摂氏911

自然な生き方をめざす女性が、日々のできごと、感じたことなどをつづります。

輪島の朝市からお金について考える

2008-10-25 22:36:59 | エッセー
輪島の朝市で、夫が海草やら、いかの塩辛やら
いろいろ買ってきました。
輪島の朝市は、もともと海のものと山のものを
物々交換する場だったとか。
食べるところと食べ物が獲れるところが
近かった頃の話でしょう。

ものごとの価値というエネルギーの蓄積を可能にしたお金は
人類最大の発明の1つだと私も思いますが、
今はあまりにもふくらみ過ぎてしまいました。
最近、「オルタナティブ通信」というブログで、
お金に関しておもしろい案が書いてありました。
以下に、引用します。

----------------------------------------------(以下引用)
無限増殖を本質とする通貨に、無限消滅する「キラー遺伝子」を組み込み、
通貨を消費期限付きとし、発行されて後、次第に減価し、一定期間後、
紙クズ化するように「最初から設計する」。所持していると減価するので、
通貨は即座に投資と消費に回り、ストック化が阻止される。
商品・物質は無限ではないため、通貨は常に商品と交換される過程に置かれ、
「物質に根差す」事を強要される結果、実体経済からの遊離=無限増殖が阻止され、
しかも最終的には増殖せず、消滅する。
----------------------------------------------(引用終わり)

たしかに、賞味期限つきの「腐る」お金になったらいいのかもしれません。


そういえば、昨日は友人のために撮影して編集したDVDをあげたら、
お礼にいちじくのケーキをいただきました。
お店で買ったら、1,000円近くしそうなものを2本も。
(すでに、4分の3はお腹の中です
女性の働きは、なかなかお金にならないことも多いですけど、
お金にいったん変えるということは、
そこで変換のための”手数料”が上乗せされることになり、
物々(労働?)交換の時より割高になると考えたほうがいいのでしょう。
金融が混乱している今は、新しい価値の交換方法について
考える時なのかもしれません。
3月にはエコネットで田中優さんの講演会を開催するので、
お金と暮らし方をテーマにしてほしくなってきました。

今各地で、手作りの品物や、趣味の音楽やボディワークなどを持ち寄る市が、
開かれるようになってきました。
これも輪島の朝市のような原点へ、戻る動きかもしれませんね。