Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

サイクリング・テニス・散歩等の道すがら、公園・野原・湖畔・川辺等で見つけた美しい花をスマホで撮っています。

年賀状じまい

2022-12-24 | 日記
日本郵便によると、来年用の年賀はがきの発行枚数は、今年より1割ほど少ない16億4000万枚と、これまでで最も多かった平成16年用に比べ、6割余り少なくなっているそうです。

<シクラメン「しずかピンク」> 


年賀状離れが言われて久しいですが、最近は、年賀状を出すのをやめると宣言する「年賀状じまい」が広がっているようです。

<シクラメン「シューティング スターレッド」>


私もかつては、300枚ほどの年賀状を書き終えるのに、12月中旬頃から毎日少しづつ書き上げ、年末ぎりぎりの12月30日に投函するのが常でした。

<シクラメン「ショッキング ピンク」>


最初に取り掛かる作業が宛先のメンテナンスです。それが終わると年賀状ソフトを使い、年賀状のデザインを考えます。そして、PCで編集、プリンターで宛名と裏面の印刷までの工程が第一ステップです。

<シクラメン「ストレートピアス ホットオレンジ」>


次に昨年の年賀状を読み返し、相手先別にコメントを考えて、手書きで年賀状に記入します。この工程が一番大変で、全工程の6割ほどの時間を要します。

<シクラメン「ハリオスデコラ フレームミックス」>


最終ステップは、宛先と裏面の文面の一致、誤字脱字、郵便番号、住所の間違いがないか等の最終チェックをして、完了です。

<シクラメン「ハイブリッジ ホワイト ウイズアイ」>


実は私も年賀状をやめて4年になります。長崎で単身生活していた義弟(2019年8月永眠)の入院、介護施設への入所等で、千葉と長崎の往復で多忙を極めたのがきっかけです。


<シクラメン「ビクトリア マーズ」> 


4年前に、私の高齢化を理由として年賀状じまいの挨拶をしました。今後は年1回の年賀状に代え、近況報告をSNS等でその都度連絡させていただくとのお断りと、MailアドレスとLINE IDを記載した年賀状を出しました。

<シクラメン「フェアリー ピコ」>


結論から言うと、ここ数年、年賀状作成の煩わしさのない穏やかな年末を過ごせるようになり、やめて本当によかったと思っています。

<シクラメン「ラティニア ファンタジア」>


年賀状を書き終えてポストに投函するまでは、連日、年賀状のことが頭から離れず、ストレスのある年末を過ごしていたのが、嘘のように平穏な毎日を過ごせています。

<シクラメン「ラティニア フレームミックス」>


年賀状をやめた結果、年1回の近況報告をしていた知人とも、今まで以上に交流機会が増えたような気がします。

<シクラメン「シャイニーピンクウェーブ」>


また、年1回の年賀状とは違い、必要な時にはLINEやLINEビデオ電話等でやり取りを続けており、年賀状を出していた時よりもコミュニケーションが取れるようになりました。

<シクラメン「ハリオスカーリー サーモンローズ&フレーム」


ただ、年賀状は年末年始の風物詩として日本独特のよき伝統でもあります。SNS時代だからこそ、逆に年賀状の良さが見直され、これからも年賀状は無くなることはないと思います。このよき習慣は、これからもずっと続いて欲しいと願っています。

本日のブログが今年最後の投稿になります。一年を通じて私の拙いブログをご覧いただきありがとうございました。皆様良いお年をお迎えください。

11月の花のアルバム 最終回

2022-12-22 | みんなの花図鑑
先回の続きです。11月の花のアルバム ⑤ 2022-12-17


今回も、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、グーグルレンズを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。




サカキやヒサカキの仲間ですが、山地に自生するそれらとは異なり、暖い海岸沿いを好んで育ちます。大気汚染に強いため沿岸部の道路や工業地帯の緑化のみならず、オフィス街の植込みにも使われます。



開花は晩秋から初冬で、春に咲くヒサカキとは異なるが、翌年の2月頃まで断続的に咲くこともあります。花は葉の付け根付近に2~3輪ずつ下向きに咲き、都市ガスのような異臭を放ちます。



<ハマヒサカキ(浜姫榊) ツバキ科ヒサカキ属> 11/25 手賀沼湖畔



名前の由来は葉が常緑で、いつも青々としていているためです。花は目立たず、観賞の対象は赤い実と、光沢のある大きな葉です。



冬には赤くつやのある美しい果実をつけますが、雌花をつける雌株と雄花をつける雄株とに分かれる雌雄異株なので、果実は雌株のみに実ります。

<アオキ ミズキ科アオキ属> 11/30 あけぼの山農業公園
※さざんかさんのご指摘によりモチノキからアオキに訂正させていただきました。


クリスマスツリーに使われる代表的な樹木であり西洋風のイメージを持ちますが、日本に育つのは我が国の固有種です。



幹は真っすぐに伸び、樹形は美しい円錐形になるが、相当な大木となることから庭木として使われることは少ないようです。

<モミノキ(樅木) マツ科モミ属> 11/8 アンデルセン公園



日本の固有種で、海岸付近にある丘陵の林に自生します。日陰や大気汚染に強い性質を利用し、江戸時代後期以降から観賞用の庭木として植栽されてきました。



葉を手のひらに見立て、客を招き入れるとのゲンを担ぎ、飲食店の店先や玄関に植えられ、都会の雑踏の中で力強く生きる個体も多いようです。




<ヤツデ(八手) ウコギ科ヤツデ属> 11/30 あけぼの山農業公園



山地や丘陵地などの、やや日当たりのよくない、あるいは半日陰ないし木漏れ日が当たるような林縁部や草地に生える多年草。秋の山野にごく普通に見られ、分布も北海道~九州とどこでも見られます。



梅雨明けに開花するものあるが、花が数多く咲くのはふつう夏の終わり。小花は顎(あご)形で、しゃくれ、上弁に濃い紫色の斑紋が入ります。



<ヤマハッカ(山薄荷) シソ科ヤマハッカ属> 11/30 あけぼの山農業公園



2000種以上もある大きな属で、形態も一年草、多年草、多肉植物、低木とバラエティに富み、日本にもナツトウダイなど数種が自生しています。



この品種は株元の土を覆う溢れんばかりの純白の花が春・夏・秋と長期間に渡り咲き続けることで知られています。



<ユーフォルビア「ダイヤモンドスター」(灯台草) トウダイグサ科ウダイグサ属>
11/30 あけぼの山農業公園



漢字で書くとおり、種子から油をとるために栽培されます。アブラツバキという別名もあります。種子には油を30%以上含み、食用または工業用に用いられます。



花は5~7枚のやや細い花弁をもち白色です。同時期に咲くサザンカとは良く似ているとされており、かつては同種と考えられたこともありました。



<ユチャ(油茶) ツバキ科ツバキ属> 11/9 あけぼの山農業公園



陽差しを浴びてキラキラと輝く手賀沼の湖上を、青空に向かってピンと張られた白いセールで気持ちよさそうにヨットが帆走していました。



このタイプはキャビン(船室)のない小型のヨットで、1人または2人で操るのが一般的です。乗り手の走らせ方に敏感に反応するので、入門用としても適しています。



手賀沼を拠点として活動するアルバトロスヨットクラブの会員の方たちです。このクラブは40年を超える歴史を誇り、現在の会員数は約50名と、日本でも屈指のヨットクラブです。



<ヨット(ディンギー)>    11/27 手賀沼


北アメリカ東南部からメキシコ湾岸の湿地を原産とするスギ科ヌマスギ属の落葉高木です。日本に来たのは明治時代で、よく似たメタセコイアと共に公園などに植栽されます。



雌雄同株で、4~5月頃に雌雄それぞれの花を咲かせます。名前の由来は、秋になると羽状の葉が枝ごと落下することからきています。

<ラクウショウ(落羽松) ヒノキ科ヌマスギ属> 11/11 柏の葉公園



アプリコットピンクに複色が特徴の、一重咲き小中輪房咲きのバラです。



四季咲き性が特に強く、春から晩秋まで途切れることなく咲き続けます。2007年AARS受賞。



<レインボーノックアウト(バラ) フロリバンダ 四季咲き  2007年フランス>
11/8 アンデルセン公園



中国を原産とする落葉低木。江戸時代初期(1611~1629年の間)に朝鮮半島を経由して日本へ渡来し庭木や公園樹として使われるようになりました。



開花は11~1月。厳冬期の庭を彩る貴重な花木であり、文人画の世界ではウメ、サザンカ、スイセンと共に「雪中四友」に数えられます。



夏ころからできる果実(偽果)は長期間、枝に残ります。果実(偽果)は不均整な楕円形で、先端に萎れた雄しべが残り、中には十数個の種子を含みます。果実の長さは2センチほどです。

<ロウバイ(蝋梅) ロウバイ科ロウバイ属> 11/30 あけぼの山農業公園



草丈20センチ前後の半耐寒性の一年草で、よく分枝してこんもりとした株に育ち、花径1~2センチの花が株全体を覆うようにして咲くので、遠くから見ると色の塊のように見えてとても美しい草花です。



別名は、ルリミゾカクシ(瑠璃溝隠)やルリチョウソウ(瑠璃蝶草)といって、花形が蝶のような形をしていることからつけられました。



<ロベリア(瑠璃溝隠) キキョウ科ロベリア属> 11/8 アンデルセン公園



11月の花のアルバム6回に渡り、最後までご覧いただきありがとうございました。
12月も同様にアルバム形式で、出会った花木をご紹介する予定です。(2023年1月投稿予定)   次回もまた、ご覧いただけると、とても嬉しいです。

11月の花のアルバム ⑤

2022-12-17 | みんなの花図鑑
先回の続きです。11月の花のアルバム ④ 2022-12-15


今回も、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、グーグルレンズを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。




お正月に欠かせない植物の一つです。 最近ではお正月の花という認識を越え、新たに冬のガーデニングの主役になりつつあります。



江戸時代には現在のように冬の季節に今ほど鮮やかな色の花がなかったために、冬に咲く牡丹の代わりに庶民がお正月に飾ったことが、お正月との関係性の起源になります。



<ハボタン(葉牡丹) アブラナ科アブラナ属> 11/8 アンデルセン公園



春に咲く一年草。流通は10月ごろから始まるため、上手に育てれば半年以上も開花する草花です。寄せ植え、花壇など、いろいろな用途で春の園芸には欠かせない草花のひとつです。





最近食べられる花「エディブルフラワー」としても人気があります。香りと味はごく繊細で、際立った主張もないため、食べやすい花として、料理にもスイーツにもどちらにも合う花です。





<パンジー スミレ科スミレ属> 11/8 アンデルセン公園



花はクリーム色の大輪、花の中心に向かうほどピンクを増します。一季咲きの多いつるバラでありながら、よく繰り返し咲きをし、秋までたくさんの花を楽しませてくれます。



フランス・ルネサンス期を代表する詩人、ピエール・ド・ロンサールにちなんで名づけられました。英語圏では「エデン85 」とも称されます。



<ピエール・ド・ロンサール(バラ) つるバラ 四季咲き 1985年フランス>
11/8 アンデルセン公園



今年はロシアによるウクライナ侵攻で、改めてウクライナの国歌であるこの花が注目を集めました。11月になっても元気に咲いていました。戦争が一日も早く終わるよう願っています。



ソフィア・ローレンの映画と、ヘンリー・マンシーニの美しい曲を思い出します。第2次世界大戦時に引き裂かれた悲運の愛を描いたこの映画をご覧になった方は多いのではないでしょうか? 実はこの広大なひまわり畑はウクライナで撮影されたものなのです。



<ヒマワリ(向日葵) キク科ヒマワリ属> 11/8 アンデルセン公園



アメリカ合衆国の南西部及び中西部に分布するキク科テトラネウリス属の多年草で、コスモスに似た花形の四季咲き種として紹介されています。



花弁に入る茶色い縞模様が特徴です。シルバーグレイの葉もなかなか美しいといえます。温暖地では宿根させるのは難しく、どちらかと言えば寒冷地に向いた草花と言えます。



<ヒメノキシス キク科テトラネウリス属> 11/8 アンデルセン公園



熱帯アメリカ原産のナス属の植物です。秋に実る黄色の果実を観賞します。果実には大小数個の突起があり、その形がキツネの顔に似ていることが英名の由来です。



水に浸けなくても数か月鑑賞できるため、生け花やリースに適しており、飾ると色鮮やかな黄色の実で、空間がひときわ華やかになります。



<フォックスフェイス(角茄子) ナス科ナス属> 11/8 アンデルセン公園


開花期は4~6月で、30~90センチほどの花房が垂れ下がります。開花期の幻想的な風景は多くの外国人観光客をも魅了し、サクラと共に訪日外国人観光客の人気が高い花です。



葉は羽根状で葉全体(葉序)の長さは20~30cmで、蔓から互い違いに生じます。秋にはやや透明感のある黄色に変わりますが、観賞すべき期間は短いようです。



<フジ(藤) マメ科フジ属> 11/27 手賀沼湖畔


枝の伸長が250cm以上になる大型のつるバラです。樹勢が強く枝葉がよく茂り、トゲが少ないのでとても扱いやすいつるバラです。



2012年チェコ共和国フランデツ・クラーロヴェ国際コンクールCL部門最優秀賞受賞。

<フランボワーズバニーユ(バラ) つるバラ 返り咲き 2010年フランス>
11/8 アンデルセン公園


アジア、アフリカ、オーストラリアの熱帯~亜熱帯の広い地域に分布する多年草です。観葉植物として扱われている種類が代表的ですが、一部に花を観賞する種類があります。



‘モナ・ラベンダー’や「ケープ・エンジェル」シリーズなどは、黒みを帯びた葉とサルビアに似た紫色の穂状の花が咲きます。



<プレクトランサス シソ科ケサヤバナ属(プレクトランサス属)>
11/8 アンデルセン公園



開花期間がとても長く春から秋にかけて長く楽しめる花が魅力の植物です。花は舌状花と筒状花の小花が組み合わさる頭花で、一重咲き・半八重咲き・八重咲き・アネモネ咲きなどの花姿があります。



フランス王室の庭で栽培されていたことからこの名がつきました。アフリカン・マリーゴールドはアフリカで栽培されていたものが16~17世紀にヨーロッパに持ち込まれたものです。



<フレンチマリーゴールド(孔雀草) キク科コウオウソウ属>
11/8 アンデルセン公園



900余りの原種と15000を超える交配種があります。世界中の環境に適応しているため、バリエーションが豊富です。



雄花と雌花が異なる「雌雄異花」の植物です。一般的には雄花が八重咲き、雌花が一重咲きで、それぞれが1つの株に咲きます。



直立した茎に大輪の花が咲くタイプや、シャンデリアのように枝が垂れるタイプ、葉の模様を楽しむタイプなどがあり、観賞する人々を楽しませてくれます。



フランスの総督であったミシェル・ベゴンにちなみ、同国の植物学者シャルル・プリュミエによって名付けられました。



<ベゴニア シュウカイドウ科シュウカイドウ属> 11/8 アンデルセン公園



アフリカの多くの地域とイエメンに自生するアカネ科の低木。 同じ科に属するサンタンカの花と姿が似ている為、和名をクササンタンカ(草山丹花)と言います。



小さな星形が特徴で、30~40輪まとまって傘状に咲きます。華やかで可愛らしい花ですが、原産地が熱帯地方という事で真夏の暑さにも強く春から秋口までの長い期間咲き続けます。



<ペンタス(草山丹花) アカネ科クササンタンカ属(ペンタス属)> 
11/8 アンデルセン公園



クラシカルな表情も見せる、明るいピンクのロゼット咲きで、5~10輪ほどの房になって咲きます。



春以降も繰り返し咲き、晩秋頃まで楽しめます。小さめの、光沢のある照り葉もきれいで、花をグッと引き立ててくれます。



<ホーム&ガーデン フロリバンダ 四季咲き 2001年 ドイツ>
 11/8 アンデルセン公園



熱帯アメリカ原産で、日本では戦後関東以西で帰化が確認されています。花期は遅く、関東では9~10月に咲きます。



花が小さいのが特徴で、赤紫色ないしピンク色の花色です。似たような花にマメアサガオ(豆朝顔)がありますが、花色は白色です。



<ホシアサガオ(星朝顔) ヒルガオ科サツマイモ属> 11/8 アンデルセン公園



別名では「チャイニーズ・マホニア」や「フォーチュンズ・マホニア」等とも呼ばれる中国が原産の常緑低木です。



優雅に広がる枝葉や、色鮮やかな黄色の花、濃い青紫色の果実が魅力の植物です。由来は小葉がヒイラギナンテンと比べて細い所からきています。



<ホソバヒイラギナンテン(細葉柊南天) メギ科メギ属> 11/8 アンデルセン公園



花は星の形で、特徴的な斑点が入ります。あまりたくさん花をつけるわけではありませんが楚々とした風情があります。



<ホトトギス(杜鵑) ユリ科ホトトギス属> 11/8 アンデルセン公園



淡いピンクの丸弁八重咲き花が株を覆うように咲きます。クセのないだれにも好かれるバラです。



1982年にADR賞、1987年AARS賞を受賞し、2003年 第13回 世界バラ会議 イギリス グラスゴー大会で殿堂入りしています。



<ボニカ’82(バラ) 四季咲き 1981年フランス> 11/8 アンデルセン公園



初夏から晩夏に、黄色い花を咲かせますが、11月になっても畑で花が咲いていました。実は付くのでしょうか?



<ミニトマト ナス科ナス属> 北柏ふるさと公園



葉の色は実がなりだす初秋の緑から、秋が深まってくると黄色く紅葉し、紫色の実との色合いがとても美しい光景です。



秋の初めごろ雑木林などの林縁や明るい林の中で鮮やかな赤紫色の小さな果実が目立ちます。実は葉が落葉した後もしばらくついていますが、冬に自然に落下します。



<ムラサキシキブ(紫式部) シソ科ムラサキシキブ属> 11/30 あけぼの山農業公園



中国南西部を原産とするスギ科(またはヒノキ科)の落葉高木。端正な樹形や四季折々に変化する葉色が美しく、各地の公園、庭園、街路などに植栽されています。



日本に渡来したのは1950年のことで、アメリカで育苗された100本の苗木が皇居を始めとした各地に配られたのがきっかけです。



<メタセコイア(曙杉) ヒノキ科メタセコイア属> 11/9 あけぼの山農業公園



11月の花のアルバム ④

2022-12-15 | みんなの花図鑑
先回の続きです。11月の花のアルバム ③ 2022-12-11
https://blog.goo.ne.jp/ninbu/e/d53516480069772e4d3024e7029d5a12


今回も、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、グーグルレンズを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。






トウガラシの仲間ですが、あくまでも観賞専門で食用にはできません。ナス科の一年草で、別名五色トウガラシという名前でも呼ばれます。



色は、赤、黄色、オレンジ、黒、紫などカラフルな色合いで、実の形も食用のトウガラシのような形の他、丸い実など様々です。



<観賞用トウガラシ ナス科トウガラシ属>  11/8 アンデルセン公園



春に咲く白い壺形のかわいらしい小花と、秋の紅葉(10月中旬から11月)が素晴らしい落葉性の花木です。葉が出る前に開花します。



名前の由来は、枝分かれしている様子が昔、夜間の明かりに用いた灯台の脚部と似通っており、その「トウダイ」から転じたものです。



<ドウダンツツジ(灯台躑躅) ツツジ科ドウダンツツジ属> 11/25 手賀沼湖畔



北海道西南部から九州中北部までの山地に見られる落葉高木で日本の特産樹。文字どおり栃木県では県の木として指定しています。



<トチノキ(栃の木) ムクロジ科トチノキ属> 11/11 柏の葉公園



仲間であるダイアンサス属は、世界に約300種が分布しています。やさしい草姿に可憐な花を咲かせ、香りも魅力です。



カーネーションもダイアンサス属に含まれますが、通常はカーネーションを除いたものを総称して「ダイアンサス」と呼んでいます。



<ナデシコ(撫子) ナデシコ科ナデシコ属> 11/8 アンデルセン公園



原産地は中国や台湾で、バラ科の中でも栽培しやすい植物です。きれいな白い花を咲かせバラ特有のよい香りがします。

<7/1 あけぼの山農業公園>


実はあまり鑑賞価値がないとされます。花がらがそのまますぐに実になり、九月になってもグリーンのままで、目立ちません。

<11/9 あけぼの山農業公園>


名前の由来は江戸時代にさかのぼります。大阪難波の植木商人がよく中国から輸入していたため、この名前が付けられたとされます。

<ナニワイバラ(浪速茨) バラ科バラ属> 11/9 あけぼの山農業公園



中国の中南部を原産地とし、江戸時代に種子から蝋を採る有用樹として長崎に渡来したものが、後に街路や公園に使われるようになりました。



ハート型の葉が印象的で、秋になると真っ赤に紅葉します。紅葉が埴輪の色に似ているため、埴輪を作る埴師(はにし)にちなんで命名されたという説もあります。



<ナンキンハゼ(南京櫨)トウダイグサ科ナンキンハゼ属> 11/11 柏の葉公園



中国原産の常緑低木で、1属1種の植物。日本では縁起物として庭木として植えられることが多いようです。



冬に赤くて丸い実をつけ、乾燥させた実から咳止めの効果が期待できることから、薬用植物としても扱われています。



<ナンテン(南天) メギ科ナンテン属> 11/30 あけぼの山農業公園




草丈20cm~60cmで花は3~5日の短命で直径3~4cmの白や赤、ピンク色の花を次々に咲かせます。名前は初夏から晩秋まで次々に花が咲くことに由来します。



葉は長細い円形で光沢があるのが特徴です。花びらは1枚が5つに分かれている形で5枚に見えますが、正確には、根元が筒状になっている花の先が大きく5つに裂けて花びら状になったものです。



<ニチニチソウ(日々草) キョウチクトウ科ニチニチソウ属>
11/8 アンデルセン公園 



漢字で書く名前だけ見ると、日本原産のように見えますが、違います。中国から日本に渡ってきた植物です。



「仙人は、天にあるものは天仙、地にあるものは地仙、水にあるものは水仙」という中国の古典が由来だそうです。



<ニホンスイセン(日本水仙) ヒガンバナ科スイセン属> 11/30 北柏ふるさと公園



日本では関東地方以西の暖地では野生化し荒地や休耕地一面を覆う光景などがみられます。花色は淡いピンクから濃い赤紫色で、ネコの尻尾やロウソクの炎のような形をしています。



園芸品種として「セロシア」という名称で鉢花や切り花として流通している。見た目は随分違いますが、ニワトリの赤いトサカのような花を咲かせるケイトウ(鶏頭)の仲間です。



<ノゲイトウ(野鶏頭) ヒユ科セロシア属> 11/8 アンデルセン公園



日本各地の低地から高原までの草原に広く見られる多年草です。 いわゆる「野菊」を代表する植物の一つです。日本固有種で、秋を代表する草花の一つとなっています。



美しい花を咲かせることから、古くから観賞用として栽培されています。花は整った一重で、青紫から薄紫まで花色に幅があり、野生種はかなり白に近い花色をしています。



<ノコンギク(野紺菊) キク科シオン属> 11/8 アンデルセン公園



春から晩秋まで繰り返し咲き続けるバラです。品種名は病気をノックアウトすることから、付けられました。



2018年世界バラ会議コペンハーゲン大会にてバラの栄誉殿堂入りしました。抜群の耐病性、耐寒性に優れる上に、耐暑性にも優れる魅力があります。



<ノックアウト(バラ) フロリバンダ 四季咲き 2000年フランス> 
11/8 アンデルセン公園



イロハモミジの園芸品種(オオモミジの変種という説もあります)で、江戸時代から庭木として使われています。春先から秋まで、やや紫がかった紅色の葉をつけます。



名前は人名ではなく、濃紫=葉の色からきています。また、かつてこの木は「武蔵野」と呼ばれていました。



<ノムラモミジ(濃紫紅葉) ムクロジ科カエデ属> 11/11 柏の葉公園



クマツヅラ科の半耐寒性多年草。桜形の小花をこんもりとした花を花笠状に咲かせ、別名ビジョザクラ(美女桜)ともいいます。



ドイツのウェストホフ社が育種したエストレラシリーズの一つで、形の良い半球状の綺麗な草姿に仕上がる一重咲きの品種です。



<バーベナ「ラベンダースター」 クマツヅラ科クマツヅラ属> 
11/9 あけぼの山農業公園



住宅地でも飛び回る姿をよく見かけ、警戒心が薄く人からも逃げない鳥とも言われています。公園では人に餌をねだる姿も見られます



その一方で縄張り意識は強く、夏はつがいで、冬は単独で縄張りを持ちます。



<ハクセキレイ(白鶺鴒) スズメ目セキレイ科> 11/11 柏の葉公園



別名「スモークツリー」や「スモークブッシュ」等とも呼ばれる南ヨーロッパ及び中央アジア、中国が原産の落葉低木です。



和名の由来は、花がヤク(白熊)の毛を束ねて作られた、仏具の払子(ほっす)に似ている所からきています。



<ハグマノキ(白熊の木) ウルシ科ハグマノキ属> 11/8 アンデルセン公園



紅葉は茶褐色で、紅葉というよりは枯葉のようにも見えます。しかし、この時期、しっかりと花の蕾をいっぱい準備している黄色く紅葉した葉の隙間には、ビロード状の毛皮のコートを纏って越冬しようとしている小さな蕾も垣間見えます。



<ハクモクレン(白木蓮) モクレン科モクレン属> 11/11 流山総合運動公園



10㎝ほどの大きさの真っ白のバラの品種です。剣弁高芯咲きの整った花形で、定番の切り花として流通しています。1991年、第9回世界バラ会連合世界大会で「バラの殿堂」入りしています。



<パスカリ(バラ) ハイブリッド・ティー 四季咲き 1963年ベルギー>
11/8 アンデルセン公園



南アフリカのケープ州などが原産で、オキザリスの仲間です。江戸時代末期の文久年間(1861-1864)に観賞用として導入され、各地に野生化しています。



花は径3~5cmで濃い紅紫色の5弁花で、中心部が黄色です。小葉は長さ・幅とも4~5cmの倒心臓形で先端がへこみ、ハート形になります。



<ハナカタバミ(花紫片喰) カタバミ科カタバミ属> 11/9 あけぼの山農業公園



メキシコ南部から西インド諸島を原産とする(草本性)常緑小高木です。16世紀初めにヨーロッパ人によって世界に伝わり、多くの熱帯や亜熱帯の国々で栽培されるようになりました。



日本でも沖縄や鹿児島などで生産されています。熟した実は黄色く柔らかくなり、果物として食されます。沖縄やタイ、フィリピンなどでさまざまな料理に使われています。




<パパイア(万寿果) パパイア科パパイア属> 11/9 あけぼの山農業公園


最後までご覧いただき、ありがとうございました。次回「11月の花のアルバム ⑤」に続きます。



11月の花のアルバム ③

2022-12-11 | みんなの花図鑑
先回の続きです。11月の花のアルバム ② 2022-12-08

今回も、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、グーグルレンズを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。



春に葉が出るより先に花を咲かせ、株全体を鮮やかな黄色に染める落葉高木。庭木や公園樹木、切り花として幅広く人気があります。



秋には紅葉とともに、グミの実に似た真っ赤な実をつけ、その実が珊瑚のようにも見えるため「アキサンゴ」とも呼ばれます。



<サンシュユ(山茱萸) ミズキ科ミズキ属> 11/11 柏の葉公園



夏の花としておなじみだった「マンデビラ」の改良品種がまだ咲いていました。サントリーフラワーズのシリーズ名がひとり立ちし、品種名として定着するようになりました。



大輪でカラフルな花色が揃い、名前の通りに夏気分いっぱいにしてくれる花です。原種のマンデビラより直射日光に強いのが特長です。



<サンパラソル キョウチクトウ科マンデビラ属> 11/8 アンデルセン公園



秋から初冬にかけて赤~青紫の大きめな花を咲かせます。花つきがよく、次々と咲いてくれるのでとても目立ちます。



ひゅんと飛び出してる変わった雄しべがクモの足のようにも見え、原産はブラジルのことから、「ブラジリアン・スパイダー・フラワー」の別名があります。



<シコンノボタン(紫紺野牡丹) ノボタン科ティボウキナ属>
11/8 アンデルセン公園



白地におしべの黄色が良く目立って非常に美しく、さらに葉の美しさも際立つ二重に優れたつるバラです。



アメリカのペンシルベニア州ヨーク市に由来する名前です。ヨーク市は「ホワイト・ローズ・シティ」を名乗り、白バラを市のシンボルとしているそうです。




<シティーオブヨーク クライミング 一季咲き 1939年ドイツ>
11/8 アンデルセン公園



暑い時期にも花が休むことなく咲き続ける一年草。和名で百日草と呼ばれているのは、百日という長い間咲き続けることからですが、今では5月~11月と百日どころではない長期間咲く草花です。



たくさんの品種と系統があります。草丈も高性種から矮性種まであり、花のサイズも超大輪、大輪、中輪、小輪と色々。咲き方もポンポン咲き、カクタス咲き、ダリア咲き……などとても多様です。



<ジニア(百日草) キク科ヒャクニチソウ属> 11/8 アンデルセン公園



常緑でシンボルツリーとして人気がある庭木です。とても丈夫で育てやすい反面、生長が早く剪定をしないで放置すると、植え付け数年で2階の高さくらいまでに生長します。



「戸に塗る木」が語源です。昔はトネリコの樹皮につくイボタロウムシの分泌する蝋物質を敷居などの溝に塗って、戸のすべりを良くしたことから、こう名づけられました。



<シマトネリコ(島秦皮) モクセイ科トネリコ属> 11/8 アンデルセン公園



本州西部、四国西南部、九州の海辺など主に西日本に分布する常緑性の低木です。小枝を車輪状に出して、5月に梅に似た白い花を咲かせるところから名前が付きました。



10月頃に黒紫色のブルーベリーに似た実を付けますが食用にはむかず、染物の原料に利用される程度の利用価値しかありません。



<シャリンバイ(車輪梅) バラ科シャリンバイ属> 11/8 あけぼの山農業公園

 

菊に似た白やピンクの花を咲かせる宿根草です。わが国へは古い時代に中国から入り、京都の貴船地方に野生化したものが見られます。



<シュウメイギク(秋明菊)  キンポウゲ科イチリンソウ属(アネモネ属)>
11/8 アンデルセン公園



鉄道の事をあまり知らない人でも名前くらいは聞いたことがある『デゴイチ』です。 旧国鉄が開発、製造した蒸気機関車の一つで、流山総合運動公園に2020年12月より一般開放されています。
「D5114」の14は大阪工場で14番目に製造された番号だそうです。



<ジョウキキカンシャ(蒸気機関車)D5114> 11/11 流山総合運動公園 



アルゼンチンのパンパス地方原産で、高さ2~3mにもなる大型の常緑多年草。雌雄異株で、観賞用にするのは花序が大きい雌株です。



和名より英名のパンパスグラスのほうがなじみ深いようです。ススキと比べると背が高く穂が巨大で、別名おばけススキとも呼ばれます。



<シロガネヨシ (白銀葦) イネ科シロガネヨシ属> 11/8 アンデルセン公園



ふわふわとした銀白色の葉が美しい植物で、シルバーリーフといえば、必ずといってもよいほど名前があがる植物です。



剪定しないでおくと初夏に黄色い花(花径1.5㎝ほど)を咲かせます。美しい葉を周年楽しみたい場合は、蕾ができたら剪定して葉だけの状態にしておきます。



<シロタエギク(白妙菊) キク科セネシオ属> 11/8 アンデルセン公園



世界各地の熱帯または亜熱帯地域に約40種が分布し,繊維作物として世界各地で栽培する多年生草本植物です。約8000年前にメキシコで、また5000年前のインダス文明の時代に栽培されていたとされています。



日本での栽培は延暦18年(799)が最初といわれていますが,本格的な栽培は江戸時代に入ってからのようです。繊維を収穫した残りの種子からは油脂が得られ,食用油(綿実油)のほか,マ-ガリンや石鹸などの原料とします。



<シロバナワタ(白花綿)  アオイ科ワタ属> 11/30 あけぼの山農業公園



オーストラリア原産で、日本で出始めた頃は花色が青いことから「ブルーファンフラワー」と呼ばれていましたが、その後は白やピンク色、紫色の花色も開発されていきました。



ガーデニング向け品種の1つであるサントリー「サンク・エール」は従来のスカエボラより耐暑性と連続開花性が優れ、丈夫で手入れも楽です。



<スカエボラ「サンクエールホワイト」 クサトベラ科クサトベラ属(スカエボラ属)> 
11/8 アンデルセン公園


春から初夏にかけて開花する一季咲きの種類と、環境さえ合えばほぼ一年中開花する四季咲きの種類があります。数百種の品種が存在すると言われていて、その花は色も咲き方も多様です。



<ゼラニウム フウロソウ科ペラルゴニウム(テンジクアオイ)属> 
11/8 アンデルセン公園



花そのものではなく紫やピンク、白、黄、赤に色づく苞を観賞します。暑さと乾燥に強く、日本の夏に適した性質で、長期間咲き続けます。



苞の部分はドライフラワーにしても色があせにくいため、名前のとおり、千日色が変わらないのではないかと思うほどです。



<センニチコウ(千日紅) ヒユ科センニチコウ属> 11/8 アンデルセン公園



花弁が上手く開けない感じの花がなんとなくかわいい感じの花。花弁の先が割れていて、見ていると微笑ましい感じがします。



桜の花びらのような可愛い花を咲かせる小輪・多花性で、花がらが目立ちにくい品種です。耐寒性があり、翌春にも咲きます。



<ダイアンサス・さくらマーブル ナデシコ科ナデシコ属>
11/8 アンデルセン公園



南ヨーロッパ原産で、ヨーロッパの古城の城壁に生えるため、「ウォールフラワー」の名で知られます。この属の中で、よく栽培されているのがニオイアラセイトウです。



草姿・性質ともに、ストックに似るが、花期は10月~5月で、寒さに比較的強く、ある程度の霜には耐えるため冬の重要な花壇材料の一つです。



<チェイランサス アブラナ科ニオイアラセイトウ属> 11/8 アンデルセン公園



春から秋までによく枝を伸ばし、枝分かれした茎先や葉の脇から舌のような形をした鮮やかな真紅の花を穂状に咲かせます。



鮮やかな赤色と白色の花びらがかわいらしく、葉を揉むとサクランボのような甘い香りを放つことが特徴です。



<チェリーセージ シソ科アキギリ属> 11/8 北柏ふるさと公園



日本や中国など北半球の温帯に多くの種類が自生しています。花が大きく、色鮮やかで美しいので、たくさんの品種が作出されています。



花の咲く季節は春、3月後半~5月です。花の盛りを迎えるのは桜が散り、新緑が美しく照り輝く頃、4月~5月です。春と秋に咲く四季咲き種もあります。



<ツツジ(躑躅) ツツジ科ツツジ属> 11/9 あけぼの山農業公園



地味な下草ではあるが光沢のある葉が美しく、他の草花が咲き終わった10~12月頃、一斉に黄色い花を咲かせます。



日陰にも耐えることから日本庭園や寺院などで広く用いられていますが、本来は海岸沿いの岩場や林の縁などに自生します。



<ツワブキ(石蕗) キク科ツワブキ属> 11/11 柏の葉公園



最後までご覧いただき、ありがとうございました。次回「11月の花のアルバム ④」に続きます。





11月の花のアルバム ②

2022-12-08 | みんなの花図鑑
先回の続きです。11月の花のアルバム 2022-12-03

今回も、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、グーグルレンズを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。





肉厚な葉が特徴で、赤やピンクの星形の花が固まって咲く多肉植物です。マダガスカル島と東アフリカを中心に、中近東、東南アジア、台湾、中国、西南諸島など広い範囲に分布しています。



小さな釣鐘状の花を咲かせる種類があり、幸せを告げるベルを連想させることから「幸福を告げる」という花言葉がつきました。



<カランコエ(弁慶草) ベンケイソウ科カランコエ属> 11/8 アンデルセン公園


全長60cm。カモの仲間。全体に黒褐色で、顔は白っぽく、二本の黒褐色線があります。くちばしは黒く、先端部は黄色で、よく目立ちます。



日本では全国で繁殖し、本州以南では留鳥、北海道では夏鳥です。河川、池沼、海上など水辺にすんでいます。餌は植物質で、草の葉・茎・草の実などを主食にしています。



<カルガモ 鳥綱カモ目カモ科マガモ属> 11/8 アンデルセン公園



東洋で最も古くからある鑑賞植物で、平安時代に中国から渡来しました。改良が重ねられ多くの品種があります。



園芸品種としては「スプレーマム」や「ポットマム」などがよく知られます。名前の漢字は散らばった米を1ヶ所に集めるの意味で、花弁を米に見立てたものです。


 
<キク(菊) キク科キク属> 11/15 自宅



春から秋にかけて、下向きに垂れ下がったロート状の花をつけます。花色は一般に淡黄色から淡紅色と変化するが、白色や黄色などの園芸種も広く栽培されています。エンジェルストランペットのほか、属名であるブルグマンシアとも呼ばれます。



<キダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔) ナス科ブルグマンシア属>
11/8 アンデルセン公園



甘い香りを漂わせ、金魚を連想させる愛嬌のあるふっくらとした花形が特徴です。花色は白、黄、桃、赤、紅紫、橙、複色など豊富にあります。



本来は5月ごろが開花の盛期なのですが、さまざまな品種が育成され、短日でも咲くもの、長日条件で咲くものなどがあり、ほぼ周年咲かせることが可能です。



<キンギョソウ(金魚草) オオバコ科キンギョソウ属> 11/8 アンデルセン公園



エリザベス女王の戴冠(1953年)を記念し、1954年にアメリカのアームストロング社より公表されました。樹勢の強健さ、花つきの良さが特によく知られる品種です。



わずかにサーモンを含むカップ状の花からは、ほのかに甘酸っぱい、フルーツを含む香りが漂います。



<クイーンエリザベス グランディフローラ 四季咲き 1954年アメリカ>
11/8 アンデルセン公園



最も有名なバラのひとつで、色の豊かさとパフォーマンス性からもイングリッシュローズを代表する名花です。



2000年には高名なジェームス・メイソン賞を受賞し、41カ国加盟のバラ協会が投票で決める「バラの殿堂入り」も果たしました。



<グラハム・トーマス シュラブ 返り咲き 2001年イギリス>
11/8 アンデルセン公園



風に蝶が舞うような花姿からセイヨウフウチョウソウの和名がつきました。太くて長い雌しべと、さらに長い雄しべが突出している姿がユニークです。



自生地は、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイなど南米南部を中心に、ブラジル南東部にも分布しています。美しい花を咲かせることから、世界の広い地域で観賞用として導入されています。



<クレオメ(西洋風蝶草) フウチョウソウ科セイヨウフウチョウソウ属>
11/8 アンデルセン公園



熱帯地域の西アフリカが原産地の常緑半ツル性低木です。5月~9月頃に青い蝶が羽を広げているような小さな花を咲かせます。



カールした雄しべと雌しべも特徴的です。その花姿から青い妖精、青い翼、ブルーバタフライブッシュなどと呼ばれています。



<クレロデンドルム クマツヅラ科クレロデンドルム属>
11/8 アンデルセン公園


北海道を除く全国的に広く分布している樹木です。 街路樹としてもお馴染みの木で、神社仏閣や城などさまざまな建築物にも使われてきました。



新緑、紅葉のみならず箒状の樹形があらわになる冬季の佇まいも美しく、街路樹や屋敷の防風林として使われます。



<ケヤキ(欅) ニレ科ケヤキ属> 11/11 流山総合運動公園



秋の季語にもなっている植物ですが、開花は種類によって6月から11月と長い期間咲く花です。アンデルセン公園ではちょうど見頃でした。



花色は様々で、ピンク、白、赤が一般的に知られています。他にも黄色や赤茶色などの珍しい花色も品種改良によって生まれています。



<コスモス(秋桜) キク科コスモス属> 11/8 アンデルセン公園



コスモスの変わり咲き品種です。花弁が筒状に丸まって、貝殻のようになっているのが特徴で、花色は白、ピンク、濃ピンク、赤などがあります。



コスモスの花びらは、先が3つほどに裂けてる平のものがほとんどですが、この品種は花びらが筒状に丸まっていて、ふっくら個性的な花形です。





<コスモス・シーシェル キク科コスモス属> 11/8 アンデルセン公園



葉を観賞する草花で、葉形や葉色、葉の大きさ、色合いなど様々な品種があり、園芸品種は100を超えています。



暑さに強く観賞期間が長いこと、群植すると特に見栄えがするので公共花壇などによく利用されます。



<コリウス(金襴紫蘇) シソ科コリウス属> 11/8 アンデルセン公園



多くの古代神話や伝承に登場するほど歴史の古い果物。紅色の果実の中にはルビーのような赤い粒がぎっしりと詰まっていて、食べるとほんのりとした甘味と酸味が口の中に広がります。



葉は長さ5センチほどの長楕円形でへりは波打ち、枝から対になって生じる。秋の黄葉は美しく、果実とのコントラストは観賞価値があります。



<ザクロ(石榴) ミソハギ科ザクロ属> 11/8 アンデルセン公園



古くから庭木や生け垣として利用されてきた日本特産の花木で、暖地の林内や林縁に自生します。花期は10~12月で、枝先に花径5~8 cmの大きな5弁花をつけます。



同じ科のツバキ(椿)によく似ていますが、ツバキの花は花全体が落下するのに対し、この花は花びらが一枚一枚散って行きます。



<サザンカ(山茶花) ツバキ科ツバキ属> 11/9 あけぼの山農業公園



秋咲きのクロッカスの一種で、もともとは染料、香料、薬用として多く栽培されていましたが、今は観賞用としても利用されています。



紫の花弁に細長い3本の赤い雌しべがよく目立ちます。ハーブとして使われるのはこの雌しべ部分で乾燥させると美しい黄色になります。



<サフラン アヤメ科サフラン属(クロッカス属)> 11/9 あけぼの山農業公園



整った花型と、かわいらしいサーモンピンクの花色です。花付きが良く、数輪の房房になって開花します。



1993年JRC(国際バラコンクール)銀賞を受賞しています。花言葉は美しい少女、上品、気品、しとやか、恋の誓い、満足。



<サマーレディ ハイブリッドティ 四季咲き 1991年ドイツ>



上品なアイボリーホワイトの一重~半八重の花で大きなブーケのようになって咲きます。花付きは良く、返り咲き性は強い方で秋にも花を見ることができます。



第16回世界バラ会議「南アフリカ・ヨハネスブルグ大会」にて殿堂入りしました。



<サリーホームズ ハイブリッド ムスク 返り咲き 1976年イギリス>
11/8 アンデルセン公園



熱帯アメリカ原産で明治時代に導入された一年草。葉は対生し、葉身は長さ2-4cmの円形から心臓形、縁に鋸歯があります。



花色は赤のほかにピンク~薄ピンク、白などの花色がありますが、やはり赤色が一番目立ちます。



ブロ友のさざんかさんのご指摘により、名称を訂正しました。
× サルビア・コクネシア
〇 サルビア・コクシネア

<サルビア・コクシネア シソ科 アキギリ属> 11/8 アンデルセン公園



別名「ローズリーフセージ(roseleaf sage)」とも呼ばれるメキシコ原産の多年草です。開花時期は夏から晩秋、花色は桃色、個々の小花は唇形(長さ約4~5cm)で、花序は小花が集まり総状花序に花が咲きます。



最大の特徴はバラの蕾を連想させる様な桃色の球状の苞葉と、長さ5cmにも達する細長い筒状の花にあり、また茎や葉の葉脈は赤みを帯びています。



ブロ友のさざんかさんの、ご指摘により、名称と説明文を訂正しました。
× サルビア・ディビノラム
〇 サルビア・インボルクラータ

<サルビア・インボルクラータ シソ科アキギリ属> 11/8 アンデルセン公園



最後までご覧いただき、ありがとうございました。次回「11月の花のアルバム ③」に続きます。









11月の花のアルバム ①

2022-12-03 | みんなの花図鑑
11月に出会った植物の花や実と、鳥の写真を整理してみました。よく知られている花や鳥ばかりですが、その数が100種類近くあります。5回に分けて投稿しますので、お時間が許せばご覧いただけると嬉しいです。

今回も、10月の花のアルバム同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、グーグルレンズを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。



大山桜(オオヤマザクラ)と小彼岸桜(コヒガンザクラ)の交配種で、イギリスで作出された品種です。名前は「称賛(しょうさん)」という意味の英語に由来してます。



日本では、秋と春の2季咲きになります。花は淡紅色の大輪で半八重咲きで、特に春先は濃く美しい花を咲かせます。



<アーコレード(Accolade) 八重咲小輪> 11/9 あけぼの山農業公園



フロリバンダ・ローズを代表する最高傑作のひとつ、名花中の名花です。雪が積もったように株いっぱいに咲きます。



世界ばら会連合(WFRS)で殿堂入りを果たしたバラです。1976年のピースから始まり1983年に4品種の受賞を受けました。



<アイスバーグ フロリバンダ 四季咲き 1958年ドイツ> 
11/8 アンデルセン公園



1つの花の大きさは1㎝強ですが、枝の上の方にたくさん集まって咲き、大きい穂状になります。 遠くから見ると、黄色い大きな花が咲いているようにも見えます。



晩夏から秋にかけてキリンソウに似た黄色い花を咲かせる多年草。日本全国の日の当たる山野に自生しています。



<アキノキリンソウ(秋の麒麟草) キク科アキノキリンソウ属> 
11/30 あけぼの山農業公園



和名のカッコウアザミは葉っぱのかたちが薬草のカッコウ(シソ科の多年草)に似ていて、アザミのような花が咲くことから付けられました。



中央アメリカ、メキシコを中心に約60種が分布する一年草、または多年草です。大半の種は雑草ですが、美しい花を咲かせる2種が観賞用として栽培されています。



<アゲラタム(霍香薊) キク科カッコウアザミ属> 11/8 アンデルセン公園



梅雨時の花の少ない時期に庭を彩る、古くから広く知られた落葉低木です。花後の姿かと思い、よく見てみると花が咲いているようです。



5~7月に開花し6月上旬~7月上旬頃に見頃を迎える花が、初冬になっても咲いているのは不思議です。



<アジサイ(紫陽花) アジサイ科アジサイ属> 11/30 あけぼの山農業公園



メキシコから中米原産の観賞用のセージの一種です。メキシカンセージ、メキシカンブッシュセージともいわれます。



とても丈夫で植えっぱなしで年々大株になります。花は秋から開花し、大株になると紫色の長い花穂が株一面を覆うように咲き誇り、秋の庭を美しく彩ります。



<アメジストセージ シソ科アキギリ属> 11/8 アンデルセン公園



観賞用に世界中で広く栽培され、アフリカ、南北アメリカ、オーストラリア、トルコなどで野生化が知られています。



太く垂直に伸びる茎に直径約2(~4)cmの花が密に集まり咲くボリューミーな花穂が魅力です。別名ストックの名前で知られています。



<アラセイトウ(紫羅欄花) キャベツ科アブラナ科アラセイトウ属>
11/8 アンデルセン公園



アセビを大きくしたような濃い緑色の葉をもち、白い壺形の小さな花を、晩秋に咲かせます。果実は年を越し、翌秋に、緑色から黄、オレンジ色、赤へと変化しながら晩秋に成熟します。



さらに、成木になると赤くなる樹皮が美しく、花と果実が少ない時期でも観賞できる、貴重な花木です。果実は食べられますが、ほとんど味がありません。



<イチゴノキ(苺の木) ツツジ科イチゴノキ属> 11/8 アンデルセン公園



中国原産の樹木で、生長すると30mもの高木になります。晩秋に葉っぱが黄色く色づき、冬は落葉します。雄木と雌木があり、それぞれ雄花もしくは雌花のみを咲かせます。



一つの木に両方の花は咲きません。雌花は花後に種子を付け、秋になるとオレンジ色に熟して落ち、悪臭を放ちます。



<イチョウ(銀杏) イチョウ科イチョウ属> 11/11 柏の葉公園



春には若葉と小さな花、夏は青葉、秋には紅葉と、四季を通じて美しい姿を見せてくれる庭木です。日本庭園には欠かせない庭木と言っても過言ではありません。



和名は葉が手のひらのように5 - 7つ裂片があり、この裂片を「いろはにほへと」と数えたことに由来します。





<イロハモミジ(伊呂波紅葉) ムクロジ科カエデ属> 11/11 柏の葉公園



200種以上が世界に広く分布しているキク科の植物で、特にメキシコに多くの種が自生しています。キクザキセンダングサの和名を持ちますが、この和名よりも流通名のほうが定着しています。



種子が衣服につく、所謂「ひっつき虫」がセンダングサ属の植物で、同じ仲間になります。



学名の「ビデンス」の名前は、ラテン語の「bi=数字の2」と「dens=歯」から来た合成語で、種子に歯のような2本のトゲがあることに由来します。



<ウインターコスモス(菊咲栴檀草) キク科センダングサ属> 
11/8 アンデルセン公園



シソ科の常緑低木で、別名をオーストラリアンローズマリーと言い、木立性のローズマリーに良く似た形状をしています。



違いは、この花の方が葉の色が淡く枝も華奢で柔らかく、触れても香りがしません。花はローズマリーに良く似た薄紫の小花を咲かせます。



<ウエストリンギア シソ科ウエストリンギア属> 11/8 アンデルセン公園



北海道を除く日本各地に自生するアサ科の落葉樹。山地や雑木林の縁、川沿いなどで普通に見られる木です。葉は森の生き物に人気が高く、黄葉期まで形をとどめていることは珍しい。



葉は長さ4~10㎝、幅3~6㎝ほどの長楕円形で枝から互い違いに生じる。表面に多少の光沢があり、上半分のみにギザギザがあること、葉脈が葉の付け根付近で3本に分かれることが特徴です。



<エノキ(榎) アサ科エノキ属> 11/9 あけぼの山農業公園



樹形がまとまってコンパクトな、明るい黄色の丸弁カップ咲きのバラです。



19世紀末から20世紀のドイツの画家エミール・ノルデにちなんで付けられました。



<エミール・ノルデ(バラ) フロリバンダ 四季咲き 2002年 ドイツ> 
11/8 アンデルセン公園



クリーム色のボリュームある大輪花で、丸弁高芯咲きの花は上品な趣を持ちます。



2006年開催の第14回世界バラ会議「大阪大会」において殿堂入りしました。



エリナ(バラ) ハイブリッド ティー 四季咲き 1984年 イギリス>
11/8 アンデルセン公園



草丈は1~2.5m程で、河川敷などの湿地に群落を作る身近な多年草です。日本全国や朝鮮半島、中国大陸に分布しています。



ススキに良く似ていますが、オギは地下茎で広がるために株立ちになりません。また、ススキが生えることのできる乾燥した場所には生育しませんが、ヨシよりは乾燥した場所を好みます。



<オギ(荻) イネ科ススキ属> 11/25 手賀沼湖畔



尾花ともいい秋の七草の一つです。日本には全国に分布し、日当たりの良い山野に生息し、ごく普通に見られる多年生草本です。



夏から秋にかけて茎の先端に長さ20から30cm程度の十数本に分かれた花穂をつけます。花穂はオギ(荻)に似ていますがススキは株立ちになっており区別できます。



<ススキ(芒) イネ科ススキ属> 近所の野原



南アメリカに分布するカタバミ科カタバミ属の多年草です。美しい葉を持ち栽培が容易なことから、世界で広く流通している球根植物です。



<オキザリス・トライアングラリス(三角片喰) カタバミ科カタバミ属>
11/8 アンデルセン公園

江戸時代末期の文久年間(1861-1864)に観賞用として導入され、各地に野生化しています。小さくてきれいな花を咲かせるとともに、生命力が強く初心者でも育てやすい植物として知られています。



<オキザリス・ボーゥイ(花片喰) カタバミ科カタバミ属>
11/9 あけぼの山農業公園



北海道から九州まで日本各地の山野に自生するブナ科の落葉高木で、樹高は最大20mほどになります。また、大きな葉を柏餅に使うことで知られます。



落葉樹だが、新葉が揃うまでは古い葉が枝に残り、絶え間なく「葉(覇)を譲る」ため、家族の繁栄を象徴する木、あるいは「葉守りの神」が宿る縁起の良い木として、端午の節句に使われようになりました。



<カシワ(柏) ブナ科 コナラ属> 11/11 柏の葉公園



涼しげな葉模様やカラフルな葉模様がトロピカルな雰囲気を醸し出す、夏に楽しめる春植え球根として欠かせない植物です。熱帯アメリカ、西インド諸島に約15種が分布しています。



<カラジューム(錦芋) サトイモ科ハイモ属> 11/8 アンデルセン公園


最後までご覧いただき、ありがとうございました。次回「11月の花のアルバム ②」に続きます。