バック・トゥ・ザ・フューチャー ① ~35年前の君へ
先ごろ、金曜ロードショーで「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の3部作が相次いで放送された。
懐かしさのあまり、久々にTVにかじりついた。
完結編であるパート3が公開されたのは、もう30年も前で、パート1は、なんと35年前だという。
パート1は劇場で見た。
誰と行ったのかは、思い出せない。
パート2,3については、内容を知っているのだが、記憶では、あまり、ストーリーのつながりがないので、もしかしたら、予告編を見ただけなのか、TVかDVDで断片的に見たのか、こちらも定かではない。
「“誰と行ったのかは、思い出せない。”なんて、悲しいこと言わないでよ。」
突然、どこからか、懐かしい声がした。
「もしかして、君か?」
「もしかしなくても、私よ!やっぱり、憶えているくせに!」
「今、どこにいるの?」
「ここよ。」
「え?」
「あなたの心の中。」
「こ・こ・ろの中!?そんで、今、何してるの?」
「私は35年前の私。あのときのままよ。“今”の私は現実の世界で生きてるわ。」
「35年前の君と“今”の君は違うってことか?」
「同じだけど、違うとしか言いようがないわね。」
「よく、わかんないけど・・・・。これも、ある意味、タイムスリップ!?」
「そうかも。実は、“今”の私も、あなたと同じようにTVで「バック・トゥ・ザ・フューチャー」3部作を鑑賞したところよ。
偶然、時空のスイッチがシンクロしたのかも・・・」
パラレル・ワールドは時間軸と事象軸によって、成り立っている。
現在はその座標点というわけだ。
通常の流れ通りに時間と事象が経過したら、ワールドはひとつだけだが、何か、突発的な事象が生じたら、もうひとつのワールドが同時に生じる。
時空には、そのようなワールドがセルの数くらい、存在しているという。
画像クリック「Johnny B. Goode」