ブラジル空軍司令官を務める日系二世のジュンイチ・サイトウ氏が28日、浜松市南区の遠州浜小学校を視察し、日本での生活に溶け込もうと頑張るブラジル人児童たちを励ました。
外務省の招待で22日から8日間滞在。日本人ブラジル移住100周年を記念した東京都、兵庫県のイベントに出席し、併せてブラジル人が多く住む浜松を訪問した。
同校の児童約400人のうち、ブラジル人は約2割の83人。日本の学校に初めて通う児童に日本語の集中教育を行い、教科ごとの適応指導を継続するなど、日本で学ぶための基礎学力に力点を置いている。
サイトウ氏が視察した4、6年の授業では児童17人が日本語とポルトガル語で「ちいさなせかい」を歌い、「消防士になりたい」「ブラジルに帰って先生になりたい」など将来の夢を日本語で紹介。日系人初の司令官のサイトウ氏は「日本語しか話せず、小学校で初めてポルトガル語を学び、皆さんと逆だが同じ苦労をした。夢を持って最大限に努力してほしい」と求めた。
6年のシモニシ・アナさんは「頑張ろうという気になった」と笑顔。大杉明彦校長も「言葉のハンディを克服し、成功した話は大きな励みになる」と話していた。
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