![]() | アメリカ下層教育現場 (光文社新書)林 壮一光文社このアイテムの詳細を見る |
出版社/著者からの内容紹介
格差、貧困、崩壊家庭----。
これは日本の将来の姿か?
常識を身に付けずに育った若者たちに、
体当たりでぶつかった日本人教師の体験記。
カバーの折り返し
アメリカ在住ノンフィクションライターである著者は、恩師に頼み込まれ、高校の教壇に立つことになった。担当科目は「JAPANESE CULTURE(日本文化)」。前任者は、生徒たちのあまりのレベルの低さに愕然とし、1カ月も経たないうちに逃げ出していた。そこは、市内で最も学力の低い子供たちが集まる学校だった。
赴任第1日目、著者が目にした光景は、予想を遙かに超えていた。貧困、崩壊家庭と、絶望的環境のなかで希望を見出せない子供たちに、著者は全力で向かい合っていくが......。
子を持つ全ての親、教育関係者必読のノンフィクション。
著者について
1969年埼玉県生まれ。東京経済大学卒。大学在学時にワタナベジムに所属し、ジュニアライト級でプロテストに合格するが、左肘のケガで挫折。週刊誌の記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年、渡米。ネヴァダ州立大学リノ校ジャーナリズム学部プリントメディア学科で10科目を履修。2006年9月、10年の取材を重ねたボクシング・ノンフィクション『マイノリティーの拳』(新潮社)を刊行。他の著書に『メジャーリーグ・オブ・ドリームズ』(アスコム)がある。
抜粋
「高校に通わなくても建設労働、車の修理、清掃業などのブルーカラーや、ファーストフード店等の仕事には就ける。遊ぶ金を稼ぐことくらい、訳ないんだよ。だから生徒たちは、教育を受けることの価値が理解できないんだ」
ネヴァダ州教育局が学生1人につき、年間5300ドルを各高校に支払っていることから、生徒の授業料は免除されていた。子供たちに、高校で学ぶことの尊さを知る術は無いのかもしれない。
これは「日本の現実」でもある。しかも、日本の場合は「下層」に限った事では無い。何でこれから就職する人達、新入社員に「知識」も「アイデア」も「エネルギー」も無い人達の多いのか?







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