京都八幡高校レスリング部・京都八幡ジュニアレスリングクラブを指導する監督・浅井 努の日記

剛毅果敢(ごうきかかん)をキャッチフレーズに全国優勝を目指す。

怪我・病気も実力のうち

2011-02-08 | 教訓
京都八幡の選手は、他チームの選手達に比べ、運動量が少なく、筋力不足…見たからに弱そうな体つきでパワー不足です。
いくら技術力があっても、いままのままでは、技術がパワーで押さえ込まれて技術力が生きてきません。

近畿大会終了後から、高校生も中学生も、かなり補強・筋トレ・ランの質・量ともアップし追い込んでいます。
しかし、最近「膝が痛い」「腰が痛い」「肘が痛い」など、体のあっちこっちが痛いと言う選手が多く、仕方なく別メニューにしたり、
また、高熱で休んだり、インフルエンザは出ていないものの風邪で体調を崩し休むといった選手もいます。
私が指示した全てのメニューを毎日消化している選手は一人もいません。

2月1日の日記「選手の心得」の中で、「怪我・病気も実力のうち」という言葉を記しました。
ちょっとペースアップして追い込んだら、すぐに体のどこかが故障、または体調を崩すといった状態は、明らかに体力不足ということがいえるでしょう。
体に力がないものだから、練習についていくことが精一杯で、体に余裕がないために、少し追い込んだだけで怪我や体調不良を起こす。走力や筋力が強く、体力がある選手は、あまり怪我・病気はしません。
怪我・病気をしなければ、毎日、追い込んだ練習を積むことができます。追い込んだ練習を多く積むことで「自信」が生まれます。そして、技術力・体力も付いてきます。怪我・病気しないことはチャンピオンになるためのファクターの一つだと言えると思います。

うちの選手のように、「膝が痛い」「腰が痛い」「肘が痛い」など、体のあっちこっちが痛いと言って別メニューをしている間は、まだまだダメで話しになりません。
補強・筋トレ・体力トレは、単にレスリングのパフォーマンスを高めるだけでなく、怪我をしない。病気をしない。怪我になりにくい。病気になりにくい。こういう強い体をつくることも意味しています。地道に、今できることを精一杯やっていくしかないでしょう。






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