志情(しなさき)の海へ

琉球弧の潮風に吹かれこの地を掘ると世界と繋がるに違いない。世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

昨夜、沖縄でもコウモリを食べたのだという話を聞いた!極貧の環境で、ネズミも、カエルも!

2020-06-01 22:20:10 | 日々の記録・備忘録

思いがけない話だった。犬猫を食べた話は聞いたことがあったが、ネズミやコウモリまで食べたとは!中国のマーケットで売られている重なったコウモリの映像を観たことがあったが、沖縄でも食べられていたということに驚いた。

その味は鳥のようだが、しかし臭かったという話に、なるほどとうなずいたが~。鳥をつぶすように、コウモリも食料にしたのらしい。お湯につけて毛をむしり取り、内蔵を取り、あまり多くはない肉を口にしたとのことだった。どのようにコウモリを取ったのか、そのエピソードも興味深かったが、それは、別の形で文書化したいと思う。

食べる物がなくて、何でも口にしたという戦時中の沖縄では、ハブも口にしたという文章を読んだことがあった。ネズミももちろんタンパク源になったに違いない。ロートレアモンの「マルドロールの歌」の中で犬猫を食するパリの様子が書かれていると記憶しているが~。

食べ物がなくて危険だと知られていたソテツの赤い実さえ口にした沖縄の貧しい庶民の物語もよく知られている。子供の頃、赤い実を食べたという方の話をうかがうと、ピーナツの味がして美味しかったという。友人の中にはそれを食べて一人が死に、もう一人は生涯精神病院に入ったのだという~。

話した当人は幸い芋をたくさん食べていたので、友人たちのような悲惨な結末を逃れたのだという。

今日、たまたま電話でお話した方が、「今後のコロナ騒動はもっと悪くなるよ。金融危機がきて、食料危機がくる~」とのことで驚いた。すでに彼はそれを想定してやんばるに土地を借りて、小麦や大豆の生産に取り組んでいるとのことだった。戦時中の沖縄が浮かんだ。ヤンバルの人々は少なくとも畑があり食料は確保していたのらしいが、南部から北部に逃げ延びた人々は食べる物がなく大変な目にあっている。

将来世界的な大恐慌が起こった時、船も動かず、飛行機も飛ばない可能性もあるんだよ、と彼はため息をついた。食料自給率が低い日本であり沖縄だ、との指摘にハットした。「そうなんだ~。ゆくゆくはやんばるに戻ろうか」などと思った電話からの声だった。たまたま昨日観たラテンアメリカのコロナの現況の動画は、1400万人が飢えの危機に瀕しているとのことだった。決して他人事ではありえない。

食用コウモリhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%9F%E7%94%A8%E3%82%B3%E3%82%A6%E3%83%A2%E3%83%AA

 


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