2021/3/5川崎市立臨港中学校「三年生を送る会」で吹奏楽部を傍受

神奈川県の川崎市立臨港中学校の「三年生を送る会」で
吹奏楽部が演奏するのを偶然傍受できた。
(2021/3/5取材)

2019/1/17に発生した[川崎銃撃事件]の現場取材のあと
現場最寄りの中学校である川崎市立臨港中学校へ寄ってみた。

13時前に着くと昼休みのようで、
生徒たちが談笑する声が路上まで聞こえてくる。
新型コロナウイルス対策で窓を開けてあるからね。


それから少しの間、同校近隣の公園で桜の写真を撮って戻ると
制服姿の吹奏楽部員が楽器を持って体育館へ移動してゆく。
「んっ、春休みの吹奏楽部定期演奏会の練習かな?」
と思いつつ路上からフェンス越しに様子を見守っていると
吹奏楽部の演奏の中、胸に何かをつけた３年生たちが
体育館へ入ってゆく。それを在校生たちが造花を
差しかけるようゲート状にして迎える。
「三年生を送る会」が始まった。
演奏を終えると吹奏楽部はそそくさと撤収していった。

その後路上からフェンス越しに
詰襟の学生服に白手袋の応援団?が
大太鼓に合わせて三三七拍子をする音や、
和太鼓の演奏を聞いた。
換気のため体育館の戸を開けてくれているのは
門外漢にとってたやすく傍受できてありがたい。

---

川崎市立臨港中学校は2019/1/17に発生した[川崎銃撃事件]の
現場最寄りの中学校である。
犯人の身元が判明していないこの事件を受けて
川崎市教育委員会が、
「登下校時を中心児童・生徒の安全確保に万全を期せ」
という通達を出した。

2021/1/8に同校の登校風景を見守った際に、
登校が終わっても門が開いたままなのを当ブログ記事で指摘した。
それを受けてか、今回は正門、西門、南門ともに閉じられていて感心した。

この春卒業する３年生が中学生として川崎銃撃事件を知る
最後の学年となった。事件当日は１年生だった世代だ。



[川崎銃撃事件]　2019/1/17
暴力団組長が自宅前の路上で自動車から降りる際
近づいてきた男が拳銃数発を発射。
組長は被害を免れたが、
暴力団員1名と連れの女性が被弾して負傷。
いまだに犯人の目星はついていない。