思索の海辺

壮年部・那由他楽人の個人的思索を書き付けておくブログです。
主に創価学会関係。*今更ながらTwitter開始。

参院選を終えて

2010-07-16 21:51:33 | 思索の断片
 久々の更新となってしまったことをお許し願いたい。

 さて、注目の参院選が終わった。
 
 「民主大敗」といった様子だが、やはり比例第一党は民主であり、自民党との議席数の差は「小選挙区1人区における勝敗」が反映された結果といえる。
 その意味においては、「民主惨敗」とは言い難いのではないかと思う。また、民主の敗北をもって「勝った」としている野党党首にも、少々違和感を覚える。

 公明党は小選挙区3議席を当選したものの、比例区では改選議席を下回り、議席を2つ減らした。

 また、総得票数にしても前回より125897票少ない「7639432票」だった。これはちなみに前々回と比較して981833票減らした数である。
 都道府県別にみると、今回得票を増やしたのは北海道・青森・岩手・宮城・福島・埼玉・東京・神奈川・新潟・岐阜・三重・島根・高知・福岡・佐賀・長崎・大分・宮崎・鹿児島。
 一方、得票を減らしたのはそれ以外の地域で、特に関西は軒並み得票減である。
 私の住んでいる地域でも、12%ものマイナスとなってしまった。
 これ以降の戦いを考えると、この事実は重い。

 これは結局、『「公明党に投票した人」とは「支持者に頼まれた人」』という構造から脱却できていないという事になるのではないだろうか。
 つまり、「一般の民衆から支持を受ける政党」になっていないということである。

 あえて言えば、「3000人の地方議員とのネットワーク」というが共産党にもそのようなネットワークは存在するし、申し訳ないが「徹底した現場主義」はとっくに共産党が先行している。
 特に「公明党だからこそ」というインパクトがあったわけでも、目新しいわけでもない。これでどのようにして一般の民衆の支持を得ようというのであろうか。

 公明党には、「支持者が語り口としやすい政策」を実現する政党ではなく、「日本を背負う気概を持つ政党として、大衆の中に死んでいく」政党を目指していただきたい。

 唯一すばらしいと思うのは、これほど支持者から苦言を言われる政党もないだろうということ。これは確かに民衆本位といえるかもしれない。

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
厳しいコメですが (にっち)
2010-07-30 13:04:18
結局敗北の理由を自分たちの戦いではなく政党に向けているんですよね?
その発想自体が敗北の原因なのでは?
そもそも本当に党そのものの問題ならば全ての県で得票が落ちているはずです。そうはならなかったわけですから、上記の仮説は成り立たないと思いますがね。
少し言葉が過ぎましたが、流し読みでもしていてください。
返信する
にっちさんへ (那由他 楽人)
2010-07-31 03:21:42
コメントありがとうございます。

ところで、私はどこにも「公明党が敗北した」とは書いていないと思うのですが…。

私が書いていることは、「誰からも支持を頼まれていない人」が「よし、今回は公明党に投票しよう!」と思うような政党を目指してほしい、ということなのです。

判りにくかったようで、すみません。
返信する
Unknown (にっち)
2010-08-04 12:52:12
丁寧な御返答ありがとうございます。
こちらこそ、誤った解釈をしてしまったようです。申し訳ありませんでした。
返信する

コメントを投稿