年取った男の人がやるもの。以前はそんな事が言われていましたが、『碁的』の影響があり、囲碁ガールと呼ばれる女性ファンが次々と誕生しました。囲碁には知的な面白さがあり、脳のアンチエイジングが期待出来る。違う会社や業種で働いている人が沢山いるので、新しい仲間が作りやすい。既存の男性ファンは勝負に面白さを感じますが、それとは違う囲碁の楽しみや価値がある事を、囲碁ガールによって再評価されました。しかし、これまでが男性ファンが中心であった為、囲碁ファンか多い東京でさえ、女性が楽しめる環境はまだまだ整備されてはいません。
歴史、落語、サッカー、天体観察。一見関連無いこの4つも、実はここ数年、若い女性ファンが増えているそうです。この4つに注目し、囲碁ガールを迎える為のサービスを検証してみます。
歴女や戦国女子は『戦国無双』というゲームがきっかけ。秋葉原等には関連グッツ店あり。全国の名城や城跡を巡る旅行をする人も多い。
落語女子はアイドルグループのTOKIOが出演した番組や映画がきっかけ。仕事終わりに着物に着替えて寄席に通う。NHKの演芸番組にも、若い女性客が増えている。
サッカーの女性ファンは、ワールドカップ等での日本代表の活躍がきっかけ。Jリーガーによるファンサービスも充実し、スタジアム周辺には飲食店が多い。
宙ガールこと女性の天文ファンは、デジカメや一眼レフの普及。低価格で性能も良く、気軽な撮影が出来る。ブログやSNSに掲載する等をして楽しんでいる。
上記4ついずれにしても、女性が物事を楽しむ場合、社交が大きな要素を占めます。趣味に関する事は勿論、ファッションや食べ物に関する会話を楽しみながら、仲間との親交を深めると言います。今後はネット碁の利用者が増加する事は確かですが、市内店舗の客離れの原因には直結はしない。むしろ人と対面し歓談するリアルの場としての役割が、これまで以上に求められるでしょう。