思索の海辺

壮年部・那由他楽人の個人的思索を書き付けておくブログです。
主に創価学会関係。*今更ながらTwitter開始。

功徳について

2009-02-09 17:36:23 | 書籍引用
 「功徳には、祈りの結果が直ちに目に見える利益、つまり顕益と、目には見えない利益である、冥益とがあります。大聖人の仏法は、このうち、冥益が主となって、私たちに幸福をもたらしてくれます。
 ある場合には、信心してすぐに病気が治るということもありますが、本当の功徳とは、信心をしたら大金が手に入ったとかいうようなものではありません。『棚からボタモチ』のような、自分は何もせずに、どこからか幸運が舞い込んでくるのが功徳だとしたら、かえって、人間を堕落させてしまいます。
 では、冥益とは何か。
 たとえば、木というものは、毎日、見ていても、何も変化していないように見えますが、五年、十年、二十年とたつうちに、大きく生長していきます。それと同様に、五年、十年、二十年と信心に励むうちに、次第に罪障を消滅し、宿命を転換し、福運を積み、大利益を得ることができるのが冥益であり、それが大聖人の仏法の真実の功徳なのであります」
 多くのメンバーは、功徳といえば、「顕益」と思い込んできた。それだけに、「冥益」の話に、驚いた人もいた。伸一は、皆に、正しい信仰観を確立してほしかったのである。

《新人間革命 第八巻 P.82》

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現在読み進めている「新人間革命」より抜粋させていただいた。

我々も、決して勘違いしないように心せねばならない。