ぶらぶら★アフリック

アフリカ・プロモーター、ンボテ★飯村がお送りする100%アフリカ仏族ぶらぶらトーク!

映画『Wallay(ワライ)』観てきました!~グレた少年はアフリカの大地に抱かれて

2017-12-15 07:30:42 | アフリカ映画
先日、話題の映画『Wallay(ワライ)』が当地コートジボワールのアビジャンで上映となり、見にいってきた。



上映は当地フランス文化センターがスイス大使館の支援を受けて実現したもの。隠れた(?)名画の呼び声も高く、会場はアフリカ人や欧米人など多数の観衆で埋められた。今年、アビジャンで観た映画の中で一番お客さん入っていたんじゃないかな??ンボテも話題の映画が待ち遠しかった。



映画のあらすじ(ンボテ作)
アディは13歳、フランスの郊外で父親に男手ひとつで育てられた。どこかグレてしまったアディ、聞き分けのない息子は父を困らせる。見かねた父は、この年の夏休み、アディをもともとのルーツである故郷に返すことを決意する。その故郷とは、地中海のはるか向こう…ブルキナファソの田舎の村であった!
初めてのアフリカ、村生活。異文化体験の中でも自分勝手なふるまいをやめないアディは、息子の帰りを喜んでやまなかった親族たちを困らせる。しかし摩擦とふれあいが繰り返す中、少年はいつしかアフリカの大地に抱かれ、人の心を取り戻していく。そして淡い恋心も抱くようになり…。


(映画の予告編動画にリンクしています↓)


この映画、タイトルが『ワライ』なだけに、『お笑い』か?ダジャレではないが、異文化の出会いや人々の心の擦れ違いをコメディタッチに描いていく。見どころは最後のちょっとしたシーン。会場はその描写の甘みにとろけるのだった。

監督はベル二・ゴルドブラッド監督、ポーランド人の父とスイス人の母の間に生まれ、ストックホルムで育つ。1990年代後半からはブルキナファソを中心に、アフリカ映画界に大きな功績を築いてきた。

隠れた名画、機会があればぜひご覧あれ?!


ベル二・ゴルドブラッド監督
2017年、フランス・ブルキナファソ
ドラマ(フィクション、コメディ)、84分、フランス語(一部現地語)
出演:イブラヒム・コマ、マカン・ナサン・ディアラ、ジョセフィーヌ・カボレ
配給:Rezo Films
ベルリン国際映画祭、ワガドゥグ・アフリカ国際映画祭(Fespaco)カンヌ国際映画祭出品


(おわり)

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