ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

『ブラックバード』 ~レノン忌に寄せて

2014-12-08 | 心の旅

『ブラックバード』 ~レノン忌に寄せて





12月8日の「レノン忌」には、レノンの歌をアップするのが、前ブログ「彷徨星(ワンダースター)に寄せて」時代からの恒例になっていて、今年は『ブラックバード』。
 ビートルズの曲の中でもとても好きな曲だ。
 曲をつくったのはポール・マッカートニーだが、作詞に貢献があるとかでジョン・レノンとのダブルクレジットになっている。
 
 
 
 
 黒い鳥が歌っている
 夜の死の中で
 その折れた翼をつかって
 飛ぼうとしている
 君の人生でずっと
 君はただこの瞬間が起こるのを待っていたんだろう


 私は映画『アイ・アム・サム』(2001)で挿入歌として使用されているサラ・マクラクラン版も気に入っている。



 先日、私自身の「今」と重ね合わせて、ブラックバードを改めて、聴きなおしていたが、悲しくもハートウォームなニュースが飛び込んできた。

 【11月14日 AFP】生後間もなく死にゆく息子にビートルズ(Beatles)の楽曲「ブラックバード(Blackbird)」を歌いかける父親の姿を映した動画が、注目を集めている。

 歌うのは、クリス・ピッコ(Chris Picco)さん。11月8日、未熟児で生まれた息子のレノン君に歌を歌ってあげようと、ロマ・リンダ大学病院の新生児病棟に向かった。

 母親のアシュリーさんは同日死亡。レノン君は3日間生存し、11日に亡くなった。

 ピッコさん一家の代理人は、AFPに宛てた電子メールで「彼は、この音楽が人々の心に響くことを祈っています。そして、私たちが手を取り合うことによって、今苦しんでいる人たちを少しでも癒すことができればと願っています。」と述べた。(c)


 

 生きていく中で立ち直れないほどの苦難に出会うこともある。
 暗闇の中で、悲しみ、苦しみ、もがいている人たち。
 いつか、再び、飛び立つときが来ることを、どうか信じて。

 ジョン・レノンから、時空を超えたメッセージ。〝ブラックバード、フライ!〝
 

 



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