この行事には、すでにブラジル入りしていた皇太子殿下も出席された。
そのパレードで先陣を切ったのは、なんと海上自衛隊練習艦隊の乗員と実習幹部たち 440 名だった。
音楽隊の軍艦マーチが聞こえ始める。やっと来た。
どのパレードよりも規律正しく毅然とした彼らの姿に、観衆からはどよめきと歓声、そして拍手の嵐。
会場は一気に盛り上がる。私の背後にいた日系人たちの狂喜乱舞には、こちらが唖然とするほどだった。
これは日本でも大きく報道されるに違いない。日伯友好の公式行事に、練習艦隊は存在感を放ち、日本の外交に大きく貢献したのである。彼らが果たした功績は、サルが渋谷駅に出没したニュースよりはるかに重要だろう。
ところが帰国してみると、この記念式典の様子を取り上げたメディアはほとんどなかったという。 NHK も全国紙も、皇太子殿下が記念式典に出席されたことを知らせるだけにとどまっていた。
ブラジル人たちを熱狂させた練習艦隊は、日本では全く知られていなかったのである。
そのギャップに、私は首を傾げざるを得なかった。
【29日発売 小学館SAPIOより 笹幸恵】
SAPIO(サピオ)
脱線情報
すごいぞ!笹幸恵さん!!
ジャーナリストの笹幸恵さんが、フィリピンで「バターン死の行進」のルートを4日間かけてたどり、
「栄養失調気味の私ですら踏破できた」
と報告。
(中略)これは、一般に日本の「蛮行」といわれている。だが、ある地元民は私にこう語った。
「実は、日本軍は、米比軍捕虜をサンフェルナンドからカパスまで汽車で護送しています。捕虜達を虐待するために歩かせたように言われるが、そんなことはない」
マリベレス~バランガ | 約30km | |
バランガ~サンフェルナンド | 約53km | トラックでの輸送(一部のみ) |
サンフェルナンド~カパス | 約48km | 鉄道での輸送 |
カパス~オドネル | 約12km |
恨むんなら約7万6千の部下を見捨ててさっさと逃げたマッカーサーを恨めバカ共!。
そのときの日本の部隊は2万5千人、戦え!腰抜けども!!(怒)。
戦わないで体力が有り余っているのに50㎞も歩けないのか?
笹幸恵さんに敬意を表して脱線いたしました。悪しからず。
しかしなんだろうね、日本のTV局って?
NHKならともかく民放ならスポンサーはお客様だろ?そのスポンサーで成り立っているのに連日の不況報道と派遣切り報道で企業を悪者にして何の得になるの?
まさか不況になり企業の業績が悪くなればCMを増やすなんて大昔みたいな感覚でいるんじゃないでしょうね?
まして弱者の味方を気取っているわりには自分たちの連日の過激な不況報道が企業の派遣切りを煽っているのが分からないのかね?
別に味方になれとは言わないが、喧嘩も戦争も適当なところで手打ちにしないと相手だって最後の禁じ手を使うぜ。
「そうですね、分かりました。労働者を守るために広告料は10分の1に減らします。」って言ったらどうするの?
不況報道から今後期待される産業とか不況でも工夫してがんばっている企業とかを応援できないか?
派遣切りにしても雇用拡大につながる働き口を求める産業の紹介とかそこに移って頑張っている人をメインにもっと前向きな報道出来ないか?
いい番組もあるのにとても同じ局でつくっているとは思えないな。
いい番組にスポンサーが集中すればやっと気が付くんじゃない?
本当にいまの時期こそケチが付いたけれどNHKの「プロジェクトX]の再放送を毎日くだらないお笑い番組の裏番組で放送してくれないかなと思う今日この頃でありましたジャンジャン。
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