特急東海さよなら乗車３

小田原で降りたあとどうやって川崎に帰るか考えた。
特急東海４号を待つ手もあるが特急東海二往復も芸がないし、まずは咋春箱根町のポーラ美術館にピカソ展を見に行った折、箱根湯本駅に裸婦像が立っているのを見かけたが、
電車の乗り継ぎ時間がなかったことと、像の前で小田急がテーブル出して観光キャンペーンをしていたからその時はよくわからずじまいになっていたので、
箱根湯本駅まで足を延ばして問題の裸婦像を見てきた。

小田原で特急東海３号を降りたあと箱根登山鉄道箱根湯本駅に向かうためホームに降りると先発は特急はこね３７号で小田原から箱根湯本までは２００円でロマンスカーに乗れるからEXEにちび乗り。暗くてよく見えなかったが箱根登山鉄道小田原－入生田　間は小田急の電車しか走らなくなったので３本レールの外側を撤去し狭軌化されたようだ。

箱根湯本駅に着き構内踏切前に建つ裸婦立像を見る。

　　　　圓鍔元規　若い娘　1972年
　彫刻の森美術館　寄贈

とわかる。私の住む川崎市にもゆかりのある、圓鍔元規作品がこんなところに公開されているとは驚きだ。
作品の横に彫刻の森美術館の広告が出ているので同館の看板娘ということなのだろう。バシバシと前後左右から撮りまくる。若い娘独特の丸みを帯びた裸体が美しい。駅構内でなかったらスケッチブックを広げ模写したことだろう。

箱根湯本駅から小田急の急行で町田に向かう。某私立女子高の１３人くらいのグループが乗ってくる。
箸が転んでもおかしい年ごろではあるけれどきゃっきゃと少し騒がし過ぎ。

ハーモニーホール座間への下車駅相武台前を通過、古墳少女佑奈の舞台である海老名に停車し町田に着いた。

前述の女子高生のうち二人もここで下車した。ホームのベンチにカバンを置いた二人は腰のあたりで手をもぞつかせスカートを折り込んで短くしているではないか！　お嬢様学校として世間に知られている学校なのに…。お嬢様学校に通っていても彼女らもいまどきの女子高生ということか。でもこの振る舞いにはかなり幻滅した。

町田で横浜線に乗り継いで東神奈川を経て京浜東北線で川崎へ帰った。