世界に約300種が分布しています。やさしい草姿に可憐な花を咲かせ、香りも魅力です。



日本では4種が自生しています。園芸品種には、四季咲き性のものが多く、常緑性で耐寒性も強いので、品種や場所によってはほぼ周年にわたって観賞できるほどです。

<ナデシコ(撫子) ナデシコ科ナデシコ属(ダイアンサス属)>
5/2 坂野ガーデン




山野の日当たりのよい場所にごく普通に生える多年草です。茎や葉を傷つけると白い汁が出てきて、これには強い苦みがあります。名前もここから来ています。



春から初夏にかけて、直径1.5センチメートルほどの黄色い花をたくさん咲かせます。花びらが5枚あるように見えますが、花びらのようなもの1枚1枚が舌状花と呼ばれる1つの花です。



<ニガナ(苦菜) キク科 ニガナ属> 5/17 北柏ふるさと公園




原産地は地中海沿岸地方。 春から初夏にかけて咲く一年草。青、白、ピンクなどの花びらに見えるガクが細かく裂けた様な柔らかい糸状の葉に覆われたユニークな形で、ふんわりと優しい雰囲気を持つ花です。



古代エジプトでは3,300年も前から愛されスパイスとしても大切にされてきた植物です。日本へは江戸時代に渡来しました。



<ニゲラ(黒種草) キンポウゲ科クロタネソウ属> Mさん宅




山野の林内や林縁の湿った場所に生える、高さ15〜25cmの多年草です。北海道から九州まで分布し、4〜5月頃に丘陵地帯や山麓で出会うことが多い、代表的な山野草のひとつです。



初夏が訪れる前までに、出芽・葉の展開・開花・結実を行ったのち、地上部は枯れてなくなり、休眠状態に入ります。秋には翌年のための芽の形成を開始します。



春先の短い間だけ出現し花を咲かせては地上部が消える、スプリング・エフェメラルともいわれる、典型的な春植物です。

<ニリンソウ(二輪草) キンポウゲ科イチリンソウ属>
5/2 坂野ガーデン




北アメリカ原産のアヤメ科の多年草。花は5月から6月にかけて咲き、花の直径は約1.5cmほどです。花びらは薄紫色か赤紫色であり、筋が入っています。



花が可愛らしいことから、明治時代に観賞用として日本に渡来してきました。しかし、日本に来た途端、外来植物特有である強い繁殖力を発揮し、現在ではそのおかげで雑草扱いされるようになってしまいました。



<ニワゼキショウ(庭石菖) アヤメ科ニワゼキショウ属>
5/12 近隣の路傍




関東地方以西の本州、四国、九州及び沖縄に分布するモクセイ科の常緑樹。秋にできる果実がネズミの糞に似ていること、葉や木全体の雰囲気がモチノキに似ていることから命名されました。



開花は5~6月で、その年に伸びた枝の先に長さ5~12センチの花序を出し、白い小花を円錐状に密生させます。花は長さ5~8ミリほどの筒状漏斗型で、先端は四つに裂けて反り返っています。



<ネズミモチ(鼠糯) モクセイ科イボタノキ属> 5/11 近隣の路傍




たくさんの種類がありますが、広く普及しているのは「キャットミント」とも呼ばれる、ネペタ・ファーセニー種です。キャットミントは、名前の通り猫が好む香りを放つことから名付けられた名前です。



「キャットミント」は名前にミントとついていますが、ハーブとしてではなく、観賞用に栽培されています。青紫色の小花が穂になって咲き、ラベンダーのような雰囲気があります。



<ネペタ(キャットミント) シソ科イヌハッカ属(ネペタ属)>
5/17 あけぼの山農業公園


5月の花のアルバム ③

2023-06-15 | みんなの花図鑑
先回の続きです。⇒ 5月の花のアルバム ② 2023-06-10

今回も、5月の花のアルバム ② 同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。





ヨーロッパ、北東アフリカ~中央アジアに約20種が分布するオオバコ科の多年草です。別名「狐の手袋」とも呼ばれ、花が手袋の指を切り取られた時の形に似ていることから由来します。



日本へは明治時代に薬草として渡来しましたが、近年ではイングリッシュガーデンを代表する花として多くの園芸品種が流通しています。



全草にジギトキシン、ジゴキシンなどの有毒成分が含まれています。また、古くから切り傷や打ち身に対して使われていた他、うっ血性心不全の特効薬としても広く知られています。

<ジギタリス(狐の手袋) オオバコ科キツネノテブクロ属(ジギタリス属)>
5/2 坂野ガーデン




ヨーロッパから中近東にかけて分布するさまざまなアヤメの仲間(アイリス)を交配させてできた園芸品種グループです。ドイツアヤメという和名でも知られています。



虹の花(レインボーフラワー)とも呼ばれるように、色とりどりの花を咲かせ、アイリスの仲間では最も華やかで、非常に多くの品種があります。



<ジャーマンアイリス(独逸菖蒲) アヤメ科アヤメ属> 5/1 自宅




花を咲かせる野菜で、葉の付け根から花茎を長く伸ばし先端に多数の花を付けます。 薄紫色やピンク色、白い花などがあり、品種によって色が違い、清楚でとてもきれいな花です。



他の野菜に比べると花が咲いても体力の消耗はそれほど激しくなく、可憐な花は見る人を楽しませてくれるので、自然に散るまでそのままにしておく農家も多いようです。



<ジャガイモ(馬鈴薯) ナス科ナス属> 5/17 あけぼの山農業公園




アジア原産の多年草で古典園芸植物のひとつです。中国北部、シベリア南東部、朝鮮半島などに自生し、中国では古くから栽培されていました。



日本には薬用植物として伝わり、江戸時代からは「茶花」として観賞用になりました。



開花時期は5月~6月で、花の色は、ピンク系濃淡の他、赤、白、複色などがあり、一重咲き、八重咲き、翁咲きなど、いろいろな咲き方の品種があります。



<シャクヤク(芍薬) ボタン科ボタン属> 5/2 坂野ガーデン




本州西部、四国西南部、九州の海辺など主に西日本に分布する常緑性の低木です。小枝を車輪状に出して、5月に梅に似た白い花を咲かせるところから名前が付きました。



常緑性で大気汚染や潮風にも強いので道路の植え込みによく利用されています。 樹皮や材にはタンニンを多く含んでおり、奄美地方では煎じたものを大島紬の染料として利用します。



<シャリンバイ(車輪梅) バラ科シャリンバイ属> 近隣の路傍




中南米が原産のシソ科アキギリ属の宿根草で、900以上のたくさんの種類があります。



コモンセージをはじめ、数多くの種があり、ハーブや観賞用として幅広く利用されています。世界各地に分布し、日本にもアキギリなど9種が自生しています。



<シュッコンサルビア(宿根サルビア) シソ科アキギリ属(サルビア属)>
5/17 あけぼの山農業公園




中国東部を原産とするスイカズラ科の花木です。初夏に咲く花が美しく、欧米では庭木として広く普及していますが、日本での植栽は稀です。



開花は5~6月で、枝から出る花序に釣鐘型をした花を二輪ずつ咲かせます。蕾はピンク色で花が進むにつれて白くなるように見えます。これは花の外側が淡いピンク色で、内側が白いことによります。



ショウキ(鐘馗)とはアマビエのような疫病除けの神で、本種の果実の様子がこれに似るため名付けられました。

<ショウキウツギ(鐘馗空木) スイカズラ科ショウキウツギ属>
5/2 坂野ガーデン




地中海沿岸が原産のキク科の常緑多年草で、シルバーリーフといえば、必ずといってもよいほど名前があがる植物です。



美しい葉の色や形から、使用用途が寄せ植えや花壇のリーフプランツとして使われることが多いですが、剪定しないでおくと黄色い花を咲かせます。



<シロタエギク(白妙菊) キク科キオン属> 5/17 あけぼの山農業公園




ヨーロッパのアルプス地方から西アジアの原産で、観賞用に栽培される常緑多年草です。丈は15-25cmで、株は地下茎で匍匐(ほふく)して広がります。



茎や葉は、全体的に細かい白い毛に覆われ銀白色をしています。4-6月に、径20mmほどの白色の5弁花を咲かせます。

<シロミミナグサ (白耳菜草) ナデシコ科ミミナグサ属>
5/24 あけぼの山農業公園



甘い香りのする白い花を咲かせる日本原産の植物です。 名前の由来は、花に甘い蜜があり「蜜を吸う、つる植物」だからだと言われています。



卵型の葉が2枚向かい合わせに生え、その葉の付け根から両側2つずつ花が咲きます。花は咲き始めは白、翌日には黄色に変化することから金銀花という別名もあります。



<スイカズラ(忍冬) スイカズラ科スイカズラ属> 5/11 近隣の路傍




北ヨーロッパからシベリアに広く分布するキンポウゲ科の多年草です。5月から6月ごろ、花茎を伸ばして、長い距のある紫色の花を咲かせます。



古くから栽培されているため、数多くの園芸品種が作出されています。花色も白色、黄色、橙色、赤色、ピンク色、紫色それに青色ときわめて多彩です。



<セイヨウオダマキ(西洋苧環) キンポウゲ科オダマキ属>
5/2 坂野ガーデン




地中海沿岸に分布する毎年花を咲かせる多年草で、古代ギリシア・ローマ時代から薬用・香辛料として利用されています。



日本には江戸時代に薬用植物として入ってきましたが、現在はハーブの一種として扱われることが多いです。和名はヤクヨウサルビアです。



<セージ(薬用サルビア) シソ科アキギリ属> 5/17 あけぼの山農業公園




中国原産で、ナデシコ科の秋播き一年草もしくは宿根草です。茎が堅く、葉が竹の感じに似ているところから名前が付いたと言われています。



日本には、平安時代に中国から入っていて、源氏物語に「唐なでしこ」の名前で出ています。花色は、白、桃、濃桃、赤、赤紫などがあります。

<セキチク(石竹) ナデシコ科ナデシコ属> 5/17 あけぼの山農業公園




南アフリカ原産でフウロソウ科ペラルゴニウム属の半耐寒性多年草です。数百種の品種が存在すると言われていて、その花は色も咲き方も多様です。



花は春から初夏にかけて開花する一季咲きの種類と、環境さえ合えばほぼ一年中開花する四季咲きの種類があります。



<ゼラニウム(天竺葵) フウロソウ科ペラルゴニウム(テンジクアオイ)属>
5/12 Mさん宅




南ヨーロッパ原産の一年草で、10種が知られておりヨーロッパではそのうち4種ほどが栽培されています。花のまわりの苞がブルーに色づき、花全体はぶら下がるように下向きに付けます。



苞は葉が変形したもので、苞葉(ほうよう)とも言います。本来、つぼみを保護する役割があるといわれています。和名ではキバナルリソウと呼ばれます。



<セリンセ・マヨール(黄花瑠璃草) ムラサキ科セリンセ属>
5/2 坂野ガーデン




小さな八重咲きの花を春から秋にかけて咲かせます。開花性が良く、こんもりとしたボリュームがあります。



咲き進むと花色が淡くなるため、一鉢でピンクのグラデーションカラーが楽しめます。



<ダイアンサス・ピンクキッス ナデシコ科ナデシコ属>
5/24 手賀沼




豪華で力強く咲く大輪種から、優雅な中輪種や可憐な小輪種、シンプルな一重咲きや変化咲きなど品種が非常に多く、大小さまざまで用途も広く、古くから親しまれてきた春植え球根です。



花形のタイプによって、代表的なデコラティブ咲き、弁先が細長くなるカクタス咲きなど、10数種に分類されます。



<ダリア(天竺牡丹) キク科 / テンジクボタン属(ダリア属)>
5/17 あけぼの山農業公園




アメリカ南部からメキシコにかけて分布するシソ科アキギリ属の多年草です。初夏から晩秋までの長い期間開花します。葉や花にフルーティーな甘い香りがするのが名前の由来です。



花期になると、分枝した茎の上部に花序を出し、径2~3㎝程度の唇形花を数輪、穂状に咲かせます。花色が豊富なのが特徴のひとつです。毎年新品種が作り出され、最近は斑入り品種もあります。



<チェリーセージ(小葉鼠尾草) シソ科アキギリ属(サルビア属)>


最後までご覧いただきありがとうございました。
次回「5月の花のアルバム ④」に続きます。

挨拶のできない大人たち

2023-06-12 | 日記
私は現在の住居に引っ越して15年になります。20年ほど前に開発されたニュータウンで、現在は約1000世帯の街になっており、若い人も多く住んでいます。子供たちが元気で遊ぶ声が溢れる活気ある街で、とても気に入っています。

<アジサイ・額咲き>


ただ一つ不思議なのは、大人も子供も、挨拶ができない人が多い事です。私は毎朝ゴミを捨てに行きますが、よくご近所の方とゴミステーションで遭遇します。私はいつも「おはようございます」と声をかけるようにしています。

<アジサイ・手毬咲き>


その時の相手の方の反応も様々ですが、一番多いのが声をかけても無視して立ち去る人です。次に多いのが私の顔も見ずに、小さな声でボソボソと挨拶を返す人です。もちろん、笑顔で挨拶を返される方もいますが少数派です。ごく稀に先方から先に挨拶をされる方もいます。

<アジサイ・穂咲き>


同様にご近所を散歩していて、出会った人同士で挨拶を交わす光景もあまり見られません。知り合い以外には挨拶が面倒なのでしょうか。挨拶がおろそかになっても、さしあたって損をすることはありません。だからついつい挨拶しなくなってしまうのかもしれません。

<ミカワチドリ(三河千鳥) ガクアジサイ系>


このように私が挨拶をしてもレスポンスがないと、正直ガッカリしてしまいます。何か自分に問題があって、挨拶が返ってこないのかと不安になったりもします。逆に明るく挨拶を返されると、とても気持ちが爽やかになり、一日を気分よくスタートできます。

<ナデシコガクアジサイ(撫子顎紫陽花)ガクアジサイ系>


ただ単に挨拶が面倒くさいからなのか、あるいはコロナ禍で内向きの世の中になり、人と人とのコミュニケーション形態が変わってしまったのか、また、犯罪の増加等で、知らない人には警戒をして挨拶できないのか、それとも、私の住む街の特異な現象なのか、私にはよくわかりません。

<テマリテマリ(手鞠手鞠) 西洋アジサイ系>


挨拶はする人もされる人も気持ちが良くなる、子供たちの公共心や社会性、コミュニケーション能力を育む、企業や組織で風通しのよい風土を醸成する、また、日頃の挨拶で街全体の人間関係が豊かになり、街の安心、安全につながるという効果もあるといわれています。

<アナベル アメリカ産アジサイ自生種>


「人に会ったら、あいさつをする」これは子供の頃から教えられた常識です。しかし、現実は大人がしっかり挨拶ができていないようです。私が以前住んでいた街のような、挨拶が溢れる活気ある街になれることを願いながら、私は今後も挨拶を続けていこうと思います。


最後までお読みいただきありがとうございました。

5月の花のアルバム ②

2023-06-10 | みんなの花図鑑
先回の続きです。⇒ 5月の花のアルバム ① 2023-06-07


今回も、5月の花のアルバム ① 同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。




地中海ヨーロッパ原産のセリ科の顕花植物の一種です。草丈は60cm前後で、セリ科の植物らしい、ニンジンに似た繊細な切れ込みのある葉で、レースのような白い花を咲かせます。



本来は多年草ですが、日本の暑い夏を越すことができずに枯れてしまうので、一年草として流通しています。暑さには弱い一方で寒さには強く、戸外で越冬できます。

<オルラヤ グランディフローラ   セリ科オルラヤ属>
5/2 坂野ガーデン




伸ばした茎の先端に約1.5cmのとても小さな花を咲かせます。花は白色が多く、花弁の枚数が4枚で、長い雄しべが目立ちます。これらの特徴から「ハクチョウソウ(白蝶草)」とも呼ばれています。



花は咲いてから3日ほどで散ってしまいますが、春から秋の長い期間、次から次に花を咲かせていくため、長い間観賞することができます。



<ガウラ(白蝶草) アカバナ科ガウラ属> 5/17 北柏ふるさと公園



温帯から熱帯の地域に分布し、世界に約850種も存在しますが、日本では6種類が自生しており、さらに7種類ほどの外来種が帰化植物として定着しています。



5月から10月に黄色い小花を咲かせます。花の大きさは0.8〜1cmで、花びらは5枚あります。晴れた日の午前中に咲き、夕方には花びらを折りたたみます。



<カタバミ(片喰) カタバミ科カタバミ属> 5/17 北柏ふるさと公園



花がやや濃いピンク色ですが、花の先端がやや白色になるのが特徴です。クローバーの花の中では最もきれいな品種です。



地面を這うように広がり花をたくさん咲かせます。宿根草なので、毎年増えて広がっていきます。

<カトレア クローバー マメ科トリフォリウム属>
5/2 坂野ガーデン




地中海沿岸原産のキク科のハーブです。春から初夏にかけて白い小花を咲かせます。爽やかさと甘さの感じられる香りで、古くからお茶やアロマテラピー、薬用などに使われてきました。



日本へは、江戸時代(19世紀初め)にポルトガル人やオランダ人に伝えられたといわれます。



<カモミール(加密列) キク科シカギク属> 5/17 北柏ふるさと公園




南アフリカ原産の植物です。草丈およそ15cmから1mにもなる多年草です。花色は赤や白、オレンジ、黄、ピンク、紫などさまざま。筒状で襟に似た形をしています。



花に見える部分は花ではなく、仏炎苞と言われる萼(がく)が変化したものです。中心部の黄色い部分が花の集合体となります。



<カラー(和蘭海芋)  サトイモ科オランダカイウ属>
5/24 手賀沼




旧ユーゴスラビアのディナールアルプス原産のキキョウ科に分類されている多年草です。開花時期は3月~9月で、青紫のきれいでかわいらしい花を咲かせます。



花は直径2~3cmほどで、星型をしていることが特徴です。この花姿から、「星桔梗」という和名がつけられました。

<カンパニュラアルペンブルー(星桔梗) キキョウ科ホタルブクロ属>
5/12 Mさん宅




道端や空き地などでみられる高さ30~120cmになる多年草です。穂を擦ると「ギシギシ」と音がすると言う説があります。春から秋まで花を咲かせ、大型で成長力の強い雑草です。



繁殖力が旺盛で、畑の害悪雑草として有名です。種子数が多く、1株あたり1万粒もの種を落とすと言われています。



<ギシギシ(羊蹄) タデ科スイバ属> 5/11 近隣の路傍




初夏に鮮やかな黄色の花を咲かせる、アヤメ科アヤメ属の多年草です。池や沼、川、水路などの浅水域でよく見られます。



以前は観賞用に栽培されているハナショウブに黄色系の花がないことから、その貴重性から重宝されたようです。



繁殖力がつよく拡散が問題とされ、外来生物法で要注意外来生物に指定されている植物です。

<キショウブ(黄菖蒲) アヤメ科アヤメ属> 5/2 坂野ガーデン



雌雄同株で、5月~6月くらいに開花します。雄花はクリーム色の花穂を房状に咲かせ、雌花は雄花の付け根辺りに小さな花を咲かせます。



花には独特の香りがあり、初夏の開花の時期になると、どこからともなくその香りが漂ってきますが、良い香りとは言えないようです。

<クリ(栗) ブナ科クリ属> 5/11 近隣の路傍 




古くから親しまれているガーデンプランツの一つです。英国ではつる性植物の女王として位置づけられ、バラのパートナープランツとして親しまれています。



世界にたくさんの野生種、原種があり、これらの交配によって、多くの品種が生まれています。テッセンと呼ばれることもありますが、これは中国に自生している一つの原種のことを言います。



<クレマチス キンポウゲ科センニンソウ属> 5/2 坂野ガーデン




日本ではフウロソウとも呼ばれる多年生のガーデンプランツ。非常に種類が多く、フウロソウ属には100以上の種類があります。



園芸店やホームセンターなどでよく販売されているのは、欧米で品種改良された園芸品種ですが、ゲンノショウコやアケボノフウロなどの日本の在来種もあります。



<ゲラニウム(風露草) フウロソウ科フウロソウ属>
5/2 坂野ガーデン




アメリカ東部を中心に湿地や森、小川や池の畔などに自生している落葉性低木です。5月~6月になると、枝先にブラシ状の花序を出し、小さな花を多数咲かせます。



日本には明治時代に渡来し、庭木や盆栽、生け花の花材として利用されています。名前は、日本に自生する同属のズイナより葉が小さいことから付けられました。



<コバノズイナ(小葉の髄菜) ズイナ科ズイナ属> 5/12 Mさん宅




全長約1.6m.体は白色で、嘴はオレンジ色がかった赤色、その基部に黒色のこぶがあります。若鳥は灰褐色で、こぶはほとんどありません。



日本では、海外から移入されてきたものが野生化してしまい、北海道、関東地方から中国地方で生息が確認されています。

<コブハクチョウ(瘤白鳥) カモ目カモ科ハクチョウ属> 5/17 北柏ふるさと公園




地中海沿岸地方を中心に世界に200種余りが自生しています。日本に自生種はありませんが、セイヨウヒルガオなどが帰化植物となっています。



ヒルガオによく似た、漏斗形の大きく開いた花を咲かせ、1花の寿命は2~3日くらい、雨天や夜間は閉じています。



<コンボルブルス(西洋昼顔) ヒルガオ科/ セイヨウヒルガオ属>
5/24 あけぼの山農業公園




関東西南部より西の本州~九州(屋久島含む)に分布するツツジ科ツツジ属の常緑低木。日本で最も多く植えられている庭木で、公園や街路、盆栽等に多用されています。



名前は陰暦の5月(現在の6月頃)に咲くことによります。ただし実際の開花は新枝が伸びきった5~7月で、ツツジの仲間では最も遅く咲き、開花期間は長めです。



<サツキ(皐月) ツツジ科ツツジ属> 5/22 自宅




ゼフィランサスとしても流通している、ピンク色のユリのような小さな花を咲かせる常緑多年草です。黄色いのが雄しべで、1本ひっそりとある白色のものが雌しべです。



名前の由来からも分かるとおり、「サフラン」との見た目は似ていますが、サフランには鮮やかな赤い雄しべがあるため、見分けることは容易です。



<サフランモドキ(サフラン擬き) ヒガンバナ科タマスダレ属> 5/26 自宅




ウツギの八重咲き品種で、花の外側が紅紫色になります。5月~6月上旬の花期になると枝先に花序を出し、多数の花を咲かせます。



ウツギ属は日本では約12種が知られており、他ではウツギ、ヒメウツギ、マルバウツギなどが観賞用として栽培されています。



<サラサウツギ(更紗空木) アジサイ科ウツギ属> 5/17 北柏ふるさと公園




ヨーロッパ、アジアに分布するシソ科の多年草です。美しい花を咲かせ、栽培と繁殖が容易なことから、世界で広く普及しているサルビアの一種となっています。



開花時期の初夏になると、株元から茎を立ち上げ、穂状の花序に唇形花の小さな花がびっしりとつき、花は下から上に向かって咲き進みます。



<サルビア・ネモローサ シソ科アキギリ属> 5/17 北柏ふるさと公園



最後までご覧いただきありがとうございました。
次回「5月の花のアルバム ③」に続きます。

5月の花のアルバム ①

2023-06-07 | みんなの花図鑑
5月に出会った植物の花や鳥の写真を整理してみました。5月は一眼レフカメラが故障中のため、私の原点に戻りスマホで撮った花が中心になります。

望遠レンズが使えないので野鳥や高木の花木は撮ることが出来ませんでした。全107品種を6回に分けてご紹介します。

今回も、4月の花のアルバム同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。





茎の先端に赤紫色の丸い花の穂がつきます。英語では、レッドクローバーと言います。花期は長く、春から秋にかけて咲き続けます。



葉に模様が入る株がありますが、その模様は株ごとに微妙に異なります。また、花色は赤紫色が基本ですが、その濃淡や色調は株によってだいぶ異なります。

<アカツメクサ(赤詰草) マメ科 シャジクソウ属> 5/2 坂野ガーデン




夕方に花を開かせるというので名前が付きましたが、ほとんどが昼間から花を開いています。市街地や荒れ地など日当たりが良く、乾燥気味の場所で見られる多年草です。



アメリカ大陸(熱帯地域)原産の外来(帰化)植物で、日本には明治時代に観賞用の園芸植物として持ち込まれたものが逸出し、野生化したとされます。



<アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧) アカバナ科マツヨイグサ属>
5/11 近隣の路傍




地中海沿岸を原産とし、秋にタネをまいて翌年の初夏に花を楽しむ秋まき一年草。花は直径2~3cm、ピンク色で中心部分がほんのりと白くなります。その姿は素朴で可憐です。



日本では最初、切り花として普及しましたが、性質が丈夫でよく発芽するのでその後、花壇などにも利用されるようになりました。



<アグロステンマ( 麦仙翁) ナデシコ科ムギセンノウ属> 
5/2 坂野ガーデン




細かい繊細なシルバーリーフが美しい多年草。名前の由来は、朝霧が煙っているように見える、こんもりとした銀色の草姿にあるそうです。



株がある程度育つと、ヨモギの花に似た形の黄緑色の花を咲かせます。どちらかというと、花よりも葉の色や草姿を楽しむ植物です。



<アサギリソウ(朝霧草) キク科ヨモギ属> 5/17 あけぼの山農業公園




梅雨の代名詞でもある花です。夏の季語にもなっており、日本人にとても馴染みのある植物の1つです。



日本原産のガクアジサイが西洋に渡り品種改良を重ねられ、西洋アジサイとして日本に逆輸入されてきました。




<アジサイ(紫陽花) アジサイ科アジサイ属> 5/24 手賀沼




クリスマスローズ、ラナンキュラス、クレマチスなどと同じキンポウゲ科の植物で、温帯から亜寒帯にかけて約100種が分布しています。



古くから人との関わりが深く、神話や伝説にも多く登場しています。ヨーロッパ南部から地中海東部沿岸地域の原生地から各地への伝播には、十字軍や巡礼者が関わっています。
 
<アネモネ(牡丹一華) キンポウゲイチリンソウ属> 5/12 Mさん宅




メキシコから中米原産の観賞用のセージの一種です。学名はサルビア・レウカンサですが、一般的には表記の名前で流通しています。



花に見えるベルベットのような肌触りの部分はガクで、花はガクから突き出すように咲き、色は白や紫、ピンクなどがあります。

<アメジストセージ(サルビア・レウカンサ) シソ科 サルビア属>
5/24 あけぼの山農業公園




別名「ビジョナデシコ」や「スイート ウィリアム」等とも呼ばれる南ヨーロッパが原産の二年草もしくは短命の多年草です。



茎の頂部に小花が5~30個集まり球状の豪華な花(複散房花序)を咲かせます。苞が多数集まりヒゲの様になるため和名の「ヒゲナデシコ」の由来にもなっています。



<アメリカナデシコ(亜米利加撫子) ナデシコ科ナデシコ属>
5/17 北柏ふるさと公園




北アメリカ原産の帰化植物。日本国内では、1932年に京都で発見されました。現代では全国的に広がり、全国の道ばたなどでよく見かける野草です。



葉っぱには長い柄があり、手のひらのような特徴的な形をしています。5mmほどの薄ピンク色をした小さな花が咲きます。



<アメリカフウロ(亜米利加風露) フウロソウ科フウロソウ属>
5/11 近隣の路傍




南アフリカが原産の球根植物です。原種は50種類ほどだと言われていますが、現在では交配、品種改良が行われ100種類ほどあります。



花は花弁が6枚。外側と内側3枚ずつ形が違います。外側は大きく丸みを帯びた花びら、外側よりも一回り小さな花びらが内側に3枚。花びらにはまだら模様、縞模様がついているのが特徴です。

<アルストロメリア(百合水仙) アルストロメリア科アルストロメリア属 >
5/12 Mさん宅 




赤やピンク、オレンジなど、色鮮やかな花をたくさん咲かせます。初夏から秋までと開花期間が長く、多くの草花が苦手とする半日陰の場所でも育てられます。



日本で流通しているのは、主にワレリアナ種で、現在では、その品種は2,000を超すといわれています。アフリカ東部の熱帯が原産地で、湿り気のある日陰〜半日陰に自生する植物です。



<インパチェンス(アフリカ鳳仙花) ツリフネソウ科ツリフネソウ属> 
5/2 坂野ガーデン




アジサイ科の落葉低木で、初夏になると可愛い白い花(花径1㎝ほど)をたくさん咲かせます。葉はギザギザして全体に毛が生えてザラザラしています。



茎を切ると、ストローのように空洞構造になっていることが特徴的です。日本にも自生し、古くから万葉集で詠まれるなど親しまれてきた歴史のある植物です。



<ウツギ(空木) アジサイ科ウツギ属> 5/11 近隣の路傍




日本の山野に自生するサトイモ科の球根植物(多年草)です。色は黒に近い深い紫、特徴的な花の形が人目を引きます。



名前の由来はその花の形が、昔話に登場する浦島太郎が釣り糸を垂らしている様子に似ていることに由来します。



撮影した時には、花が終わっており、倒れていましたが証拠写真として残しました。m(__)m

<ウラシマソウ(浦島草) サトイモ科テンナンショウ属>
5/2 坂野ガーデン




北海道南部から沖縄まで日本全国の雑木林に見られる落葉高木。5~6月になると、枝先いっぱいに鈴のような花が咲く独特の美しさがあり、「森のシャンデリア」と称されます。



若い実の果皮が石鹸の代用になるためセッケンノキとして古くから実用されていましたが、花や樹姿の清涼な雰囲気が評価され、近年は雑木の庭に好んで用いられるようになりました。

<エゴノキ エゴノキ科エゴノキ属> 5/2 坂野ガーデン




南アフリカ原産園芸品種のツツジ科の半耐寒性常緑小低木です。釣鐘形をした花は咲き始めは純白ですが、時間の経過とともに先端から桃色がかって来ます。葉は、杉の葉に似ています。



花のように見えるものは花ではなく苞で花弁は短くて包み込まれて見えません。花の無い時期にも咲くので重宝されます。



<エリカ・コロランス 'ホワイト・デライト' ツツジ科エリカ属>
5/12 Mさん宅




中国原産のアブラナ科の一年草。伸びた茎の先に花径2cm~3cmの花を咲かせ、その小さな花々が風に揺れる様子が美しい花です。



ムラサキハナナ、ショカッサイなど、いくつかの名前をもちます。ショカッサイは、「三国志」で有名な諸葛亮(諸葛孔明)が栽培させたという故事に由来します。



<オオアラセイトウ(大紫羅欄花) アブラナ科オオアラセイトウ属
5/2 坂野ガーデン




ヨーロッパ原産の帰化植物で、1890年頃に東京に帰化したことがわかっています。 路傍や畑の畦道などによく見られ、早春からコバルト色の花を咲かせます。



名前の由来は、日本に古来よりある植物のイヌノフグリによく似ていてイヌノフグリより大きいことから、その名で呼ばれるようになりました。



小さな青い瞳が覗いているように見える事から「星の瞳」という別名もあります。

<オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢) オオバコ科クワガタソウ属>
5/17 北柏ふるさと公園




北米原産の多年草で、5月~7月にかけて黄色のコスモスに似た花を咲かせます。かつて観賞用・緑化用として国内に導入され、ポット苗で園芸植物としても流通していました。



平成18年に外来生物法に基づく特定外来生物に指定され、生きたままの運搬や栽培、譲渡などが原則として禁止されました。



<オオキンケイギク(大金鶏菊) キク科ハルシャギク属>
5/24 手賀沼



最後までご覧いただきありがとうございました。
次回「5月の花のアルバム ②」に続きます。




 

5月の花のアルバム(バラ編 ②:最終回)

2023-06-04 | みんなの花図鑑
5月の花のアルバム初回はバラに絞って整理してみました。今年は混雑を避け、公園や植物園のバラ園には行かず、友人Mさん宅のバラと、家内の従妹が運営する坂野ローズガーデンさんのバラ園の写真を観賞してきましたので、2回に分けて27品種をご紹介します。



<近所の友人Mさん宅> 



<坂野ローズガーデン> 


<坂野ローズガーデンのご紹介(坂野ガーデンのHPより)>
ー自宅ガーデンの公開にあたってー
父母の夫婦と娘夫婦の2世代の家族で作っている庭であり、居住空間でもあります。里山(林)を切り開いた土地約3000㎡の庭の中で暮らす家族は、日々の暮らしが庭作りです。

<坂野家住宅>


2000年から作り始めた庭は、バラやアジサイ、季節の草花・山野草・野花などをこつこつと植え育て、500を超える品種(約1000株)のオールドローズ・モダンローズを持つバラ庭園となり、100株弱のアジサイを持つ紫陽花山となりました。そして、現在はナチュラル&アートをテーマに、庭を作っています。

<坂野ガーデン>


バラについては品種があまりにも多く、その違いを私はよく理解できていません。今回は、例月の花のアルバムのようには花の説明を記載せず、バラの名前、系統、作出国、作出年のみ記載しています。

なお、バラの系統別分類(HT,FL,Min,CL,シュラブ,スプレー)について関心のある方は、2021年10月投稿の「バラ ばら 薔薇 ④」をご覧ください。



<プライス・スピリット 四季咲き大輪 シュラブ 1999年作出:デビッド・オースチン(英)>
5/10 坂野ローズガーデン




<ブリリアント・ピンクアイスバーグ 四季咲き中輪 FL 1995年作出:Lilia Weatherly(豪)>
5/12 Mさん宅




<プリンセス・アン 繰り返し中輪 シュラブ 2010年作出:デビッド・オースチン(英)> 
5/12 Mさん宅




<プリンセス・シビラドゥル・ルクセンブルク 繰り返し中輪 シュラブ 2006年作出:オラール(仏)>
5/10 坂野ローズガーデン




<ポンポネッラ 四季咲き中輪 シュラブ 2005年作出:コルデス(独)>
5/12 Mさん宅




<マリーヘンリエッテ  返り咲き中輪 シュラブ 2013年作出:コルデス(独)>
5/10 坂野ローズガーデン




<ミステリューズ 返り咲き中大輪 シュラブ 2008年作出:ドリュ(仏)>
5/12 Mさん宅




<モーデンブラッシュ 四季咲き中小輪 FL 1988年作出:Morden Blush(カナダ)>
5/10 坂野ローズガーデン




<ラジオタイムス 繰り返し咲き中輪 シュラブ 1994年作出:David Austin(英)>
5/10 坂野ローズガーデン




<ラデュレ 四季咲き中輪 シュラブ  2000年作出:ギヨー社(仏)>
5/12 Mさん宅




<リモンチェッロ 四季咲き小中輪 シュラブ 2008年作出:メイアン(仏)>
5/12 Mさん宅




<レオナルドダヴィンチ 四季咲き中輪 FL 1994年作出:メイアン(仏)>
5/22 自宅




<ローズうらら 四季咲き中輪 FL 1995年作出:京成バラ園芸(日本)>
5/12 Mさん宅




<ロココ 返り咲き大輪 シュラブ 1987年作出:Tantau,M.(独)>
5/12 Mさん宅




5月の花のアルバム(バラ編)を2回に渡りご覧いただきありがとうございました。
次回は5月の花のアルバム(通常版)① を投稿予定です。ご覧いただけると、とても嬉しいです。