飛鳥・光の回廊① ~岡寺・和傘の灯り
飛鳥・光の回廊の中でも、一際、異彩を放つ岡寺の「光の傘」。
岡寺の寺号の由来は633年(天智天皇2年)、義淵(ぎえん)僧正が草壁皇子の住んだ岡宮をもらい受ける形で創建したことによる。
また義淵僧正が法力で悪い龍を寺の池に蓋をして封じ込めたため、龍蓋寺(りゅうがいじ)とも呼ばれている。
この岡寺は、わが国最初の厄除け霊場とされ、本尊の如意輪観音坐像は弘法大師がインド、中国、日本の土を混ぜて造ったとされる高さ4.6mの日本最大の塑像である。
江戸時代に建てられた重要文化財「仁王門」。
柔らかな灯りに照らされた和傘はLEDのイルミネーションにはない幻想的な空間を演出していた。