思考の踏み込み

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春宵一刻価…2

2014-04-08 12:05:23 | グルメ
さてさてここでお待ちかね。
前回来たときに紹介されたカンパリオールド!



左側が現行品ボトル。
色がここまで違うものか。

50年代のカンパリ。
まず、色、香り。まったく違う。
良いお酒は私の場合、香りを嗅いだときに何層もの色彩が束になって流れて行く様な感覚を受けるが、その鮮やかさと厚みがやはり尋常でない。

そして一口。

うーん、我ながら語彙力の低さと表現力の乏しさを痛感するしかない。

この美味しさは何だろうか?
モルトやワインとはまた違う、リキュール独特の甘みやビター感、薬草感、それらが見事にまとまってバランスがいい。
というよりも、強烈な何かの力でバランス良くまとめている、という方が正確だろうか。

これはどうもリキュールの世界にハマってしまいそうで恐ろしい。

もうこの日はこれだけでお腹一杯。
最後はショートでシメをお任せ。



オレンジブロッサム。
シンプルなスタンダードカクテルで珍しいな、と思い、というかオレンジブロッサムにしては色が薄い…と思っていると、オレンジの変わりに八朔を使ってみた、とマスター。

いやいやこれは爽やか!
シメの一杯にはもってこいの味。



ちなみに友人が飲んでいたロイヤルロッホナガーのセレクティットリザーブ。
オールドモルトの入り口としては十分過ぎるほどの一杯。
とても喜んで頂けた様でマスターに感謝。



春宵一刻価…

2014-04-08 12:04:11 | グルメ
戦国夜話投稿中に、二度ほどカスクドールにいく機会があったのでまとめてご報告。


まずは三月十五日。

アメリカ帰りの友人に美味しいお酒とチーズを味わって貰いたくてまずは赤とチーズ。



エキノックス2010南仏ローヌ。
チーズはうまく撮れてないがたしかコンテとロックフォール、白カビがパヴェ・ダフィノワ。

エキノックスの果実感の厚みと飲みやすさのバランス…。
特に今回トロットロに熟成していたパヴェ・ダフィノワとピッタリで、友人も喜んでくれ、また驚いていた。


続いてマスターに出して頂いたのは、お手製のツクシと菜の花のあえもの。



まさに春の味。
余分な味付けを抑え、素材の風味が素直に出た一品。
赤ワインでそのまま頂く。

ここでカウンターが空いたのでカウンターに移らさせて貰うと、何やら目の前にやたらとイキの良いミントが。

聞くとこれも自家製らしい。
となれば頼まざるをえない。



モヒート。
基本夏の飲み物だが、そんなの関係ねえ。
これだけしっかりしたミントがあれば夏も先取り。しかもそのミントを惜しげも無くたくさん使う。

わずか数枚しか使わずにモヒートでござい、という店が多いが、本物のモヒートを飲みたい方は是非カスクドールへ。
(ただし作るのに手間がかかるから、お店が混んでいるときは遠慮しましょう。)

ちなみに今回、ホワイトラムを使っていた。以前はダークラムだった気がするが、ホワイトだとまた爽やかさが増す気がした。日々、味の研鑽をされていることが伝わってくる。