ぶらぶら★アフリック

アフリカ・プロモーター、ンボテ★飯村がお送りする100%アフリカ仏族ぶらぶらトーク!

アフリカ旅行の醍醐味?!〜おわまりさんたちの嫌がらせ

2017-08-03 08:30:56 | アフリカ紀行
アフリカ旅行の醍醐味といえばっ!

そう!サファリでも、ライオンでも、マサイでもなく・・・

ズバリ!空港や街中などにおける当局によるの嫌がらせでしょう?!笑

いまも残る、古き良きアフリカ旅行のリアル。この記事にお目通しいただいている多くの人が、同じような経験をしてきたことだろう。

とある空港で。「渡航目的は何だ?!」「なんかいいもの持ってるだろ?!」「それは法的に触れる。」「書類を見せろ。」口実をつけては何か譲歩をまっている。

ザンネンな一日~アフリカ・ポンコツ旅程記
第一話
第二話



当地アビジャンの空港はさすが、地域のハブというだけあって、この面でも進んでいる。出国手続きの前に、税関という「関所」がある。そして獲物を見つけては奥の個室に連れて行き、悪さをする。いつもではないが、運がよいと栄誉ある当選者として選ばれる。

まあ、彼らもちゃんと給料払われてなかったり、給与が低かったり、同情しないでもない。しかし悪いことは悪い、そう言わなければ今後も獲物、いや、カモにされ続けてしまうだろう。


こういう場合の対処は4つある。1つは従う。2つ目は、友好的に無視する。3つ目は、抵抗する。最後の1つは・・・時折楽しむ、だ笑。


先日面白い事態に遭遇した。過去の記事で、ンボテは近隣国に夜間出張する時、アビジャン空港にあるバーガーキングでハンバーガーを買っておき、到着地で食べている、という話をした。

アフリカ出張グッズ(7)〜どうでもいい編、バーガーキング

ある日、いつものようにハンバーガーを手に「関所」を通過しようとすると、案の定、待ったがかかった。

「ムッシュー、奥の個室へ。」

選択肢3が頭をよぎったが、対処の方法は心得ている。時間もあったし、ここは4番でいくことにしよう。

ンボテ「ボンソワール。国の安全と秩序を守る、貴職の任務に敬意を評します。」

官憲「よかろう。では持ち物を見せなさい。」
ンボテ「どうぞ。何が見たいんですか?」
官憲「この紙袋はなんだ。」
ンボテ「ハンバーガーという食べ物です。」
官憲「そんなことは知っている。食べ物の持ち出しは禁止されている。輸出許可証は持っているか?」


ん?バーガーキングのダブルワッパーに輸出許可証?!さらさらおかしい。

ンボテ「残念ながら持っていません。レシートならありますけど。なんとも、輸出が禁止されていると?」
官憲「そうだ。禁輸品を密輸出したからには罰則が適用される。」
ンボテ「これまでもいつもこうしてきたし、初耳です。それにまだ国境越えてないし、密輸出じゃないでしょ?」
官憲「ここにこの紙袋を置いていけ。そうしたら容赦してもいい。」


ふーん。結局食べたいってことか笑。

ンボテ「いえ、容赦していただく必要ないです。このまま持って国境を通過してはいけないんですね?」
官憲「そうだ。だからここに置いて行きなさい。」
ンボテ「なら今ここで食べますね。」


おもむろに袋を開けて、ハンバーガーを食べ始めようとするンボテ。

官憲「やめなさい。そしてそれをそこに置いて行きなさい。」
ンボテ「やめないですよ、このまま持って行ったら、密輸出だそうですから、なら今ここで食べます。食べても密輸出?」
官憲「いや、そうではないが、、、。」


ハンバーガーをかじる。

官憲「わかった、もういい。行きなさい。」
ンボテ「食べたら行きますよ、密輸出にならないように。貴官も証言者になってくださいますか?。」
官憲「ふんっ!」


これで一件落着。ハンバーガーを食べ終わり、ンボテは、充足感とともに関所を後にした。なーんだ、ここで食べるならコーラも買ってくればよかった。


ちょっといい例じゃないけど、原則は敬意を払いつつ、毅然と対応。ということで関所にご用心!

(おわり)

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