
3月23日から6月23日までの3ヶ月間に十数万人の沖縄住民が犠牲になった。渡嘉敷島の集団自決(自死)の無惨さが生き証人によって炙り出される紙面に、軍事要塞化する現況の沖縄への不安や疑問が大きくなる。
と同時に、空爆や砲弾で破壊され、多くの住民、特に子どもたちが殺され飢餓に追いやられているガザの状況が80年前の沖縄とパラレルに見えてくる。ガザジェノサイドはアメリカ、英国の後ろ楯でイスラエルが悪魔の鞭を振り下ろしているようだ。国際司法裁判所も国連安保理も虐殺を止められない。イスラム圏国家も複雑な対立があるようで、止められない。
ある方が戦後のない国アメリカと話していたが、80年前からこの間、アメリカは戦争を繰り返している。
それに加担してきた日本だろうか。
台湾有事はない、と沖縄代表国会議員伊波さんは語った。しかし軍備増強、要塞強化が続いている。かのウィキリークスのジャーナリスト、アサンジは、メディアの嘘が戦争を起こすと発言している。
Tomoko ShimoyamaはSNSのXで「最大の敵は無知で、過去50年のどの戦争もメディアの嘘の結果」のアサンジの言葉を紹介している。
戦後80年の今、新聞社は、急進的に先の沖縄戦を緻密なインタビューを続けながら捉え返している。取材範囲は満州、中国、ハワイ、フィリピンと拡大していく。まだまだ秘匿された事実が出てくるようだ。戦争の残酷さは語り尽くせない〜。
新聞社の気骨ある報道から目が離せない。