Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

サイクリング・テニス・散歩等の道すがら、公園・野原・湖畔・川辺等で見つけた美しい花をスマホで撮っています。

珍客の来訪

2023-05-04 | 野鳥
わが家の庭はネコの額ほどの狭さで、わずかな花があるだけの殺風景そのものです。ですから日頃はスズメかハトくらいしか来てくれません。

そんな庭に昨日珍客が来訪しました。最初、ハトかと思いましたが、よく見るとキジのようです。さっそくリビングの窓越しから、そ~っとカメラを向けて撮影しました。




幸いキジに気付かれることなく、10枚ほどの写真を撮ることができました。ただ、ガラス越しの写真のため、品質が悪くて申し訳ありません。



キジは日本の国鳥としても知られており、日本国内では北海道を除き、本州・四国・九州と、ほぼ日本全土に生息している鳥です。



また、昔話の「桃太郎」に出てくる鬼退治の仲間としても知られていたり、一万円札の裏側でもキジの絵が描かれていた事もあったりと、日本国民としても馴染みのある鳥の一種でもあります。



野生のキジは食料を求めて人が棲む場所の近くに生息しており、主に「草原」や「平野地」「農耕地」「林」と言った場所で見られます。



警戒心が強いので、物音がすると逃げてしまいますが、意外と身近な場所でキジに会うことも少なくありません。



キジは鳥ではあるものの、飛ぶことが苦手な鳥でもあります。基本的には地上で生活しているため、飛ぶという機能が退化してしまっているのか、かわりに時速32kmものスピードで走り回ることができます。

寿命に関してはおおよそ10年ほど。長生きした個体では、20年近く生きたキジもいたようです。



オスのほうが美しい容姿をしており、特徴となるのは赤く垂れたようなほっぺたと、美しい緑色の体。頭部には青紫色の羽毛や、首から胸にかけて光が当たることで光り輝く羽毛が印象的です。



メスに関しては茶褐色の体に、黒褐色の斑点模様が特徴と、オスに比べると圧倒的に地味な配色です。

多くの鳥は、一度オスとメスがペアになると、生涯パートナーを変えずに過ごすのが一般的なのですが、キジにはこういったルールは無いようです。



メスはオスの縄張りに入り、また他のオスの縄張りに出入りするなど、特定の相手を決めずに行動します。また、抱卵から子育てにいたるまでメスが全てを行い、オスは子育てには参加しません。



キジは警戒心の強い鳥としても知られ、物音がすると逃げ出してしまうほど臆病な鳥でもあります。そんなキジも、卵を守っている時のメスに関しては話が違います。



キジは子供を大切に育てる鳥としても知られており、自分の命よりも卵や子供を守ろうとします。卵を温めているメスは事故に遭う確率も高く、危険が迫ってきていても、卵を置いて逃げ出す事はありません。



そのため、キジが居ることに気が付かず、草刈り機で頭を飛ばされてしまう事故が起きてしまうほどなのです。



キジさんはわが家の庭に、僅か2分ほどの滞在でした。日頃は間近で見かけることのないキジに、暫し思いを馳せることができました。
キジさん、せっかく来てくれたのに、何のおもてなしもできなくてごめんなさい。




野鳥撮りの1年半 最終回

2023-03-11 | 野鳥
先回の続きです。⇒ 野鳥撮りの1年半 ② 2023-03-07


今回は私の鳥撮り1年半を振り返り、今まで撮ってきた野鳥の写真をまとめてみました。お見苦しい野鳥の写真ばかりですが、アドバイスなどをいただければ嬉しいです。

以下、過去に撮影した野鳥の写真を50音順に並べてみました。今回も、花のアルバム同様、野鳥の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、野鳥の名前を考えていただけるようにしました。



人間にとっていちばん身近な野鳥です。そのくせいちばん人間にいじめられてきたのがこの鳥です。人間への警戒心が強く人を見ると逃げます。

2022/1/21 柏の葉公園


ひなを巣立たせるまでの2週間に、親鳥は4千回以上も虫を捕らえて運びます。近年、数が減ったのは、子育てに欠かせない虫が減ったことも影響していると考えられます。

2022/1/21 柏の葉公園


<スズメ(雀) スズメ目スズメ科スズメ属 全長14.5cm> 2022/3/21柏の葉公園



全長89cm。全身は白色、くちばしは繁殖羽では黒色、非繁殖期は黄色をしています。脚も黒っぽい色をしています。

2021/10/26 手賀沼湖畔


日本には夏鳥として渡来し、本州~九州では繁殖しています。近年は本州以南で越冬するものも増えています。

2022/12/12 近所の田んぼ


大きな木のある林に集団で営巣します。河川、池沼、水田、干潟など水辺に生息し、魚類をはじめザリガニ、カエルなど水辺の小動物を食べています。

<ダイサギ(大鷺) ペリカン目サギ科 全長89cm>



跳ねては止まって胸張って"だるまさんが転んだ!"をしているように見えます。
全長24cm。10月ごろ、シベリアから大群で渡ってくる冬鳥の代表です。

2022/2/28 あけぼの山農業公園


積雪のない地方の水田の刈跡、畑地、草地、河原など広々とした背の低い草地にすんでいます。

2022/3/21 柏の葉公園


冬鳥なので日本ではさえずりをしません。そこで冬には口をつぐんでいるので、この名前が付いたと言われています。

<ツグミ スズメ目ヒタキ科ツグミ属 全長24cm>



全長21cm。体形は横長で、尾が長いセキレイの仲間。頭から背は黒色か灰色で、腹と翼は広く白色。白い顔に目を通る細い黒線があります。「チチン チチン」と鳴きながら、波形に飛ぶのが特徴です。

2022/11/11 柏の葉公園


住宅地でも飛び回る姿をよく見かけ、警戒心が薄く人からも逃げない鳥とも言われています。公園では人に餌をねだる姿も見られます。

2022/2/15 柏の葉公園


その一方で縄張り意識は強く、夏はつがいで、冬は単独で縄張りを持ちます。

<ハクセキレイ(白鶺鴒) スズメ目セキレイ科 全長21cm>



ボサボサ頭に茶色いほっぺ「ヒーヨヒーヨ」と名を名乗ります。
日本ではどこでも見られる一般的な野鳥ですが、世界的にみると分布は日本周辺に限られています。

2022/2/28 あけぼの山農業公園


全長27.5cm。全体が灰色に見える色彩の鳥です。花の蜜や果実が大好物です。今では虫や草の葉、芽も食べますが、花が咲くと蜜を吸いにやってきます。

2022/2/18 柏の葉公園


食欲旺盛で独占欲が強いため。他の鳥が花の蜜を吸っていたりすると、すっ飛んできて他の鳥を追い払ってしまいます。

2022/3/21 柏の葉公園


<ヒヨドリ(鵯、白頭鳥) スズメ目ヒヨドリ科ヒヨドリ属 全長27.5cm>



日本では冬鳥で、10月に入ると全国的に飛来が始まり、3月になると数が減少しはじめ、4月末までにほとんど見られなくなります。静かな海湾や淡水の湖沼に生息します。

2023/2/21 七次川調整池


名前の由来は背に星屑の模様があり、翼に白帯がでることから。雄は、赤味のある茶色の頭と黒い胸が特徴で、雌は全身褐色で目のまわりに白っぽい線があります。

2023/2/21 七次川調整池


<ホシハジロ(星羽白) カモ目カモ科ハジロ属 全長45cm>



カモと言えばこのカモで、オスは青首とも呼ばれるアヒルの祖先です。カモの仲間の代表種で冬鳥として湖沼に飛来します。

2022/3/14 大堀川


メスは地味な褐色系で、大きさが近いカルガモと似ています。秋冬のオスは緑や紫に輝く頭部が美しいが、夏の羽色はメスに似ます。声はアヒル同様のしわがれ声で「グェッグェッ」と鳴きます。

2023/2/8 柏の葉水辺公園


<マガモ(真鴨) カモ目カモ科 全長59cm>



平地から低山地の人家や人家近くの林で繁殖し、農耕地、公園の芝生、草地などでよく見られます。繁殖が終わると群になり、多い場合は数万羽の群になることもあります。

2023/2/8 北柏ふるさと公園


私が鳥撮りを始めてからの1年半で、最も多く出会った鳥です。椋(ムク)の実を好むことから名が付いたと言われますが、実際は雑食で虫の幼虫なども食べます。

2021/1/29 自宅近く


<ムクドリ(椋鳥) スズメ目ムクドリ科 全長約24cm>




生け垣などのとがった小枝や、有刺鉄線のトゲなどに、バッタやカエルなどの獲物を串ざしにする変わった習性があることで知られています。

2022/2/9 手賀沼湖畔


雄の過眼線は黒色(雌は褐色)。長めの尾を回すように振ります。百舌とも書くように他の鳥の鳴き声がとっても上手です。

2023/2/8 北柏ふるさと公園


<モズ(百舌) スズメ目モズ科 全長20cm>


野鳥と言えばハト、スズメ、ツバメ、カラスくらいしか知らなかった私が、"70の手習い"で、2021年10月から野鳥の写真撮影にチャレンジした記録を、3回に渡ってご覧いただきありがとうございました。

冬鳥がいなくなるこれからの季節、私のような野鳥撮影の素人には野鳥の撮影が難しくなります。秋以降の冬鳥の飛来する時期まで、野鳥撮影の基本を勉強して、秋の野鳥撮影に備えたいと思います。


















野鳥撮りの1年半 ②

2023-03-07 | 野鳥
先回の続きです。⇒ 野鳥撮りの1年半 ① 2023-03-04


今回は私の鳥撮り1年半を振り返り、今まで撮ってきた野鳥の写真をまとめてみました。お見苦しい野鳥の写真ばかりですが、アドバイスなどをいただければ嬉しいです。

以下、過去に撮影した野鳥の写真を50音順に並べてみました。今回も、花のアルバム同様、野鳥の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、野鳥の名前を考えていただけるようにしました。



頭をフリフリ泳ぐ真っ黒い鳥で白い額がトレードマークです。
全体は灰黒色で額とくちばしは白色です。足は緑青色。「キュイッ」と聞こえる声を出します。陸上を歩くこともありますが、水上生活が多く、すばやく水上へ逃げていきます。

2022/3/21 柏の葉公園


ヒナを育てるのもオスとメスで一緒に行います。ヒナは生後1ヶ月ほどで自力で餌をとり、2ヶ月もすれば自立して飛ぶことができるようになります。

2022/12/13 柏の葉公園


池沼に生息していて、40年前は関東より北で繁殖していましたが、近年増加の傾向にあり、日本中で見られています。

<オオバン(大鷭) ツル目クイナ科オオバン属 全長39cm>



冬鳥で千葉では気温が低くなるとやって来ます。オスのクチバシは黒でメスはオレンジ色に近い黄色です。体全体に細かい模様がありクチバシの黒とあいまってなかなかシックな色彩のカモです。

2023/2/21 七次川調整池


カルガモよりやや小さく、ヨシガモよりも丘(陸)側に多いことが名前の由来と言われています。「水面採餌ガモ」という種類で、水面にプカプカと浮きながら食事を取るタイプのカモです。

2023/2/21 七次川調整池


<オカヨシガモ(丘葦鴨) カモ目カモ科マガモ属 全長50cm>



人をあまり恐れない、尾羽も首も長いスマートなカモです。
他のカモより比較的首と尾羽が長くスマートな体型をしています。

2023/2/21 七次川調整池


日本では、各地のハクチョウ渡来地において、ハクチョウ類の周囲に多数群がっているのが観察されています。

2023/2/21 七次川調整池


<オナガガモ(尾長鴨)カモ目カモ科カモ亜科マガモ属 75cm(オス)53cm(メス)>



渓流や池沼などを見下ろす木の枝に静かにとまっていて、水中の獲物をとったり、水面をかすめて一直線に速く飛んだりしています。残念ながら私は後ろ姿しか撮らせてもらえませんでした。

2022/2/28 あけぼの山農業公園


羽色が鮮やかで、翡翠(ひすい)のような体色から、飛ぶ宝石ともいわれ、その美しさは古代から注目されていました。

2022/2/28 あけぼの山農業公園


<カワセミ(翡翠) ブッポウソウ目 カワセミ科 カワセミ属 全長17 cm>



渡りをせずにいつも身近にいるカモです。オス、メス同色です。
カモの仲間は日本で30種を越えますが、ほとんどが「冬鳥」なので春~夏にはいなくなります。春夏もいて普通に繁殖するのはこのカモだけです。

2022/11/8 アンデルセン公園


くちばしの先が黄色いのも特徴です。ひなは「ピヨピヨ」と鳴くが、成鳥はアヒルに似たしわがれ声です。くちばし以外で見分けるには、腰の部分に見える白い三日月模様がポイントです。

2023/2/9 柏の葉水辺公園


<カルガモ(軽鴨)、鳥綱カモ目カモ科マガモ属 全長約61cm>



本来、ヨーロッパや中央アジアに生息する白鳥で、日本に輸入された外来種が野生化した鳥なのだそうです。

2022/4/13 手賀沼湖畔


日本では白鳥というとオオハクチョウやコハクチョウを意味するのですが、ヨーロッパで一般に白鳥というと、この白鳥を意味するとのことです。

2022/12/20 北柏ふるさと公園


この白鳥は、飛翔可能な鳥類の中では最も重い一種で、平均体重が12Kgといわれていますから、長距離の飛行には適さないようです。

2022/12/20 北柏ふるさと公園


コハクチョウ(5~7kg)が4,000Kmを、それより重いオオハクチョウ(8~11kg)が3,000Kmを飛んで日本に越冬に来るのですが、この白鳥にはとてもそれは不可能です。

2022/3/30 手賀沼湖畔


重くて遠距離行には適さないとはいえ、この白鳥も飛行します。飛行している姿は、オオハクチョウやコハクチョウに負けない迫力を感じます。

2022/3/30 手賀沼湖畔


<コブハクチョウ(瘤白鳥) カモ目カモ科ハクチョウ属 全長140~160 ㎝>



全長61cm、翼を広げると98cmほどで、首が長く、脚、くちばしも長いサギの仲間です。全身白色で、繁殖期には2本の長い飾り羽を頭に持ちます。

2022/12/20 北柏ふるさと公園


2022/12/20 北柏ふるさと公園


海岸、河川、池沼、水田など浅い水辺で餌をさがします。水に囲まれた林を最も好み、集団になって繁殖します。「グワァー」などと聞こえる太い声を出します。

<コサギ(小鷺) 鳥綱ペリカン目サギ科コサギ属>



スズメほどは人を恐れず、スズメより活発で素早く動きます。「ツツピン ツツピン」と鳴いて、鳥の中でもいち早く春を告げ、市街地でもおなじみの鳥です。

2022/2/18 柏の葉公園


体重15g前後で虫を主食としており、日本の研究例では、1日に使うエネルギーの量を約15kcalとして、これを2cmの虫にすると約200匹相当になるそうです。

2022/2/18 柏の葉公園


<シジュウカラ(四十雀) スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属 全長 14cm>



冬鳥で、大きさや体型、動作は近縁のツグミに似ているが、腹は白っぽい(ツグミは斑模様がある)ことから、この鳥の名前の由来になっています。

2022/3/11 柏の葉公園


くちばしを左右に振り、落ち葉をどけてその下の木の実や虫などを食べます。かつて「木の葉返し」という呼び名もありました。

2022/3/11 柏の葉公園


<シロハラ(白腹) スズメ目ヒタキ科 全長約24cm>


最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回「野鳥撮りの1年半 最終回」に続きます。






野鳥撮りの1年半 ①

2023-03-04 | 野鳥
冬鳥が北に旅立つ時期になりました。秋に北方から日本へと渡来してそのまま越冬し、春が来ると繁殖のために、再び北へと戻ります。

私は野鳥と言えばハト、スズメ、ツバメ、カラスくらいしか知りませんでした。そんな私が、"70の手習い"で、2021年10月から野鳥の写真撮影にチャレンジしています。


生まれて初めての一眼レフカメラでの撮影で、この程度の写真しか撮れていません。
当時は鳥の名前がわからず、ブロ友のなつみかんさんに教えていただきました。

<私が初めて撮影したカルガモ> 2021/10/26 手賀沼 


私はフィルム式カメラ、使い捨てカメラ、デジカメ、スマホと、ず~っとオートでしか写真を撮っていません。いわゆるオートフォーカスカメラ一筋です。ですから、絞り、シャッタースピード、ISO感度などをマニュアル設定して撮影した経験は皆無です。

<私が初めて撮影したカルガモ> 2021/10/26 手賀沼 


今回、今までに出会った鳥の写真の整理をしましたが、1年半で17種類の鳥の撮影しかできていないことがわかり、とても野鳥撮影をしているとは、言える立場でないことがよくわかりました。

<私が初めて撮影したコブハクチョウ> 2021/10/26 手賀沼


「現存する鳥類は約1万種であり(これまでの各分類に基づき、8600種や、9000種などとしているものもある)(Wikipediaより)」
私が1年半の間に撮影した野鳥の種類が、いかに少ないかがよくわかります。

当時は鳥の名前がわからず、ブロ友のhanahanaさんに教えていただきました。
<私が初めて撮影したダイサギ> 2021/10/26 手賀沼 


野鳥の撮影の大変さがよ~くわかり、私のようなカメラ音痴には無謀な冒険でした。楽をして野鳥の写真を撮ろうなどと言う、軽い気持ちでは野鳥撮影家の皆さんから甘すぎると叱られますね。

<私が初めて撮影したダイサギ> 2021/10/26 手賀沼 


今回は私の鳥撮り1年半を振り返り、今まで撮ってきた野鳥の写真をまとめてみました。お見苦しい野鳥の写真ばかりですが、アドバイスなどをいただければ嬉しいです。

<私が初めて撮影したダイサギ> 2021/10/26 手賀沼 


以下、過去に撮影した野鳥の写真を50音順に並べてみました。今回も、花のアルバム同様、野鳥の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、野鳥の名前を考えていただけるようにしました。



私が初めて出会ったサギの仲間です。ブロ友のなつみかんさんの表現をお借りすると、太ももに股引きかスパッツを履いているようです。

2022/6/1 北柏ふるさと公園


古代ヨーロッパではフェニックスの由来となる鳥・ベヌウとされていて、神のように崇拝されていたことから、見ると縁起が良いと言われています。

2023/2/8 北柏ふるさと公園


<アオサギ ペリカン目サギ科アオサギ属 全長 84-100cm> 



綿を丸めたようなからだに長い尾羽がついた、かわいらしいシジュウカラに近い仲間です。残念ながら後ろ姿しか撮らせてもらえませんでした。



平地にも山地にもすみ、繁殖期にはコケを集めて木の枝に球形の巣をつくり、外側にクモの糸でウメノキゴケを貼りつけ、内部には鳥の羽兎の毛などを敷くという凝りようです。



<エナガ 鳥綱スズメ目エナガ科エナガ属 全長13.5cm> 2022/1/29 手賀沼



ブロ友のshuさんに教えていただいた飛来地で、私が初めて出会ったハクチョウの仲間です。翼を広げると225cmにもなります。全身白色で、くちばしは黒色と黄色で、足は黒色です。



シベリアからやってくる代表的な冬鳥です。主に北海道と東北地方北部で越冬しています。家族のきずなが固く、群れになって集まり、他のカモたちと一緒になって春を待っています。



<オオハクチョウ 鳥綱カモ目カモ科ハクチョウ属 全長140cm> 
2023/2/21 七次川調整池(千葉県白井市)


最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回「野鳥撮りの1年半 ②」に続きます。







コブハクチョウが飛ぶ

2022-04-20 | 野鳥
先日(3/30)、手賀沼を散策していたら、コブハクチョウが飛んでいる姿を目撃しました。コブハクチョウは巨体なので、飛ぶのは不得意です。私は水面に浮かんでいるか、岸際で寛いでいる姿しか見たことがありません。



このコブハクチョウは、飛翔可能な鳥類の中では最も重い一種で、平均体重が12Kgといわれていますから、長距離の飛行には適さないようです。



コハクチョウ(5~7kg)が4,000Kmを、それより重いオオハクチョウ(8~11kg)が3,000Kmを飛んで日本に越冬に来るのですが、コブハクチョウにはとてもそれは不可能でしょう。



重くて遠距離行には適さないとはいえ、コブハクチョウも飛行します。飛行している姿は、オオハクチョウやコハクチョウに負けない迫力を感じます。



コブハクチョウは、本来、ヨーロッパや中央アジアに生息する白鳥で、日本に輸入された外来種が野生化した鳥なのだそうです。



手賀沼には1980年代後半に1つがいが導入され野生化して毎年繁殖し、今では、手賀沼周辺に150羽以上は、住みついているようです。



日本では白鳥というとオオハクチョウやコハクチョウを意味するのですが、ヨーロッパで一般に白鳥というとコブハクチョウのことを意味するとのことです。



オオハクチョウやコハクチョウは翼を閉じたまま泳ぎますが、コブハクチョウは水面を泳いでいる時、翼を輪のように丸めて広げ、その形のままぷかぷか泳ぐことがあり特に優雅です。



チャイコフスキーのバレー曲「白鳥の湖」の舞台を見るとき、このコブハクチョウの仕草が所々にとり入れられているようです。チャイコフスキーがモデルにした白鳥は、このコブハクチョウで間違いないそうです。

『白鳥の湖』オデットと王子のパ・ド・ドゥ by Wikipedia 


手賀沼で、コブハクチョウを見れない日はほとんどなく、手賀沼に行けば、いつでもどこでも見ることができます。手賀沼は”白鳥の湖”といってもいいのかもしれません。(笑)



手賀沼のコブハクチョウは人に慣れており、近づいても逃げません。散歩中の人が記念写真を撮ったりする姿も見られます。可愛いからと、禁止されている餌付けをする人もいるようです。



手賀沼周辺の水田で、稲の苗をコブハクチョウに食べられる被害が広がっています。農家の要望で市職員が追い払うなどしていますが、防ぎきれません。外来種であるコブハクチョウは年々増加しており、生態系を乱す恐れも指摘されています。


ついに出会えたカワセミくん!

2022-02-28 | 野鳥
2月15日の北柏ふるさと公園で、新たな鳥の出会いが不発に終わったので、翌2月16日にあけぼの山農業公園にリベンジに行ってきました。

私にとって憧れの鳥、カワセミとの出会いがついに叶いました。カモを探しに日本庭園に行ったところ、木の枝に美しい鳥が止まっているではありませんか。



そろ~り、そろ~りと近づいて、10mほどの距離に近づいたところで飛び立ってしまいました。残念ながら、後ろ姿しか見せてくれませんでしたが、証拠写真として後ろ向きカワセミくんを掲載します。(^^ゞ

<カワセミ ブッポウソウ目 カワセミ科 カワセミ属 全長17cm>

渓流や池沼などを見下ろす木の枝に静かにとまっていて、水中の獲物をとったり、水面をかすめて一直線に速く飛んだりしています。

羽色が鮮やかで、翡翠(ひすい)のような体色から、飛ぶ宝石ともいわれ、その美しさは古代から注目されていました。



くちばしは体の割りに長く、メスのくちばしは赤い口紅を塗ったようで、雄の下くちばしは赤い部分がありません。

日本では全国に棲んでいます。巣は土崖に横穴を掘ってつくります。池、川など淡水域の水辺で餌をとるのが普通です



日本庭園を出て、公園の方へ向かう道路を歩いていると、私にとっては何度も出会う、もうお馴染みのシジュウカラくんです。

<シジュウカラ スズメ目シジュウカラ科 全長約14.5cm>

白いほっぺたに黒いネクタイ
全国各地で、山にも町にもいる、白いほお、白い腹に黒いネクタイ模様が目立ちます。スズメほどは人を恐れず、スズメより活発で素早く動きます。



体重は14gくらいです。日本ではほぼ全国に分布していますが、北日本に多く、西日本には少ないようです。平地から山地の林に住みますが、市街地、住宅地で見ることも多い鳥です。



上から鳥の声がします。電線の上に私にとってどこかで見たような鳥が止まっているではありませんか。さっそくカメラを向けて写真をゲット。後で調べるとヒヨドリくんでした。

<ヒヨドリ(鵯、白頭鳥) スズメ目ヒヨドリ科ヒヨドリ属>

ボサボサ頭に茶色いほっぺ「ヒーヨヒーヨ」と名を名乗る
ちょっと、性格は激しいですが優しい鳥です。ただ、ミカンやイチゴなどの畑を荒らすことも多いため、農家では害鳥とされ狩猟鳥の指定を受けています。



全長27.5cm。全体が灰色に見える色彩の鳥です。花の蜜や果実が大好物です。今では虫や草の葉、芽も食べますが、花が咲くと蜜を吸いにやってきます。



さらに進むと、今度は畑の中をピョンピョン跳ねながら、餌をついばむ鳥を見つけました。後で調べたらツグミのようでした。

<ツグミ スズメ目 ヒタキ科 ツグミ属 全長24cm>

跳ねては止まって胸張って"だるまさんが転んだ!"をしているよう
全長24cm。日本には全国に冬鳥として渡来し、積雪のない地方の水田の刈跡、畑地、草地、河原など広々とした背の低い草地にすんでいます。

10月ごろ、シベリアから大群で渡ってくる冬鳥の代表です。3月なかばごろになると再び群れて北へ帰ります.



日本へ着くと群れを解いて、田畑や低い山の林に散らばって生息、。胸を張って木の枝にとまり、地面におりて枯葉の下の虫をさがします。

冬鳥なので日本ではさえずりをしません。そこで冬には口をつぐんでいる、それでツグミと呼ばれるようになったといわれています。



梅の花はまだまだで、一部の早咲き品種のみ咲いていました。

<コウバイ(紅梅) バラ科 サクラ属>




ミツマタ(三椏)に少し花がつきはじめました。

<ミツマタ(三椏) ジンチョウゲ科 ミツマタ属>



ツバキの花も咲きはじめました。

<ツバキ(椿) ツバキ科 ツバキ属>






ボケてます

2022-02-14 | 野鳥
2月9日、例によってテニスの帰りに、手賀沼に野鳥を探しに立ち寄りました。今回は水鳥ではなく、木の枝などに止まる野鳥の撮影にトライしました。

今回もGoogle Lense で調べたので、間違いがあればご指摘をお願いします。お見苦しいとは思いますが、ボケボケの鳥の写真をご覧ください。

<ハクセキレイ? スズメ目セキレイ科 全長約21cm>
体形は横長で、尾が長いセキレイの仲間。頭から背は黒色か灰色で、腹と翼は広く白色。



でも、結果はボケボケの写真ばかりになってしまい、自分の不器用さに情けなくなりました。枝に止まっている鳥にピントを合わせても、木や枝に焦点が合ってしまい、結果的に鳥の姿はピンボケになってしまうのです。(^-^;

<シジュウカラ? スズメ目シジュウカラ科 全長約14.5cm>

白いほっぺたに黒いネクタイ
全国各地で、山にも町にもいる、白いほお、白い腹に黒いネクタイ模様が目立ちます。スズメほどは人を恐れず、スズメより活発で素早く動きます。



体重は14gくらいです。日本ではほぼ全国に分布していますが、北日本に多く、西日本には少ないようです。平地から山地の林に住みますが、市街地、住宅地で見ることも多い鳥です。



<モズ? スズメ目モズ科 全長約20cm>

モズは百舌(もず)とも書くように他の鳥の鳴き声がとっても上手
モズは生け垣などのとがった小枝や、有刺鉄線のトゲなどに、バッタやカエルなどのえものを串ざしにする変わった習性があることで知られ、日本ではこれを「モズのはやにえ」と呼んで有名です。



<ムクドリ スズメ目ムクドリ科 全長約24cm>

大群でねぐら入りする様は魚群のよう
全身は黒味のある褐色で、頭は灰色がかった黒褐色。目の周囲から頬にかけて不規則な白斑があります。この白斑は個体によって違っていることが普通です。くちばし、足は黄色です。



平地から低山地の人家や人家近くの林で繁殖し、農耕地、公園の芝生、草地などでよく見られます。繁殖が終わると群になり、多い場合は数万羽の群になることもあります。



駅前のロータリーや街路樹並木を塒(とや:鳥の巣)にして、人に嫌われることも多いですが、農耕地や草原で虫をとるプロフェッショナルですから、畑や芝生のグランドキーパーの役目をしてくれています。



<スズメ スズメ目スズメ科 全長約14.5cm>

人の住んでいるところに住むとっても身近な鳥
短くて太めで、草の種子を食べるくちばしをしている。日本中に分布していて、市街地、住宅地などにいる他、人家のある集落には生息しています。



留鳥で渡りはしないと考えられていますが、新潟県から岡山県、愛知県、関東地方などへ移動するものはいます。人間にとっていちばん身近な、そのくせいちばん人間にいじめられてきたのが、スズメです。



『番外編』
お見苦しい写真をお見せしたお口直しに、私が3年前に福岡で撮った鳥の写真をご覧ください。 2019年3月5日 国立海の中道海浜公園(福岡県福岡市)で撮影

<コンゴウインコ オウム目インコ科> 

頭が良くて温和な性格で人に良く懐きます。寿命は飼育下で約50年といわれていて、長い期間を一緒に過ごすことができます。電話の音をまねるなど、ものまねやオウム返しは得意ですが、会話はあまり得意ではないようです。



コンゴウインコ(金剛鸚哥)は華麗で光沢のある色鮮やかな羽を持つ、世界最大級(体長76cm〜100cm)のインコで、金剛石(コウンゴウセキ=ダイヤモンド)のように美しいことから、コンゴウインコと呼ばれています。



<フラミンゴ フラミンゴ目フラミンゴ科> 

ピンク色をした見た目が美しく、また片足でスラリと立つ姿からは凛とした印象も受ける「フラミンゴ」。名前の由来は、ラテン語で「炎」を意味する言葉だそうです。



フラミンゴが片足で立つ理由は、彼らは片足で立つことで、万が一何かが起こった際に、すぐに逃げられるようにしているという説があります。いわば1歩を踏み出す直前の状態で立っているということです。



私にとっては4回目の野鳥撮影でしたが、何とか木に止まっている鳥を見つけることができました。でも、逃げられないかと焦るあまり、ピント合わせがうまくできないのが課題です。まだまだ、先の長い野鳥撮影の旅です。


またもや鳥逃がした!

2022-01-29 | 野鳥
"70の手習い"で、野鳥の写真撮影にチャレンジしています。
鳥と言えばハト、スズメ、ツバメ、カラスくらいしか知らない私です。
当初は野鳥の写真を撮るのは大したことはないと、タカを括っていました。

<私が初めて撮影した野鳥 ダイサギ>
 2021年10月26日 手賀沼



<私が2度目に撮影した野鳥 カルガモ>
 2021年12月21日 アンデルセン公園>



1月15日に3度目の野鳥の写真撮影で手賀沼に出かけました。しかし、またもや失敗して野鳥の撮影の大変さがよ~くわかりました。楽をして野鳥の写真を撮ろうなどと言う、軽い気持ちでは野鳥撮影家の皆さんから甘すぎると叱られますね。

<手賀沼と手賀大橋・コブハクチョウ 2021年11月3日 撮影>



白鳥とおぼしき鳥が葦の陰に止まっていました。さっそくカメラを構え、側にそ~っと近づくと、途端に飛んで行ってしまいました。カメラを向けて飛翔する姿を撮影する知恵も浮かばず、茫然自失。(-_-;)



仕方ないので、近くにいた水鳥の集団に近づいて写真を撮ろうとすると、非情にも
水鳥までもが、私を避けて岸から沖に向かって泳ぎ去っていくではありませんか・・・。



気を取り直し、待つこと5分、水鳥の軍団が戻ってきました。

今回撮影した鳥の名前は自信がありません。間違いがあればご指摘いただけると嬉しいです。(Google Lenceで調べました)

<今回最初に出会った水鳥はオオバン>
追記:shuさんからご教示いただき、オオバンで間違いないようです。


<この水鳥はカルガモ>
追記:shuさんからご教示いただき、カルガモで間違いないようです。



<この水鳥もカルガモ>
追記:shuさんからご教示いただき、カルガモで間違いないようです。



<この水鳥はコガモ?>
追記:shuさんからご教示いただきましたが、コガモのようですが確定はできないようです。



<畑にいる鳥はムクドリ>
追記:shuさんからご教示いただき、ムクドリで間違いないようです。



<木の枝の鳥を撮っても横向きで、よくわかりません>
なつみかんさんから、ご教示いただき、エナガで間違いないようです。




<こちらは、後ろ向きでよくわかりません>
なつみかんさんから、ご教示いただき、エナガで間違いないようです。



<帰宅途中に出会った鳥はムクドリ>
追記:shuさんからご教示いただき、ムクドリで間違いないようです。



<ムクドリをトリミンングしてみました>
追記:shuさんからご教示いただき、ムクドリで間違いないようです。



以上、今回も失敗作の多いお見苦しい写真ばかりでした。次回からは、鳥の居そうなスポットの下調べや、三脚の持参など、事前準備をしっかりしてから撮影にチャレンジしようと思います。