思考の踏み込み

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戦国夜話13

2014-03-24 06:34:40 | 歴史
水軍という名脇役のほかにも戦国時代という舞台を鮮やかに彩った集団がいる。

伊賀甲賀の忍群は言うに及ばず、雑賀や根来の鉄砲集団。



本願寺を筆頭とする各大寺院における僧兵ども。



そして各地に猖獗した一向宗の一揆。



戦国時代とは戦国大名達が闘っていただけではない。むしろ大名たちにとって最大の敵は一揆集であったという説もある。

しかしそれは江戸時代における絶望的な農民の一揆とは趣の異なるものである。もっと日本人全体が全階層においてはち切れんばかりの力を奮って新しい時代の覇権を奪いあっていた。

そんな中の一勢力であると見る方が正しいような気がする。

これらの中でも特殊な水軍をまとめあげた毛利元就の評価が後世高いのも頷ける。

彼の出世記録は信長、秀吉、家康の "三英傑" を除くと、速度、石高共に戦国屈指であり、生涯の合戦数は200以上に及ぶ。
これは世界史の中でも稀有な数であり、元就がもし仮にその晩年、強い野心を失わなければ日本の歴史は大きく変わっていただろうことは間違いがない。