志情(しなさき)の海へ

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シンポジウム「沖縄を舞台にしたアメリカ小説」映画最後から参加!興味深かったのですがー!

2016-09-10 22:04:09 | 「八月十五夜の茶屋」科研研究課題

英語と日本語のシンポジウムなので、分りよく10年前くらいから沖縄をテーマにしたなかなかいい英語による(アメリカ人による)小説が書かれていることは、いいですね。読みたい作品もありました。アメリカ文化、アメリカ文学、異文化接触、沖縄現代文学等を学んでいる学生が参加してほしかったです。アメリカがどう沖縄と関わってきたか、関わっているか等が、小説を通してまた見えてきますね。←手堅い研究者が沖縄にやってきても、なかなか情報が伝わらないところがありますね。

ただ渡久山さんの『八月十五夜の茶屋』の主人公=上原栄子は「神話」で真実ではない、の論理はどうもです。渡久山さんの論理とは異なる事例、バックグランドがあることは確かですね。このブログでも宣伝したのに参加者がとてもすくないのが気になりました。スナイダーと上原栄子の接点がないとの論調も、当時石川に上原はいたのだけれども(XXXXXXXXXXXXX)だったので、スナイダーが上原を見た可能性はあるのです。渡久山さんの今の論調でアメリカ人の元の大学の恩師のみなさんがそのままその説を信じるのは、問題だと思った次第です。ただ表現や研究の自由がありますので、どんな論でもそれを導く論理[他、実証できるもの]があれば別に問題はなく、一つの考えということですみますね。ごくろうさま!チョムスキーの柔軟な思考のおかげで『表現の自由』はどんな考えでも表現する自由を個人は有するということ、これはとてもいいことですね。

ファンタシーの中のリアリティーなんですね。しかしスナイダーが沖縄に関する出版されない多くの小説を書いていたということは驚きでした。その中に芸者シリーズがあったという発見などは渡久山さんの研究の成果ですね。何度も構想を練り上げてその中でヒットした作品が『八十五夜の茶屋』だったということでしょうか?

かつて米軍族だったアメリカ人の少年がやがて沖縄を懐に抱いていく風景が見えました。裕福な生活を植民地沖縄で過ごした米軍人とその家族がいたのですね。一方でBCストリートで多くの女性たちがバーやクラブで米兵とお付き合い(それも異文化接触)していたのですね。ひめゆり部隊の一人として死んだ少女の小説は現代との絡まりが興味深いもので、是非翻訳してほしいですね。

八月十五夜の茶屋の前後ーーー上原栄子神話をこわせ、が渡久山さんの信念なんですね。興味深いがー。『八月十五夜の茶屋』きちんとまとめたいという思いは膨らみますね。しかし神話=?=リアリティーに近いのかもしれませんね。

おひさしぶりに多美さんにお会いして立ち話しました。創造の世界に生きている彼女はいつでも「いい女」ですね。映画をごらんになったのですね。


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