Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

サイクリング・テニス・散歩等の道すがら、公園・野原・湖畔・川辺等で見つけた美しい花をスマホで撮っています。

6月の花のアルバム(3)

2024-07-17 | みんなの花図鑑

6月に出会った植物の花や鳥の写真を整理しました。6月はアジサイを始めとして、夏の花が咲き揃う季節でもあります。6月は約140品種ほどの花木や鳥の撮影ができました。毎月恒例の記録として約10回に分けて投稿します。

 

<本日のバラ アダージョ>
系統:HT 発表年:2023年 作出:コルデス(独)

白地にピンクの色合いがかわいらしい大輪花で、フルーツ香を中心とした香りも楽しめます。

咲き始めの白からピンクへゆっくりと移り変わる様からアダージョ(音楽用語のゆっくりと)の名前が付けられました。

 

 

 


北アメリカ原産の花で、明治時代中期の鑑賞用に導入された多年草ですが、栽培されていたものが野生化した植物です。

葉は少し光沢があり、対生し、葉身は5~15cmぐらいの大きさで、先が尖り、縁に鋸歯があります。

長い花茎の先に散房花序を出し、径5~7cmの黄色い花を多数つけます。舌状花は長さ2~2.8cmで15枚ほどあり、筒状花は半球形に盛り上がります。

キクイモに似てますが、茎塊が出来ないところから、本種の名前が付けられました。

<キクイモモドキ(菊芋擬き) キク科キクイモモドキ属>
6/12 あけぼの山農業公園

 

 

 

 


コーカサス地方、イラン、アフガニスタン原産。日本へは明治時代の中期に渡来しました。別名はヤローイエロー。

花期は6-8月で、粟粒が集まっているような小さな花の塊が印象的です。黄色の散房花序の花が宙に浮かんでいるようです。

葉はネムノキのようにギザギザの切れ込みがあります。

<キバナノコギリソウ(黄花鋸草)  キク科ノコギリソウ属>
6/12 北柏ふるさと公園

 

 

 

 


マサキの園芸品種の一種です。原種のマサキは日本や中国に自生する常緑広葉樹で、耐潮性に優れ、海岸近くに多く生息します。

葉の縁に黄色い斑が入る黄覆輪が特徴で、常緑樹でもある事から、通年美しい葉を観賞出来ます。

6月から7月頃、黄色の小さな花を咲かせます。斑入りの葉の方が大きくて美しい為、あまり目立たちません。

<キフクリンマサキ(黄覆輪柾) ニシキギ科 ニシキギ属>
6/8 自宅

 

 

 

 

 

アジアの中でも特に日本に数多くの種類が自生しています。これらがヨーロッパに渡り、多くの改良品種が生まれました。

非常にたくさんの園芸品種があります。葉のサイズや色、斑入り、花色、花のサイズなどバリエーションが豊富でキリがありません。

日陰でもよく育つ上に、葉色や草姿が美しいので、「ホスタ」とも呼ばれ国内外に愛好家が多くいます。花の特徴は一日花で、朝開いて夕方には萎れてしまいます。

名前の由来は、生長しかけの花茎の先端が、寺院や橋などの欄干の飾りに使われるタマネギのような形をした擬宝珠(ギボシ)に似ていたからだそうです。

<ギボウシ(擬宝珠) キジカクシ科リュウゼツラン亜科ギボウシ属>
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 


インド原産で、日本には中国経由で18世紀の江戸時代に入ってきました。強い日射しと澄んだ空が似合う夏を代表する花木のひとつです。

樹高は3〜6mに達します。一つひとつの花は小さいのですが、開花期には株を覆うほどにたわわに咲くので、大変見応えがあります。

栽培で注意したいのは、毒を持っている特性についてです。葉、茎、根、花、種子のすべてに、命に関わるほどの有毒成分を含んでいます。

花言葉は、「注意」「危険」「用心」など。やはり木全体に毒を持っている性質から、このような言葉があてられたようです。

 

<キョウチクトウ(夾竹桃) キョウチクトウ科キョウチクトウ属>
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

地中海原産の宿根草ですが、夏の暑さに弱いため日本では半耐寒性の一年草として扱います。草丈は20cm~1m程まで品種によって異なります。

古くからヨーロッパで品種改良が進み、最近ではペンステモン咲きや八重咲きの品種も人気があります。花色は白、黄、桃、赤、紅紫、橙、複色など豊富にあります。

花穂を大きく伸ばして金魚に似た色鮮やかな花を咲かせることから名前がつきました。

<キンギョソウ(金魚草) ゴマノハグサ科キンギョソウ属(アンティリナム属)>

6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 


梅雨どきに大型で純白の6弁花を咲かせて強い香りを漂わせ、秋には橙赤色の果実をつけます。

この果実は黄色の染料として利用され、また漢方では山梔子(さんしし)として用いられています。

秋には橙赤色の果実をつけますが、熟しても裂開しません。つまり口が開かないことから和名がつけられたとされています。

庭木としてよく栽培されているのは大型の花で、八重咲きが多く、こちらは花は豪華ですが実はつけません。

<クチナシ(八重) アカネ科クチナシ属>
6/12 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

日本と朝鮮半島南部原産。北海道西南部から本州、四国、九州の屋久島、および朝鮮半島に分布します。

雌雄同株で、5月~6月くらいに開花します。雄花はクリーム色の花穂を房状に咲かせ、雌花は雄花の付け根辺りに小さな花を咲かせます。

花が咲くと、独特の生臭い匂いが周辺に漂います。イカが腐敗し始めた時のような臭いと表現されることもあります。

本種は野菜と間違えられやすいのですが、野菜ではなく木に実る果物です。

<クリ(栗) ブナ科クリ属>
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

世界にたくさんの野生種、原種があり、これらの交配によって、多くの品種が生まれています。

英国ではつる性植物の女王として位置づけられ、バラのパートナープランツとして親しまれています。

テッセンと呼ばれることもありますが、テッセンとは、中国に自生している、6枚の乳白色の花弁をもち、雄しべが花弁化している一つの原種のことです。

1年に1回、スポット的に開花する一季咲きのグループのほかに、長期間にわたって花が次々と咲いたり、剪定すると繰り返し咲く四季咲きのグループがあります。

<クレマチス キンポウゲ科 センニンソウ属>
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

熱帯アフリカ西部に分布するシソ科クサギ属のつる性常緑低木です。

美しい花を咲かせることから、観賞用として世界の熱帯~亜熱帯地域で広く栽培されています。

日本には明治時代に渡来しており、植物園の温室などで栽培される他、あんどん仕立ての鉢物として流通しています。

赤色の花と白色の萼が対照的で美しく、この対比を源氏と平氏に見立てたことが名前の由来です。

<ゲンペイカズラ(源平葛) シソ科クサギ属>
6/4 柏の葉公園

 

 

 

本種は地中海沿岸地方を中心に世界に200種余りが自生しています。形態は一年草、多年草、低木とさまざまで、つる性のものも多く見られます。

日本に自生種はありませんが、セイヨウヒルガオ(ヒメヒルガオ)などが帰化植物となっています。

ヒルガオによく似た、漏斗形の大きく開いた花を咲かせ、1花の寿命は2~3日くらいで、雨天や夜間は閉じています。

ヒルガオ属では、萼のすぐ外側に大きな苞がありますが、本種は苞は小さくあまり目立ちません。

<コンボルブルス(西洋昼顔) ヒルガオ科セイヨウヒルガオ属(コンボルブルス属)>

6/12 あけぼの山農業公園

 

 

 

 


本種は中東の方から中国を経て日本に渡ってきました。寿命の長い樹木で、独特の形状の果実を付けることで有名な落葉高木です。

幹は細く灰褐色をしていて、光沢のある明るいグリーンの小さな葉をつけます。枝に小さなトゲがあるのも特徴です。

日当たりがよければ花付きがよく、実もたくさん収獲できるので、昔から庭木として好まれてきました。

実の中にはぎっしりと、ボルドーカラーの宝石のような小さな実が詰まっています。この小さな実は食用になり、ジュースやジャムの他、生食もできます。

 

<ザクロ(柘榴) ミソハギ科ザクロ属>
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

常緑の低木で、関東地方以西の本州のほか、屋久島に隔離分布しています。江戸中期に数多くの園芸品種が作出されました。

開花期は5月下旬から6月上旬で、ヤマツツジなどよりも1か月ほど遅く咲きます。

ツツジとサツキの区別についてはよく議論されますが、サツキは植物分類学上、まったくツツジと同じ仲間です。

ただ開花期が特に遅く、季節感その他が異なることから、昔から区別して考えられてきました。

これらをおおまかに区別するために、4月から5月中旬に開花するものを「ツツジ」、5月下旬から6月上旬に開花するものを「サツキ」と呼び始めました。

<サツキツツジ(皐月躑躅) ツツジ科ツツジ属>
6/7 自宅

 

 

 

 

 

ジャマイカ、グアテマラ、キューバ、メキシコ原産の多年生球根植物です。ゼフィランサスの名前でも流通しています。

花は6月〜9月頃に開花します。ピンク色になり、径6cm〜8cm程で上向きに咲き、花被は6裂し、花被片の基部は淡い緑色を帯びます。

江戸時代に日本に渡来した当初に、本種が本物のサフランであると誤認されていましたが、明治の初めになって誤りであることが知られ、本種の名前で呼ばれるようになりました。

和名は薬用植物として知られる「サフラン」に似ていたことにちなみます。サフランとの明確な違いは色です。サフランは紫、サフランモドキはピンクです。

<サフランモドキ(サフラン擬き) ヒガンバナ科タマスダレ属>
6/7 自宅

 

 

 

 


ブラジル南東部原産のシソ科属のサルビア多年草です。サルビア属には約900種の植物が分類されていますが、単に「サルビア」というと、本種を指すのが一般的です。

美しい花を咲かせることから観賞用として導入され、世界中の熱帯から温帯地域で栽培されています。日本には明治時代に渡来しています。

別名では「ヒゴロモソウ」や「スカーレットセージ」等とも呼ばれています。ヒゴロモソウ(緋衣草)の由来は花が緋色の衣を纏ってるかのように見える所からきています。

<サルビア・スプレンデンス(緋衣草) シソ科サルビア属>
6/5 アンデルセン公園

 

 

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。

「6月の花のアルバム(3」15品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「6月の花のアルバム(4)」に続きます。

 


6月の花のアルバム(2)

2024-07-15 | みんなの花図鑑

6月に出会った植物の花や鳥の写真を整理しました。6月はアジサイを始めとして、夏の花が咲き揃う季節でもあります。6月は約130品種ほどの花木や鳥の撮影ができました。毎月恒例の記録として約8~9回に分けて投稿します。

 

<本日のバラ アイズフォーユー>
系統:FL 作出:2009年 ピーター J. ジェームズ(英)

この色彩は、今までのハイブリッド系には見られない新奇性が高い花色で、発売と同時に世界中から高い評価を得ています。

早咲き性で、繰り返し開花します。花は数輪から大きめの房咲きになり、花付きがとても良く、スパイス系の心地良い香りがあります。

 

 

 

 


チリを中心にブラジル、ペルー、アルゼンチンなど南米に60~100の野生種が分布します。

原産地とその花姿から「ペルーのユリ」「インカ帝国のユリ」などの異名があります。

外側は大きく丸みを帯びた花びら、外側よりも一回り小さな花びらが内側に3枚あり、花びらにはまだら模様、縞模様がついているのが特徴です。

 

<アルストロメリア(百合水仙) ユリズイセン科ユリズイセン属>
6/12 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

 

中央アメリカから南アメリカの熱帯から亜熱帯に約30種が分布する多年草。日本では戸外で冬越しが難しいので、一年草として扱われます。

開花時期は主に夏を中心として初夏~秋、茎の上部、葉の付け根に次々とつぼみを付けます。

花色は白、紫、ピンク、紫がかったブルーなどで、白と紫のツートンカラーになるものなどもあります。

エンジェルラベンダーの商品名で流通しているものもありますが、ラベンダーの仲間ではありません。

 

<アンゲロニア(細葉アンゲロン草) オオバコ科アンゲロニア属>
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

北米東部原産で、キク科の耐寒性多年草です。

元々、北アメリカ先住民が薬草として利用していたことから、インディアンのハーブとも言われています。

日本には昭和の初めごろ(1926年)渡来しました。ハーブとして利用され、ハーブティでは風邪に効果があると言われています。

花の中心部がクリのイガのように球状に大きく盛り上がり、そのまわりに細長い花弁が放射状に広がります。

 

<エキナセア(紫馬簾菊) キク科ムラサキバレンギク属(エキナセア属>
6/12 あけぼの山農業公園

 

 

 

 


東南アジアや北アメリカ、南アメリカに自生するヒルガオ科の一年草(多年草)です。葉腋に花径2~3cmほどの濃い青色の花を咲かせます。

日本ではアメリカン・ブルーの名前で呼ばれ、広く販売されています。初夏から開花する可愛らしい丸い青花が好まれます。

 本来は本種の呼び名ですが、1980年代の初輸入時には種が分からなかったため、アメリカから来たブルーの花という安直な名前で定着してしまいました。

横に這うように生育することから、ハンギング・バスケットなどにも使われます。最近は、白花の品種も販売されるようになりました。

 

<エボルブルス ヒルガオ科アサガオガラクサ属(エボルブルス属)>
6/5 柏の葉公園

 

 

 

 

 

ヨーロッパ、西アジア、北アフリカに自生する低木または小高木樹。日本ではセイヨウニワトコとも呼ばれます。

6~7月にクリーム色の花を咲かせた後、秋に黒みがかった紫色の実がつきます。花は、20センチほどの円形になる散房花序で強い香りがあります。

木は大きいものは数メートルになり、初夏の1ヶ月だけクリーム色の可憐な花をたくさん咲かせるという特徴があります。

ヨーロッパでは、昔から本種を使って、コーディアルシロップを作るなど、料理やお菓子などに利用されてきました。

 

<エルダーフラワー(西洋接骨木:セイヨウニワトコ) レンプクソウ科ニワトコ属>
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 



中南米原産の水生植物で、6~10月頃に直径4cm程度の黄色い花を咲かせます。

葉や茎の切れ端からでも再生するほどの驚異的な繁殖力を持っており、水面を覆い尽くし、他の生物の生息や漁業の障害となるなど、生態系や人の暮らしに大きな影響を与えています。

平成26年には「外来生物法」に基づく「特定外来生物」に指定され、栽培や保管、運搬などが禁止されるとともに、駆除の対象とされています。

<オオバナミズキンバイ(大花水金梅) アカバナ科チョウジタデ属>
6/12 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

日本を原産とするヤマユリやカノコユリなどの、森林のユリを交配して作られた八重咲品種です。

花期は7月頃で、花弁は少なくとも12枚、多くて36枚あります。八重咲きユリは、花びらの枚数が多く、無花粉のモノが多いです。

また、花の色の種類も幅広くなっています。ピンクや白色に加え、黄色やオレンジ、そしてこれらの色を組み合わせたものもあります。

<オリエンタルリリー「ウェブライダー」 ユリ科ユリ属>
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 


地中海ヨーロッパ原産のセリ科の花植物です。園芸的にも観賞価値の高い草花でありながら、日本に本格的に導入され始めたのは1990年代後半です。

比較的新しい花ですが、繊細な花姿からは想像できないほどの丈夫さで、こぼれダネからでも増えることから、あっという間に広く見かけるようになりました。

高さ90cmまで成長するこの多枝の一年生植物は、分かれたシダのような葉と、夏の長い期間にわたって純白の花を平らな円錐花序に咲かせます。

<オルラヤ・グランディフロラ セリ科オルラヤ属>
6/8 京成バラ園

 

 

 

 


古来より日本にある植物で、江戸時代前半から観賞用に多くの品種が改良された古典園芸植物です。

5月~6月頃に、浅い水辺から50cm~70cmの丈を伸ばし深みのある鮮やかな青色の花を咲かせます。

本種とアヤメの2つの植物は比べられるようになり、選ぶのに迷うほどよく似ています。本種は水辺で茎を出し花を咲かせ、アヤメ(菖蒲)は乾燥した土から茎を出し花を咲かせています。

 

<カキツバタ(杜若) アヤメ科アヤメ属>
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 


南アフリカが原産の多年草で根茎をもちます。鮮やかな色彩とさまざまな花色が魅力の草花で花期が春から秋までと長いのが特徴です。

草丈30センチほどで長い花柄をだして直径5~15センチほどの花を咲かせます。

花は光があたると開く性質があるため朝に開き夜には閉じてしまいます。また曇りの日にも花が開かないことがあります。

他種との交雑によって黄、オレンジだけでなくピンクや赤、白、複色など花色は豊富にあります。

和名は「勲章菊(クンショウギク)」といいます。 本種の花姿が勲章に似ていることから勲章菊と名付けられました。

<ガザニア(勲章菊) キク科ガザニア属>
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

北アメリカ東部原産のアジサイの仲間です。アジサイ属の野生種は、アジア東部と南アメリカに約30種が分布しています。

カシワに似た形の5~7つに深く裂けた葉、円錐形の花房が特徴的なのが、本種です。

花だけではなく、秋になると深いボルドー色に美しく色づきます。葉の形も大きくて印象的な形なので、紅葉も見どころのある植物です。

<カシワバアジサイ(柏葉紫陽花) アジサイ科アジサイ属>
6/4 柏の葉公園

 

 

 

 

 

1990年にペチュニア属から分かれて独立した新しい属で、1994年にサントリーが「ミリオンベル」というブランド名をつけて販売したのが始まりです。

花もペチュニアによく似ています。園芸植物としての歴史は浅いものの、短期間のうちに急激に品種改良が進んでいます。

ペチュニアに比べ花が小さめで可愛い、花色がより豊富でカラフル、花がベトベトしないのが特徴です。

花殻摘みが不要なので手間いらずで乾燥に強いなどの特徴を備えています。

 

<カリブラコア(舞春花)  ナス科カリブラコア属>
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

南ヨーロッパ原産のハーブとして知られ、カレーのような芳香があります。

カレー粉の原料としてではなく、料理の風味付けやポプリとして使われたり、イモーテルやヘリクリサムという名の精油として流通しています。

夏に黄色い小さな花が咲き、ドライフラワーとしても使われます。本種は、ドライフラワーにしても長い間色あせず、形も崩れません。

その特徴から「永遠の」という意味をもつ「エバーラスティング」と呼ばれたり、「不滅の」という意味をもつ「イモーテル」と呼ばれることがあります。

 

<カレープラント キク科ムギワラギク属>
6/8 京成バラ園

 

 

 

 

 

日本に自生する多年草で、万葉集にも歌われている秋の七草の1つであるナデシコ(撫子)は本種のことを指します。

自生地の開発などによる環境の変化で、減少している地域もあります。埼玉県、沖縄県では絶滅危惧種、鹿児島県では準絶滅危惧種の指定を受けています。

和名の由来は、河原に生えて可憐な花を「撫子(なでしこ)」と言うことに由来します。

<カワラナデシコ(河原撫子) ナデシコ科ナデシコ属(ダイアンサス属)>
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

日本全土、朝鮮半島、中国、東シベリアに広く分布する多年草です。日当たりのよい草原に見られますが、国内ではそのような場所が激減したため絶滅危惧種になっています。

古来より美しい花が人々に愛され、万葉集のなかで秋の七草と歌われている朝貌と表記されています。秋の七草はの始まりは奈良時代、山上憶良が万葉集で詠んだ歌が由来とされます。

「秋の野に咲いている花を、指を折って数えてみれば、七種類の花がある」といった内容の和歌です。

 

<キキョウ(桔梗) キキョウ科キキョウ属>
6/4 柏の葉公園

 

 

 

 

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。

「6月の花のアルバム(2)」15品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「6月の花のアルバム(3)」に続きます。

 


6月の花のアルバム(1)

2024-07-13 | みんなの花図鑑

6月に出会った植物の花や鳥の写真を整理しました。6月はアジサイを始めとして、夏の花が咲き揃う季節でもあります。6月は約140品種ほどの花木や鳥の撮影ができました。毎月恒例の記録として約10回に分けて投稿します。

 

<本日のバラ アイスバーグ>
作出:コルデス(独) 発表年:1958 年

フロリバンダ・ローズを代表する最高傑作のひとつ、名花中の名花です。世界中で愛されている銘花です。

純白の花を次々と咲かせる、とげが少ない品種です。花名「アイスバーグ」は氷山の意味で、別名「シュネービッチェン」は白雪姫の意味です。1983年世界バラ会連合殿堂入りしました。

 

 

 

 

 

 

南アフリカ、熱帯アフリカを原産地キク科の耐寒性多年草。そこにはおよそ65種類が分布しています。

その中でも日本に初めて入ってきたのが本品種で、昭和の初期に渡来してきたといわれています。

白い花弁に中心がネイビーの花とシルバグリーンの葉の色のコントラストが美しく、花の中央がブルーがかることから別名はブルーアイ・デージー。

春から秋まで次々と花を上げ長く楽しめますが、高温多湿を嫌うのでやや乾燥気味に育てます。

<アークトチス・グランディス(羽衣菊) キク科ハゴロモギク属>
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

本種はユウゲショウの名前でも呼ばれ、アメリカ大陸(熱帯地域)原産の外来(帰化)植物です。

初夏から秋にかけて、桃色の花を次々と咲かせます。花の直径は1.5センチメートルほどで、花びらは4枚です。

名前は、夕方になると化粧をしたように一斉に花を咲かせることから来ていると言います。しかし、実際には昼咲きで、朝に開花して夕方には閉じてしまうものが多いようです。

<アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧) アカバナ科マツヨイグサ属>
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 


南アフリカに10~20種ほどの原種が自生し、交配などにより300以上の園芸品種が育成されています。

初夏に光沢と厚みのある葉の株元から花茎を立ち上げて、花火のような形状の涼やかな花が開花します。

小さなユリに似た花をたくさん咲かせるので、英名では「アフリカンリリー」と呼ばれ、和名では「紫君子蘭」と呼ばれます。

<アガパンパス(紫君子蘭) ヒガンバナ科ムラサキクンシラン属(アガパンサス属)
6/12 北柏ふるさと公園

 

 

 

 


地中海沿岸地方を中心に50種ほどがありますが、最も一般的で多く栽培されている種が、和名で葉薊(ハアザミ)と呼ばれる品種です。

草丈、株張りともに1.5mほどになる大型の宿根草で、ほぼ周年観賞できます。6月から8月に咲く花は、紫色の萼と白い花弁のコントラストが際立ち、開花後も萼は長く残ります。

学名には「とげ」の意味があり、花のつけ根の苞に鋭いとげがあることに由来します。

<アカンサス(葉薊) キツネノマゴ科ハアザミ属(アカンサス属)>
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

ヨーロッパ~アジア西部原産のフウロソウの仲間です。アルプスでは標高2000m前後の丘陵、開けた林床に生えます。

コーカサスを中心に自生する原種、サンギネウムをもとにした品種群をサンギネウム系と呼んでいます。国内では流通名の本種の名で呼ばれています。

花色は濃いピンクで、こんもりとした柔らかなドーム状の草姿で、非常に花つき良い多花性で、一面に花をつけます。

<アケボノフウロ(曙風露) フウロソウ科フウロソウ属>
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

加茂花菖蒲園作出のアジサイの園芸品種です。花は、すべてが八重咲きの装飾花で、てまり状に咲くので、とても見応えがあります。

花びらにも丸みがあって、とても可愛らしいです。この可愛い装飾花が、1つの花房にたっぷり集まって咲くので、花房で見ると豪華に見えます。

<アジサイ「ギャラクシー」 アジサイ科アジサイ属>
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

日本ハイドランジアブリーダーズ協会(HBA)で作出されたアジサイの品種です。

開花時期は5月〜7月中輪で一重咲きの玉アジサイで色はコーラルピンクです。

HBAはオランダの育種専門会社とドイツの紫陽花生産者2社による合弁によってできた協会です。

<アジサイ「デュロ」 アジサイ科アジサイ属>
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

愛知県の奥三河原産です。本種は装飾花がなく、両性花が大きく生長して、装飾花のような姿形をしています。

そのためか通常のボリュームのある一般のアジサイと異なり、小ぶりで楚々とした風情があります。

葉は西洋アジサイよりもやや小さくて細長く、厚みが薄く、野生味があって人気があります。

名前の由来は貝殻のような花弁が反り返って雄蕊が長く、千鳥の足に似ていることから。

<アジサイ「三河千鳥」 アジサイ科アジサイ属>
6/12 あけぼの山農業公園

 

 

 

 


アザミに似たつつましく、ポンポンのようなかわいい花を房状に咲かせる熱帯アメリカ原産の、非耐寒性の多年草です。

高性種と矮性種がありますが、ポット苗でよく出回っているのは矮性種の方です。高性種は切花に用いられます。

和名のカッコウアザミは、葉がシソ科のカッコウ、花がアザミに似ていることからきています。

<アゲラタム(郭公薊) キク科カッコウアザミ属(アゲラタム属)>
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

原産地は日本、中国、朝鮮半島、北アメリカ。日本の山野にもチダケサシやアワモリショウマなど6種が自生しています。

円錐形の優雅で綿菓子のような花穂を伸ばし、こんもり茂った葉とのバランスもよく、安定した草姿が魅力です。

和名のアワモリソウ(泡盛草)は、白い泡が集まったような花を形容してつけられました。

<アスチルベ(泡盛草) ユキノシタ科チダケサシ属> 
6/4 柏の葉公園

 

 

 

 

 

地中海沿岸から西アジアに分布しているミントの品種の1つです。シソ科・ハッカ属に分類される多年草となっています。

甘いりんごの香りがするミントです。葉の色は明るい緑色で、料理やハーブティー、デザートなどに幅広く使えます。

ミントには本種の他、「スペアミント」「パイナップルミント」など多くの種類があります。

丸い形の葉から、和名で「丸葉薄荷(マルバハッカ)」とも呼ばれます。また、葉の表面が密生した細かい毛で覆われていることから「綿毛のような」を意味する「ウーリーミント」の呼び名もあります。

<アップルミント(丸葉薄荷:マルバハッカ) シソ科ハッカ属>
6/12 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

南アフリカ原産でヒガンバナ科の耐寒性常緑多年草(球根植物)です。日本には明治時代の初期に渡来しました。

夏の夕方に、花茎を伸ばし先端に散形花序を出し、白い ユリ(白百合)のような漏斗状の花を多数咲かせます。

花の名は、アフリカ原産で葉がハマユウに似ていることから付けられ、ハマユウは白い花が木綿を垂らしたように見えることから名づけられました。

<アフリカハマユウ(印度浜木綿) ヒガンバナ科ヒメノカリス属>
6/12 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

19世紀中期にイタリアで作出された交配種です。両親の長所である、長い開花期や、寒さに強いという特徴を受け継いだ優秀な園芸品種です。

花は春から咲き始め、秋まで咲き続ける四季咲きです。真冬以外はほとんど花を見る事ができます。

花色は白色の他にピンク色があります。アベリアは葉の色も豊富で、光沢のあるグリーンや、白斑や黄斑が入るもの、赤く紅葉するものなど、多様です。

別名のツクバネウツギは漢字では「衝羽根空木」と書きますが、これはウツギに似た姿で、プロペラのように広がる5枚の萼が花後も残り、羽根つきの羽根のように見えることに由来しています。

<アベリア(花園衝羽根空木) スイカズラ科アベリア属>
6/4 柏の葉公園

 

 

 

 

 

ヨーロッパ原産のキク科アザミ属の多年草。名前に「アメリカ」とありますが、ヨーロッパ原産で、誤解をさけるためセイヨウオニアザミと呼ばれることがあります。

繁殖力が強く、在来の植物の生育場所を奪うなどの影響を与える可能性があるため、環境省により生態系被害防止外来種に指定されています。

葉や茎、総苞片に鋭いトゲがあるのが最大の特徴です。このトゲはとても尖っているため、手袋をしても貫通してしまうことがあります。

<アメリカオニアザミ(亜米利加鬼薊) キク科アザミ属>
6/3 近隣の路傍

 

 

 

 



本種には北半球に約700種の野生種があり、ニンニクやネギも同じ仲間です。

主に、花茎が長い大型種は切り花として、また花茎の短い小型種は花壇用に利用されています。

葉のない長い花茎とその頂部に傘形または球状の花序がつく姿はほかの草花にはないユニークさがあり、人気があります。

中でも変わらぬ人気で長い間作り続けられているものに「ギガンチューム」があります。ボールのような形の大きな花を咲かせます。

<アリウム(花葱:ハナネギ) ネギ科アリウム属>
6/5 アンデルセン公園

 

 

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。

「6月の花のアルバム(1)」15品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「6月の花のアルバム(2)」に続きます。

 

 

 


5月の花のアルバム(18)最終回

2024-07-08 | みんなの花図鑑

5月に出会った植物の花や鳥の写真を整理しました。5月はバラの花の種類が一番多い月で、新緑の季節でもあります。5月は170品種ほどの花木や鳥の撮影ができました。毎月恒例の記録として18回に分けて投稿します。

 

 

JUJU 『ナツノハナ』

 

 

 

原産地はアメリカのテキサス州南部からメキシコ原産で、常緑の多年生植物です。高さは2~7メートルになり、よく分枝します。

12月から4月ごろに50~120センチの長さの花茎を伸ばし、クリーム色がかった白い花をたくさん咲かせます。

西部開拓時代には、葉はロープ作りや屋根葺きに使用されていました。また、花はピクルスやキャベツと同じように調理されていたそうです。

名前の由来はカリブ諸島でユカと呼ばれるキャッサバと似ており混同したために付けられ、日本の園芸種では「青年の木」という名前でも呼ばれます。

<ユッカ・トレクアナ(青年の木) ユリ科ユッカ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 


南アフリカ原産のキク科の常緑低木です。樹高は90〜100cmほどで、低木に分類されています。暑さや寒さにはほどほどに耐える性質です。

日本に本種が伝わったのは、1970年代。比較的新しい花で、当初は鉢花として販売されていました。

開花期は11〜5月と長く、しかも冬でも咲いてくれるのが最大の美点です。マーガレットのようなキク科らしい花を次々と咲かせます。

花色は黄色のみで、花径は3〜4cm。花姿は一重咲き、八重咲きなど。花茎を10〜15cm伸ばした頂部に花を咲かせます。

<ユリオプスデージー キク科ユリオプス属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 

 

アメリカ南東部などに自生するツツジ科ネジキ属の常緑低木です。

株元から枝が立ち上がってブッシュ状の樹形となります。

4~5月にすずらんのような可憐なピンク色の花を鈴なりに咲かせます。

アセビの近縁種で枝葉に含まれる成分が有毒です。

<ライナリア・マリアナ ツツジ科ネジキ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 


原産地は南アフリカ(ケープ地方)の球根植物で多年草。現地では海岸沿いの岩礫地に生えます。

開花時期は2月~5月上旬。花茎を伸ばし総状花序をつけ、管状(筒状)で表面が蝋のような花を多数咲かせます。

花の長さは2~3cmで、蕾はオレンジ色で、成熟すると濃い黄色になります。

やや肉厚で紫褐色の斑点模様が入る披針形の葉を2枚出し、葉の長さは15cm~20cm程度です。

<ラケナリア・アロイデス キジカクシ科ラケナリア属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 



原産地は西地中海沿岸で、日本へは明治時代の末期に渡来しました。

5~6月に赤、ピンク、黄、紫、紅、オレンジ、白など多彩な色の花を咲かせます。

上向きの花びら(上唇弁)が縦に大きく2つに裂け、それがウサギの耳のようでかわいらしく見えます。

<リナリア(姫金魚草) ゴマノハグサ科ウンラン属> 
5/22 北柏ふるさと公園

 

 

 

 


本種ははイソマツ科イソマツ属に属する多年草の植物です。日本ではその暑さに耐えられず、一年草として親しまれています。

生花やドライフラワーとして多量に栽培されています。赤や黄や紫色に色づく部分は花ではなく、花の部分はその外側の苞になります。

日陰で乾燥させると、ドライフラワーとして長く楽しむことが出来ます。通常は秋蒔き、高冷地では春蒔きします。

<リモニウム・ゴールドコースト イソマツ科イソマツ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 


原産の北アフリカでは山脈の岩場に自生し、高温多湿が苦手で暖地では1年草として扱われます。

初春~初夏まで次々と花が咲きます。花が無い時期でも切れ込みの入った、繊細なシルバーリーフが1年中楽しめます。

姿はマーガレットによく似ていますが、氷点下になると傷んでしまうマーガレットに比べて低温に強く、-10℃程度まで戸外で育てることができます。

草丈も10〜30cmほどと小ぶりなため寄せ植えにも人気です。また特徴として、葉は切れ込みが入ったように細く分かれており、産毛が生えています。

<ローダンセマム キク科ローダンセマム属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

5月の花のアルバム①~⑧ 全179品種の花、野鳥、昆虫を最後までご覧いただきありがとうございました。

次回は「6月の花のアルバム」を2024年7月中旬に投稿予定です。次回もご覧いただけると、とても嬉しいです。


5月の花のアルバム(17)

2024-07-07 | みんなの花図鑑

5月に出会った植物の花や鳥の写真を整理しました。5月はバラの花の種類が一番多い月で、新緑の季節でもあります。5月は170品種ほどの花木や鳥の撮影ができました。毎月恒例の記録として18回に分けて投稿します。

 

 

ザ・リリーズ 「すずらんの花」 1975

 

 

 

スペイン領カナリア諸島原産の半耐寒性低木です。関東地方以西では戸外でも冬越しが可能で、冬から春まで長期間花を楽しむことができます。

別名マーガレットで流通していますが、本来のマーガレットは本種(アルギランセマム・フルテッセンス)の園芸品種のことを言います。

他に本種と近縁種を交配させた園芸品種が、マーガレットという名前でたくさん流通しています。

<モクシュンギク(木春菊) キク科モクシュンギク属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 

 

伊豆半島以西の本州及び四国に分布する日本固有のツツジで、林の縁や崖など日当たりの良い場所に自生します。

開花は4~5月で新葉の展開と同時。枝先に2~3輪ずつ紅紫の花を咲かせます。花は漏斗型で直径5~6センチほどです。

葉や茎がネバネバし、触れると指が貼り付くことから、餅あるいは鳥もちに擬えて名付けられました。

ヒラドツツジやアワノモチツツジなど、多くの園芸品種の母種となります。

<モチツツジ(餅躑躅) ツツジ科ツツジ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 

 

イベリア半島 (スペイン、ポルトガル、地中海)産の球根植物で多年草。 岩礫質で日当たりの良い草原や牧草地等に自生しています。

4~5月頃、径2~2.5cm程度で青紫色の花をつけます。花は一日花。花被片は6個で、淡青紫色地に濃青紫色の条線模様が入ります。外花被片の基部には黄色い模様が入ります。

草丈は10~30cmほど。葉は幾分肉厚で、中央部に溝を持つ線形で、1~2個根出する。葉の長さは20~40cm、幅2~8mm程度で、概して地面に横たわることが多い。

<モラエア・シシリンキウム アヤメ科 モラエア属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 

 

シロチョウ科に分類されるチョウの一種。畑などの身近な環境でよく見られるチョウです。

比較的採取しやすいため、アゲハチョウの仲間やカイコなどと並び、チョウ目(鱗翅目)昆虫の生態や生活環境を学習する教材としてもよく活用されます。

前翅の長さは3cmほどです。翅は白いが、前翅と後翅の前縁が灰黒色で、さらに前翅の中央には灰黒色の斑点が2つあります。和名はこの斑点を紋に見立てたものです。

<モンシロチョウ(紋白蝶)シロチョウ科モンシロチョウ属>
5/22 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

春から初夏に開花するキク科の一年草。花びらの形は矢車に似て放射状に広がっています。

青、白、ピンク、紫系濃淡、黒、ダークレッドなど、花色がとても豊富な草花です。

本種はハーブの一種で、ハーブ名(英名)では「コーンフラワー」と呼ばれ、古くから薬用、食用、染料用、観賞用として利用されています。

また、ドライフラワーでも楽しむことができます。茎をつけたまま、直射日光の当たらない風通しの良い部屋に花を下にして天井や壁に吊り下げておきます。

<ヤグルマギク(矢車菊) キク科ヤグルマギク属>
5/22 北柏ふるさと公園

 

 

 

 


南アメリカ原産で、日本には園芸植物として導入されましたが、野生化して空き地や道端などに生えます。三尺バーベナとも呼ばれます。

大きな根株から、茎はよく分岐して伸び、直立します。高さは1~1.5mほどにもなります。高さの割に茎は細く、全体に剛毛が生えています。

花は紫がかった濃いピンクで、径3~5mm、長さ1cmの5弁です。細い茎の先に小さな花をびっしりと多数咲かせます。その見た目は名前の通り、花笠のようです。

<ヤナギハナガサ(柳花笠) クマツヅラ科クマツヅラ属>
5/22 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

本州(太平洋側)~九州の山地の谷筋など、湿った場所に生育する落葉低木です。枝を水平にのばし、高さ6mほどになります。

白い蝶のような花で、花序の中心には小さな両性花が多数付き、そのまわりを直径2~4㎝の装飾花が取り囲んでいます。

この装飾花は花冠が大きくなったもので、同じように見えるガクウツギやガクアジサイの装飾花は萼が大きくなったものです。

花や実の美しさから、近年は庭木として使われるようになりました。「ピンクビューティー」や「恋花火」などの園芸品種も出回るようになりました。

和名は薮のような場所に生え、花序が丸いことに由来します。

<ヤブデマリ(薮手毬) ガマズミ科ガマズミ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 


南アメリカ原産で、きれいな花を咲かせるため世界じゅうで栽培されている多年草です。国内には明治期に園芸植物として導入されました。

初夏から秋にかけて、桃色の花を次々と咲かせます。花の直径は1.5センチメートルほどで、花びらは4枚です。

名前は、夕方になると化粧をしたように一斉に花を咲かせることから来ていると言います。しかし、実際には昼咲きで、朝に開花して夕方には閉じてしまうものが多いようです。

<ユウゲショウ(夕化粧) アカバナ科マツヨイグサ属>
5/22 あけぼの山農業公園

 

 

 

 


トウダイグサ科のユーフォルビアの一種です。ユーフォルビア属は多肉植物、木本性、草本性と性質が多種多様です。

本種は耐寒性があり、戸外で育てられる多年草のユーフォルビアです。自生地では乾燥した岩場の斜面などに自生しています。

ユーフォルビアは、杯状花序と呼ばれる花を包む苞葉が花びらの様になっています。苞と花芯の色合いが美しく、シルバーグリーンの葉は冬も常緑を保ち、花のない季節もカラーリーフとして使うことができます。

<ユーフォルビア・カラキアス トウダイグサ科ユーフォルビア属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 


トウダイグサ科の中の属の一つ「ユーフォルビア属」には、多肉から低木まで幅広く多種多様な植物があります。

本種は、黄色い花が可憐なユーフォルビアです。茎は途中で分枝せずに、株元から茎が1本ずつ出てきて頂部にとても爽やかな明るい黄色い花を咲かせます。

開花期は4~6月ですが、花が終わった後も常緑のため葉を一年中楽しむことができます。

<ユーフォルビア・ミルシニテス トウダイクサ科トウダイクサ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。

「5月の花のアルバム(17)」10品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「5月の花のアルバム(18)」に続きます。


5月の花のアルバム(16)

2024-07-06 | みんなの花図鑑

5月に出会った植物の花や鳥の写真を整理しました。5月はバラの花の種類が一番多い月で、新緑の季節でもあります。5月は170品種ほどの花木や鳥の撮影ができました。毎月恒例の記録として18回に分けて投稿します。

 

 

半﨑美子 「桔梗の咲く頃」

 

 

 


日本の中部地方以北からサハリンやカムチャッカに分布するサトイモ科の多年草です。湿原に生育してバショウの葉に似ていることから、名前が付きました。

白い花びらのようなものは、花弁ではありません。これは苞(ほう)といって、花を保護するために花の直下につく葉の変化したものです。

<ミズバショウ(水芭蕉) サトイモ科ミズバショウ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 


東南アジア原産の常緑樹で、真っ赤な果実が特徴のトロピカルフルーツです。日本では宮崎県や沖縄県で栽培されています。 

葉は楕円形で長さ10cm前後、樹形が美しいため観葉植物としても最適です。 果実の大きさは5cm程度で数個が房状につきます。

和名は、果実に水分の多いレンブの意、或いは沼地に生えるレンブの意かと推測されます。

<ミズレンブ(水蓮霧) フトモモ科シジギウム属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 

 

ミツガシワ科の一属一種の多年草。日本を含め北半球の主として寒冷地に分布し、湿地や浅い水中に生えます。

太い根茎が横にはい、葉は3枚の小葉からなる複葉で厚く柄が長い。夏、葉の間から約30センチの花茎を伸ばし、白い花を総状につけます。

葉は3枚の小葉からなる複葉で厚い。葉は苦く、健胃薬に用いられます。和名は小葉が三枚集まった姿がカシワの葉に似ていることから。

<ミツガシワ(三槲) ミツガシワ科ミツガシワ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 


中部地方以北の本州日本海側に分布するケハギから園芸化されたものですが、現在では野生化したものが本州から九州までの広い範囲に分布します。

秋を代表する花木ですが、別名を「夏萩」といい、夏のうちから美しい紅紫色の花をつけます。

花つきがよく、開花期には枝が地面に付くほど垂れ下がり、その優美な姿からハギの中では最も人気が高い品種です。

<ミヤギノハギ(宮城野萩) マメ科ハギ属>
5/22 北柏ふるさと公園

 

 

 

 


日本固有の小型の高山植物で、高山の礫地や草原に生える宿根草です。東北南部から山陰地方まで分布するといわれます。

初夏に10数輪のかわいい花を房状に咲かせます。花弁は5枚で、紫色から赤紫色、中に濃い紫の筋が入っています。

ミヤマとは山奥のことであり、クワガタとは果実に萼片がついている様子が兜のくわがたに似ていることからこの名前が付いたといわれます。

<ミヤマクワガタ(深山鍬形) オオバコ科ルリトラノオ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 

 

全長24cm。全身は黒味のある褐色で、頭は灰色がかった黒褐色。目の周囲から頬にかけて不規則な白斑があります。くちばし、足は黄色です。

地上を歩いて餌を探すことが多く、その時にはくちばしを草株の間に入れて開くことで、地面や草株にひそむ虫を探しています。「リャー リャー」とか「キュリリッ」といった声を出します。

<ムクドリ(椋鳥) スズメ目ムクドリ科 全長約24cm>
5/22 手賀沼

 

 

 

 


南アメリカ原産で、江戸時代末期に観賞用として導入されて以降、日本に広く帰化しています。

紫色のかわいらしい花とクローバーのような葉をつけるのが特徴で、5月~7月ごろになると花を咲かせ始めます。

見た目は可憐ですが繁殖力が非常に強く、駆除がやっかいな雑草です。環境省により要注意外来生物に指定されています。

<ムラサキカタバミ(紫片喰) カタバミ科カタバミ属>
5/22 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

ユーラシア大陸が原産のマメ科シャジクソウ属の多年草です。わが国へは明治時代のはじめ、牧草として輸入されました。今では各地の道端や草地に野生化しています。

「シロツメクサ(白詰草)」よりも大きく、高さは50~60センチになります。5月から10月ごろ、茎の先の球状花序に、小さな紅紫色の花を咲かせます。別名で「アカツメクサ(赤詰草)」や「赤クローバー」とも呼ばれます。

本種の花は保湿効果、抗炎症効果、シワの抑制効果などが期待されており、スキンケア化粧品に配合されています。

<ムラサキツメクサ(紫詰草) マメ科シャジクソウ属>
5/15 近所の路傍

 

 

 

 


北アメリカから熱帯アメリカにかけて約20種が分布し、日本には明治時代に入ってきました。

梅雨のうっとうしさを吹き飛ばすように、大きな3枚の花弁を優雅に広げ、朝露にぬれた姿には、しっとりとした美しさが感じられます。

品種も多く、色とりどりに競い合うように咲き続けます。チャームポイントは花の中心部の雄しべと雌しべ。特に雄しべはひげ状で、赤や青に色づき、よく見ると個性豊かな花です。

花は、早朝に開き、夕方になると萎みます。ただ、毎日次々と花を咲かせるので、長期間観賞して楽しむことができます。

<ムラサキツユクサ(紫露草) ツユクサ科ムラサキツユクサ属>
5/22 近所の路傍

 

 

 

 

 

東北地方南部以西の本州、四国及び九州に分布する日本原産の落葉低木。

園芸では、基本種の緑葉はほとんど用いられず、赤紫や黄金葉などの美しい葉色を楽しむカラーリーフとして利用されています。

本種は輝くような黄金葉品種です。春早い時期に輝くような色で芽吹き、夏も黄金葉を保ちます。秋にはオレンジ色に紅葉します。

<メギ(目木) メギ科メギ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。

「5月の花のアルバム(16)」10品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「5月の花のアルバム(17)」に続きます。


5月の花のアルバム(15)

2024-07-05 | みんなの花図鑑

5月に出会った植物の花や鳥の写真を整理しました。5月はバラの花の種類が一番多い月で、新緑の季節でもあります。5月は170品種ほどの花木や鳥の撮影ができました。毎月恒例の記録として18回に分けて投稿します。

 

瀧川ありさ 『夏の花』MUSIC VIDEO(full ver.)

 



 

ツクバネウツギ赤花版で、高所(1000~2000m)に自生します。また、タニウツギよりオレンジの強い赤色です。

5月~6月頃、新枝の先に紅色の花を1~2個ずつ咲かせます。長さ5~10ミリの花柄のように見えるのは細長い子房です。

ツクバネウツギの名前は、ガク片が羽子板でつく羽根のような形をしていることからで、本種にも羽根があります。

ベニバナツクバネウツギ(紅花衝羽根空木) スイカズラ科ツクバネウツギ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 

 

本種(エキウム・ウィルドプレッティ)はカナリア諸島原産で、高さおよそ2m。一番よく栽培されている種です。

5~6月に淡桃色の花を密に着かせます。開花までに3年かかり、開花するとその株は枯れます。

光があたると銀白色の葉と雄しべ&雌しべがキラキラして見えます。その名の通りまさに宝石の塔です。

<ホウセキノトウ(宝石の塔) ムラサキ科エキウム属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 

 

林内の薄暗い場所にごく普通に生え、地下茎で広がっていくため、しばしば群生します。

茎の先から1個から2個の細長い釣鐘のような花がぶら下がります。花は白を基調としていますが、先に行くほど緑色が濃くなります。

名前の宝鐸(ほうちゃく)は、寺院などの軒先にぶら下げる釣鐘のことで、花のかたちに由来しています。

<ホウチャクソウ(宝鐸草) イヌサフラン科チゴユリ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 


日本各地、中国、台湾、朝鮮半島に分布する多年草。日当たりのよい場所を好み自生する山野草です。

這うように伸びてツル状で生育します。花は可愛らしい星形五枚弁で淡い色合いの青い花を初夏にかけて咲かせます。

咲き始めは赤紫で、次第にコバルトブルーに変わっていきます。真ん中にある星型の白い線が蛍の光を連想させることから付いた名前です。

<ホタルカズラ(蛍葛) ムラサキ科ムラサキ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 


昔から、美人の代名詞にも使われるほどの優雅で大輪な花、ボタン。本種は雪のような白のボタンで、白を代表する銘花です。

千重、半抱え咲き、大輪の花。幅の広い花弁を持ちます。育てやすく、樹高は中くらいで、庭植えにも鉢植えにも向きます。

<ボタン「五大州」 ボタン科ボタン属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 

 

ケシ科ケシ属の一年草、多年草です。世界中に150種ほどが確認されており、モルヒネが採れるために栽培が禁止されている種類もあります。

世界では一般的にケシ科ケシ属の植物、場合によってはケシ科の植物全部を本種の名前で呼んでいます。

アヘンの原料成分となるモルヒネが含まれる品種も、本種の一種で、日本ではこちらを「ケシ」と呼んで、園芸種の本種と区別しています。

日本でガーデニング用として栽培されているのは、主にシャーレーポピー、アイスランドポピー、オリエンタルポピーです。

ポピーの名前はラテン語のpapa(粥)が由来といわれています。小さな子供を眠らせるためにお粥に睡眠効果や鎮静作用のあるケシの汁を入れたことから「ポピー」という名前がついたそうです。

<ポピー(芥子) ケシ科ケシ属>
5/22 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

南アフリカ原産のキク科のユリオプスデージとよく似たキク科の黄色の花です。

花名から誤解を受けますがマーガレットでもコスモスでもありません。ユリオプスデージが秋~冬~春に咲く花なのに対して、本種は初夏~秋に咲く花です。

<マーガレットコスモス キク科ステイロディスカス属>
5/22 あけぼの山農業公園

 

 

 

 


北海道南部~九州の高山帯~亜高山帯に分布するキジカクシ科の多年草。針葉樹林の林床など薄暗い場所に群生します。

花の後には水分を含んだ直径5~7ミリの球形の果実がなり、秋には赤く熟します。実は紅葉とのコントラストが美しく観賞の対象になり、甘味があって食用にもなります。

名前は葉の様子が翼を広げて舞う鶴に似ているとして名付けられました。日本以外でも東アジアと北アメリカの温帯~亜熱帯に分布します。

<マイヅルソウ(舞鶴草) キジカクシ科マイヅルソウ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 

 

原産地は北アメリカで、海外から日本へやってきた帰化植物です。1941年に京都市伏見区向島で採集された記録が最初とされています。

春から初夏にかけて高さ30~50cmほどの茎を地表から立ち上げて、枝分かれしたそれぞれの先端に淡い紫色の花を多数咲かせます。

名前は海岸に生えるランに似た花をつける植物として名がついたウンラン(海蘭)の仲間であることと、線形の葉がマツの葉に似ていることから名づけられたようです。

<マツバウンラン(松葉海蘭) ゴマノハグサ科ウンラン属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 


沖縄を除く日本全国に分布するニシキギ科の落葉樹。山地や丘陵の林縁に自生します。

開花は5~6月。花は直径1センチほどの淡い緑色で、あまり目立たないものの1~7輪ずつ咲きます。雌雄異株であり雌の木には雌花を、雄の木には雄花を咲かせます。

秋(10~11月)になるとサイコロステーキのような四角い薄紅色の実が鈴なりになり、熟すと自然に四つに裂けて中から暗い紅色の仮種皮に包まれた種子が顔を出します。

果実は熟すと、4つに裂け、中からオレンジ色の種が顔を出します。この様子を繭(まゆ)に例え、繭実が命名の由来であるとする説もあります。

<マユミ(真弓) ニシキギ科ニシキギ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。

「5月の花のアルバム(15)」10品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「5月の花のアルバム(16)」に続きます。


5月の花のアルバム(14)

2024-07-04 | みんなの花図鑑

5月に出会った植物の花や鳥の写真を整理しました。5月はバラの花の種類が一番多い月で、新緑の季節でもあります。5月は170品種ほどの花木や鳥の撮影ができました。毎月恒例の記録として18回に分けて投稿します。

 

優里『ドライフラワー』Official Music Video -ディレクターズカットver.-

 

 

 

中南米原産の常緑低木で高さ2m程度。日本には昭和初期に導入されました。

秋~春に開花し、花は鮮やかな赤色で花弁は開かず垂れ下がって咲きます。

葉は長さ6~12㎝の卵状心臓形で浅く3裂します。葉の表面はざらつき、裏面には軟毛があります。

和名は、小形の花をつけるフヨウの意味から付けられました。

<ヒメフヨウ(姫芙蓉) アオイ科ヒメフヨウ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 


中国中南部を原産とするオトギリソウ科の低木。日本の花にはない華美な雰囲気が好まれ、庭木として庭園や公園に植栽され、切花としても広く使われます。

6月~7月ごろ黄色い花を株一面に咲かせる中国原産の半落葉低木です。黄金色の花が上向きに咲き、多数の雄しべが突き出すのが特徴です。

夏に咲く黄色い花が美しく、葉の形や垂れ下がる様子が「未央宮」のヤナギに似るとして名付けられました。

中国では「金糸桃」と呼ばれており、本種の名前に「未央柳」を当てるのは日本の通称名です。

<ビヨウヤナギ(未央柳) オトギリソウ科オトギリソウ属>
5/22 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

アメリカ合衆国~メキシコを原産地とする植物で、観賞用として移入されたものが野生化したもののようです。

マツヨイグサの仲間です。いつの間にか増えるほど丈夫な花で、駐車場の脇のような荒れた場所や、空き地などに咲いている姿もよく見かけます。

”昼咲き”と名付けられてはいますが、開花は午前4時頃、閉じるのは次の日の午後7時頃で、二日間咲いているということのようです。

花期は春から夏いっぱい。花は白色ですが、やがて淡いピンク色に変化します。

<ヒルザキツキミソウ(昼咲月見草) アカバナ科マツヨイグサ属>
5/22 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

葉に斑が入った見た目も綺麗な本種です。山菜として知られる本種は山地の沢沿いや林縁等のやや湿度のある所に見られます。

早春の芽吹きのころはフキノトウとして、葉が育ったころには茎を食用にされます。

花は雄雌異株ですが、どちらかというと大きく丸い葉の方が目立ちます。地下茎で盛んに増え、鉢植えよりは地植えの方が育成は容易です。

<フキ(蕗)斑入り キク科フキ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 

 

ヨーロッパ原産で、タンポポモドキという別名もあり、道路脇、空き地、牧場、草原、農耕地の周辺で自生しています。

日本には昭和初期に入り、日本全国の広い範囲に分布しています。空き地等に咲くたくさん咲く風景は、さながら黄色い絨毯を広げたような美しい光景です。

美しい花には似つかわしくない名前ですが、フランスでの俗名 Salade de porc(ブタのサラダ)を翻訳したものが由来となっています。


若葉はクセが少なく、サラダ、茹で野菜、揚げものなどで食され、根はタンポポと同様に、コーヒーの代替品として炒ってハーブティーとして飲まれます。

<ブタナ(豚菜) キク科エゾコウゾリナ属>
5/22 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

原産地は日本で、北海道から九州までの広い地域で自生しています。主に小高い丘や林の中に自生する植物です。

花を咲かせる時期は、4月~6月です。粒状の小さな花には花弁とガクがなく、2~6cmの穂先に十数輪がまとまって咲きます。

本種の名前は能楽の「二人静」という演目に名前の由来があります。花穂を2本咲かせる姿が静御前が2人いるように見えることから付きました。

派手さはなく可愛らしい花ですが、毒をもっているため鹿にも食べられません。

<フタリシズカ (二人静) センリョウ科チャラン属>
5/22 あけぼの山農業公園

 

 

 

 


地中海沿岸地方が原産のラベンダーです。花はとても特徴的で、細く伸びた茎の先端に稲穂状に花が付きます。

最大の特徴は花穂の先についた葉。葉ですが緑色ではなく、紫色や白い色をしています。

細長い花びらにも見えるこの葉は苞葉(ほうよう)と言い、花穂を守るために葉っぱが変異したものです。

4枚ほどの苞葉が花穂の先端についており、ウサギの耳のようにも見えます。花色も豊富で、紫系、ピンク系、ブルー系、ホワイト系などがあります。

<フレンチラベンダー シソ科ラバンデュラ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 


北アメリカ原産の這性フロックスの一種で、春から初夏に薄紫や白、ピンクの花が開花する宿根草です。

ランナーを伸ばして横に広がり、伸びたランナーも土に接地した部分から根が伸びます。生長スピードが速く、地面に接地して這うように伸びます。

和名ではツルハナシノブと呼ばれますが、ポレモニウム(西洋ハナシノブ)は分類的には別の植物です。

<フロックス・ストロニフェラ(蔓花忍) ハナシノブ科フロックス属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 


ヤマモミジの園芸品種、あるいは春に出る葉が紅色で、枝が垂れるモミジの総称。「手向山」をはじめ数多くの品種があります。

葉は長さ5センチ、幅3センチほどで7~9つに裂け、縁にギザギザが目立ちます。夏は緑色に、秋には黄色あるいは褐色に変化して落葉します。

他のモミジと同様、新葉の展開と共に花が咲きますが、花は葉と同じような色合いであり、分かりにくいようです。

<ベニシダレモミジ(紅枝垂れ紅葉) ムクロジ科カエデ属>
5/22 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

林縁や草原などに見られる淡紅~濃紅の5弁の小さな花をたくさん付ける落葉低木です。

山地に自生する低木で、初夏に小さな花をたくさん咲かせるシモツケの紅花品種です。 

花期は6〜7月頃、樹高は大きくなっても1m前後で、育てやすく花の観賞期間も長い品種です。秋の紅葉も綺麗です。

シモツケは下野の国(栃木県)で発見されたことが名前の由来です。

<ベニバナシモツケ(紅花下野) バラ科シモツケ属>
5/22 北柏ふるさと公園

 

 

 

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。

「5月の花のアルバム(14)」10品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「5月の花のアルバム(15)」に続きます。


5月の花のアルバム(13)

2024-07-03 | みんなの花図鑑
5月に出会った植物の花や鳥の写真を整理しました。5月はバラの花の種類が一番多い月で、新緑の季節でもあります。5月は170品種ほどの花木や鳥の撮影ができました。毎月恒例の記録として18回に分けて投稿します。



back number - はなびら (full)
 




東アジアの温帯~冷帯にかけて分布するバラ科に分類される落葉性の低木です。北海道から東日本など日本海側の海岸の砂地に多く自生しています。
 


背丈は1~1.5mほどに生長し、太い枝にはたくさんの細かいトゲが生えています。


5月~8月になると、野生のバラの仲間では最大級の直径6~10cmほどにもなる花を咲かせます。
 


紅紫色や白色をしており、豊かな香りを漂わせることが特徴です。その後、赤く熟した実がつきます。
 


この実が、ナスやナシに似ていることから、本種の名前で呼ばれるようになったそうです。

<ハマナス(浜茄子) バラ科バラ属>
5/2 つくば実験植物園






中央〜南アメリカ原産の黄緑色の花が可愛いつる性のラン科植物。淡い黄緑色の花を咲かせます。


直径5~7cmの程の花が咲きます。 茎は多肉質で、各節から葉と気根が伸び、葉は細長い楕円形で長さは10~20cmです。
 


バニラアイスなど食品の香料としても有名です。食品や香水などの香料として使用されるバニラビーンズとは、本種の実を熟成させたものです。

<バニラ・プラニフォリア ラン科バニラ属>
5/2 つくば実験植物園






全国の日当たりのよい畑地、原野、道端などにごく普通に見られるキク科の越年草です。


高さは20~30 cmほどで全体に白軟毛があり、葉は先が丸みを帯びたへら状で、互生します。
 


4~6月に茎の先端に頭状花序の黄色い小花を多数つけます。春の七草の1つで、季語として古くから俳句や短歌などにたびたび登場します。

<ハハコグサ(母子草) キク科ハハコグサ属>
5/22 北柏ふるさと公園






中央アメリカ、西インド諸島原産。荒れた貝塚の上などに生え、高さは3~4メートルほどになります。


夏から秋にかけオレンジ色の鮮やかな花を咲かせます。花は細長い筒状で、気温さえあれば周年開花します。


実は最初赤く、同じアカネ科のコーヒーの実に似ています。熟すと黒紫色になり、熱帯地域では飲料として利用されています。


花はやや地味ですが、葉が生き生きしており、特に新葉は赤みがかった透明感があります。

<ハメリア・パテンス アカネ科ハメリア属>
5/2 つくば実験植物園






北海道から沖縄まで日本全土にわたって広く分布します。肥沃地を好み、土地の肥沃度を判定する指標樹とも言われています。
 


枝先に球形の散形花序を総状に多数つけ、淡黄色で直径5mmほどの小さな花を多数開きます。一見、線香花火のようにも見えます。


タラの芽やコシアブラ同様ウコギ科の植物で、新芽は春の山菜として人気があり、最近ではウコギ科天ぷら三兄弟と呼ばれています。
 


名前の由来は、幹のトゲが鋭いので「針」、葉が大きいのでキリの葉にみたてたとの事です。

<ハリギリ(針桐) ウコギ科ハリギリ属>
5/2 つくば実験植物園
 
 
 



モーリシャス原産のキツネノマゴ科の常緑樹。樹高は60~90㎝程度で葉柄の付け根に鋭い棘があり、葉の表面には光沢があります。


10~3月頃、枝先に円筒状の苞を出し、そこから黄色い筒状花をつけます。花冠は5裂し、花弁の長さは1cm程度です。
 


和名の松毬ヴァーレリアは、苞の形状が松毬(松ぼっくり)を思わせることから名付けられました。


<バルレリア・ルプリナ(松毬バーレリア) キツネノマゴ科バルレイラ属>
5/2 つくば実験植物園






中国の固有種で、自生地は標高2000mほどの高原で、耐暑性が強いわけではありませんが、四国や九州でも栽培され開花しています。


4月下旬から5月に、前年枝に白いハンカチのような姿の花を咲かせます。


しかし、花弁はなく、たくさんの雄花と1個の雌花が1つの球形をつくり、大型の2枚の苞に抱かれるような形で開花します。ハンカチに見立てられるのは、この2枚の大きな苞です。
 


両性花の後には果実ができ、秋はキウイフルーツほどの大きさになります。果柄は4センチほどあり、果実は一つずつぶら下がります。


花についた白い大きな2枚の苞葉が垂れ下がりよく目立つため、ハンカチに見立てられ、日本では「ハンカチの木」と呼ばれます。

ハンカチノキ(手巾木)ミズキ科ハンカチノキ属(ダヴィディア属)>
5/2 つくば実験植物園






コバトベラの仲間で、ヒメトベラの斑入り品種。中国が原産の常緑低木。日本では庭園や公園に植えられます。
 


花もトベラやコバトベラに似ています。色はスイカズラやヒョウタンボクのように白から黄色に変わっていきます。
 


トベラ 同様、実が熟し、割れた殻のなかから赤い実が顔を出します。


和名のヒメトベラはトベラに比べ、全体的に小形であるため。

<ピットスポルム・ヘテロフィルム(姫海桐)  トベラ科トベラ属>
5/2 つくば実験植物園






本種は、四国の固有種でメギ科イカリソウ属の多年草です。バイカイカリソウとイカリソウの自然交雑種といわれます。草丈は最大30cmです。
 
 
春に花茎を出しその先端から総状花序を伸ばし、距のある白い小花を付けます。花名はイカリソウより小さいことによります。


花は4弁花で萼片が8枚ありますが、開花時に4枚落ちます。1本の雌蕊の周りを4本の雄蕊が取り囲みます。

<ヒメイカリソウ(姫碇草) メギ科イカリソウ属>
5/2 つくば実験植物園






日本固有種の植物で、日本の関東より西に広く分布するアジサイ科の低木です。
 


梅雨頃に白くて美しい花を咲かせることから、古くから花材や庭木、観葉植物として親しまれてきた植物です。
 


花期は4月~5月で、枝先に花序を出し小さな白い花を多数咲かせます。名前はウツギに似ていて、花が小さいことに由来しています。


<ヒメウツギ(姫空木) アジサイ科ウツギ属>
5/2 つくば実験植物園


 
 
 

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。

「5月の花のアルバム(13)」10品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「5月の花のアルバム(14)」に続きます。


5月の花のアルバム(12)

2024-07-02 | みんなの花図鑑

5月に出会った植物の花や鳥の写真を整理しました。5月はバラの花の種類が一番多い月で、新緑の季節でもあります。5月は170品種ほどの花木や鳥の撮影ができました。毎月恒例の記録として18回に分けて投稿します。

 

湘南乃風「睡蓮花」MUSIC VIDEO

 

 

 

 

本種は、北米南部~南米に広く分布するネギ科の球根植物。概して路傍や芝生等の平原に自生する野草です。草姿がニラに似ていることからニラモドキという和名があります。

草丈(花茎)は40㎝以上となり、花茎は中空の径2~3㎜程度の円筒形です。葉は長さ30㎝以上、幅3~4㎜程度の線形で、葉の表面には光沢がります。

3~4月頃、花茎を伸ばし、茎頂に散形花序を出し、長い花柄の先に白色で径2㎝程度の6弁花をつけます。

<ノトスコルダム・ビヴァルヴェ(韮擬:ニラモドキ) ネギ科(ユリ科)ハタケニラ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 

 

ウルグアイ原産のネギ科の球根植物です。草丈(花茎)は10㎝前後程度となります。

花茎は中空の径2~3㎜程度の円筒形で、葉は長さ10㎝前後、幅3~1㎜程度の線形です。

3~4月頃、花茎を伸ばし、茎頂に散形花序を出し、長い花柄の先に黄色で径2㎝程度の6弁花をつけます。本種は夏場には休眠状態になります。

<ノトスコルダム・オステニー ネギ科(ユリ科)ハタケニラ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 

 

アジサイの仲間で、本種の原種は、全国の山地で見かけることができます。枝先に円錐状の形の花がつき、白の小さな花が多数ついている形状です。

円錐形の花序(花房)を持つため開花時の趣は一般のアジサイと少し異なり、開花期もアジサイより遅くなります。

私たちが花と思う花弁のように白く円錐花序を彩るのは、しべが退化した装飾花の萼片です。

名前は、ウツギに見た目がよく似ていることと、昔は和紙をすくための糊として本種の樹液を使っていたことが由来です。

<ノリウツギ(糊空木) アジサイ科アジサイ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 


南アメリカに分布するクマツヅラ科クマツヅラ属の多年草です。草原や森林、荒れ地や畑など、日当たりの良い場所に自生しています。

日本には明治時代に導入され、逸出したものが野生化して道ばたに生えていたりします。

和名の宿根バーベナで流通することもありますが、大半は学名の本種の名前で流通しています。

<バーベナ・リギダ クマツヅラ科クマツヅラ属(バーベナ属)>
5/22 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

メキシコなど中南米に分布する低木性のサルビアです。別名サルビア・エレガンスと呼ばれています。

7~9月頃花を咲かせます。花はやや細長くて長さ4cmほどになります。色は目の覚めるような緋色で目を惹きます。

葉っぱを軽くこすると爽やかな甘酸っぱいパイナップルの香りがするため、本種の名前でも呼ばれます。

<パイナップルセージ(鳳梨鼠尾草)  シソ科アキギリ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 


北海道~九州に分布するエゴノキ科の落葉樹。山地に自生し、稀に庭木として植栽されます。日本以外では朝鮮半島や中国に分布。

開花は5~6月。長さ8~18センチの花序に、白色の花が20輪ほど群がって房状に垂れ下がります。

花先は5つに裂け、1本の長い雌しべ(花柱)の周りを10本の雄しべが囲みます。花単体はエゴノキと似ており、同じような甘い香りもあります。

初夏に咲くボリュームのある花を白雲に見立て、本種の名前が付けられました。

<ハクウンボク(白雲木) エゴノキ科エゴノキ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 


日本の北海道南部から九州まで分布分布する落葉性低木です。日当たりのよい沿岸部の山地に自生します、庭木として庭園や公園にも植栽されます。

5月から6月にかけて咲く朝顔のような花は開花中に色素が変化し、白色から順次、薄ピンク、紅色と三段階に移り変わります。

別名のゲンペイウツギ、サキワケウツギはいづれもこうした花の色の変化によるものです。

名前のハコネは箱根に多いわけではなく、誤認によるものとされます。また、ウツギは幹が中空であることを意味しており、本種は中空ではなく、白い髄が詰まるので、ウツギの仲間ではありません。

<ハコネウツギ(箱根空木) タニウツギ科タニウツギ属>
5/22 手賀沼

 

 

 

 


北アメリカ南部の原産で、観賞用に導入され、当初は畑で栽培されていたものが逸出したようです。

ネックはなんといってもその繁殖力の強さです。今ではその繁殖力の強さから畑の強害草として恐れられています。

6枚の花びら。大きさ1cm程度の小さな可愛らしい星型の白い花が、上の方にたくさん咲きます。

なお、ニラと名前についている通り、茎や葉を含め全体的なカタチがニラに似ていますが、これは別の種類で食べられません。

<ハタケニラ(畑韮) ヒガンバナ科ハタケニラ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 


南アフリカに分布する毎年花を咲かせる多年草です。葉は青みがかった緑色で肉厚で棒状になります。

初夏に花茎を長く伸ばして、1cm程度の小さな花を咲かせます。花は1日でしぼみますが、次々と花を咲かせます。花色は、黄、オレンジ、白などがあります。

アロエのように多肉質な葉を持ち、オレンジ色の花を咲かせることから本種の名前が付いたのではないかと推察されますが、詳細は不明です。

<ハナアロエ(花蘆薈) ユリ(ハナツルボ)科ブルビネ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 

 

本種は江戸時代を中心に品種改良が進んだ古典園芸植物です。現在は5000種類以上の品種があると言われています。

アヤメ(菖蒲)、ハナショウブ(花菖蒲)、カキツバタ(杜若)、アイリスは4つともアヤメ科の植物で、見た目がよく似ており、区別が難しいですね。その違いは花びらを見ればわかるようです。

・アヤメ(菖蒲)・・・・・・・・根元に網目模様がある
・ハナショウブ(花菖蒲)・・・・根元に細長い黄色の模様がある
・カキツバタ(杜若)・・・・・・根元に細長い白い模様がある
・アイリス(西洋菖蒲)・・・・・根元に幅の広い黄色の模様がある

<ハナショウブ(花菖蒲) アヤメ科アヤメ属>
5/22 北柏ふるさと公園

 

 

 

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。

「5月の花のアルバム(12)」10品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「5月の花のアルバム(13)」に続きます。