京都八幡高校レスリング部・京都八幡ジュニアレスリングクラブを指導する監督・浅井 努の日記

剛毅果敢(ごうきかかん)をキャッチフレーズに全国優勝を目指す。

全国選抜大会を振り返って②

2012-04-02 | 高校生レスリング
浅井 翼は、JOCアカデミーに敗れてしまいました。とてもショックです。
相手は皆さんご存じのとおり、全国少年大会8連覇で小学校卒業と同時にJOCアカデミーへ。その後も全国中学大会2連覇と輝かしい実績。中学からNTCという国の最高機関で練習を積み、栄養士も付くなど食事や日常生活まで、国のエリート強化で鍛えられているまさに超スーパースター。
一方の翼は、全国少年大会は一度も優勝どころか小5、小6の時は2年続けて1回戦敗退。全国中学大会は1年では力不足のため出場すらさせず見送り、2年は途中で負け、3年でやっと滑り込みで3位入賞。
高校進学後、1年が経過し初対戦。超スーパースターと雑草対決ですよ。しかし、内容は皆さん見て頂いたとおりで、敗れましたが、これからの手ごたえを掴みました。
いまの浅井 翼の強みは、減量がないことです。明日、計量でもOK。いつでも試合の準備はできます。
これからインターハイまで4ヶ月ありますが、相手はその間、JOC杯、インターハイ予選、ブロック大会、そしてインターハイ本戦と最低でも4回の減量をすることになります。
試合に関係なく直前まで徹底して追い込んだ練習が積めるのは強みです。
しかし、相手も減量後は身体が元に戻るので、やはり、体力・筋力面では劣ると考えています。
パワー負けしない技術力を高めること。組み手、さばきにタックルのスピード・切れ、処理の速さ、スタミナで勝負できるようインターハイは勝たせます。
有言実行できるよう全力尽くします。