「美人の日本語」(山下景子著・幻冬舎刊)を読んだ。とても感心する事が多かったので、その本の中から、引用してみたい。
「温顔(おんがん)」・・・おだやかで、温かみのある優しい顔。いとおしいものを見る時、温顔は生まれます。
「水琴窟(すいきんくつ)」・・・以前、このブログで紹介した「風金窟」は「水琴窟」の誤りでした。神社にある手水鉢などの、排水部分に造られるもので、地中には甕が埋められています。手を洗うと、その水滴が甕に反響し、美しい音を奏でます。
「異邦人」・・・人間同士のDNAは99.99%まで同じなのです。人種の違い、国の違いなんて、地球上の全生物から見れば、ほんの些細な事なのです。
「木霊(こだま)」・・・昔の人は、木に魂が宿っていると思っていました。山で声が返ってくると、それは木の魂のしわざだと思ったので、木霊というわけです。
「儚い(はかない)」・・・人の夢と書いて、「儚い」。夢が順調に進まないのは当然の事といえるのかもしれません。
「台風」・・・英語のtyphoonに漢字を当てたものです。
「天衣無縫」・・・天女の衣には縫い目がないそうです。そのことから、技巧を凝らさなくても、そのままで完成されたような作品を、天衣無縫と呼ぶようになりました。麻雀にも「天衣無縫(天ホウ)」という役があります。配牌で完成している役の事です。
「天晴れ」・・・「あっぱれ」と読みます。僕は知りませんでした。
「師走」・・・僕は「先生」が走る位忙しい、と理解していましたが、「師」は「お坊さん」の事だそうです。僕だけですか?こんなこと知らなかったの・・・。
「鴛鴦夫婦(おしどりふうふ)」・・・語源は「愛し鳥(おしどり)」からきています。
「結構」・・・構えを結ぶ。つまり、組み立てて作り上げるというのが、もともとの意味。
「大童(おおわらわ)」・・・武士とかが戦さなどで大奮闘して、ざんばら髪になること。つまり、大人なのに、元服前の子供の髪の様に、「大きなおかっぱになること」。
「歌留多(かるた)」・・・ポルトガル語の「Carta」から来ていて、ドイツ語の「カルテ」、英語の「カード」と同じ意味。
「ご馳走」・・・かけずりまわって、おもてなしをするから、ご馳走。その労に感謝する気持ちからでた言葉が「ごちそうさま」。
「億劫(おっくう)」・・・「劫(ごう)」は古代インドで使われていた時間の単位。一劫は一説には、百年に一度、天人が降りてきて、その羽衣の袖が岩をこすって、すり減るまでの時間だそうです。その時間の「一億倍」が「億劫」。「おっくう」になりません?
「丁寧」・・・昔、中国の軍で使われた銅製の打楽器で、注意を促したり、警戒を知らせたりする時に使われたものだそうです。これが軍全体になかなか伝わらないので、何度も念には念を入れて鳴らしたところから、細かいところまで行き届いていることを、丁寧というようになりました。
「金平糖(こんぺいとう)」・・・16世紀、ポルトガル人によって日本にもたらされました。ポルトガル語で、「コンフェイト」を漢字に当てはめました。他に、煙草(たばこ)、南瓜(かぼちゃ)、天麩羅(てんぷら)もポルトガル語が語源。
「逆鱗(げきりん)」・・・竜のあごの下には、一枚だけ逆さまに生えている鱗があるそうです。竜は、人を背中に乗せるほどおとなしい動物ですが、この鱗に触れたが最後、怒り狂って人を殺すといわれます。
どうでしたか?僕はこの本、とっても面白いと思いました。お薦め!
「温顔(おんがん)」・・・おだやかで、温かみのある優しい顔。いとおしいものを見る時、温顔は生まれます。
「水琴窟(すいきんくつ)」・・・以前、このブログで紹介した「風金窟」は「水琴窟」の誤りでした。神社にある手水鉢などの、排水部分に造られるもので、地中には甕が埋められています。手を洗うと、その水滴が甕に反響し、美しい音を奏でます。
「異邦人」・・・人間同士のDNAは99.99%まで同じなのです。人種の違い、国の違いなんて、地球上の全生物から見れば、ほんの些細な事なのです。
「木霊(こだま)」・・・昔の人は、木に魂が宿っていると思っていました。山で声が返ってくると、それは木の魂のしわざだと思ったので、木霊というわけです。
「儚い(はかない)」・・・人の夢と書いて、「儚い」。夢が順調に進まないのは当然の事といえるのかもしれません。
「台風」・・・英語のtyphoonに漢字を当てたものです。
「天衣無縫」・・・天女の衣には縫い目がないそうです。そのことから、技巧を凝らさなくても、そのままで完成されたような作品を、天衣無縫と呼ぶようになりました。麻雀にも「天衣無縫(天ホウ)」という役があります。配牌で完成している役の事です。
「天晴れ」・・・「あっぱれ」と読みます。僕は知りませんでした。
「師走」・・・僕は「先生」が走る位忙しい、と理解していましたが、「師」は「お坊さん」の事だそうです。僕だけですか?こんなこと知らなかったの・・・。
「鴛鴦夫婦(おしどりふうふ)」・・・語源は「愛し鳥(おしどり)」からきています。
「結構」・・・構えを結ぶ。つまり、組み立てて作り上げるというのが、もともとの意味。
「大童(おおわらわ)」・・・武士とかが戦さなどで大奮闘して、ざんばら髪になること。つまり、大人なのに、元服前の子供の髪の様に、「大きなおかっぱになること」。
「歌留多(かるた)」・・・ポルトガル語の「Carta」から来ていて、ドイツ語の「カルテ」、英語の「カード」と同じ意味。
「ご馳走」・・・かけずりまわって、おもてなしをするから、ご馳走。その労に感謝する気持ちからでた言葉が「ごちそうさま」。
「億劫(おっくう)」・・・「劫(ごう)」は古代インドで使われていた時間の単位。一劫は一説には、百年に一度、天人が降りてきて、その羽衣の袖が岩をこすって、すり減るまでの時間だそうです。その時間の「一億倍」が「億劫」。「おっくう」になりません?
「丁寧」・・・昔、中国の軍で使われた銅製の打楽器で、注意を促したり、警戒を知らせたりする時に使われたものだそうです。これが軍全体になかなか伝わらないので、何度も念には念を入れて鳴らしたところから、細かいところまで行き届いていることを、丁寧というようになりました。
「金平糖(こんぺいとう)」・・・16世紀、ポルトガル人によって日本にもたらされました。ポルトガル語で、「コンフェイト」を漢字に当てはめました。他に、煙草(たばこ)、南瓜(かぼちゃ)、天麩羅(てんぷら)もポルトガル語が語源。
「逆鱗(げきりん)」・・・竜のあごの下には、一枚だけ逆さまに生えている鱗があるそうです。竜は、人を背中に乗せるほどおとなしい動物ですが、この鱗に触れたが最後、怒り狂って人を殺すといわれます。
どうでしたか?僕はこの本、とっても面白いと思いました。お薦め!
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