Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

サイクリング・テニス・散歩等の道すがら、公園・野原・湖畔・川辺等で見つけた美しい花をスマホで撮っています。

神社仏閣を訪ねて その7 香取神宮

2017-09-29 | 日記
今回は千葉県香取市にある香取神宮を訪ねました。
神宮と名の付く神社は、一般的に社格が高いと言われます。

神宮は伊勢神宮、鹿島神宮、香取神宮、霧島神宮、明治神宮、平安神宮、熱田神宮等いろいろありますが、
『神宮』という称号で呼ばれたのは、明治以前には伊勢神宮、香取神宮、鹿島神宮の3社だけであったそうです。

平安時代に成立した「延喜式神名帳」によると、神様の住まわれていた所が神宮で、
伊勢神宮、鹿島神宮、香取神宮の3社のみでした。

伊勢神宮(三重)には天照大神(あまてらすおおみかみ)が住まわれていました。



鹿島神宮(茨城)には武甕槌神(たけみかづちのかみ)が住まわれていました。



香取神宮(千葉)には経津主命(ふつぬしのみこと)が住まわれていました。

神社には、本殿より前に必ずと言っていいほど鳥居が立っています。
鳥居は神域(神の世界)と俗界(人の世界)を隔てる門として存在しています。
鳥居をくぐる際には、軽く一礼します。これを「一揖(いちゆう)」と言います。

二の鳥居(香取神宮)


鳥居は単純な形なので、一見どれも同じように見えますが、実はちょっとずつ違います。
大きく二つに分けて、「神明」系と、「明神」系に分かれます。
私が参拝したことのある神社では、千葉の香取神宮が「明神」系で茨城の鹿島神宮が「神明」系です。



参道
参道を進むときは参道の中央を進んではいけないそうです。
参道の中央は「正中」といい、神様が通る道なので、人が通ってはいけないのです。



三の鳥居
ちなみに、「一の鳥居」から内側にある鳥居は、順に「二の鳥居」「三の鳥居」といいます。



狛犬(こまいぬ)
神社に奉納、設置された空想上の守護獣像です。
向かって右側が口を開いた角なしの「阿像」(あぞう)で獅子です。



左側が口を閉じた角ありの「吽像」(うんぞう)で狛犬です。



総門(そうもん)
寺院や神社で一番外側にある正面の門のことを総門と言います。



手水舎(てみずしゃ・ちょうずしゃ)
手と口を水で洗うことで、全身のけがれが落ちると考えられています。
手水をした後にタオルなどで拭いてしまってはせっかく水で清めた意味がありません。
手水をした後の手は、自然に乾燥させるのが良いようです。



手水(てみず・ちょうず)
手水の具体的作法も覚えておくとよいと思います。
一、右手で柄杓を取って、水を汲み、それをかけて左手を清めます。
二、次に、左手に柄杓を持ちかえて、右手を清めます。
三、再びひしゃくを右手に持ちかえて、左の手のひらに水を受け、その水を口にいれてすすぎます。
四、すすぎ終わったら、水をもう一度左手にかけて清めます。
五、使った柄杓を立てて、柄の部分に水を伝わらせるようにして清め、柄杓を元の位置に戻します。
   この時、直接柄杓に口をつけてはいけません。多くの人が使うものですから当然ですね。



楼門(ろうもん)
社寺の入口にある二階造の門のことです。
最近は下層に屋根のないものを楼門といい,屋根のあるものを二重門といって区別しています。



拝殿(はいでん)
神官が祭典を執行したり、参拝者が拝礼したりするための建物で、神社本殿の前におかれます。
お賽銭は金額が高い安いは問題ではなく、10円を入れるのは絶対に避けるべきです。
10円は”とおえん”とも読み、せっかく神様にお願いにあがっているのに、縁が遠くなってしまうからです。



本殿(ほんでん)
神社で、祭神を安置する建物で、古くは正殿・宝殿とも言いました。



三本杉(さんぼんすぎ)
源頼義が香取神宮を参拝されたとき、「天下泰平」「社頭繁栄」「子孫長久」と3つの祈願をされました。
その祈願の時に3つに割れたと言われるご神木の三本杉。
真ん中が空洞になっていて、中に入り祈願をすることでパワーをいただけるそうです。



御神木(ごしんぼく)
神様が降りてくる時の目印になる大きな木を御神木と言います。禍や厄災を招くものが、簡単に行き来できないように、「結界」として注連縄(しめなわ)が張られ、禁足地となっているのだそうです。



要石(かなめいし)
この要石のある場所が、香取神宮で最も氣の強いパワーポットと言われる場所になります。
この石は氷山の一角のようなもので、地下に深く深く刺さっている・・・と説明されています。
昔の人は、この石で地下深くで暴れる大ナマズを押さえつけたと考えている・・・。
とてもロマンチックな話ですね。



香取神宮は荘厳な雰囲気漂う神聖な場所であることを改めて実感しました。
参道はとても緑が豊かで、空気も澄んで心が洗われる思いがします。
また、池には鯉が泳いでおりとても趣があります。

また、奥宮にある要石には強い霊力が宿っており、強力な氣を感じました。
みなさんも機会があれば、千葉県最強のパワースポット、香取神宮に参拝をされたらいかがでしょうか。

テニス選手はなぜ怪我が多いのか

2017-09-28 | 日記
テニスは老若男女で楽しめる手軽なスポーツですが、過酷な一面も持っています。
プロのようにハードな動きをしないからと言って、準備運動や体のケアを怠っていると思わぬ大怪我にも繋がりかねません。

私はテニスを始める前に、必ずウォーミングアップを10分ほど入念にします。
また、終了後には軽くストレッチなどの体操をし、クールダウンを心がけています。
そのお陰で、怪我もなく楽しくプレーを続けています。

流山総合運動公園テニスコート(2017/8)


プロのテニス選手が世界ツアーで活躍していますが、心・技・体のバランスがなければトップクラスを維持することができません。

ところが、今年は特に男子テニス選手の怪我による長期離脱が目立ちます。
今年のグランドスラム最終戦、8月28日から9月11日に行われた全米オープンでは、
男子世界ランキングトップ20のうち5選手が欠場するという異常事態でした。(世界ランクは9/18現在)

A・マレー(イギリス:世界ランク3位) 全米オープンと年内全試合欠場
N・ジョコビッチ(セルビア:世界ランク6位) 全米オープンと年内全試合欠場
S・ワウリンカ(スイス:世界ランク8位) 全米オープンと年内全試合欠場
M・ラオニッチ(カナダ:世界ランク11位) 全米オープンと年内全試合欠場
錦織圭(日本:世界ランク14位) 全米オープンと年内全試合欠場



では、なぜ、トップクラスの選手でありながらこんなに怪我が多いのでしょう?
それは、テニスツアーの過酷なシステムにありそうです。

世界男子テニスツアーの仕組みを簡単に示すと図のようになります。
すべてのプレイヤーは世界No.1を、そして最高峰の大会となるグランドスラムを目指し世界各国のツアー大会を転戦します。

世界男子テニスツアーATP(Association of Tennis Professionals)


選手が獲得できる賞金やポイントは大会のグレードによって違います。
上位の大会になるにつれて獲得賞金、獲得ポイントは高くなります。
因みに、今年の2017全米オープンテニス(グランドスラム)で優勝したR・ナダルが獲得した賞金は、約4億1500万円でした。

世界女子テニスツアーWTA(Woman’s tennis association)


前年度のランキング上位30位以内の選手については出場義務のある大会があります。
・グランドスラムは4大会すべて
・マスターズ1000は9大会の内モンテカルロを除く8大会
・500シリーズは13大会中4大会
・200シリーズは出場義務はありませんが、トップクラスの選手は出場します。
上位選手は世界各国で年間20大会以上を戦うことを義務付けられており、その過酷さは想像に余りあります。

有明コロシアム(2017/10/2からATP500楽天ジャパンオープンテニスが行われます)


プロ選手の怪我は、ツアーの過密スケジュールが主因であることは言うまでもありません。
用具の性能が上がり、より多くのスピンをかけるようになった現代のテニスでは、以前にも増して体の負担が大きくなっています。

にもかかわらず、大会数は変わらず多いままです。
昨年もナダルとフェデラーが長期離脱をするなど兆候は見られていただけに、こうなることを予測できたはずです。
私たちテニスファンも、トップクラス選手の出場しない試合は興味が半減し、行かなくなってしまいます。
トップ選手の欠場、それこそが大会側にとって最大の損失であり、集客減に直結することになぜ気が付かないのでしょうか。




金木犀が咲きはじめました

2017-09-25 | 
わが家の庭の金木犀が咲きはじめました。
毎朝、窓を開けると甘い香りが漂ってきます。
深呼吸をして香りを吸い込むと、なんとも幸福な気持ちになります。

自宅庭(2017/9)


公園や、街路樹などにあることも多く、街を歩いていると、どこからとなく甘い香りが漂ってきます。
毎年同じ季節に嗅ぐこの香りが、どこか懐かしい気持ちになることがあります。

自宅庭(2017/9)


これは、初恋と同じで、以前の甘い思い出が蘇ってくるせいでしょうか。
初恋は、もう遠い昔のことであっても、ふとした瞬間に何度も甦ります。
金木犀の香りと同じように、なぜかいつまでも記憶の片隅に残っているものです。

村下孝蔵 - 初恋


また、金木犀は香りが強いことから、消臭のためにトイレの近くに植えられ、広く普及していきました。
70年代初頭~90年代前半まで、約20年間も「トイレの香り=キンモクセイ」だったわけです。
だから、私たちにしっかりこのイメージが定着しているのも無理はないですね。



トイレと言えば、日本のトイレは世界最先端で外国人観光客が絶賛するハイテク空間と言われています。

次の動画は海外で放送された日本のトイレを紹介する番組です。
ウォシュレットの良さだけでなく、製造工程の素晴らしさもレポートしています。
日本人の私でさえ知らなかった日本のハイテクトイレの秘密が理解できます。(7分22秒)

ハイテクトイレ 海外番組TOTO 海外の方から見たらトイレのロールスロイスw


最近では、ハイテクな多機能トイレに驚いた外国人観光客が、ホテルや商業施設内のトイレを写真撮影する姿も見られ、観光スポットさながらの光景が繰り広げられているそうです。

あの狭い空間は、日本の最新技術と日本のおもてなし精神がコラボレーションした、最も日本らしいスペースといっても過言ではありません。

2020年東京オリンピックには、世界中の国から多くの外国人が日本にやってきます。
きっと、日本のトイレを見て感動してくれるでしょう。

最後に、お時間があれば聴いてください。私の大好きな曲です。(^-^)
トイレの神様/植村花菜




”ひょうたん”にびっくり!

2017-09-23 | 
先日、私がいつも行くテニスクラブの駐車場で”ひょうたん”を見つけました。
私の記憶では、ひょうたんが木になっているところを見るのは、実に40数年ぶりです。
当時は、夏の日よけとして、青葉にひょうたんの実が下がる光景は、日本の夏の風物詩でした。



ひょうたんは、古くからとても縁起の良いものとされ、お守りや魔除けとして用いられてきました。
また、蔓が伸びて果実が鈴なりになる様子から、家運興隆・子孫繁栄のシンボルともされます。



ひょうたんは大きさにより、ミニひょうたん、千成、百成、中成、大成などの種類に分かれます。
他に立姫、鶴首、ダルマなどの変形したものもあります。

ミニひょうたん(ぐんま愛ひょう会の作品展より)



大長ひょうたん(ぐんま愛ひょう会の作品展より)



千成ひょうたん(ぐんま愛ひょう会の作品展より)


千成ひょうたんで思いつくのは、豊臣秀吉の馬印ですね。
秀吉は合戦の馬印として千成ひょうたんを使用し、天下を取りました。
その発端は、美濃の斎藤竜興攻めだったと言います。

長浜町人の家に伝わった豊臣秀吉公像(長浜城博物館所蔵)


主君・織田信長が、稲葉山城(岐阜城)を攻めていた時のこと。
少数の部下を連れて裏口から城内に忍び込んだ秀吉。
その作戦の成功を城外の味方に知らせるため、酒器に使っていたヒョウタンを竹の先に結んで、高々と掲げました。
戦に勝利した信長は「ヒョウタンの印は面白い趣向だ。馬印に用いよ」と大いに喜んだといいます。
以来、秀吉は戦に勝つごとに小さなヒョウタンを一つずつ増やし、やがてこれが千成瓢箪と呼ばれるようになりました。



秀吉は姉川合戦の後、その功によって湖北三郡を与えられました。
その後、小谷(湖北町)から琵琶湖に面した今浜(現 長浜市)に城下町を移しました。
そして、地名を長浜と改め、ここに城を築いて数年間居城としました。

長浜城(昭和58年:1983年 復元)



秀吉がはじめて自らの城を築き、城下町を形成した地である滋賀県長浜市。
今でも、長浜市の市章はひょうたんをデザインしています。


また、ひょうたんをあしらった橋の欄干なども、市内のあちこちで目にすることができます。
ひょうたん愛好家の全国組織である全日本愛瓢会の本部も、長浜市内に置かれているそうです。

長浜駅東側の架道橋



千成ひょうたんのお菓子もあります。(両口屋是清)
どら焼きの中に紅粒あんが入っています。
ふんわりとしっとりしていますが、きめは粗めでカステラのような感じです。
両口屋と言えば全国のデパ地下に大抵は入っている名古屋を代表する名店です。



最後は懐かしい”ひょっこりひょうたん島”の歌をお聴きください。(1分53秒)
1960年代、NHKで5年間にわたりカラーで1244話作られ、絶大な人気を誇った人形劇です。

ひょっこりひょうたん島  鈴木 福 & 谷 花音





今年も懲りずに野菜つくりに挑戦 最終章

2017-09-21 | 日記
先日の台風でミニトマトの鉢が倒れたので、20個ほど収穫し処分しました。
これを機会に、思い切って今年の野菜つくりは全て終了させました。
最終章では今年の野菜つくりを振り返ってみました。

ジャガイモ(初挑戦) 5個収穫 △ 
メロン(初挑戦)   1個収穫 〇
ミニトマト(2年目)256個収穫(昨年の倍)◎ 

5月2日に左からジャガイモ、メロン、ミニトマト①、ミニトマト②を鉢植えしました。



5月14日 ミニトマトに花が付く。


6月4日 ミニトマトに実が付く


6月12日 ジャガイモ、生涯初の収穫(5個)
家内から、「ミニトマトより小さなジャガイモは初めて見た」とバカにされました。(-_-;)


6月18日 ミニトマト初収穫(6個)


6月19日
メロンは順調に成長して、花がいっぱい咲きました。


6月27日 メロンの交配が成功したようで、果実が付き始めました。


6月29日 ミニトマトの脇目6株を新たに植えました。


7月7日 ミニトマト6回目の収穫(18個)


7月14日 メロンが一回り大きくなりました~。
握りこぶし程度の大きさが(7/8)、ソフトボール程度の大きさに。


7月14日 脇芽を鉢植えしたトマトも成長し、花がたくさん咲いてきました~。


7月21日 ネットメロンらしい姿になった!
メロンのネットとは、メロンの皮にできる網目模様のこと。


8月6日 11回目の収穫は18個で、今年の累計171個となり昨年の130個を超えた。


8月14日 ついにメロンの生涯初の収穫!(隣は知人からの頂き物、小玉スイカ)



形も色も良いが、食べたらほとんど甘みがない。
収穫後、1週間ほど置かないと熟さないため、早く切り過ぎて大失敗!



9月18日 ミニトマト最後の収穫21個、累計256個となり、昨年の130個の倍増で終わりました。



今年の野菜つくりのレビュー
ミニトマトは昨年の初体験の学習効果から2苗で倍以上の256個の収穫なので大成功!
ジャガイモを初めて作ったが、肥料のやり方に課題がありそうなので失敗!もう少し勉強しよう。
半信半疑で作ったメロンの鉢植え、予想外の色と形はgood、収穫後の熟成を間違えたけど、プチ成功!

 



フヨウ属の花たちのレビュー

2017-09-18 | 
今日は台風一過、爽やかな秋晴れと思いきや、真夏に逆戻りした暑さで、エアコンがフル回転でした。
夏空に戻ったので、この夏、活躍してきたフヨウ属の花をレビューしてみました。

夏の花として最初に登場するのがハイビスカス(仏桑花)です。(開花時期5-10月)
ハイビスカスは南国の花のイメージが強い花ですが、和名では仏桑花と表記します。
仏という文字がありますが、中国ではこの花を仏前に供える習慣から、「仏」の字が当てられたようです。

ハイビスカス(2017/5 柏の葉公園)


夏の花として次に登場するのがムクゲ(木槿)です。(開花時期7-10月)
ムクゲは、奈良時代から栽培の記録が残る歴史ある花です。
花1つ1つの開花期は短いのですが、次々に新しい花を咲かせるのが特徴です。
一般的には雌しべの先が上向きに曲がっているのがフヨウ、まっすぐなものがムクゲと区別するようです。

ムクゲ(木槿)(2017/6 北柏ふるさと公園)


夏の花として次に登場するのがフヨウ(芙蓉)です。(開花時期7-10月)
遠く平安の頃から観賞され、人々に愛されてきた芙蓉の花。
古くから栽培されているにもかかわらず、ムクゲと違って変異が出にくく、品種はあまり多くありません。

フヨウ(芙蓉)(2017/9 柏の葉公園)


夏の花としてトリを務めるのがスイフヨウ(酔芙蓉)です。(開花時期8-10月)
数少ない芙蓉の園芸品種の一つが酔芙蓉です。
酔芙蓉は、朝のうちは純白、午後には淡い紅色、夕方から夜にかけては紅色になります。
酒を飲むと、顔色がだんだんと赤みを帯びるのに似ていることから、この名がついたといわれています。

スイフヨウ(酔芙蓉)(2017/9 道の駅しょうなん)


夏に咲くフヨウ属の花にはこれ以外にも
モジジアオイ(開花時期7-9月)、ハマボウ(開花時期7-8月)などがあります。

古くから洋の東西を問わず、人々を魅了し続けてきたフヨウ属の花たち。
来年も夏を彩る花として咲き続けてくれることでしょう。

最後に
ハイビスカスで検索していたら、懐かしい「寅次郎ハイビスカスの花」が出てきました。
私が大好きなリリー(浅丘るり子)が出ている映画です。
2分40秒の予告編動画ですから、寅さんファンの方は、よろしければ覧ください。(^-^)
「この動画はYouTubeでご覧ください」をクリックすると見ることができます。

男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 HDリマスター版(第25作)



謎のモアイ像

2017-09-16 | 日記
前から気になっていた謎のモアイ像。
わが家から3kmほどの国道16号線脇に、モアイ像のような石像が並んでいます。
そのモアイ像の謎がやっと判明したのです。



1体や2体ではなく、26体も並んでいるのだから目立ちます。
初めて通る車にとっては、驚きの光景です。
渋滞で偶然、目の前に止まったりしたら、なおさらびっくりなのです。



実は、この石像、柏市で石材店を経営する濱島寿一さんが、4年ほど前に設置したものです。
墓石や仏具を扱う石材店の展示といえば観音像とか地蔵をイメージします。
モアイ像が建立された目的は明快で、「交通安全と、国道を行く人に幸せと元気を届けるため」なのです。



知る人ぞ知る「珍百景」だったが、徐々に存在が知られるようになり、今では地域のシンボルに。

よくある「お地蔵さん」や「観音様」ではなく、いかついけれど、ユーモラスなモアイ像にしたのは、
ドライバーを笑顔にしたい濱島さんの思いからだ。
赤信号で横に停車した路線バスの乗客と、モアイ像が視線を合わせるのも日課だとか。



「モアイ像の実物は写真でしか見たことがない」という濱島さん。
いつかは会いたいとも思うが、飛行機は苦手だそうで、イースター島には行けそうにないと話す。

その後、七福神など新たな石像も増え、賑やかになっています。



十牛図(nakimoさんから情報提供いただきました。ありがとうございました。)
「騎牛帰家 - 心の平安が得られれば、牛飼いと牛は一体となり、牛を御する必要もない」
参照;十牛図 wikipedia
https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E5%8D%81%E7%89%9B%E5%9B%B3&oldid=64988257



これから先、新たにどんな石像が出現するのか、とても楽しみです。



いつまでも、この場所を通りかかる車を見守り続けてほしいと願っています。



最後に
イースター島にある本物のモアイ像は、何のために作られたのか、今も議論が続いています。
謎に包まれたモアイ像に迫る画像があります。(TBSオンデマンド)
興味のある方は時間のある時にでもご覧ください。(約15分)

謎のモアイ巨石像『イースター島』





神社仏閣を訪ねて その6 布施弁天

2017-09-14 | 日記
私は近隣の神社仏閣を訪ねるのがライフワークになりつつあります。
2年前から始めて、今日までに63寺社を参拝してきました。

今回は利根川手前にある、関東3弁天の一つ布施弁天に行ってきました。
江の島・江島神社弁天堂、浅草寺弁天山(弁天堂)、布施弁天の3弁天を関東三弁天と呼んでいます。

江の島・江島神社弁天堂


浅草寺弁天山(弁天堂)



布施弁天の入り口には楼門(ろうもん)があります。
二階建て(重層)になった門で、下層に屋根がなくて上層に高欄付きの縁をめぐらしたものです。



扁額(へんがく)
建物や寺社名が書かれた額のことです。(布施弁天の正式名称は紅龍山布施弁天東海寺)
神社に掲げられている額を「神額」、寺社に掲げられている額を「寺額」と言います。
竜、麒麟、亀、松、鶴といった素木造りの彫刻が彫られていました。



水屋(手水舎)
ここで、参詣人が口をすすぎ手を洗い清めます。
手と口を水で洗うことで、全身のけがれが落ちると考えられています。
手水をした後にタオルなどで拭いてしまってはせっかく水で清めた意味がありません。
手水をした後の手は、自然に乾燥させるのが良いようです。



本堂
本堂は、享保2年(1717年)に建立されたものです。
多くの部分に彫刻や彩色を加えるなど華やかな近世的な作り方が見られる点が特徴とされます。



三重塔 
三重塔はお釈迦さまの遺骨(仏舎利)を祀るために造られました。
布施弁天では、昭和48年、38代秀淳大僧正が建立しました。
お釈迦様の教えに一歩でも近づくためのものとして建立したと言われています。



鐘楼(しょうろう)
時刻や緊急情報などを知らせるため鐘を設置した建物のことを言います。
全国でも珍しい多宝塔式の総欅造(そうけやきつくり)です。
千葉県指定有形文化財(建造物)に指定されています。
基担は、みかげ石積み八角形、その上に12本の円柱で円形の本体を構成し、その柱頭に十二支の彫刻を配して方位を表しています。



神社仏閣を訪ねると、何と見事な建築物を造ったのかと、いつも感動します。
神社や仏閣の建築を手がける「宮大工」と呼ばれる大工は高度な技術、技法を用いて、素晴らしい建物を造っていったのです。まさに手先の器用な日本の職人達がなせる業ですね。

秋といえば萩

2017-09-11 | 
先日、2か月振りに県立柏の葉公園に行ってきました。
公園の風景はすっかり秋で、方々に萩の花が咲いていました。



秋風に萩が揺れる様は、たおやかな秋の風情を満喫させてくれます。
萩の花はその美しさから、「秋の七草」として古くから日本人に愛されてきました。

萩(2017/9 柏の葉公園)


そんな風流な萩の花なのに、食いしん坊の私はなぜか「おはぎ」を思い出します。
一説によると、秋に咲く萩の時期に作るのが「おはぎ」(お萩)のようです。



また、春に咲く牡丹の時期に作るのが「ぼたもち」(牡丹餅)と言うようです。
それぞれ花の形を見立てて作られたとの事。
大きさも花の大きさと同様に大きいのが「ぼたもち」で、小さいのが「おはぎ」となるそうです。

牡丹(2017/4 柏の葉公園)


私が好きなのは、やはり大きい「ぼたもち」です。(笑)
今日はぼたもちでも買って食べてみたくなりました。



研究熱心な私はぼたもち(牡丹餅)とおはぎ(お萩)の関係を考察してみました(笑)
驚いたことに、諸説があり、本当のところは何なのかよくわかりませんでした。

1.春のものを「ぼたもち」、秋のものを「おはぎ」とする説。
2.「ぼたもち」については牡丹の花、「おはぎ」については萩の花に見立てたものであるとする説。
3.名前が異なっているだけで同じだとする説。
4.東京では春秋ともに「おはぎ」と呼んでいたとの説。
5.もち米を主とするものが「ぼたもち」、うるち米を主とするものが「おはぎ」であるとする説。
6. 餡(小豆餡)を用いたものが「ぼたもち」、きな粉を用いたものが「おはぎ」であるとする説。
7.「ぼたもち」は、ぼたぼたした感じに由来するという説。

なるほど、どの説も、納得できますね。
ここで少し脱線しますが、萩と言えば、もう一つ、仙台銘菓”萩の月”を思いつきます。
私は現役時代、仙台に出張すると、いつも萩の月をお土産に買った記憶があります。



はぼたもち(牡丹餅)とおはぎ(お萩)の違いをもう少し続けます。
             
8. こし餡を使ったものを「ぼたもち」、つぶ餡や煮た小豆を使ったものを「おはぎ」であるとする説。
9.餅の状態までついたものを「ぼたもち」、ついた米の粒が残っているものを「おはぎ」であるとする説。
10.二口程度で食べられる小さいものを「おはぎ」、それより大きいものを「ぼたもち」であるとする説。
11.小売店等では春に「ぼたもち」、秋に「おはぎ」として販売していることもあるという説。
12.食材事典などでは名前が異なるだけで同じものを指すものとして扱われているという説。
13.「ぼたもち」はもち米と一緒に「いも」を入れて蒸して作り、「おはぎ」は蒸したもちを丸くしてその上に「あんこ」を重ねるという説。
14.季節ごとの呼称で使い分けるという説。
 春 牡丹餅(ぼたもち)
 夏 夜船(よふね)
 秋 御萩(おはぎ)
 冬 北窓(きたまど)

14件の意見がありますが、皆さんはどの意見を支持しますか?
私はNo.14が四季の移ろいを大切にする、日本人の感性に合っていて好きです。(^-^)



ラリーは楽し (^^♪

2017-09-09 | 日記
8月31日、イギリスで開かれたバドミントンの世界選手権女子シングルス決勝戦。
奥原希望選手(世界12位)がインドのシンドゥ・プサルラ選手(世界4位)を破りました。
日本選手で40年ぶり、女子シングルスとしては初めて金メダルを獲得する快挙です!

歴史に残るものすごい激闘、感動しました。
特に第二ゲーム・ゲームポイントでの73回のラリーの応酬は一番感動しました。
ラリー後、奥原選手は酸欠状態で倒れこんでしまうんです。

試合の模様はYouTubeのダイジェスト版(約14分)で見ることができますので、時間があればご覧ください。感動の第2セットの"73回ラリー"は13分40秒経過頃から始まります。

【激闘】奥原希望VSプサルラ 第二セット 世界選手権決勝ハイライト


バドミントンやテニスでは、走り回りながら安定的にシャトルやボールを打ち続けるために、高度なバランス保持能力が要求されます。
だからこそ、ラリーが続くと感動が生まれるのだと思います。

私もテニスや卓球を仲間とやる場合、ラリーを長く続けるよう心掛けています。
プロ選手のように、強烈なサーブやスマッシュで一発で仕留めるパワーも技もないので、ラリーを続けるしかありません。(-_-;)


実は、ラリー回数ではもっと凄い試合があるんです。
2014年卓球世界プロツアー・スウェーデンオープンでの試合
3回戦:福原愛vs胡麗梅(中国:カットマン)
愛ちゃんが驚異の118本ラリーをやっているんです。


この試合、もっとラリーが続くはずなんですが、1ゲーム10分経過した時点で審判からストップがかかりました。これは促進ルールが適用されたからです。

卓球の促進ルールとは、卓球の試合においてゲームが長引いたときに適用される、試合進行を促進させるためのルールです。
▽サービスは1本交替
▽サーバーがサービスを含めて13回打球する間に得点できなければレシーバーの得点
▽残りのゲームはすべて促進ルールで行われる
サーブ権を持っている側は、とっとと攻撃してけりをつけないと、相手の得点になってしまうという恐ろしいルールですね。