(どうもこのところパソコンの調子がよろしくない、インターネットになかなか接続できないのです。 朝は一発OKなのですが)
立冬も過ぎ、いよいよ本格的な寒さの冬がやってくるのでしょうか。 もっともすでに今は手袋をし、コートを着て出勤しています。 マフラーはまだですが。
風も強く寒い中、近くの小学校のいわゆる学芸会に来賓として招待され行って来ました。 正式には「学習発表会」です。
在校生が1学年3クラス平均で、全体で560人くらいの中規模校の発表会です。
昔々の我々の頃とは違い、全員が何らかの形で出演する形態ですが、圧巻はやはり6年生の演奏でした。
プログラムでは、「合唱奏『運命を切り拓け!』」となっており、合唱と合奏の発表です。「運命を切り拓け」というとおり、演奏は、ベートーベンの交響曲第5番”運命”です。全ての楽章の演奏ということは無理な話しで、第1楽章と最終章を演奏しました。
楽器は何か、何だと思いますか? 6年生100余名による”運命”の合奏の大半は「リコーダー」「ピアニカ(鍵盤ハーモニカ)」そして「アコーディオン」です。管楽器や弦楽器はありません。 太鼓やシンバルはもちろんありましたし、マリンバ?もピアノの演奏もありました。
それで立派に”運命”を演奏できるのですね。”ジャジャジャジャーン”というところも迫力がありました。 指揮の先生も、大きな素振りで両手を振っての熱演?でした。
先生と生徒の気持ちが一体となり、一糸乱れず、体育館を大きな感動で一杯にしてくれました。 本当に素晴らしいの一言に尽きる演奏でした。
当然アンコールの拍手が起きました。 そしたら指揮の先生は(それを予期していたのでしょうが)、手拍手をそろえるようにしたかと思うと、その流れに乗って”運命”の最終章の後半の演奏に入っていったのです。 感心してしまいました。
さらに、さらにです、演出に感心したのは。 生徒たちの演奏がしっかりしているからでしょうが、今度は途中から指揮者が代わるではありませんか。校長先生に。 そしたら次は教頭先生、さらには6年生の担任が一人ずつ指揮をしたのです。 もちろん最後は最初の指揮の先生になりましたが、何とも憎い演出ではありませんか。 生徒にとっても、先生にとってもいい思い出になったものと思います。
演劇もいいものです(1年生の劇「ピーターパン」はとっても可愛かった)が、合奏や合唱もいいものです。しかも全員で最初から最後まで行うのですから。
こうやってみると、同じ小学生とはいっても1年生と6年生ではこんなにも違うのですね。6年間でかくも成長する。人間とはというか子どもの成長は凄いものです。
来週は別の小規模校の学芸会があり、招待されていますので、こちらもまたとっても楽しみです。
子どもたちから感動とパワーを貰ってしまいました。 子どもたちに感謝です。 非常感謝!!