春宵一刻価…4

お祝いも済んだし、ここからは個人プレイ。まだリキュールに行く。

だがもう一人の友人が甘いもの好きなので、そっち系をお願いした。



アマレットのオールド。
これも50年代くらいらしい。

甘みが光の粒でコーティングされてる様な、まるでパハマンのピアノの音の様なとでもいうか、ともかくも絶品！

これは女性でもストレートで飲んでも大丈夫だろう。というより、ストレートでなければもったいない。

ラストのショートはこの流れでくると、もはや容易じゃないが、さすがはマスター。



アンティカを使った贅沢なロブロイ。

もはや思考は停止。
全て満足し、友人の幸せを祈りつつ、まさに春宵の一刻は価千金といった一夜となった。



最後にもう一人の友人がジンが好きという話になり、どんなものがあるか見せて貰った。

次回はジン祭りになると思います。
楽しみ。




追記。

春は飲む機会が多い。
この翌日には三軒茶屋でエイジングビーフのお店に行ったのでせっかくなので写真を一枚。(三茶 すずらん食堂)



肉の食べ方として熟成肉は最近の流行りだが、店の雰囲気も良くて、美味しかった。

熟成肉のお店は今後も色々いってみたい。

春宵一刻価…3

続けて翌週、結婚を目前に控えた友人が関西からやって来たのでせっかくだから美味しいお酒を、ということでまたしてもカスクドールに来てしまった。

まずはお祝いということでシャンパンを使って、フレンチ75。
写真を撮り忘れてて、ほぼ飲みかけで心苦しいがせっかくなのでアップ。



F75は作り手の力量がもろに出ると言われているが、言うまでもなく美味しい。

ここで鯛のカルパッチョを出して貰ったが、写真を撮り忘れ。
言わないと出てこないが、実はカスクドールは料理をかなり色々やっている。

さて、やはりリキュールの魔の魅力にやられかけている。

何かまたオールド系で、とお願いするとこれが来た。



ピーターヒーリング。
有名なチェリーヒーリングのオールドボトル。

現行品のいやらしい甘さがなく、何と言おうか、黙っていても多くを身体で語れる名役者のような、ともかくうまく表現できないが、詰まっている中身が濃くて厚い。

結婚する友人にお祝いを何にしようか、と相談していたがやはり王道中の王道がいいんではないか、ということでマッカラン。1961ビンデージ。



ー もはや多くを語ることは不要だろう。
モルトが全然美味しいと思えないと言っていた友人が始めて美味しさがわかったと言っていた。

本来ウイスキーはこの水準が普通の味だったはずなんだが、時代の移り変わりは如何ともしがたいのか、こういうお酒が味わえるのもあと何年可能だろうか、カスクドールの存在自体に感謝！