ベルのきもち

日常のささやかな幸福感を書いていきたいと思います。

桐野夏生『夜、また夜の深い夜』

2014-12-11 13:33:34 | 本の紹介
by桐野夏生。幻冬舎。

舞子は日本人でありながらそれを証明するパスポートも戸籍もなく、生まれてからずっと母と二人きりでアジアや
ヨーロッパを転々として暮らしてきた。母はその土地で名前を変え、顔を変えていた。
ようやくナポリの貧民街に落ち着いたかのように思えた、18歳の舞子。
近くに日本人の若者が経営する漫画カフェができて・・・そこに通うことになって・・・
すべてが一変した。母への不信感、その青年への淡い恋心、自我が目覚め・・・
ある日、舞子は母と喧嘩して、とうとう家を出てしまった。
二人の少女に会ったことから、舞子は自分のルーツを探る旅に出た。
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