Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

サイクリング・テニス・散歩等の道すがら、公園・野原・湖畔・川辺等で見つけた美しい花をスマホで撮っています。

変化朝顔の栽培に挑戦中! ②

2022-06-27 | みんなの花図鑑
先回の続きです。変化朝顔に挑戦中!2022-06-02
生涯初めての変化朝顔の栽培。その栽培記録の第2弾です。

ここで変化朝顔とはどのようなものかを、もう一度整理しておきます。

大輪朝顔も変化朝顔も、種子で増やす一年草ですが、変化朝顔には種子ができるものとできないものがあります。

<大輪朝顔 ヒルガオ科サツマイモ属> 2021/7/1 北柏ふるさと公園


この種子ができるものを(正木)と呼びます。種子ができる=「正木(まさき)」=花や葉の変化が少ないがタネが採れるので、毎年同じ色や形を育てることができます。

<変化朝顔 正木(種子ができるもの)> 変化朝顔仕分けセミナー


種子はできないが花の変化があるものを(出物)と呼びます。種子ができない=「出物(でもの)」=変異が花や葉、茎などに現れて観賞価値が高くなります。

<変化朝顔 出物(種子はできないが花の変化があるもの)>  
変化朝顔仕分けセミナー


この観賞用の「出物」を栽培するために、次世代に「出物」が生じる遺伝子を持っている「親木」を育てます。

「親木」のタネを維持し、再び出物を咲かせつつ、出物を隠し持つ親木を維持していくことが変化朝顔の栽培の最大の楽しみです。

<変化朝顔 いろいろ>  変化朝顔仕分けセミナー



アサガオの栽培自体は簡単ですが、親木を残す識別作業を行わないと、出物が生じない「出物抜け」になってしまいます。

出物は4本に1本(1/4=25%)の割合(出割)で分離します。この出物の出現率を出割と言います。

<出物維持の原理> 変化朝顔仕分けセミナー



これらを同時に育てて、変化がある花を楽しみます。変化を隠し持った親株から次世代のタネを採り、翌年播いて維持していくのが変化朝顔の栽培です。

以下はわが家の変化朝顔の栽培記録です。

<種蒔き 5/14>


種蒔きから1週間程度で発芽しました。

<発芽 5/20>


本葉が3〜4枚になってきたので、ポットからプランターに移植しました。

<プランターに移植 5/30>


ツルが伸びてきたので、園芸ネットを取り付けました。

<園芸ネットに誘引 6/17>



ツルがどんどん伸びてきました。つるが伸びすぎたら先端を摘んで、脇芽を伸ばすのも一つの方法です。
<ツルがどんどん伸びる 6/27>

初めて撮れたタイサンボクの花

2022-06-25 | みんなの花図鑑
私のブログタイトルは”Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!”です。2015年にみんなの花図鑑に投稿以来、ずっとスマホで花の写真を撮ってきました。

タイサンボクは、20mを超す高木の上の方に咲くので、スマホでは撮影ができません。毎年この時期になると、柏の葉公園に咲くタイサンボクだけは、いつも眺めるだけで悔しい思いをしてきました。

昨秋より、一眼レフカメラを入手したので「今年こそはタイサンボクを撮るぞ!」と柏の葉公園に出かけました。しかし、まだつぼみ状態で早すぎたようです。

<タイサンボク(泰山木) モクレン科モクレン属>  5/31 柏の葉公園


タイサンボクは、20mを超す高木の上の方に咲くので、花に気付かないことも多い庭木です。直径15㎝以上もある大きな香りのよい花を咲かせます。自生しているアメリカのミシシッピ州とルイジアナ州では州花とされています。

<開花し始めのタイサンボク> 5/31 柏の葉公園


名前の由来は、花や葉の大きく立派なことを賞賛して、中国山東省中部にある名山の泰山(たいざん)にたとえたことから。また、大きな盃のような花姿から「大盃木」と呼ばれ、それが転訛したともいわれてます。

<つぼみ状態のタイサンボク> 6/3 流山総合運動公園テニスコート


葉は濃緑色で光沢があり長楕円形、長さは15cm~20cmです。葉裏は淡い褐色の毛が密生しており布地を貼り付けたようになっています。花は芳香を放ち、丸くて大きなつぼみはパカッと音を立てて開くような印象です。

<開花したタイサンボク> 6/3 流山総合運動公園テニスコート


日本には明治のはじめに米国より入ってきて、広く植栽されている樹木です。自然樹形はスペースをとるので公園などに植えられます。

雄大な魅力は激減しますが、剪定で樹高を2mほどに抑えても開花するので、庭木としても利用されます。

<開花したタイサンボク> 6/3 流山総合運動公園テニスコート


明治12年8月、アメリカ第18代大統領だったグラント夫妻が来日しました。その折りに、上野公園内に将軍がローソンヒノキ、婦人がホソバタイサンボクを植樹されました。

現在もグラント将軍植樹碑とともに当時の木を見ることができます。このとき植樹されたタイサンボクは「グラント玉蘭」と名付けられています。

  <グラント将軍植樹碑>       <グラント王蘭(タイサンボク)>


タイサンボクはモクレンやコブシなどのマグノリアの仲間です。マグノリアの仲間は、とても良い香りがする種類が多いです。

<開花したタイサンボク> 6/3 流山総合運動公園テニスコート


モクレンやハクモクレンの香りは「優雅でエレガント」「柑橘系のフルーティーなさわやかさ」といった特徴があります。香水などに使用されるマグノリアの上品な香りは、タイサンボクの花からとれたものです。

<開化したタイサンボク> 6/16 あけぼの山公園


マグノリアはモクレン科モクレン属の植物の総称です。マグノリアの仲間にはタイサンボク、モクレン(シモクレン)、ハクモクレン、コブシ、サラサモクレン、ホオノキ、オオヤマレンゲ、カラタネオガタマなど、たくさんの種類があります。

<開化したタイサンボク> 6/16 あけぼの山公園


タイサンボクの種類
ホソバタイサンボク
葉はタイサンボクよりも細く、花は大きく、葉裏の赤茶色の毛は脱落し、のちに無毛になります。若木のうちから開花します。

リトル・ジェム
木は大きくならず、樹形は細い円柱形になり、庭植えに適した品種です。花はタイサンボクよりも小さく、葉は濃い緑色です。

<開化したタイサンボク> 6/16 あけぼの山公園


タイサンボクは俳句にも詠まれています。

「長雨や泰山木は花堕ちず」 杉田久女
梅雨時の日本の原風景を表現しているようです。

「昂然と泰山木の花に立つ」 高浜虚子
圧倒されるほど巨大な泰山木に負けない心意気のようなものを感じます。

<開化したタイサンボク> 6/16 あけぼの山公園


タイサンボクの花言葉は、「前途洋々」、「希望に満ち溢れている」、「壮麗」、「威厳」、「真の輝き」、「自然の愛情」です。

泰山木は樹高が高く、その梢の枝先に大ぶりの白い花が上向きに天を向いて咲きます。「前途洋々」、「希望に満ち溢れている」という花言葉は、その様を表しているようです。

<高所に咲いたタイサンボク> 6/16 あけぼの山公園


「壮麗」、「威厳」、「真の輝き」は、タイサンボクの花のイメージを表現しているようです。厚みのある花弁は、1枚1枚が手のひらよりも大きく、輝くような白色です。その花弁が集まった花は、馥郁(ふくいく)とした香りを放ちます。

今回初めてタイサンボクの撮影を経験してわかったことは、花が高所に咲いており、撮るのが難しいことです。また、花の傷みが早く、美しい花を見つけるタイミングが大切なことでした。来年はもっと美しい花を撮れるよう頑張ります。




























紫陽花だけは外せない

2022-06-22 | みんなの花図鑑
梅雨時に雨を受けて咲く紫陽花の花は、梅雨の風物詩です。ブログでも各地域からの紫陽花情報が連日届きます。とても美しい紫陽花ばかりで、梅雨の鬱陶しさも忘れて癒されています。

遅まきながら、私も紫陽花だけは外せないと、あけぼの山農業公園で紫陽花の花を撮影してきました。今回は花の写真と共に、紫陽花について考えてみたいと思います。


<アジサイ アジサイ科アジサイ属>


アジサイの花は小さな花が集まって丸い花の形を作っている姿がかわいらしいです。花のように見える部分は、花びらではなく葉が変形した萼(ガク)と呼ばれるものです。アジサイの花の構造は以下のようになっています。

<アジサイの花の構造 アジサイ情報センターより>


1つの花房は、中心付近にあるような小さくて多くの数がある両性花と、その周辺に並んでいる少ない数で大きな装飾花で構成されています。

<アジサイの群生>


「紫陽花」がどうして”あじさい”と読めるのでしょうか?
あじさいは漢字で「紫陽花」と書きますが、どうして”あじさい”と読めるのか、私は不思議でなりません。調べてみると意外なことがわかりました。

<アジサイの群生>


昔からのあじさいの発音は「あじさい=あづさヰ」でした。「あづ」は小さいものが集まる様子を指しており、「さヰ」は「真藍(さあい)=青」を意味しています。

<アジサイの群生>


つまり、「あづさヰ」は「青い小花が集まって咲いている花」を意味しており、あじさいの見た目に当てはまる名前であるといえるのです。

<アジサイ・額咲き>


では、なぜあじさいは「紫陽花」と、書くようになったのでしょうか。あじさいを漢字で「紫陽花」と書くようになったのは、勘違いが原因だったとされています。

<アジサイ・手毬咲き>


実は、「紫陽花」という漢字を使うようになったのは平安時代の頃。源順(みなもとの したごう)という歌人兼学者が、詩で「紫陽花」と詠んだことがきっかけになったとされています。

<アジサイ・穂咲き>


源順は、中国の歌人である白楽天の詩にある「紫陽花」を、日本にあるガクアジサイと同じものだと判断して詩を詠んだそうです。

<アジサイ アジサイ科アジサイ属>


しかし、当時の中国にはあじさいが咲いていなかったため、実は白楽天の詩にある「紫陽花」はあじさいのことではなく、別の花だったということが後に判明したのです。
(インターネット花キューピットより)

<ミカワチドリ(三河千鳥) ガクアジサイ系>
愛知県の奥三河原産です。名前の由来は貝殻のような花弁が反り返って雄蕊が長く、千鳥の足に似ていることから。


アジサイの名所と言えば全国各地にある「アジサイ寺」を思いつきます。アジサイ寺は日本各地に点在する、境内にアジサイの花を多く植えている寺院の愛称です。梅雨時の古寺に彩りを添えるため、観光の目玉にもなるところも多いようです。

<ナデシコガクアジサイ(撫子顎紫陽花)ガクアジサイ系>
ガクアジサイの品種の一つで、装飾花のふちがギザギザしているのが特徴です。ナデシコの花に似ていることから、この名前がつきました。


なぜアジサイは寺院に多く植えられているのでしょうか?
私も前から疑問を持っており、調べてみました。諸説あるようですので、代表的なものをご紹介します。

<テマリテマリ(手鞠手鞠) 西洋アジサイ系>
てまりてまりという名前も可愛らしい西洋アジサイは、加茂花菖蒲園で交配されたオリジナル品種です。両性花はなく、装飾花のみが咲く品種です。


(理由その1)
アジサイは日本が原産国なので日本の気候・風土に馴染みやすく、また半日陰にも比較的強いことから、うっそうとした樹木に覆われた寺院の境内でもきれいな花を咲かせるからです。

<ヤエカシワバアジサイ(八重柏葉紫陽花) アメリカ産アジサイ自生種>
北米原産の八重花種です。Snow Queenともいわれ、花期の後半赤く色づくことがあります。ドライフラワーにも加工されます。


(理由その2)
その昔、お寺は戦いの拠点になることが多々あったので、水に恵まれていることが条件になります。つまり古いお寺は水に縁が深く、紫陽花が生育する条件が整っていたからです。

<ウズアジサイ(渦紫陽花) ガクアジサイ系>
ガクアジサイがウイルスに侵されたものが園芸品種として定着しました。鰐片が内側にまるまって渦を巻くように見えることに見立てた名前です。


(理由その3)
4月8日の「灌仏会(かんぶつえ)」、つまりお釈迦様の誕生日には、アマチャの行事がとりおこなわれますが、アマチャは紫陽花の変種だと言われています。

<エンドレスサマー ブラッシングブライド タマアジサイ系>
エンドレスサマーは、剪定次第で見事な花が繰り返し咲き、長期にわたって花を楽しめる品種です。ブラッシングブライドは白い花嫁が頬を染めるという意味です。 


(理由その4)
季節の変わり目で亡くなる人の多い6月に、仏花として簡単に調達できたためです。

<アナベル アメリカ産アジサイ自生種>
北米に自生するアメリカノリノキの変種を品種化したものです。日本のアジサイに比べると豪華ですが繊細な印象の花です。


シーボルトが愛したアジサイ
シーボルトは日本人医師の育成をする傍ら、日本の風物や植物などを世界に広く紹介したことが知られています。シーボルトは数ある植物の中でも日本の植物であるアジサイを愛したようです。

<アスペラ・ストリゴーザ  タマアジサイ系>
中国南部~インド北東部原産のタマアジサイの仲間です。白~白緑色の装飾花がテマリ状に咲く花序が魅惑的です。


彼の著書『日本植物誌(フローラ・ヤポニカ)』には、彼が日本で知り合った「オタキさん」という女性の名前からつけられたといわれる「Hydrangea otaksa(ハイドランジア オタクサ)」という学名でアジサイが紹介されています。

<ダンスパーティー ガクアジサイ系 >
2008年頃から目にするようになったガクアジサイの園芸品種です。すっきりと尖った装飾花は気品があり、貴婦人がダンスを踊っていると見立てた名前です。


ただ、アジサイの学名はシーボルトが命名する以前に「Hydrangea macrophylla (ハイドランジア マクロフィラ)」という名前で発表されていたのでオタクサの名前は認められませんでした。

<ハイドランジア・宵の星 ガクアジサイ系>
宵の星はガクアジサイではあるものの、株姿はヤマアジサイに似ています。一般的なガクアジサイに比べて、全体が少し繊細な造りをしていて線が細いです。


ちなみに、ハイドランジアは「水の器・水瓶(果実の形が水瓶に似ていることから)」マクロフィラは「大きな葉っぱ」という意味です。大きな葉をして、水を好むアジサイにぴったりの名前ですね。

<ピンクアナベル アメリカ産アジサイ自生種>
アナベルのピンクバージョンです。


アジサイはお祝いや感謝の気持ちを伝えるには不向き?

アジサイの花言葉は「移り気・浮気・冷淡・高慢」などであり、お祝いや感謝の気持ちを伝えるには不向きなように思えます。

<スミダノハナビ(墨田の花火) ガクアジサイ系>
スミダノハナビはサカタのタネが発売したガクアジサイの園芸品種です。周りの装飾花が八重になっており、白から次第に青色がほのかに入るます。 花火のように星形の花が飛び出すような形をしています。


しかし、アジサイには他にも花言葉があり、花の色によって花言葉も違います。
白い花:寛容
青い花:辛抱強い愛情
赤い花:元気な女性

など「母の日」にぴったりな花言葉もあり、最近ではカーネーションに代わり、アジサイの鉢植えを母の日に贈る人も増えてきているようです。

<ベニガク(紅額) ガクアジサイ系>
ヤマアジサイの1変種。江戸時代の書物にも記載があり、古くから栽培されています。ガク片の先がやや尖り鋸歯が出ます。白色から日当たりで紅色に変化します。


アジサイについて最後までお読みいただきありがとうございました。


花ばかりでなく鳥や蝶も

2022-06-20 | みんなの花図鑑
野鳥たちが北帰行した4月以降、花ばかりの投稿になってしまいました。鳥を撮るのが苦手な私は、秋冬になるまでの季節は鳥撮りを諦めています。

ただ、野鳥も木に止まるのではなく、地上で虫などを採餌する姿を見かけることがあり、多少は鳥撮りのチャンスはあります。

<ムクドリ スズメ目ムクドリ科 全長 24cm> 4/19 北柏ふるさと公園


4月以降に数少ないながらも、出会った野鳥や昆虫などの写真を、時系列にふり返ってみました。鳥や昆虫の名前を間違えていたらご容赦ください。もし、間違いがあればご指摘いただけると助かります。

<スズメ スズメ科スズメ属 全長 12-14cm> 4/2 手賀沼湖畔
手賀沼湖畔でサクラの花を撮っていると、スズメが桜の花をちぎって蜜を吸っている姿を発見しました。花粉の媒介者となることなく、ただ蜜を吸うだけの「盗蜜」と呼ばれる行為だそうです。

 
<ヒヨドリ ヒヨドリ科ヒヨドリ属 全長 27cm> 4/2 手賀沼湖畔
そこに、「ヒヒ・・ヒーイヒヒ」とけたたましい声のヒヨドリが現れ、スズメを追い払いました。ヒヨドリは独占欲が強いので、スズメなど他の鳥が蜜を吸っていると、すっ飛んできて追い払ってしまいました。


<カルガモ カモ科マガモ属 全長 61cm> 4/13 手賀沼湖畔
手賀沼湖畔を散歩していると、カルガモが毛づくろいをしている姿に遭遇しました。唯一渡りをしないカモがカルガモで、一年中どこでも出会えます。でも、秋になると狩猟対象として食用にもされます。


<コブハクチョウ カモ科ハクチョウ属 全長 1.2-1.7m> 4/13 手賀沼湖畔
手賀沼湖畔のアシの中で、何やら思案にくれているコブハクチョウに遭遇しました。人に慣れており可愛いい鳥ですが、この時期、水田の苗を食べられる被害が広がっています。


<カメ(亀) 爬虫類カメ目> 4/19 あけぼの山農業公園
カメは穏やかで臆病な子が多いそうです。また、とても知能が高い生き物で、人の顔を覚えることが出来るそうです。「この人はエサをくれる人」「この人は掃除をしてくれる人」など複数の顔を見分けることもできます。


<ムクドリ スズメ目ムクドリ科 全長 24cm> 4/19 北柏ふるさと公園
私が昨秋より、鳥撮りを始めてから最も多く出会った鳥さんです。草の中で餌になる虫などを探しているようです。椋(ムク)の実を好むことからムクドリの名が付いたと言われますが、実際は雑食で虫の幼虫なども食べます。


<コジャノメ チョウ目タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科 体長 20-30mm>    5/6 柏の葉公園
私が公園内を歩いていると、このチョウがなぜか私の側についてくるんです。可愛いので思わず写真を撮りました。羽根の裏面に白い帯と目玉模様を持つ、茶灰色の地味なチョウです。


<シジュウカラ スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属 全長 14cm>     5/18 あけぼの山農業公園
私が路上を歩いていると、白いほお、白い腹に黒いネクタイをしたシジュウカラがピョンピョンと畑を歩いていました。あまりにも可愛いので、思わずシャッターを切ったら飛んでいってしまいました。


<マダラシリアゲムシ? シリアゲムシ目シリアゲムシ科シリアゲムシ属>     5/26 柏の葉公園
♂が尾端を持ち上げていることが和名の由来で、英語ではサソリの尾に例えてスコーピオンフライと呼ぶそうです。系統的には蝶や蛾の先祖に当たるともいえる原始的な昆虫です。


<オオバン ツル目クイナ科オオバン属 全長 39cm> 6/1 北柏ふるさと公園
公園の池で泳いでいる水鳥を見つけました。全身が黒く、くちばしと額が白いので、すぐオオバンとわかりました。各地の湖沼で一年を通してよく見られます。カモ類と異なり、くちばしは尖り、足に水かきはありません。


<アオサギ ペリカン目サギ科アオサギ属 全長 84-100cm> 
6/1 北柏ふるさと公園
さらに公園の池を進むと大きな鳥が水の中を歩いています。私が初めて出会ったアオサギくんです。ブロ友のなつみかんさんの表現をお借りすると、太ももに股引きかスパッツを履いているようです。


古代ヨーロッパではフェニックスの由来となる鳥・ベヌウとされていて、神のように崇拝されていたことから、見ると縁起が良いと言われています。

<モンシロチョウ チョウ目アゲハチョウ上科シロチョウ科> 
6/1 あけぼの山農業公園
花の写真を撮っていると、モンシロチョウが「私も一緒に撮って」と花に止まり、ポーズをとったので、パシャしました。野原や畑で普通に見られるフワフワと飛ぶ白い蝶です。


<ナミアゲハ チョウ目アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科 全長 35-60mm>     6/8 柏の葉公園
普通アゲハチョウと呼ばれ、もっとも馴染み深いチョウの一つです。幼虫はミカンの葉を食べ、緑の少ない街なかでも、ミカンの鉢植えさえあれば、どこからか飛んできて卵を産んでいきます。


<ヤマトシジミ チョウ目シジミチョウ科シジミチョウ亜科 全長 9-16mm> 
6/16 あけぼの山農業公園
花を撮っていると、翅(はね)の縁に並ぶ紋様の列がなんともお洒落に見えたので、思わずシャッターを切りました。幼虫の餌となるカタバミが生えていれば、都会でも発生するようです。


鳥や昆虫のように動いている被写体を撮るのが大の苦手な私が、数少ないチャンスに何とか撮れた写真です。いつものようにボケボケでお見苦しい写真ばかりで申し訳ありませんでした。



5月の花のアルバム(最終回)

2022-06-17 | みんなの花図鑑
先回の続きです。
5月の花のアルバム 3-2 2022-06-14

<ノックアウト(バラ) FL メイアン(仏)作出> 5/17 市川植物園
花つきがよく、しかも育てやすいバラで、開ききる前の蕾にはティー系(紅茶のような香り)の香りもあります。身付も良く、季節の演出にも向いています。


<バイカウツギ(梅花空木) アジサイ科バイカウツギ属> 5/25 柏の葉公園
バイカウツギは花の形が梅の花に似ていて、枝が空洞なことや枝葉の特徴がウツギに似ていることからバイカウツギという名前が付きました。


<ハクチョウゲ(白丁花) アカネ科ハクチョウゲ属> 5/25 柏の葉公園
初夏(5~6月頃)になると、緑の葉の上に雪が降ったように小さな花を咲かせます。沖縄、台湾、インドシナ等を原産とする常緑低木で、元禄年間以前から本州でも園芸用に使われるようになりました。


<花霞(バラ) FL 1985年 京成バラ園芸作出> 5/17 市川植物園
クリーム白地で花弁のふちに、ピンクのぼかしか美しいセミダブルの花がいっぱいに咲き続けます。株は0.7m程度で低いです。


<フラウ カール ドルキー(バラ) 1901年 ランベルト(独)作出> 
5/17 市川植物園
純白の大輪花で、花数は驚くほど多い。


<ブラキカム(姫秋桜) キク科ヒメコスモス属> 5/25 柏の葉公園
ヒメコスモスという和名のとおり、コスモスを小さくしたような花が咲きます。花径は1~3㎝程度です。花色は、白、ピンク、藤色、青、青紫などですがブルー系の品種が多く販売されています。


<ブラシノキ フトモモ科ブラシノキ属> 5/20日 手賀の丘公園
ブラシノキは、オーストラリア原産のフトモモ科ブラシノキ属の常緑中木です。花の形がいかにもブラシに似ているのが和名の由来です。


<友好の証「ブラシの木」 柏市とキャムデン町(オーストラリア)> 
5/20 手賀の丘公園
私の住む柏市とオーストラリアのキャムデン町との友好都市10周年を記念して、2007年に植樹されました。


<フランネルソウ(酔仙翁) ナデシコ科センノウ属> 5/25 柏の葉公園
花の手ざわりがフランネルに似て、花自体も美しく、また、花期が長いことが魅力です。和名の酔仙翁は花が赤いことから、ほろ酔いの仙人に見立てたものです。

 
<ブルーベリー ツツジ科スノキ属> 5/25 柏の葉公園
春から初夏に白色あるいはピンクで鐘型の可憐な花を咲かせ、夏、たわわに実る果実は、まるで青紫色の宝石のようです。


<ブルーライト(バラ) HT 1995年 伊東良順(日本)作出> 5/17 市川植物園
整った美しい花形と、素晴らしい芳香をあわせもった品種です。コンテストにも適しています。


<フレンチマリーゴールド キク科コウオウソウ属> 5/18 北柏ふるさと公園
この花の最大の特徴は、とにかく花期が長く、初夏から霜が降りるまで咲き続ける点です。


フレンチマリーゴールドといっても、原産地はフランスではなく、メキシコ原産です。フランスに導入されて、その後、各地に広がったので、この名前で呼ばれています。

<ヘルムット・シュミット(バラ) HT 1979年 コルデス(独)作出> 
5/17 市川植物園
明るい黄色の半剣高芯咲きで、花付がよくコンパクトな樹形は鉢植えにも適しています。名前は作出当時の西ドイツ首相の名前です。


<焔の波(バラ) CL(つるバラ) 1968年 鈴木省三(日本)作出> 
5/17 市川植物園
春一番に朱紅色の花が咲き始める早咲き種です。微香。


<マダム・サチ(バラ) HT 1984年 メイアン(仏)作出> 5/17 市川植物園
白色の大輪です。花名は鈴木善幸元首相夫人の名前です。


<ローズゼラニウム フウロソウ科ペラルゴニウム属> 5/25 柏の葉公園
ハーブゼラニウムの中で、最も代表的な種のローズゼラニウム。バラのような香りがすることからローズゼラニウムという名前がついています。


ローズゼラニウムは、アロマオイルの他、お茶や料理などの香りづけ、クラフトなど多岐にわたって利用されています。

<名前のわからない植物> 5/18 あけぼの山公園
Googleレンズで調べても、名前が特定できません。お分かりの方があれば、教えて頂けると嬉しいです。

しいちゃんから名前をご教示いただきましたので、下記に追記いたします。しいちゃん、ありがとうございました。

<ミツデイワガサ(三ツ手岩傘) バラ科シモツケ属> 5/18 あけぼの山公園
花はコデマリのように白い花が集まって咲きます。イワガサのうち、葉の三裂したものをミツデイワガサといいますが、園芸としてはこちらの方が栽培されています。


3回に渡って5月の花のアルバムをご覧いただきありがとうございました。



5月の花のアルバム 3-2

2022-06-14 | みんなの花図鑑
前回の続きです。
5月の花のアルバム 3-1 2022-06-11

https://blog.goo.ne.jp/ninbu/e/4d6f5cebcc242415696b6e71418cc4e8

<コバノズイナ(小葉の髄菜) ズイナ科ズイナ属>
アジサイと同じ時期に咲く白い穂状の花や、紅葉を観賞するため各地の庭園に植栽され、生け花の花材にも使われます。


北アメリカ原産で日本へ渡来したのは明治時代です。在来のズイナよりも葉が小さいためコバノズイナと名付けられました。

<コバノタツナミソウ (小葉の立浪草) シソ科タツナミソウ属 >
海岸沿いや丘陵地などに自生する多年草です。タツナミソウの変種で全体にひと回り小さくなっています。


名前の由来は、葉が1cm程と小さく(タツナミソウは1.5~3cm)、花が一方向を向いて重なりあう様子を打ち寄せる波に例えたものです。

<サツキ(皐月) ツツジ科ツツジ属>
サツキもツツジと同じツツジ科ツツジ属の植物で、樹高50cm~1.5mの『低木』です。耐寒性・耐暑性ともに強く、5月下旬~6月上旬にかけて開花します。


ツツジとサツキは、それぞれ似た特徴をもった植物のようです。では、どうやって見分ければよいのでしょうか。ウェザーニュースの資料がわかり易いので、ご紹介します。


<サハラ’98(バラ) CL(つるバラ) 1996年 タンタウ(独)作出)>
黄色からだんだんオレンジ色のりしてきます。最盛期は見事な景観を作ります。バランスの取れた強健多花性種です。


<サマースノー(バラ) CL(つるバラ) 1936年 クートー(米国)作出>
白い中輪の花が葉が見えなくなるほど房咲きになります。微香。


<サルビア・ガラニチカ(メドセージ) シソ科アキギリ属>
宿根性サルビアの一種。ハーブとしても知られ、葉に良い香りがあります。非常に強健で、暑い夏の盛りから秋まで花を咲かせてくれます。花色は濃い青から深い紫まであります。


<ジャガイモ(馬鈴薯) ナス科ナス属>
ジャガイモの花はそのまま観賞していたい程美しいのですが、花を咲かせることは、体力を消耗する原因にはなります。


ジャガイモの場合、摘んでも摘まなくても収量はあまり変わらない傾向が強いので、そのまま鑑賞して楽しんでも構わないようです。

<シャリンバイ(車輪梅) バラ科シャリンバイ属>
大気汚染や潮害に強いので、高速道路や海岸に近い公園などにもよく植栽されています。変種に葉が丸みを帯びたマルバシャリンバイや、葉が小さいヒメシャリンバイがあります。


車輪状に出る葉と、花序のひとつひとつの花が梅に似ているとのことでこの名がつきました。

<シラン(紫蘭) ラン科シラン属>
シランは鉢植えでも庭植えでも楽しめる、丈夫で育てやすいランの入門品です。ランと聞くと栽培が面倒と思われがちですが、この花ほど多くの人に愛され親しまれているランはありません。


<セラスチウム(白耳菜草) ナデシコ科セラスチウム属>
春から初夏に白い可憐な5弁花を咲かせます。常緑の葉は白い細かな毛に覆われ、銀白色で美しく、葉を観賞することもできます。


<聖火(バラ)CL(つるバラ) 1985年 京成バラ園芸作出>
白と紅のコントラストがよく、満開になると大変迫力があります。


<チャールストン(バラ) FL 1963年 メイアン(仏)作出>
花は黄色に紅色の覆輪の入る半剣八重咲となり、咲き進むにつれ赤色が増します。


<チョウセンシラベ・シルバーロック マツ科モミ属>
モミの仲間の園芸品種です。樹高は最大で約4m、樹形は円錐形となります。針葉の表は鮮やかな緑色、裏は銀白色で、内側に反り返るため葉裏の銀白色が遠くからもよく目立ち、美しい品種です。


<ツリージャーマンダー(苦草) シソ科ニガクサ属>
スペイン原産で、寒さ暑さにも強い、灰褐色のシルバーリーフに淡い青の花が咲く低木です。


<デルフィニウム(大飛燕草) キンポウゲ科・デルフィニウム属>
華やかな青や紫色の花が房状に咲くデルフィニウム。花が咲く前の蕾の形がイルカに似て可愛らしい植物です。青系の色の花が中でも特に美しく、切り花としても広く利用されています。


バラの説明に出てくる、FLとHTとCLはバラの分類略号です。

・FL(フロリバンダローズ)とは四季咲き中輪の房咲きのバラで、樹形はまっすぐに伸びる木立性です。
・HT(ハイブリッドティー)とは香りが強く、四季咲き大輪系のバラで、樹形はまっすぐに伸びる木立性です。
・CL(クライミングローズ)とは茎を自由に這わせて庭や花壇を華麗に演出することができます。

次回の「5月の花のアルバム 3-3」に続きます。



5月の花のアルバム 3-1

2022-06-11 | みんなの花図鑑
6月も中旬に入りました。賞味期限切れになる前に、5月に撮りためた未投稿の花を3回に分けて振り返ってみます。よく知られている花ばかりが45種類と多いので、ご存知の花の解説はスルーしてください。

<アジサイ(紫陽花)アジサイ科アジサイ属> 5/25 柏の葉公園
梅雨の代名詞でもある紫陽花。夏の季語にもなっており、日本人にとても馴染みのある植物の1つです。

日本原産のガクアジサイが西洋に渡り品種改良を重ねられ、西洋アジサイとして日本に逆輸入されてきました。

<アジサイ(紫陽花)エンドレスサマー ブラッシングブライド>
5/18 あけぼの山農業公園
ブラッシングブライド(頬染める花嫁)と名がつく品種は他の植物にもありますが、白花で咲き進むと恥ずかしそうにピンクに染まるのがポイントです。


エンドレスサマーは環境により、初夏から秋まで花を次々とつける特徴があります。

<アベリア・エドワードゴーチャ スイカズラ科ツクバネウツギ属>
5/25 柏の葉公園
淡いピンクの華奢な花をつけるアベリア・エドワードゴーチャ。公園の周りや道路沿い、テーマパークなどに植えられていることが多く、よく目にする植物です。


<アメリカテマリシモツケ(亜米利加手毬下野) バラ科テマリシモツケ属>
5/18 あけぼの山農業公園
北アメリカ原産で、コデマリに似た花を多数咲かせます。育てやすく花つきもよいことから、ガーデニング花木として近年普及しました。


<アレナリア・モンタナ ナデシコ科アレナリア属> 5/9 自宅
ヨーロッパ南部のピレネー山脈に生息している高山性の植物です。アレナリアにはいくつか種類がありますが、園芸で利用されるのはモンタナです。


梅のような形の純白の花を株いっぱいにつけて見ごたえがあります。

<イモカタバミ(芋片喰) カタバミ科カタバミ属> 5/25 柏の葉公園
春から秋にかけて、直径1.5センチメートルほどの赤紫色の花を多数咲かせます。


ムラサキカタバミに似ていますが、花の中心が白いものがムラサキカタバミ、白く抜けていないものがイモカタバミです。

<オキザリス・トリアングラリス(紫の舞) カタバミ科カタバミ属>
5/18 あけぼの山農業公園
オキザリス・トリアングラリスは、濃い紫色のシックな葉色が美しく、葉の状態を楽しめる植物です。花は淡いピンク色~白色の5弁花をつけます。


<ガザニア(勲章菊) キク科ガザニア属> 5/25 柏の葉公園
「勲章菊」と呼ばれているのは、名前の通り、勲章のように見える立派な形が由来とされています。オレンジ色、白色、赤色、ピンク色など、彩度が高く鮮やかな花が立派に咲く花です。


<ギョリュウバイ(御柳梅)フトモモ科ギョリュウバイ属> 5/25 柏の葉公園
オセアニア地域原産の可憐な花で、枝が密集して生えることから生垣としても人気があります。


葉の形が「御柳(ギョリュウ)」という樹木の葉に似て、花は梅の花に良く似ているため、日本では二つを合わせて「御柳梅(ギョリュウバイ)」と呼ばれるようになりました。

<キンギョソウ(金魚草) オオバコ科キンギョソウ属>  5/18北柏ふるさと公園
甘い香りを漂わせ、金魚を連想させる愛嬌のあるふっくらとした花形が特徴です。英名では竜に見立ててスナップドラゴンと呼ばれます。


<キンシバイ(金糸梅)オトギリソウ科オトギリソウ属> 5/25 自宅
毎年梅雨の時期になると、わが家の鉢植えの木にも、小さな花をたくさん咲かせて元気をくれます。


金糸梅の名は、金糸のような長い雄しべと梅のような形の花からつけられました。

<金蓮歩(バラ) FL 2007年 竹内俊介(日本)作出> 5/17市川植物園
花は黄色-淡い黄色の半八重咲で、花弁が波打ちます。果実もつきます。
 

<クリサンセマム ムルチコーレ キク科コリオステフス属> 5/18北柏ふるさと公園
ヨーロッパ西部と北アフリカなどの地中海沿岸に自生する1年草です。花径3㎝程度の一重咲きで、丸みを帯びたカップ咲きのフォルムが可愛らしく特徴的です。


<クレマチス・ロウグチ(篭口) キンポウゲ科クレマチス属> 5/25 柏の葉公園
下向きにベルのような釣鐘型の花が咲き、濃い紫色の花弁が特徴的な品種です。半ツル性でよく伸びる性質で、伸びた枝に6~7月にかけて花を咲かせます。


<コエビソウ(小海老草)「ベロペロネ」 キツネノマゴ科キツネノマゴ属>
5/25 柏の葉公園
苞(ほう)」とよばれる赤褐色の葉が鱗状に重なり合い湾曲し、エビの胴体のような格好になります。


ベロペロネとはギリシアとのベロス(矢)とペロネ(帯)の2語から成り、雄しべの先端に付く2つの葯が帯状の幕でつながれて矢のようなかたちになることに由来します。

バラの説明に出てくる、FLとHTはバラの分類略号です。

・FL(フロリバンダローズ)とは四季咲き中輪の房咲きのバラで、樹形はまっすぐに伸びる木立性です。
・HT(ハイブリッドティー)とは香りが強く、四季咲き大輪系のバラで、樹形はまっすぐに伸びる木立性です。

次回の「5月の花のアルバム ②」に続きます。

水郷佐原(すいごうさわら)あやめ祭り

2022-06-08 | みんなの花図鑑
6月4日の鹿島神宮参拝の後、偶然、”水郷佐原(すいごうさわら)あやめ祭り”の看板を見つけました。帰宅予定を変更して水郷佐原あやめ祭りの会場に直行しました。



<水郷佐原あやめパーク>
「あやめ祭り」では約400種150万本ものハナショウブが園内一面を見事に飾ります。



<ミスあやめ>
入口を入ると、2人の”ミスあやめ”のお嬢さんが笑顔で迎えてくれました。



<ハナショウブ>
まだ、ハナショウブは3~4分咲きの状態で、1週間後くらいが見ごろになるそうです。



<サッパ舟>
サッパ舟と呼ばれる小舟に乗って、園内の水路をめぐりながら見るハナショウブも、また格別の美しさです。



<サッパ舟>
期間中(5/28~6/19)は、「嫁入り舟」のほか、佐原囃子の演奏と手踊りなども催されます。



<スイレン>
園内の水路にはスイレンの花も咲いていました。



<ハス回廊>
ハスの品種数で日本一の規模を誇る水郷佐原あやめパークで、7月2日~8月14日まで「はす祭り」が開催されます。300種以上のハスが栽培される園内で美しい花々を見ることができます。



それでは、色々な品種のハナショウブの一部をご覧ください。

<萩小町>


<初紅>


<故郷の春>


<五三雛>


<銀泉>


<雪千鳥>


<ステップルド・リップルス>


<江戸系・新潮来>


<江戸系・江戸川>


<江戸系・辰野>


<伊勢系・藤袴>


<おまけ>
水郷佐原のあやめ祭りの様子をご覧いただきありがとうございました。水郷佐原や香取神宮のある千葉県香取市の歴史と魅力が、10分でよくまとめられたビデオをご紹介します。水郷佐原や香取神宮に興味がある方、移住希望の方は必見です。

香取市合併10周年記念ビデオ「幾本もの道を確かな一本に束ねて」

2年半振りの鹿島神宮参拝

2022-06-05 | 日記
6月4日(土)に鹿島神宮に参拝しました。コロナ禍によりご無沙汰していましたが、私にとって2020年1月以来2年半振り、32回目の参拝になります。

<大鳥居>


神社には、本殿より前に必ずと言っていいほど鳥居が立っています。
鳥居は神域(神の世界)と俗界(人の世界)を隔てる門として存在しています。
鳥居をくぐる際には、軽く一礼します。これを「一揖(いちゆう)」と言います。

<鹿島神宮境内案内図>


鹿島神宮はとにかく広いんです。敷地面積はなんと約70ヘクタール(約21万坪)で、東京ドーム15個がすっぽり入る広さです。

<手水所(ちょうずしょ)>
左手、右手、口、柄杓の柄の順で心身を清めてから拝殿へ向かいます。コロナ禍対策で当日は柄杓が取り払われており、清水が水道のように蛇口から流れ出ていました。


<楼門(おうもん)>


その美しい姿形から、福岡県福岡市の筥崎宮(はこざきぐう)と熊本県阿蘇市の阿蘇神社とともに、「日本三大楼門」の一つに数えられています。

<楼門(おうもん)>

「鹿島神宮」の文字は東郷平八郎の直筆で、額は約1畳分の大きさがあるそうです。

<拝殿(はいでん)>

現在は大改修工事中です。現在の社殿は1619(元和5)年、徳川二代将軍・秀忠が寄進したものです。

<拝殿(はいでん)>

秀忠といえば、父親の家康を祀るために1617(元和3)年に造った日光東照宮が有名ですが、こちらはその2年後に同じ方法で建造されました。

<本殿(清涼殿)>


鹿島神宮の祭神、武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)は雷の神様であり、剣の神様なのです。その昔、雷は恵みの雨をもたらす大切な存在でした。

<本殿と御神木(高さ約43m、樹齢1300年)>


神社には大きく2種類があります。日光東照宮のように、実在した偉人を神様として祀る神社と、鹿島神宮のように、神話から生まれた神様をお祀りする神社です。

<祈祷殿・ご朱印受付所>

そうした神話の神様を祀る神社の中でも、最初に「神宮」と呼ぶことを許されたのは、伊勢神宮(三重県)、香取神宮(千葉県)、鹿島神宮(茨城県)の3社だけでした。格式の高さでは別格なのです。

<お札・お守り授与所>

神宮は伊勢神宮、鹿島神宮、香取神宮、霧島神宮、明治神宮、平安神宮、熱田神宮等いろいろありますが、『神宮』という称号で呼ばれたのは、明治以前には伊勢神宮、香取神宮、鹿島神宮の3社だけであったそうです。

<神鹿(神の使い)園>

鹿島神宮では、鹿が大切な存在なのです。710年に鹿島神宮の御祭神を祀り、奈良の春日大社が創建された際、鹿が運び手を担っていました。このことから、神の使いである神鹿としてシカが大切にされています。

<奥参道(奥宮入口)>

毎年5月1日には、ここで流鏑馬(やぶさめ)の神事が行われます。

<奥宮拝殿(おくみやはいでん)>

鹿島神宮に祈願ののち、関ヶ原の戦いで勝利を収めた徳川家康によって1605(慶長10)年、御礼として奉納されたものです。

<奥宮本殿(おくみやほんでん)>

当初は現在の本殿の場所にありましたが、その後の造営の際、こちらにそのまま引き移されました。

<大鯰(おおなまず)の碑>

1793(寛政5)年、宮城県沖で大地震が発生。東北地方に大きな被害をもたらしましたが、幸い関東地方には影響が少なく、人々は鹿島神宮の地下深くに埋まっている「要石」が震源となるナマズを抑えてくれたのだと考えました。

<要石(かなめいし)の鳥居>
要石には、水戸藩2代藩主・徳川光圀が、その深さを確かめようと1週間にわたって掘らせたものの、どこまで掘っても底が知れず諦めたという逸話も残っています。


<要石(かなめいし>

地上に出ている部分はわずかですが、地下奥深くまで伸びて、地震からこの地を守ってくれているのです。

<御手洗(みたらし)池>

子どもが入っても大人が入っても同じ胸の高さに水面がくることから、七不思議の一つに数えられています。現在も毎年、年始に200人もの人々が寒空の下、「大寒禊(だいかんみそぎ)」を行っています。

<湧水(ゆうすい)>

水温は一年を通して13度ほどで、一日40万リットルもの清水が湧き出ています。鳥居の奥は神様の領域で、立ち入ることはできません。

<湧水茶屋 一休(ひとやすみ)>


「御手洗池」の横にあり、その名の通り、池の湧き水を使った料理や飲み物を楽しむことができます。

<三色だんご>

私はここに来ると「三色だんご」(450円・税込)をいつもいただきます。左からきびだんご、草だんご、みたらしだんごの3種類が1本の串に刺さった団子です。普通の団子の倍のボリュームがあり、お腹いっぱいになりました。

鹿島神宮参拝を午前中に終え、帰路の国道を通ると「潮来(いたこ)あやめ祭り会場」という看板が目につきました。この時期はあやめのシーズンであり、予定を変更して、潮来に向かいました。その内容は後日改めて投稿します。





変化朝顔に挑戦中!

2022-06-02 | みんなの花図鑑
日本の夏の風物詩であるアサガオ(朝顔)は、春にタネを播く一年草で、日本には奈良時代に中国から渡ってきた植物です。日本で最も発達した園芸植物といわれ 、英語で「ジャパニーズ・モーニング・グローリー」とも呼ばれています。観賞用の品種は大きく分けて「大輪朝顔」と「変化朝顔」があります。

<大輪朝顔 ヒルガオ科サツマイモ属> 2021/7/1北柏ふるさと公園で撮影


私は「変化朝顔」という名前を、山野草に造詣の深い御仁に教えていただき、今年になって初めて知りました。変化朝顔については、その方のブログに記載されている、わかり易い説明を転載させてさせていただきます。

「遺伝子の変異によって、さまざまな色や形に変化した花や葉が生じるアサガオです。遺伝法則はおろか受粉のしくみさえ知らなかった江戸時代の人々によってつくりだされ、幾多の絶種の危機を乗り越えて現代に受け継がれています。世界的に見てもこれほどまでに変化を遂げた園芸植物はほかになく、生きた文化遺産ともいえます。」
(変化朝顔図鑑(仁田坂 英二 著・化学同人 刊)


<変化朝顔:不稔の変異を含む系統群>  変化朝顔の仕分けセミナーのスライドより


かなりマニアックで難しそうな変化朝顔、それを育てることになったきっかけが、前述した方なのです。その方のご厚意で、変化朝顔の種をいただき、それを栽培することになりました。以下は、今日までの栽培記録です。

5/13 芽切り
変化朝顔のタネは水を吸いにくいので、発芽させるためにはタネを播く前に種皮にヤスリやナイフなどで傷をつける「芽切り」の作業が必要になります。私は初めての経験ですが、爪切りのヤスリ部分を使って削りました。


5/13 芽切りした種を1晩水に浸けておきます。


5/14 ポット16個に市販の培養土を入れ、種子を深さ1〜1.5cm程度埋め、土をかぶせて水やりします。発芽までは用土が乾かないようにします。


5/20 やった~! 種が発芽し、葉が出てきました。一部の品種はまだ種のままです。芽が出たら日が当たる場所に置き、朝、夕たっぷり水をやります。


5/29 プランターに植え替え。葉も成長してきたので、プランター3個に植え替えをします。日が当たる時間は1時間程度でも大丈夫ですが、短日植物なので、夜に街灯などの明かりが当たらないようにします。


ここまでは、何とか順調に発芽し、茎も成長してきました。この後、つるが伸びてきたら支柱などで誘引する作業が必要になります。
今後も、成長の過程を記録して、初めての変化朝顔の開花まで、随時ブログ投稿を続けますので、ご覧いただけると嬉しいです。