京都八幡高校レスリング部・京都八幡ジュニアレスリングクラブを指導する監督・浅井 努の日記

剛毅果敢(ごうきかかん)をキャッチフレーズに全国優勝を目指す。

NTS合宿大会を振り返って

2009-12-26 | 高校生レスリング
昨日(25日)、和歌山でNTS合宿大会に5選手が出場しました。
4月のJOCの出場資格獲得ももちろん大切ですが、
1ヶ月後に全国選抜近畿ブロック予選を控えていることもあり、つながる試合内容でなければいけません。
中村弦斗は、終始攻め続け、5選手の中では一番試合内容が良かったです。
組み手の悪さはまだまだ課題ですし、片脚タックルのキレや体力的にも走力は一番遅いしまだまだです。
引き続き、克服させることができるよう頑張らせます。
山本翔輝は、あれだけ対戦相手が多くいるのに、1回戦が池田智との対戦。
同門対決ということもあり、入賞はできませんでした。
今回は11月末の怪我が完治せず、減量できない状況だったので60㎏級に
エントリーしましたが、近畿予選はしっかり完治させ、55㎏にしっかり落として調整して臨ませます。
森垣心は、不甲斐ない試合内容。まだまだ全ての面で甘いです。
ここ1ヵ月間は、古家、3年生の北村、山原、そして私と4人が胸を出し、集中して練習させたいと思います。
山原健太は優勝したものの、試合内容はイマイチ。本人が一番感じているでしょう。
カデットの部に出場しましたが、カデットならもっと圧倒しないと話しになりません。
池田智も山本翔輝と同じで11月末に負傷。スパーリングがいまだにできない状況ですが強行出場させました。
怪我のため、いつものキレがなく、負けるときのパターンでやられましたが、ベスト状態に戻ればやってくれるでしょう。
池田智は、年始から始業式まで早大。3連休は立命大と1月の最初の2週間は、大学生の胸を借り練習させ近畿予選に臨ませます。
とにかく近畿予選までのここ1ヶ月は、モチベーション・意識を高めさせ、頭を使った・常に考える練習で自己を追い込みさせ、頑張らせます。

2009年天皇杯全日本選手権大会を振り返って

2009-12-24 | 高校生レスリング
北村公平(3年)が高校最後の全日本に出場しました。
昨年の天皇杯を経験し善戦、今年6月の全日本選抜も僅差の惨敗と
敗れたものの社会人の力のある選手にあと一歩と迫っていることもあり、
また、代々木での試合も3回目であり、雰囲気や場にも慣れ、
また、大会前に日々のスパーリングで胸を合わせる古家先生に話しを聞くと
4月に比べれば「練習でも相当レベルが上がってきた」「力がついてきたな」
という実感を持っていて、ある程度やってくれるんじゃないかと思っていたが…。
「やっぱりそんなに甘くなかったな」というのが正直な感想です。

社会人優勝の高橋龍太(自衛隊)に対し、
1ラウンドはあっさりテクニカルで取られ、
2ラウンドは1点リードはされたが、持ち味の両脚タックルでポイントを奪取し奪い取る。
勝負の3ラウンド、タックルで先制点を取られ、ローリングで回されて3失点。
その後、タックルで2ポイントを奪うもののタイムアウトで敗れる。という
悔しい内容であっただけに残念です。

負けて、課題もはっきり浮き彫りになりました。
けんか四つでの組み手が悪く、簡単にタックルで右脚を取られた。
グラウンドでのディフェンスの弱さ。
また、ポイントを奪ってもグラウンドでポイントが奪えず加点できない。
明らかに3ラウンドは運動量が落ちた。
等々、本人も自分の課題に気づいていることだろう。

まだまだ本当に力ある選手になるには、もっともっと練習が必要である。
自分自身で限界値を決めず、とことん追い込んだ練習を積まないといけないだろう。
早稲田へ行って、多くの学生・社会人と胸を合わせ経験を積み、
数年後には優勝争いできる選手に成って欲しいと願う。

天皇杯全日本選手権大会を控えて

2009-12-15 | 高校生レスリング
いよいよ天皇杯全日本が近づいてきました。
北村公平(3年)が挑戦します。
代々木で戦うのも昨年の天皇杯、6月の全日本選抜に続き、
今大会が3度目となります。
昨年の天皇杯は、社会人の小原に最終第3ラウンドで敗れ1-2。
6月の全日本選抜は、社会人の奈良部にこれまた最終3ラウンドに、
先にタックルを決めリードしながらも
ラスト数秒で足技を喰らい敗退…。
過去2度の代々木での戦いは、僅差で敗れあと一歩でした。
今回は高校生として3度目の挑戦であり、
なんとしても社会人・大学生の一角を喰って、表彰台へ上って欲しいです。
公平は本日、中国から帰国。この時期の中国遠征は痛かったですが、
明日から残り数日間、しっかり調整して臨みます。

兵庫県ジュニアオープン大会

2009-12-13 | 中学生レスリング
今日は小・中学生の兵庫県オープン大会が開催されました。
私は審判をしていたので、少ししか観戦できませんでしたが、
見た限りでの感想を述べます。

中学生は全員が1回戦敗退と結果がでませんでした。
翼は右手の人差し指を骨折している状態なので、棄権させる予定でしたが、
本人が「やりたい」と言ったので出場させました。
指が効かないながらもローシングルを何度も決めましたが、
返されたのでまだまだです。
慧志は、技術以前の問題で、まだまだ体づくりと体力づくりを
継続することです。
中学生は地道によく練習しています。
いまは確かに思うような成績は出ていませんが、
小学生時代の実力からすれば、一歩づつ確実に前へ歩いています。
古家先生が話されていたとおり、
焦らず腐らずコツコツと地道に練習を積んでいくことです。

小学生の中林来樹は先月の押立杯で負けた相手にリベンジしての優勝。
敗れている相手に勝利しての優勝は素晴らしいです。
橘 彬世は2回勝って準決勝で敗れたが3位入賞。
いままで戦わずにして3位入賞は多かったが、
しっかり1・2回戦を勝ち上がっての3位入賞は価値があります。
その他の子ども達は、今回も1~2回戦敗退と厳しい結果でした。
最近、子ども達の意識も高くなってきたので、多くの技術を教えに入っています。
以前に比べ、私の話しも聞けるようになり、
技術練習が徐々にしっかりできるようになってきたと思います。
あとは、教えてもらった技をスパーリングでどんどん失敗してもいいから
どんどん繰り出して試すことです。
スパーリングではやられてもいいから習った技術でどんどん攻める。
そうしないと、いつまでたってもできるようになりません。
お互いに試合のように、激しい攻防が見られるスパーリングができれば
試合でも結果が出るようになってくるでしょう。
また、次回の練習からコツコツと頑張ることです。

京都府強化練習会

2009-12-12 | 高校生レスリング
今日は海洋高校まで、年1回の京都府高校強化練習会に参加してきました。
今月末にはNTS大会、1月末には全国選抜大会近畿ブロック予選を控え、
良い時期に他校の選手と強化練習ができました。
この練習で選手の課題が多く見つかりました。
特に50㎏級の中村弦斗(1年)と120㎏級の森垣 心(1年)の弱い部分が
多く見られ、今後、徹底強化していかなくてはとつくづく感じました。
2年生3選手も含め、古家先生と協力して選手を引っ張っていきます。