思索の海辺

壮年部・那由他楽人の個人的思索を書き付けておくブログです。
主に創価学会関係。*今更ながらTwitter開始。

てい談 法華経の展開

2008-08-02 00:32:35 | 書籍引用
会長:創価仏法の原点は、いうまでもなく戸田前会長の悟達にあります。
私が「人間革命」第四巻で書き記しておいたように、無量義経の三十四の「非」を呻吟しながら思索しぬかれた結果 
「仏とは生命なんだ!生命の表現なんだ。外にあるものではなく、自分自身の命にあるものだ。いや、外にもある。それは宇宙生命の一実体なんだ!」という生命内奥から突き上げてくる歓喜とともに悟達された瞬間こそ、将来において世界の哲学を変貌せしむるに足る一瞬であった。この一点をはずして今日の創価学会の思潮の大河はない。
すなわち、法華経はいうにおよばず、一切、八万の法蔵は、三世にわたり、人間を含め宇宙、自然の森羅万象を貫く”生命”という実在を説いたものであると決定した瞬間に、創価哲学が開始されたのです。その”生命”とは、内より泉水のごとく発現してやまない究極的な力そのものであり、それを五体に「力感」としてみなぎらせていくところに、仏法の実践があるといってよい。
 生命の問題は、理論の分析で解明できるものではありません。結局、肉団の胸中にあるものであり、その胸奥につづられてゆくものこそ、真の経といえます。そうでありながら、しかも全人類に普遍の力をもつものこそ、偉大な円融の法理なのです。

《てい談 法華経の展開 P.7~8》

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いわゆる第一次宗門問題で問題視された部分。
今となっては何が問題なのか、という気もする。

ところで我見を少々。

不軽菩薩の二十四文字の法華経と同じような意味において、「仏とは生命なり」は創価学会(あるいは創価学会仏)の法華経と言えるのではないかと、個人的には思っている。