志情(しなさき)の海へ

琉球弧の潮風に吹かれこの地を掘ると世界と繋がるに違いない。世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

当銘由亮さまーーー「うすまさ沖縄」管理者、中堅の沖縄芸能実演家です!

2019年10月03日 13時35分58秒 | 琉球歌劇や「琉球歌劇保存会」関連項目

   当銘由亮さま

 残暑の候、お元気でご活躍のことと存じます。

 先週9月6日に届いた「琉球歌劇保存会の広報行為について」の文書(請求文書)に応答したいと思います。

 一、稽古風景の撮影とYouTubeへの公開について

 時間をおいて、色々と思案思考している中で、もし当銘さんとわたしの立場が逆だったらどうなのだろう、と考えてみました。断りもなく稽古光景を撮影されそれが歌劇保存会の30周年記念公演のための広報と、一般社会に「琉球歌劇保存会」について認知度を高めたいという思いでやった行為にしろ、録画された方々はそれが動画としてUPされるという意識はなく、稽古に励んでいたわけですから、当人(稽古に参加した)にとってその稽古風景で録画された映像が「とても不愉快」で「自らの自尊心や尊厳を脅かすような」写真や動画であった場合、わたしも同じように削除を申し込んだと思います。その点で貴方に謝罪します。申し訳ありませんでした。

(しかし、沖縄タイムスの芸能担当記者は保持者の指導者席で写真を撮っていました。稽古場を移動もしていました。という事は稽古風景が写真に撮られているという事は、意識はされていたのですね。わたしは去年の4月から記念誌事業に取り組んできましたので、広報として稽古に立ち会っていることは認知されていたと考えています。スマホで動画を撮っている事に関してもどなたもクレームは付けませんでした。実質的には2017年から企画にかかわっています。)

 

実は、わたしは当銘さん同様、あるブログに掲載された自分の写真の削除を要求したことがあります。それはある医療関係の専門家の皆さんから講演依頼があり、会食しながら「遊里のジュリの芸能について」お話しました。専門医のお一人の方がブログを公開していたのですが、とてもいい中身(要約)でした。ただわたし自身の写真が「ちゅらかーぎーではなくてもある程度、納得のいく写真写り」ではなかったので、削除を申し込みました。中身に関して別に不満はなく、写真だけ差し替えてほしかったのですが、その方は項目全部削除してしまいました。

 ネットにおいて削除要求した時、削除がなされることを経験しています。

 

 そこでなぜわたしが歌劇保存会の稽古光景を動画にUPするに至ったかの経緯を振り返ってみます。

スマホで録画してYouTubeに簡単にUPできることを知ったのは2018年の8月12日です。公園に捨てられた子猫たちの光景を撮った所、YouTubeにすぐ公開できることを知ってその安易さに驚きました。その後複数の癌を患いながら、実際に甲状腺癌の後遺症で声を出すことに気を配り、水を絶えず飲みながら歌三線の作詞作曲をしている大城幸子さんを応援したいと思い、積極的にスマホで録画しYouTubeにUPしました。GB/ギガの容量を増やし、その安易さは面白いなと思っていました。

そうした中で2016年から「歌劇保存会」の会長に就任した吉田妙子さんとはごいっしょに「嘉間良心中」を舞台化(演出・主演)した経験があり、それ以来役者(女優)吉田妙子さんには一目置いて懇意にしてきました。それゆえに彼女が会長になった時、30周年記念公演をすること、歌劇の魅力についてシンポジウムを開催すること、30周年記念誌を発行すること等を、アドバイスしました。

そして具体的には2018年の4月から役員会、理事会に足しげく参加してきました。大変な保存会だとよく分かりました。「歌劇保存会」については「戦後沖縄演劇史」をまとめる上でもしっかり検証し、まとめたいと考えています。それは真喜志康忠さんとの約束です。

話が長くなりますので、詳細は省きます。ただ理事会に最初参加した時から、それは伝承者・保持者が集った会でしたが、わたしが強調したのは、県の無形文化財から国の無形文化財へと格上げしたいという吉田会長の意向を受けて、批評・研究の立場から応援することです。そのためにシンポジウムを開催し、30周年記念誌を編集し、発行したいという事でした。ゆえに会長の補佐をしながら役員会、理事会に参加してきました。

伝承者公演の新しいトークフォーラムの企画からプログラムなどに至るまで、また新しい歌劇保存会保持者候補についての意見や県への申請への同行も含めます。その前に新しい歌劇保存会の会則の改変に取り組んでいます。組踊保存会、琉球舞踊保存会、日本舞踊協会、空手保存会など他の保存会の会則なども参照しながら取り組みました。

吉田会長、役員、事務局を中心としてそれは画期的だったと考えています。

そうした中で伝承者公演が「那覇市ぶんかテンブス館」で開催されたのですが、そこに至るまでも喧々諤々な理事会で、チラシやパンフ、予算の決算に至るまで、実に大変な場面が繰り広げられました。詳細は割愛します。

伝承者公演に向けての稽古が始まりました。保持者の方々へのインタビューも兼ねて、稽古の現場に参加し、一度だけ稽古風景「首里登い小」をスマホで録画し、YouTubeにUPしました。公開は12月15日です。これをUPしたのは伝承者公演のための観客動員・広報ではなく、アンケートの結果を受けて、つまり歌劇保存会の認知度が弱かったので、広報と備忘録として公開していました。

動画の説明にもそのように書かれています。実はこの動画に関してその後、削除の要求がきました。YouTubeからの通告に対して、あくまで認知度の弱い歌劇保存会の広報のためであり、何ら個人的な利害を追求するものではないと返信した所、削除に至りませんでした。その後ずっと公開していました。

以上の経緯があり、30周年記念公演に向けた稽古光景をスマホで動画に撮り、YouTubeで公開することに関して、肖像権などに関して細心の注意を向けていませんでした。動画は5本撮りました。その内祝儀舞踊に関してまずクレームがきて、削除しました。4本は公開していました。いずれにも30周年記念公演の事務局の電話番号を記載し、公演の成功に向けた広報の目的を記載しました。

今改めて記憶を頼りに振り返りますが、削除要求があった時も、広報目的であり、YouTubeと共に個人的なブログに動画を転載した事も広報をさらに強化したつもりでした。歌劇保存会(保持者&伝承者)のための目的であり、この間の関わりと記念誌にむけた広報・データの収集という大儀名文があったので、驚きました。

会長と事務局からの削除要求もあり、29日から30日の事態に至りました。全部削除するのは、広報目的のつもりでしたから、もったいないという思いがあり、歌劇保存会の30周年記念のため、の目的は伝承者の当銘さんも、わたしも同じ立ち居地ではないかと、考えていました。当銘さんは、一役者として、かつ記念すべき歌劇保存会の30周年記念公演の舞台を成功させる目的です。わたしは役者としてではなく、この間演劇の批評や研究をしてきた者として、30周年記念に向けて、何十回と役員会や理事会に出席し、パンフ作成やシンポジウムの企画やコンテンツのためにかなり時間を取りましたが、すべてボランティアの無料奉仕です。ブログやYouTubeも広告はアウトにしているので、広報活動から個人的利害を得る事はほとんどありません。

しかし、当銘さんが、本番当日に舞台に出ないという宣告に至って、深刻さが分かりました。私は当銘さんの顔にボカシを入れる技術と時間的余裕がなく、30日当日、スマホで削除できないので、公演本番前に劇場から近いネットカフェまで車で行き、カウンターの女性のヘルプを得て削除しました。役員の皆さんは当銘さんが舞台に出ない事態に至って、上原崇弘さんに打診、彼は急いで自宅から衣装を取ってきました。代役の役者がいなければ舞台は成り立ちませんでした。(歌舞伎と同様、同じ歌劇が何度も上演されていることは幸いでした。)吉田会長や他の役員の方々がどう判断されたのか、直接伺っていないのでわかりません。確か、「当銘さんは以前にも沖縄タイムス関連の舞台をキャンセルしたことがあり、問題があったこと」をお二人の保持者が話していました。小野哲平さんのブログには「一緒の作品を作るということは運命共同体になるということなんです」https://onoteppei.com/archives/舞台の本番当日に出演者がいきなり休んだらどう.htmlと書いています。個々の役者が共同で舞台は成り立つのですから、役者の責任・コミットメントが大きいことを示しています。

二、の質問「一の動画について、6月29日公開中止の申し入れを応じず公開を続けたことについて」の答えとして思いつくのは、今回、稽古光景を動画にUPした事に関して、削除要求があったことに関して二本を削除し、一本を残したのは、当銘さん以外の方々の意向が分からなかったという事と、わたしの技術不足で当銘さんの顔や身体に動画でボカシなどを入れることができなかったことも事実です。稽古は当銘さんだけではなく、他の伝承者の方々もいます。中には写真に関しても、あまり意に介せず、それを広報として受け取っている方々もいるのではないでしょうか。実際に伝承者や保持者のお一人お一人に、どんな意見をお持ちか伺ってみたいです。意図的に脇役の方々を動画で応援したい思いもありました。また税金(助成金)で成り立っている歌劇保存会ですから、その稽古光景を紹介するのは、広報と同時に認知してもらう手段(方法)としてもいいのではないかという考えもありました。

リハ光景の録画や写真は研究会の演劇史の記録としても重宝になります。沖縄演劇史の記録資料です。

さらに、12月に伝承者公演の時の稽古光景の動画公開に関して、個人の削除要求がYouTubeで却下された前例があった故だったと思います。「琉球歌劇保存会」の認知度を高める目的として了承され半年間公開しています。

 

三、ブログ「志情の海へ」6月29日の記事の中の、私の削除依頼の部分について

たまたま会員としてかかわっている「沖縄文化協会」の研究発表レジメを見ると「総聞」の役柄の名称が異なる漢字表記「惣聞」だったので、興味を持ちました。そして、「奥山の牡丹」の中で「総聞」として出演している当銘さんの応援になればと思って、名前を意図的に文章の中に入れた次第です。また仮に漢字表記に誤謬があれば重要な指摘だと考えています。今回台本の解説を書くに当たり、幾つかの台本に目を通したのですが、台本間に違いがあることが判明しました。

台本の差異は今後丁寧に検証されるべきだと考えています。

 

四、三の部分の削除したことについて

そのブログの削除の要求は、確か吉田真和さんのラインからだったと思います。記録はあるはずです。中身は漢字表記の違いについての指摘についてなので、なぜかよく分かりませんでしたが、こちらの目的は役柄表記〈漢字〉の差異の指摘でしたので、ご要望のとおり対処しました。

 

五、「肖像権と表現の自由」について

当銘さんの肖像権についての、問題提起に関して、表現の自由との関連で今後SNSが誰でも自由に情報を発信する21世紀現代、かなり重要な課題だと考えています。肖像権についてネットでわたしなりに検索しました。まだ法的にも曖昧な所があるのですが、個と公の対立も線引きがはっきりしていないところもあるようですね。たとえば新聞紙面でも、記者が無造作に撮る集団の写真など、中にはその場にいた事を知られたくない方々もいるはずです。しかし公器としての新聞や記者の行為はなぜか許諾されているようです。舞台公演でも芸能担当記者は新聞に掲載する大きな権利を付与されています。撮った写真を無条件で主催者側に提供しているでしょうか。実際担当記者にお尋ねしたいです。

確か歌劇保存会のチラシ作成の時、一枚の写真を使用するにもかなり慎重な当銘さんがいました。舞台写真を利用するにも劇場側、主催者、出演者、その他、細かい承諾が必要なのだと指摘していましたね。その姿勢は権利意識の高い芸能者の志の高さに見えました。それだけ細心に写真や動画撮影、また発信(広報)しなければならない現在を指し示しているようでした。自戒すべきことです。プロデュース公演が多い沖縄の舞台上演において、役者と主催者側の契約関係がどうなっているのか、わたしはその詳細を知りません。(確認する予定ですがー。)県の組踊公演に関する企画案、予算案、それらのプログラム総体については参照させていただきました。演出10万円とか、写真撮影XX万円とか、数値化されたのを見ても、実際の契約書が交わされているのか、欧米のように俳優協会が劇場側やプロデューサーと交渉し、俳優個々の権利が保障されているのか、知りたいです。

 

 さてブログ記事に関してですが、当銘さんがラインで「晒す」という言葉を使っていたことへ、疑問を持っていました。いったい私は貴方の何を晒したのでしょうか?という疑問です。稽古光景はあくまで歌劇保存会の稽古の様子を「うまんちゅ」に紹介することにより、30周年記念公演に関心を持ってもらう広報が目的で、また記念誌への資料データとしても使用できるものと考えていました。わたしは、悪意を持って当銘さんを動画に撮り、晒したのでしょうか?ご要望がありましたら、動画をすべて歌劇保存会の保持者・伝承者の皆さんに公開し、皆さんのご意見を伺いたいと思います。

 

新しい歌劇保存会の会則と役員構成をここでUPします。これは事務局の吉田真和さんが5月8日に添付で送ってきたデータです。

琉球歌劇保存会 会則

第一章  総則 

 (名 称)

第一条  本会は、「琉球歌劇保存会」と称す。

(目 的)

第二条  本会は、琉球歌劇の保存・継承及び会員相互の技術向上を目的とする。

(事 務 所)

第三条  本会の事務所を、会長又は事務局長宅に置く。

(組 織)

第四条  本会の会員は、保持者で構成する。

1 伝承者(研修受講者)を準会員とし組織する。

(事 業)

第五条  本会は、第二条の目的を達成するために、次の事業を行う。

1 伝承者養成に関する事業。

2 調査研究に関する事業。

3 記録作成(台本整理等)に関する事業。

4 普及啓発に関する事業。

5 その他、目的達成のために必要な事業。

第二章  役 員

  (役 員)

第六条  本会に、次の役員を置く。

1 会長 一名

2 副会長 二名

3 常任理事 若干名

4 理事 若干名

5 監査役 若干名

6 相談役 若干名 

7 事務局長 一名

8 書記 一名

9 会計 二名

(役員の選出)

第七条       

1 会長、副会長、常任理事は、理事会において会員の中から選出し理事、監査役、相談役は、有識者を起用し総会の承認を得るものとする。

2 事務局長、書記、会計は四役が選任し理事会の承認を得るものとする。

(役員の任務)

第八条   

1 会長は、本会を代表し会務を統括する。

2 副会長は、会長を補佐し会長に事故がある時はその職務を代行する。

3 理事は、第十二条の事項を審議する。

4 監査役は、会計を監査し理事会及び総会において報告する。

5 相談役は、必要あるときは理事会に出席し、相談に応ずる。

6 事務局長は、本会の事務全般を統括し執行に当たる。

7 書記は、議事録の作成をするとともに本会の事務を処理する。

8 会計は、会計事務を処理する。

 (役員の任期)

第九条 役員の任期は最長三年までとし再選を妨げない。但し補欠による任期は前任者の残任期間とする。

第三章  会 議

 (会 議)

第十条 本会の会議は、総会及び理事会及び会長が認めた委員会とし会長が招集し、定数の過半数(委任を含む)で成立する。

(総 会)                          

第十一条 定期総会は年一回とし、議長は会員の中から選出する。会長及び理事会において必要があると認めた場合は、臨時総会を開催することができる。尚、次の事項は総会の承認事項とする。

     1 役員の選出

     2 予算及び決算

     3 事業計画

4 会則の制定及び改廃

     5 その他、必要な事項

(理事会)

第十二条 理事会は、理事及び会長、副会長、事務局で構成し、必要に応じて招集し次の事項を審議する。

1 役員の選出

     2 予算及び決算

     3 事業計画

4 会則の制定、改定及び改廃

     5 その他、必要な事項

(議 事)

第十三条 議事は出席者の過半数の同意(委任を含む)をもって決する。

第四章  予算

 (経 費)

 第十四条 本会の経費は、会費、補助金、その他の収入をもって充てる。

   1 会費は、年間三千円とし会計または事務局に納める。

2 管理報告等は、会長、副会長と共有し義務を怠らない。

   3 新規入会金を二千円、初年度は会費と合計し五千円を納入する。

  (会計年度)

 第十五条 本会の会計年度は、毎年四月一日に始まり翌年三月末日までとする。

第五章  事務局

 (事務局)

 第十六条 本会の事務を円滑に処理するため事務局を置く。

1 事務局は事務局長及び書記、会計で構成する。

2 事務局長は事務局を代表し事務を統括する。

 (諸帳簿の必備)

第十七条 本会事務局に次の帳簿を備える。

    1 会則

    2 会員名簿、役員名簿及び伝承者研修受講者名簿。

    3 議事録等その他必要な帳簿。

第六章  規程委任

 第十八条 当保存会運営上必要な規程は別に定める。

第七章  会員資格

 (入 会)

 第二十条 保持者二名の推薦がある者で、理事会の承認を得て入会を認める。

附則                           

 1 本会則は公布の日から施行し、平成十二年四月一日から適用する。

 2 本改正会則は公布の日から施行し、平成二十年十月十八日から適用する。

 3 本改正会則は公布の日から施行し平成三十年六月十一に日より適用する。

内規

 (保持者推薦)

第一条    年齢四十歳以上。芸歴三十年以上。歌唱力、台詞回し、踊り、歌三線、指導力など総合的な実力を備えている者で、保持者より推薦された伝承者の中から理事会の承認を得て推薦する。

役員・執行部名簿 及び役員

        任期:平成二十七年十二月~令和元年度末三月三十一日

【理事会にて保持者より選出】

会長   吉田妙子

副会長  平良 進  

副会長  久高 将吉

常任理事 嘉数好子 瀬名波孝子 真栄田文子 中曽根律子 

     与座ともつね 泉 賀寿子 堀 文子 宮里良子

     仲嶺真永 与座喜美子 仲宗根盛次 

理事長  副会長で兼任

副理事長 上江洲由孝 徳原清文

監事   八木政男 

【専門人材及び有識者を起用】

理事   平良 朝敬(沖縄県観光コンベンションビューロー会長)

監査役  平良 敏 与那覇晶子

相談役兼会長補佐 平良 敏(ふくぎ苑理事長・平良良勝先生ご次男)

相談役   与那覇晶子

事務局・会計  吉田真和 城間貞光 西村悦子

事務局補佐    当銘由亮 髙宮城実人

 ************************

 この会則からすると当銘さんは「歌劇保存会」の伝承者として準会員で、将来の保持者候補です。また事務局の吉田真和さんの信頼が厚く、高宮城実人さんと共に、事務局補佐になっています。

「肖像権と表現の自由」については、SNSを利用している多くの人々にとってまさに今直面せざるをえないテーマだと考えます。そしてこれは大きな課題で簡単にこうだと答えを出せないと思います。著名な写真家が被写体の女性に肖像権や人権で訴えられても、作品そのものが評価される事例もあります。故意ではなくても、思いがけないところで誰かの肖像権を侵害している可能性もあります。表現の自由に関して「人の想像力は縛れない」とかの上野千鶴子さんが発言していたと記憶しています。

わたしが自分のブログで書きたかったことは、肖像権の侵害の目的で動画を撮り、YouTubeに公開したわけではないことです。「同じ歌劇保存会のメンバーとして、30周年記念公演を成功させる仲間としての当銘さんだ」との認識を書きたかったのだと考えています。

 

六、五の記事を削除したことについて

削除したのはたしか事務局の吉田真和さんから「削除要求」がラインからあった故だと思います。記録は残っているかと思います。「事務局の真和さんが保存会の利害とこちらの公報活動を切り離すことは疑問です」と書いた点を問題にしたのか、よく分かりません。

歌劇保存会は急ごしらえでFacebookに公のサイトを設立していますが、これは4月21日の「琉球歌劇の魅力について」のシンポジウムの後で真和さんに提案してスタートしています。それまで公のサイトがないので、わたしは個人のブログで「広報できる所はがんばろう」という思いで、関連する情報記事を公開してきました。それは保存会の役員の皆様も了解していた事と認識しています。現に美声の持ち主副会長・久高将吉さんのエッセイについて了承を得て公開しています。寄附金をつのる広報もUPしています。

ある面批評&研究者の視点も加味されています。

 

七、731日と89日の琉球歌劇保存会の話し合いに応じなかったことについて

その点に関して、理由は吉田真和さんにラインで参加できない理由を送っています。当日、急遽学生の再試験の補講と成績処理のために時間がとられる事、また末期癌の家族の介護が重要になるので歌劇保存会にこれ以上関与できないことを伝えました。また8月9日に関しては、八月に入って、「30周年記念誌」に関しては責任を果たそうと考えて会長に電話を入れていたので、「よしがんばろうか」と考えていたのは事実です。しかし、8月9日に雨天の中で石川まで車で遠出することがとても不安で億劫になり、朝、長いメールを真和さんに送ったはずでした。(昨今、交通事故を経験して以来、遠出が怖くなっています。それでやんばるの実家にもあまり顔を出していません。)

しかし後でラインのメッセージが送付されていないことが分かりました。再度送りました。行き違いがあったのです。この間時間をかけてシンポジウムのレジュメ集を作成、コーディネートをし、またパンフの作成・編集に費やした時間を思うと、家族の病状を見ながら、多くの時間を割いて記念誌編集に向き合うことは厳しいと判断せざるを得ませんでした。

また30周年記念誌のための助成金が没になった時点で真和さんが予算も含めすべての責務をわたしに投げてくるラインでのメッセージ、また当銘さんの件で、平良 敏さんのお名前を出して、「ブログに掲載したすべての歌劇保存会関連文書を提出しなさい」と要求しているとの申し出など、つまり「検閲」の姿勢に不信感を覚えたのも事実です。ご自由にブログをご覧くださいとメールしました。伝承者の当銘さん、そして保持者・理事からブログの検閲を受ける立場、つまり信頼関係を得られない状態で、記念誌に関与することはできません。それで責任をとって身を引くことにしました。沖縄の演劇史をきちんとまとめたいという思いがあり、歌劇保存会に関与してきたのです。

後で事務局員の真和さんがラインで書いたこと「緊急理事会で私がブログに書いた歌劇保存会関連文書を精査する」が嘘だと分かりました。彼女は7月に入って急遽事務局ラインから吉田会長と私を強制退出させ、また伝承者ラインで小嶺和佳子さんが、公演のご自分の写真のブログへの掲載を了承したコメントを送った後で、わたしをそのラインからも強制退出させました。なぜ?です。

本番の公演で広報のための写真を撮っていましたが、当銘さんが前席で舞台をごらんになっているのは驚きました。写真は技術力が悪くいい写真は撮れませんでした。業者が入っていましたから動画は立派にできているはずですね。主催者の一人としてかかわっていましたから、当銘さんが危惧するようなことはありえませんでした。

 最後に

この間の「歌劇保存会」とのかかわりの中で個々バラバラな保持者の方々の素顔が見えてきました。みなさんご自分の運営(所属)する劇団がまずあって、その上に保存会がある形で、いわば県の無形文化財保持者としての文化的ステイタスを持って、集団指導制で伝承者指導をしているのです。中には新たに若い芸達者を中心に保存会を設立したいという保持者がおられる事も分かりました。

真和さんががんばって歌劇保存会の「かりゆし公演」の企画に応募し、受理された時、それを歓迎せず、ご自分の劇団の企画の申請をしなかったことに憤慨する役員の姿もあります。一方でこの間の公演関連資料を大切に保持し、データの集約に積極的に協力してくださった方々もいます。

今回の件で、大城立裕先生や仲程昌徳先生を筆頭に記念誌へ玉稿を送って下さった諸先生方の信頼に応答することができなくなったこと、緻密な公演データをご一緒に集約してきた大嶺可代さんに対して目的が完結できない状況に至ったことを心苦しく感じています。何とか吉田会長の就任期限内に「30周年記念誌」が発行されることを念じています。それは貴重な琉球歌劇のさらなる進展にとって重要だと考えています。編集責任者としてはかかわれませんが、協力はしたいと考えています。

当銘さんが提起した肖像権の問題は、沖縄の芸能シーンに一石を投じたかもしれませんね。巷の声をお聞きしたいです。少なくとも、わたしは自戒し、「肖像権と表現の自由」の問題に真摯に向き合う契機になりました。その点で貴方に感謝します。

                      2019年9月13日記

                     

PS 9月12日から貴方の請求文書に向き合いました。徹夜して13日速達で送ります。

★この文書は当銘さんに送った文書に一部追記しています。

10月に入り当銘さんの「うすまさ沖縄」サイトで、まったく以前と変わりなく肖像権の権利の問題を提起し、出演しなかった理由にしていることが分かりました。このままではこちらのこの間の「歌劇保存会」との係わりが誤解されたままの状態になることを危惧し、この文書をブログに公開することにしました。こちらの主観的な視点が否めない点もあるかと思います。

このブログをご覧になる皆様のご意見(ご批判・批評)よろしくお願いいたします。

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