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生きてこそー妻子の鎮魂、そして終身刑の設立を求めて旅した全国20万キロの記録ー

2010年04月12日 | 本・雑誌・漫画
生きてこそー妻子の鎮魂、そして終身刑の設立を求めて旅した全国20万キロの記録ー
ストッキ・アルベルト
ビジネス社

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内容紹介
この本を書いている途中の二〇〇九年二月現在、私は、旅の途上にいます。
日本全国四七都道府県をバイクでくまなく回る旅を始めて五年になります。いまはまだ、五周目の途中、九都府県を回ったところで、五年前に一周目の旅をスタートしたときから通算で、走行距離は二〇万八九〇〇キロに達しました。
全国を一周するとだいたい一〇か月かかります。ほとんど家に帰ることはできません。旅先から旅先へと毎日走りまわり、その土地の商店街や教会など、人の集まるところに行っては、朝から晩まで署名活動へのご協力をお願いしています。

それが、いまの私の生活のすべてです。当然、仕事ができる状態ではありません。経済的には非常に大変です。五〇歳を超えた私には、体力的にも過酷なものがあります。これから老いていく私に、将来の生活の保障など何もありません。それでも、どうしても辞めるわけにはいかないのです。

なぜ、私がこんな活動をしているのか、お話しさせてください。
これは、私たち家族に起こった、非常に悲しい、そしてとても残酷な物語です。
でもそれは、いつあなたの身に起こってもおかしくないことです。
私たち家族は、何の変哲もない、普通の生活を営んでいました。
イタリアに生まれ、スイスで育った私は、日本の武道、文化に魅せられ、来日して三十余年になります。愛するこの国で、妻と出会い、子供も生まれ、あたたかい家庭を築きあげました。仕事にも恵まれ、二二年間もの間、教師というとてもやりがいのある役割を与えられていました。そのかたわら、自分の会社を持ち、大きなビジネスチャンスをつかみかけるところまでいきました。
しかし、そのほとんどすべてを一瞬にして失ってしまったのです。
私たちは、何も悪いことをしていません。落ち度さえないのに、犯罪者の理不尽な暴力によって、幸せに暮らす権利は永遠に奪われ、未来は閉ざされてしまったのです。
それなのに、誰も助けてくれない。むしろ、傷つき、倒れている私たちにひどい仕打ちが待っていたのです。
そんな事態が、いつあなたの身に起こってもおかしくないのです。これは、私たちだけに訪れた悲劇ではありません。事実、日本中で同じような悲劇が日々発生し続けています。

どうか、他人事と思わないでください。ぜひ、「明日、自分の身に同じことがあったら」と考えながら、これからの話を聞いてください。

内容(「BOOK」データベースより)
連続放火事件によって私は自らの命よりも大切な妻と娘を失った。その犯人は死刑ではなく、無期懲役の判決を受けた…地獄を味わった男は、日本の司法制度に疑問を持ち、現在、バイクで全国行脚をしながら署名活動を行っている。妻子の無念をはらし、自らの魂の救済のために行動する男の心の軌跡。



終身刑。死刑ではなく・・・


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