Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

サイクリング・テニス・散歩等の道すがら、公園・野原・湖畔・川辺等で見つけた美しい花をスマホで撮っています。

5月の花のアルバム(16)

2024-07-06 | みんなの花図鑑

5月に出会った植物の花や鳥の写真を整理しました。5月はバラの花の種類が一番多い月で、新緑の季節でもあります。5月は170品種ほどの花木や鳥の撮影ができました。毎月恒例の記録として18回に分けて投稿します。

 

 

半﨑美子 「桔梗の咲く頃」

 

 

 


日本の中部地方以北からサハリンやカムチャッカに分布するサトイモ科の多年草です。湿原に生育してバショウの葉に似ていることから、名前が付きました。

白い花びらのようなものは、花弁ではありません。これは苞(ほう)といって、花を保護するために花の直下につく葉の変化したものです。

<ミズバショウ(水芭蕉) サトイモ科ミズバショウ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 


東南アジア原産の常緑樹で、真っ赤な果実が特徴のトロピカルフルーツです。日本では宮崎県や沖縄県で栽培されています。 

葉は楕円形で長さ10cm前後、樹形が美しいため観葉植物としても最適です。 果実の大きさは5cm程度で数個が房状につきます。

和名は、果実に水分の多いレンブの意、或いは沼地に生えるレンブの意かと推測されます。

<ミズレンブ(水蓮霧) フトモモ科シジギウム属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 

 

ミツガシワ科の一属一種の多年草。日本を含め北半球の主として寒冷地に分布し、湿地や浅い水中に生えます。

太い根茎が横にはい、葉は3枚の小葉からなる複葉で厚く柄が長い。夏、葉の間から約30センチの花茎を伸ばし、白い花を総状につけます。

葉は3枚の小葉からなる複葉で厚い。葉は苦く、健胃薬に用いられます。和名は小葉が三枚集まった姿がカシワの葉に似ていることから。

<ミツガシワ(三槲) ミツガシワ科ミツガシワ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 


中部地方以北の本州日本海側に分布するケハギから園芸化されたものですが、現在では野生化したものが本州から九州までの広い範囲に分布します。

秋を代表する花木ですが、別名を「夏萩」といい、夏のうちから美しい紅紫色の花をつけます。

花つきがよく、開花期には枝が地面に付くほど垂れ下がり、その優美な姿からハギの中では最も人気が高い品種です。

<ミヤギノハギ(宮城野萩) マメ科ハギ属>
5/22 北柏ふるさと公園

 

 

 

 


日本固有の小型の高山植物で、高山の礫地や草原に生える宿根草です。東北南部から山陰地方まで分布するといわれます。

初夏に10数輪のかわいい花を房状に咲かせます。花弁は5枚で、紫色から赤紫色、中に濃い紫の筋が入っています。

ミヤマとは山奥のことであり、クワガタとは果実に萼片がついている様子が兜のくわがたに似ていることからこの名前が付いたといわれます。

<ミヤマクワガタ(深山鍬形) オオバコ科ルリトラノオ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 

 

全長24cm。全身は黒味のある褐色で、頭は灰色がかった黒褐色。目の周囲から頬にかけて不規則な白斑があります。くちばし、足は黄色です。

地上を歩いて餌を探すことが多く、その時にはくちばしを草株の間に入れて開くことで、地面や草株にひそむ虫を探しています。「リャー リャー」とか「キュリリッ」といった声を出します。

<ムクドリ(椋鳥) スズメ目ムクドリ科 全長約24cm>
5/22 手賀沼

 

 

 

 


南アメリカ原産で、江戸時代末期に観賞用として導入されて以降、日本に広く帰化しています。

紫色のかわいらしい花とクローバーのような葉をつけるのが特徴で、5月~7月ごろになると花を咲かせ始めます。

見た目は可憐ですが繁殖力が非常に強く、駆除がやっかいな雑草です。環境省により要注意外来生物に指定されています。

<ムラサキカタバミ(紫片喰) カタバミ科カタバミ属>
5/22 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

ユーラシア大陸が原産のマメ科シャジクソウ属の多年草です。わが国へは明治時代のはじめ、牧草として輸入されました。今では各地の道端や草地に野生化しています。

「シロツメクサ(白詰草)」よりも大きく、高さは50~60センチになります。5月から10月ごろ、茎の先の球状花序に、小さな紅紫色の花を咲かせます。別名で「アカツメクサ(赤詰草)」や「赤クローバー」とも呼ばれます。

本種の花は保湿効果、抗炎症効果、シワの抑制効果などが期待されており、スキンケア化粧品に配合されています。

<ムラサキツメクサ(紫詰草) マメ科シャジクソウ属>
5/15 近所の路傍

 

 

 

 


北アメリカから熱帯アメリカにかけて約20種が分布し、日本には明治時代に入ってきました。

梅雨のうっとうしさを吹き飛ばすように、大きな3枚の花弁を優雅に広げ、朝露にぬれた姿には、しっとりとした美しさが感じられます。

品種も多く、色とりどりに競い合うように咲き続けます。チャームポイントは花の中心部の雄しべと雌しべ。特に雄しべはひげ状で、赤や青に色づき、よく見ると個性豊かな花です。

花は、早朝に開き、夕方になると萎みます。ただ、毎日次々と花を咲かせるので、長期間観賞して楽しむことができます。

<ムラサキツユクサ(紫露草) ツユクサ科ムラサキツユクサ属>
5/22 近所の路傍

 

 

 

 

 

東北地方南部以西の本州、四国及び九州に分布する日本原産の落葉低木。

園芸では、基本種の緑葉はほとんど用いられず、赤紫や黄金葉などの美しい葉色を楽しむカラーリーフとして利用されています。

本種は輝くような黄金葉品種です。春早い時期に輝くような色で芽吹き、夏も黄金葉を保ちます。秋にはオレンジ色に紅葉します。

<メギ(目木) メギ科メギ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。

「5月の花のアルバム(16)」10品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「5月の花のアルバム(17)」に続きます。