京都八幡高校レスリング部・京都八幡ジュニアレスリングクラブを指導する監督・浅井 努の日記

剛毅果敢(ごうきかかん)をキャッチフレーズに全国優勝を目指す。

2009年天皇杯全日本選手権大会を振り返って

2009-12-24 | 高校生レスリング
北村公平(3年)が高校最後の全日本に出場しました。
昨年の天皇杯を経験し善戦、今年6月の全日本選抜も僅差の惨敗と
敗れたものの社会人の力のある選手にあと一歩と迫っていることもあり、
また、代々木での試合も3回目であり、雰囲気や場にも慣れ、
また、大会前に日々のスパーリングで胸を合わせる古家先生に話しを聞くと
4月に比べれば「練習でも相当レベルが上がってきた」「力がついてきたな」
という実感を持っていて、ある程度やってくれるんじゃないかと思っていたが…。
「やっぱりそんなに甘くなかったな」というのが正直な感想です。

社会人優勝の高橋龍太(自衛隊)に対し、
1ラウンドはあっさりテクニカルで取られ、
2ラウンドは1点リードはされたが、持ち味の両脚タックルでポイントを奪取し奪い取る。
勝負の3ラウンド、タックルで先制点を取られ、ローリングで回されて3失点。
その後、タックルで2ポイントを奪うもののタイムアウトで敗れる。という
悔しい内容であっただけに残念です。

負けて、課題もはっきり浮き彫りになりました。
けんか四つでの組み手が悪く、簡単にタックルで右脚を取られた。
グラウンドでのディフェンスの弱さ。
また、ポイントを奪ってもグラウンドでポイントが奪えず加点できない。
明らかに3ラウンドは運動量が落ちた。
等々、本人も自分の課題に気づいていることだろう。

まだまだ本当に力ある選手になるには、もっともっと練習が必要である。
自分自身で限界値を決めず、とことん追い込んだ練習を積まないといけないだろう。
早稲田へ行って、多くの学生・社会人と胸を合わせ経験を積み、
数年後には優勝争いできる選手に成って欲しいと願う。